2022.10.18

Joshin 試用レポート

ランナーのための機能が盛りだくさん!ガーミン「Forerunner 955 Dual Power/255」を比較しながら使ってみた!

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ガーミン スマートウォッチ Forerunner 955 Dual Power & Forerunner 255

ガーミンの人気ランニングウォッチ「ForeAthlete(フォアアスリート)」シリーズが『Forerunner(フォアランナー)』に名前を変え、新モデルを発売!

本格ランナーから少し体力をつけたい方まで、全ての“走る人”をサポートするという意味をこめて名づけられた「Forerunner」。
今回は、ソーラー充電に対応した最上位モデル「Forerunner 955 Dual Power」と、ランニング初心者から使いやすい「Forerunner 255」をお借りしたので、早速走ってきます! ライター:もあ

ガーミン ランニングウォッチ Forerunnerシリーズ「955 Dual Power / 255」

  • 「Forerunner 955 Dual Power」と「Forerunner 255」
    「Forerunner 955 Dual Power」と「Forerunner 255」
  • 装着イメージ
    装着イメージ

GPS機能やアクティビティログで、走行距離やタイム、心拍数などの身体の状態を計測するランニングウォッチ。
高性能なGPS機器を多数展開するガーミンの「ForeAthlete」シリーズは「どの場所をどれだけのパフォーマンスで走ったのか知りたい」というランナーを中心に人気のシリーズです。

そんなForeAthleteシリーズが、この度『Forerunner』に名前を変更!
フルマラソンやトライアスロンに挑む本格ランナー向けの「Forerunner 955(以下:955)」と、運動を習慣づけたい初心者〜中級者ランナー向けの「Forerunner 255(以下:255)」の、2シリーズが新登場しました。

「全ての“走る人”をサポートする」がコンセプトのForerunnerシリーズですが、ランニングだけでなくスイミングやサイクリングなど、スポーツ全般に使えるワークアウトモードを搭載。
消費カロリーや睡眠の質の計測など、スマートウォッチとしての機能も充分で、日々の生活のサポートもバッチリです。
Suicaでの支払いにも対応しているので、手ぶらでランニングに出かけても水分補給ができますよ。

955はソーラー充電搭載の「955 Dual Power(以下:955DP)」、255はひと回り小さなサイズの「255S」と、音楽機能がついた「255 Music」「255S Music」もラインナップし、全部で6モデル展開です。
今回は最上位モデルの955DPと、スタンダードモデルの255をお借りしたので、早速外観や機能の違いからみていきましょう。

それぞれの特徴と機能の違い

  • 【Forerunner 955 Dual Power】本格ランナー向け
    【Forerunner 955 Dual Power】本格ランナー向け
  • 【Forerunner 255】初心者〜中級者ランナー向け
    【Forerunner 255】初心者〜中級者ランナー向け
  • サイズはほとんど同じです
    サイズはほとんど同じです
  • モニターサイズは直径約1.3インチ
    モニターサイズは直径約1.3インチ
  • ベルト穴が細かくサイズ調整しやすい!
    ベルト穴が細かくサイズ調整しやすい!
  • 背面。955DPはソーラー充電を搭載
    背面。955DPはソーラー充電を搭載
Forerunner 955 Dual Power Forerunner 255
ケースサイズ(約) 幅46.5×高さ46.5×奥行14.4mm 幅45.6×高さ45.6×奥行12.9mm
モニターサイズ(約) 直径1.3インチ 直径1.3インチ
重量(約) 53g 49g
ディスプレイ Corning Gorilla Glass DX(Powerガラス) Corning Gorilla Glass 3
稼働時間(約) スマートウォッチモード: 20日間
GPSモード: 49時間
スマートウォッチモード: 14日間
GPSモード: 30時間
防水機能 5ATM
Garmin Pay / Suica
ソーラー充電 -
タッチパネル操作 -
フルカラーマップ -
トレーニングレディネス -
リアルタイムスタミナ -
GNSSマルチバンド
VO2 MAX
血中酸素トラッキング
音楽保存可能数 最大 2000 曲 最大 500 曲(※255 Musicのみ)
付属品 クイックスタートマニュアル、チャージングケーブル

本体サイズは955DPの方が気持ち大きいですが、装着するとほとんど同じ。
デザインやボタン配置など、外観もよく似ています。

2機種の大きな違いは、955シリーズのみに搭載されているタッチパネル操作フルカラーマップ表示「トレーニングレディネス」などの本格的なトレーニング機能です。
他にもバッテリー持ちが955シリーズの方が長かったり、955DPはソーラー充電に対応していたりと、操作面・機能面ともにかなり充実しています。

スペック表を見ると255でも充分運動管理できそうですが、やっぱり本格ランナー向けのトレーニング機能が気になる!詳しくみていきます!

【Forerunner 955 Dual Power】本格ランナーのためのトレーニング機能が搭載

  • 物理ボタン+タッチパネルで操作
    物理ボタン+タッチパネルで操作
  • タッチ操作で動かせるフルカラーマップ
    タッチ操作で動かせるフルカラーマップ
  • 現在のパフォーマンスをリアルタイムで表示
    現在のパフォーマンスをリアルタイムで表示

タッチ操作とフルカラーマップ

物理ボタンとタッチパネルの両方で操作ができる955シリーズ。
走っているときにタッチパネルを使うことはあまりありませんが、走行ルートをフルカラーマップで確認するとき、スマホのようにタッチで動かせるのはとても便利です(物理ボタン操作ではなめらかに地図を動かせませんでした)。
タッチの反応がよかったのでランニング中の誤作動が心配になりましたが、画面に触れても反応しないように機能を制御することができました。

フルカラーマップはいつでも走行ルートを確認できるので、街中や山道を走るときに安心です。
これはランニングだけでなく、サイクリングでも重宝しますね。

バッテリー面

バッテリーに関しては、前シリーズ「ForeAthlete 245」で約2時間のワークアウト(ランニング)を行うと、3日ほどで充電が尽きていたのが、955は約4時間のワークアウトで1週間後も35%近く充電が残っていました。
こまめに充電しなくていいのは想像以上にストレスフリーで、太陽光や電灯の光で給電する「ソーラー充電」に対応している955DPがとても魅力的に思います。

トレーニング機能

955シリーズは上級者ランナーに向けた高度なトレーニング機能が搭載しています。
その中でも、255シリーズにはない大きな機能が「トレーニングレディネス」と「リアルタイムスタミナ」。

「トレーニングレディネス」は、睡眠の質やリカバリータイム、トレーニング負荷などに基づいて、今日のトレーニングによって身体に与える影響を計測するものです。
コンディションバッチリでトレーニングできるか、疲れ気味なので休んだ方がいいのかを、数値で客観的に把握できるので、トレーニングメニューの組み立ての参考になります。

「リアルタイムスタミナ」は、運動量を記録して現在の状態を数値化するもので、レース中にスピードを上げるのか、維持するかの判断材料になります。
長距離を走る時、この機能があるとないとでは、効率のいいペース配分に大きな差が出そうです。

【Forerunner 255】運動を習慣づけたい初心者〜中級者ランナーにおすすめ

  • 位置情報を正確に表示する「GNSSマルチバンド」を搭載
    位置情報を正確に表示する「GNSSマルチバンド」を搭載
  • トレーニングパフォーマンスを常に把握できる
    トレーニングパフォーマンスを常に把握できる

255シリーズは、本格ランナーのような練習はしていないけど、日々の運動やマラソン大会に向けて「走り」をさらにレベルアップしたい方にピッタリのモデル。
GNSSマルチバンド」に対応することで、ForeAthleteシリーズよりもさらにGPSの精度が高くなり、ランニングウォッチとしてのクオリティは高くなっています。
※ 複数のグローバルナビゲーション衛星システムで周波数にアクセスすることで、高精度な位置情報を表示する

毎朝届く「モーニングレポート」には、昨晩の睡眠状態や今日行うのにおすすめのワークアウトが記載されていて、これから運動の習慣をつけたい方におすすめです。

ランニングを計測してみた

  • スマホアプリメイン画面
    スマホアプリメイン画面
  • ひとめでわかるアクティビティログ
    ひとめでわかるアクティビティログ
  • GPSの精度がとても高く、ルートが一目瞭然
    GPSの精度がとても高く、ルートが一目瞭然!

専用アプリ「Garmin Connect」で、走った距離やパフォーマンスなどのアクティビティログを管理できます。

実際にランニングをしてみて驚いたのが、GPS機能の精度。
初めて使用する場所ではGPSの捕捉に時間を要する事がありますが、ForeAthleteシリーズと比較するとその時間がとても短い!
時間待ちをほとんどせずに、直ぐに走り出せました。
山奥や高い建物の近くを走ると1kmのラップタイムの誤差が数秒から10数秒出る場合がありましたが、ForeAthleteシリーズよりも正確なタイムを測っていたと思われます。(※使用環境によりバラツキがあります)

  • ランニング結果を細かく分析
    ランニング結果を細かく分析
  • 少しハードなランニングをしました
    少しハードなランニングをしました
  • 走るペースを上げて、最大心拍数も高め
    走るペースを上げて、最大心拍数も高め

少しハイペースで走ってみました。
スタミナが徐々に減っていく様子や、どんどん上がっていく心拍数など、ランニング中のパフォーマンスを細かく分析できます。
上のスクショの時に走ったのはトータル20分程度ですが、別日に1時間以上走った時はペース配分を管理するリアルタイムスタミナ機能が必須でした。

まとめ

本格ランナー向けのトレーニング機能で、競うための走りをサポートする『Forerunner 955』と、運動を習慣づけたい初心者〜中級者を幅広くサポートする『Forerunner 255』。

どちらの機種も前シリーズ「ForeAthlete」よりもGPS精度が良くなり、GPS付きランニングウォッチとしてのクオリティはかなり高くなっています。
その点、GPS機能を活かしたフルカラーマップがある955シリーズはかなり魅力的。
コンディションを客観的に把握して、レースペースの判断ができるトレーニング機能を搭載した955シリーズはまさに、競争する走りを鍛えるもので、プロのアスリートも満足できる仕上がりです。

スポーツ時だけでなく日々の睡眠やストレス管理など、日々の生活も24時間サポートします。
「走り」のレベルをさらに上げたい方は、ぜひチェックしてみてください。 2022.10.18 (もあ)

スタッフが使ってみました

Forerunner 955

スタッフが使ってみました

Forerunner 255

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