2023.09.21
Joshin 試用レポート
わずか35.5gで色々な場所に装着して撮影を楽しめる、Insta360『GO3』
Insta360 GO3(64GB)
どこにでも取り付けられて、手軽に撮影が行える超小型アクションカメラInsta360「GO」シリーズより『GO3』が登場!
携帯性は継承しつつも、多機能アクションポッドが付属したり、2.7Kの動画撮影が可能になったことで、大幅な進化を遂げました!
難しい操作はなく、スマホでは難しい一人称視点の撮影がハンズフリーでできるので、Vlogデビューしてみたい!という初心者の方にもオススメです! ライター:くれあ
Insta360 GO3(64GB)
同梱品 | GO3本体、アクションポッド、レンズ保護フィルター、磁気ペンダント、ピボットスタンド、簡易クリップ |
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「Insta360」は中国深センを拠点におき、数々の360度カメラやアクションカメラを展開してきたカメラブランド。
今回は、超小型のアクションカメラ「Insta360 GO」シリーズより、さらにパワーアップして登場した『Insta360 Go3(以下:GO3)』をお借りしました!
担当者より「GO3です!」と渡されたのですが、筆者の親指と同じくらいのサイズで、カメラとは信じがたい大きさ。
約35.5gと超軽量で、付属のアクセサリーを使えば帽子や洋服などに装着して、ダイナミックな一人称視点の撮影が行えます。
振動、ブレ、回転を補正する機能も搭載しているので、激しいアクションでも安定した撮影が可能です。
SDカードが非対応なのは残念ですが、32/64/128GBから選べるようになりました。
GO3では、2.7Kの動画撮影が可能になり、動画の撮影時間の制限がなくなりました※!
バッテリーが無くならない限り時間を気にせず撮影に集中でき「気づいたら撮影が止まっていた…」という心配もありません。
さらに、2.2インチフリップ式タッチスクリーンを備えた「アクションポッド」が付属し、撮影中や撮影後の映像が確認できたり、撮影設定がカンタンに行えるようになりました!
GO2ではスマホを介して確認する必要があったので、これは嬉しい進化!
※ アクションポットにGO3を装着して最大173分間撮影可能
わずか35.5gと超軽量・コンパクトサイズ
GO3は白と淡いグレーを基調としたシンプルなデザイン。
レンズがポコッと浮き出ているので、擦れてキズがついたら怖いなと気になっていましたが、交換可能なレンズ保護フィルターが本体に装着されています。
衝撃から守ってくれるだけでなく、防曇保護コーティングもされているので、装着しておきましょう!
筆者はそれでも心配なので、GO3用収納バッグ(別売)に入れて持ち運びたいです。
絞り | F2.2 |
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35mm判換算焦点距離 | 11.24mm |
最大動画ビットレート | 80Mbps |
ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ |
本体サイズ(約) | GO 3:W25.6×H54.4×D23.2(mm) アクションポッド(画面格納時):W63.5×H47.6×D29.5(mm) アクションポッド(画面展開時):W63.5xH86.6×D29.9(mm) |
重さ(約) | GO 3: 35.5g アクションポッド: 96.3g |
多機能「アクションポッド」が付属
磁気を合わせてアクションポッドにGO3を差し込むと、マグネットでピタッとくっつきます。
マグネットがかなり強力なので逆さにしたり、軽く振ってみても落ちる気配はありません。
スクリーンを手前に起こせば、映像を確認しながら撮影が行えるので、画面内に自分の顔を収めて自撮りができます!
後で確認したらガッカリ…なんてこともありませんね!
向上したバッテリー寿命と充電時間
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充電方法 GO 3: アクションポッド
アクションポッド: Type-C充電時間(約) GO 3: 80%まで23分 / 100%まで35分
アクションポッド: 80%まで47分 / 100%まで65分充電は、アクションポッドにGO3を入れて、充電ケーブルをアクションポッドに接続します。
充電時間はGO3が約35分、アクションポッドは約65分で満充電となります。GO3バッテリー寿命は、GO2より約1.5倍長い、45分間※撮影が可能。
アクションポッドに装着した状態では、最大170分間※撮影ができます。
※ 室温25度のラボ環境にて、スクリーンおよびWi-Fiを無効にし、「動画モード」の1080p@30fpsで検証。 実行時間は条件によって異なります。
操作方法
アクションポッド
カメラをアクションポッドに入れている時は、GO3本体のボタンは無効となり、操作はアクションポッドまたはアプリから行います。
電源ボタンを押すとGO3が起動し、シャッターボタンを押すと写真の撮影や録画の開始/停止が行えます。
クイックボタンは、お気に入りの設定にすぐにアクセスして撮影が行えるので、よく使う設定やモードなどはあらかじめクイックメニューに保存しておくと便利!
タッチスクリーンからも撮影の設定や撮影パラメータの変更ができ、タッチ感度も良くスムーズに操作できました。
GO3単体
GO3をアクションポッドから取り出している時は、カメラ本体のボタンが有効となり、5mの範囲内であればアクションポッドをリモコンやライブビュー画面として使用できます。
GO3のボタンは1つで、1回押すと写真の撮影、録画の開始/停止が行え、2秒間長押しで電源がオフになります。
シングルクイック・ダブルクリックの動作はアクションポッドやアプリから指定できます。
撮影モードは、FreeFrame動画やタイムラプスなど8つのモードを搭載。
撮影後にアスペクト比の調整や「FlowState手ブレ補正」と360度水平維持の適応ができます。
解像度 / フレームレート | ||
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写真 | 2560x1440 (16:9)/ 2560x2560 (1:1) 1440x2560 (9:16)/ 2936x1088 (2.7:1) |
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動画 | 2.7K: 2720x1536@24/25/30fps 1440p: 2560x1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920x1080@24/25/30/50fps |
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動画 | FreeFrame動画 | 1440p: 2560x1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920x1080@24/25/30/50fps |
タイムラプス | 1440P: 2560x1440@30fps | |
タイムシフト | 1440P: 2560x1440@15/30fps | |
スローモーション | 1080P: 1920x1080@120fps | |
プリ録画 | 2.7K: 2720x1536@24/25/30fps 1440p: 2560x1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920x1080@24/25/30/50fps |
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ループ録画 | 2.7K: 2720x1536@24/25/30fps 1440p: 2560x1440@24/25/30/50fps 1080p: 1920x1080@24/25/30/50fps |
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フォーマット | ||
写真 | INSP (アプリまたはStudioで書き出し可能) DNG (アプリまたはStudioで書き出し可能) |
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動画フォーマット | MP4 |
Insta360 専用アプリ
専用アプリ「Insta360」では、撮影データの確認や編集ができるほか、撮影モードの切り替えや録画を開始できたりと、リモコンとしても役立ちます。
撮影設定や映像の確認はアクションポッドでもできるので、アプリは撮影データの編集やスマホへの書き出しに使用していました。
トリミングやBGM、美肌フィルターなども付けることができるので、アプリで編集後すぐにSNSにシェアができます。
撮影の幅が広がる豊富な付属アクセサリー
GO3は豊富なアクセサリーが付属!
磁気ペンダントは首からかけて衣服の内側に入れることで、服の外側からカメラを装着できます。
ハンズフリーで一人称視点の撮影がカンタンに行えます!
付属の角度調整器具を使えば、傾斜を付けて角度を変えることもできるので、手元を映す料理や裁縫の撮影にチャレンジしてみたかったのですが、傾斜が足らず手元の撮影は難しかったです…。
何段階か角度は変えられますが、もう少し角度が変えられると撮影の幅がさらに広がるのかも…!と期待したいところ。
他にも帽子に取り付けて撮影ができる「簡易クリップ」や、台座が粘着式で色々な場所に装着できる「ピボットスタンド」が付属。
ピボットスタンドはGO3単体とアクションポッド両方の取り付けが可能です。
別売のアクセサリー
GO3単体だと防水等級IPX8(IPX8:水深5mまで潜れる)、アクションポッドに装着した状態だとIPX4(IPX4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない)ですが、ダイバーケース(別売)に入れると水深60mまで潜って撮影ができます。
他にもは4段階の減光フィルターが付属する「NDフィルターセット」や、「充電式見えない自撮り棒」など、展開しているアクセサリーが多く、幅広い表現を楽しめます!
別売の持ち運びに便利な収納ケース
収納可能 | GO3と同梱アクセサリー、オプション(別売)のミニ見えない自撮り棒+三脚、クイックリリースマウント |
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Insta360 GO3収納ケース(別売)は、カメラやアクセサリーを衝撃や落下から守る、頑固なハードシェルケース。
GO3と同梱のアクセサリー、ミニ見えない自撮り棒+三脚と、クイックリリースマウント用に成型されているので、すっぽりと収納できます。
収納場所に余分なスペースがないので、ケースの中で動いてキズがつく心配はありません。
撮影してみた!
「FlowState 手ブレ補正」をチェック
服や帽子に装着して撮影が行えるというものの、手ブレ大丈夫!?と不安ですよね。
動画モードの手ブレ補正(3段階)もありますが、今回はFreeFrame動画モードの「FlowState手ブレ補正」のON/OFFを比較してみます。
カメラを服に装着して撮影を行うので、自撮り棒や手持ちよりも手ブレが強そう…。
FlowState手ブレ補正は、手ブレ補正に加えて360度水平維持を行ってくれます。
カメラが傾いても水平をキープし、強い揺れも除去してくれて、補正力はかなり高いです!(上記の動画で確認いただけます)
解像度は1440p固定なのは少し残念ですが、ランニングやサイクリングなど激しいアクションで撮影したい時は「FlowState手ブレ補正」は欠かせません。
愛犬と過ごす1日を撮ってみた
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今回は、犬と過ごす1日を撮影してみました。
カフェでは服にGO3を付けて撮影しましたが、普段自分がみている景色をそのまま撮影でき、スマホやVlogカメラでは難しい一人称視点の撮影がカンタンにできました!
カメラが小さいので、ワンちゃんも警戒せず自然な様子を撮影できました。歩きながらの撮影は「FlowState手ブレ補正」を適用しましたが、ブレが補正されて滑らかな映像を実現しています。
設定は全てオートで撮影し、太陽光がある環境ではキレイに撮影できますが、曇りだと光が足らずに暗く撮れる印象です。
暗い場所で撮る時は、マニュアルモードに切り替えるか、アプリで露出をあげると良いと思います。
まとめ
どこにでも取り付けられて、ワンタッチで手軽に撮影が行えるGOシリーズの魅力は継承しつつも、さらに使い勝手がよくなったGO3。
本体が小さいのでさりげなく撮影ができ、人目が恥ずかしい…とVlogに挑戦できていなかった方にもオススメですし、ワンタッチで撮影できる手軽さについつい色々なシーンを撮りたくなります。
アクションポッドが付属したことで、映像を確認しながら撮影が行えたり、撮影設定がカンタンに行えたりと、撮影がスムーズに行えます。
バッテリー寿命が向上し、動画の撮影時間の制限がなくなったことで、残り時間を気にせず撮影に集中ができるのも良かったです。
アクセサリーが豊富なので、スマホやVlogカメラでは難しいユニークなアングルが楽しめます。
飼い主目線でみる愛犬の成長記録を撮るのも良いですし、ハイキングにも持っていきたいなと思いました。
是非、一人称視点で臨場感のある撮影を楽しんでみてください! 2023.09.21 (くれあ)