2021.05.04
Joshin 試用レポート
ランニングデータを詳しく解析。心拍計+GPSを搭載した「G-SQUAD」GBD-H1000シリーズ
カシオ G-SHOCK G-SQUAD Bluetooth ソーラー電波 GBD-H1000-1A7JR
心拍計とGPS機能を搭載した、G-SHOCKのスポーツライン「G-SQUAD」のGBD-H1000シリーズ。
心拍を測る光学式センサーと加速度センサー、方位、高度/気圧、温度センサーで、詳しくトレーニング結果を解析します。
VO2Maxの計測もできるので、ランニングなどの持久力強化の指標にも役立ちます。
自分の状態を把握しながら効率よくトレーニングをしたい方必見です!
ライター:あんまん
カシオ G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000シリーズ
セット内容:本体、取扱説明書、充電ケーブル
G-SHOCK(ジー・ショック)のスポーツライン「G-SQUAD(ジー・スクワッド)」に、GPS&心拍数を測れる光学式センサーが搭載した『GBD-H1000』が登場。
心拍数が計測できることで、詳しい運動パフォーマンスの計測や持久力の指標になるVO2Maxも計測できます。
専用のアプリとの連携でトレーニングの評価や分析も可能。
シャワーや水上のマリンスポーツの時にも使える20気圧防水を搭載しているので、様々なシーンで活躍しますよ。
トレーニング時の操作性・装着性にこだわったデザイン
サイズ(約):63×55mm(H×W)
質量(約) :101g
いかにもG-SHOCK!というゴツゴツしたフォルムが、男性の腕に似合います。
ディスプレイが大きく、時刻やデータも見やすいです。
側面の複雑な凹凸形状は、ディスプレイやボタンへの衝撃を防ぎます。
バンドには曲面形状を施したファインレジン製バックカバーや、ウレタンのバンドピースを採用しているためフィット感が高く、トレーニングに集中できます。
バンド穴の数も多いので、サイズを細かく調整でき、手首にしっかりとフィットします。
左側にある樹脂とメタルで作られたRUNボタンは、大きくて押しやすい!
他のボタンには滑りどめが施されているので、トレーニング中も汗で滑ることはなく、しっかりと押し込めます。
背面には心拍計が搭載
フル充電に必要な時間:最大約2.5時間
バッテリー持続時間
時刻モード(歩数計測、通知機能含む):約12ヵ月
時刻モード+心拍測定機能:約66時間(パワーセービング機能、心拍スリープ状態含む)
※使用環境により変動します。※ソーラー発電なし状態
背面には緑色LEDランプによる光学式心拍センサーがあり、手首から血管の血流量の変化を感知して心拍数を測ります。
常時計測はもちろん、トレーニング中などを部分的に測ることもできます。
心拍計の他にも、歩数や移動距離を計測する加速度センサーや、方位・気圧/高度・温度を計測するトリプルセンサーを使うことで、運動パフォーマンスを詳しく解析します。
充電方法は、USBとソーラー充電の2種類に対応。
時計として日常的に使用するならソーラー充電のみで対応でき、トレーニング機能を使用するならUSB充電でより短時間で充電ができます。
心拍計は常時使う方が多いと思いますので、3日に1回は充電を行う必要はありそうです。
基本画面を確認する
歩数・心拍数などアクティビティを確認
MODEボタンを押す
時刻モード → HR(ハートレード)モード → タイマーモード → ストップウォッチモード → 方位、高度、気圧・温度モード → トレーニングログモード → トレーニング状況モード → 通知モード
DISPボタンを押す
BASIC:時計のみ(基本画面) → TIME+DAILY:時刻+週ごと表示 → TIME+STATUS:時刻+トレーニングステータス → TIME+MONTHLY:時刻+月ごと表示 → TIME+HR:時刻+心拍数 → TIME+WORLD TIME:時刻+ワールドタイム
時刻モードからMODEボタンを押すと、トレーニングモードやストップウォッチモードに切り替わり、DISPボタンを押すと歩数などが表示されて、手元でたくさんの情報を確認できます。
トレーニングステータス時にDISPボタンを押すと、VO2maxやリカバリータイムも分かるので、しっかり運動した後はリカバリーを見ておきたいところです。
HR(ハートレート)モードに切り替えると、現在の心拍数がわかります。
常時計測の時はすぐに画面に表示されますが、常時OFFだと表示されるまで少し時間がかかります。
暗い場所では右上のLIGHTボタンを押すか、腕を傾けて画面を点灯させます。
残照時間はデフォルト設定では約1.5秒ですが、設定切り替えで約3秒も選択できます。
1.5秒だとかなり早いと感じたので、3秒に切り替えるのがおすすめです。
方位・高度・気圧・温度が分かる
プロトレックシリーズの技術を活かしたトリプルセンサーを搭載しているので、山登りやハイキングに欠かせない「方位・高度・気圧・温度」が分かります。
ランニング中も坂の高低差で結果が変わる場合があり、より詳しく判定できます。
ランニングを計測!
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ランニングの計測には、RUNボタンを押してトレーニングモードに切り替えます。
GPS電波を探索しますが、位置情報取得に約1分ほど待つので、少し遅めかな?という印象でした。
待っている時は、軽めのウォーミングアップをしてもよさそうです。取得を待たずにRUNボタンを押すと、加速度センサーによるランニング計測が開始され、位置が取得できたらバイブレーションでお知らせします。
計測画面
計測画面は真ん中にタイムが大きく表示され、MODEボタンを押すと心拍数や方位、チェックポイントからの高度差(アプリで設定)の画面に切り替えられます。
DISPボタンを押すとトレーニングモードの画面が切り替えられるので、ランニング中にパッと見たい情報の画面にしておくと、ぺースを乱さずに走り続けられます。
心拍画面でDISPボタンを押すと、心拍数をグラフで確認できたり、LAPボタンを押すと手動でラップを切り替えられます。
筆者は夜にランニングする事が多いのでライトがかかせませんが、残照時間切替を3秒に設定しても暗くなるのが速いと感じました。
見たい画面を素早く表示するために、時計画面の情報位置を覚えておく方がよさそうです。
計測結果
走り終えたら、RUNボタンでストップして保存!
結果が表示されますが一瞬で消えるので、トレーニングログモードで確認しましょう。
前回までのデータが蓄積されるので、自分がどれほど成長したのか確認するのも楽しいですよ。
画面上では英語表記なので、詳細はアプリで見たほうが分かりやすいです。
スマホアプリ「G-SHOCK MOVE」で情報を見る
スマホとペアリングする
専用アプリ「G-SHOCK MOVE」を使って、スマホからアクティビティを見てみましょう!
アプリをインストールして開くと、流れに沿ってペアリングが行えます。
G-SQUAD側は右上のボタンを押して、SETTINGのCONNECTを選ぶとペアリングが開始されます。
自身の身体情報などを入力すると、設定が完了しました!
心拍測定の設定や、ライトの点灯時間なども、アプリからカスタマイズしやすいです。
アプリでアクティビティを確認しよう
トレーニングステータスや今月の目標などが、パッと見ただけでわかるメニュー画面です。
アプリ独自のトレーニングプランでは、1週間ごとにプランが組み込まれて曜日指定してくれるので、プランを考えなくても大丈夫!
プランを見ただけで、今日は心拍数を130-145で7km走るぞ!とすぐに目標に向かって走り出せますよ。
トレーニングステータスはUNPRODUCTIVEが続いているので、身体が回復しにくいようですね…。
ストレスや食事の栄養バランスなど、健康に気をつけてしっかり回復できるように心がけます。
ライフログは歩数と消費カロリーにそれぞれの目標達成度が表示されるので、達成のためにもうちょっと歩こう!とモチベーションアップにも役立ちます。
自分の心拍パターンに合わせて、自分なりの運動プランを考えるのにも役立ちますね。
ランニングの計測結果をアプリで見る
ランニングの軌跡とデータがしっかり反映されています。
トレーニングエフェクトでは、有・無酸素運動の度合いが分かるので、次の運動はゆるく走って有酸素運動にするのか、心拍数をガンガン上げて無酸素にするのかイメージができます。
アプリでリカバリー時間も確認できるので、身体の状態を踏まえて、次のランニングに役立てましょう。
アプリを見ていると、今回の反省と次への目標が次々に浮かびます。
まとめ
G-SHOCKならではのタフネスさと、ランニングウォッチらしいスポーティなデザインがカッコイイG-SQUAD。
心拍センサーとGPSを搭載し、より詳しいランニングデータが計測できて、自分のパフォーマンスと向き合いながら高みを目指せます。
GPS取得には少し時間はかかりますが、スマホのGPSを使わないでよく、スマホのバッテリーを気にしなくていのはうれしいです。
カシオの技術ならではの方位や高度の情報も取得でき、とにかくランニングに役立つ詳しい情報がたくさん出てくるので、運動パフォーマンスをしっかり分析したい方にピッタリです。 2021.05.04 (あんまん)