2021.03.15
Joshin 試用レポート
大切なペットを見守る・撮る。自動追尾・赤外線・転倒防止構造のペットカメラ KX-HDN215
パナソニック HDペットカメラ KX-HDN215-K
仕事中や外出先でも、お家にいるペットの様子をスマホで確認できる『ペットカメラ』。
パナソニックのKX-HDN215は、部屋にいるペットの動きを自動で追って映像を取り続け、マイクを使って話しかける事もできるペットカメラです。
ペットがイタズラしても倒れにくい設計で、カメラは高画質。夜間や暗い場所でも動きが分かるから、安心してお使いいただけます。
ライター:ぴよこ
パナソニック HDペットカメラ KX-HDN215-K
外径寸法(約):幅98×奥行98×高さ133mm
質量(約):450g
電源コードの長さ:ACアダプターコード:約1.8 m
高さ約13cmとコンパクトなペットカメラ KX-HDN215-k。
正面にカメラがあり、背面には録画した映像を保存しておくmicroSDカード差込口があります。
本体に操作ボタンはなく、電源ケーブルを挿した後は、専用アプリを使ってスマホ側でカメラの操作を行います。
セットも電源ケーブル1本に説明書とシンプルです。
セット内容はシンプルですが、カメラは自動追尾機能に、夜間撮影も行える赤外線センサー搭載、部屋の温度もしっかり把握など、見守り機能は充実しています。
撮影範囲(カメラ画角):水平:約54° 垂直:約31°
動作検知範囲:水平:約54° 垂直:約31° 検知距離:約5 m
赤外線センサー検知範囲:水平:約77° 垂直:約94° (センサーのセンター部)検知距離:約2 m
可動範囲:水平:約+153°(右側)〜約−153°(左側)、垂直:約+29°(上側)〜約−29°(下側)
カメラの左右側面に赤外線センサーを搭載しています。
カメラにペットが映っていなくても、左右の赤外線(人感)センサーでペットを検知し、その方向にカメラを向けます。
上部にはスピーカー穴があり、スマホアプリからマイクを使ってペットに声を届けられます。
底部にはリング状の特殊な吸盤が装着されています。
平らなゴム製の滑り止めのような印象ですが、これがなかなかの優れものでした。
[動画あり]転倒防止構造
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机の上にカメラを置いて、手でグリグリと前後左右に揺らしてみました。
しっかりとした力で手を動かしているのですが、底部がピタッと床に貼りついているような感触があり、倒そうとしてもなかなか倒れません。
ペットがカメラにイタズラをしようと、手で押したり乗ったりしても、転倒を防いでくれそうです。これだけしっかり床から離れないのに、手で真上に持ち上げるとアラ不思議!
何の抵抗もなくスッと持ち上げられました。
ピタッ!とくっつくような吸盤ではないのに、しっかり吸着して、スッと取れる、不思議な吸盤です。
アプリ『ホームネットワークW』でカメラを設定
カメラを使用するには、専用アプリ『ホームネットワークW』を使ってルーター接続などを行う必要があります。
まずはタブレットやスマートフォンにアプリをダウンロードしてください。
アプリを立ち上げたら、カメラの選択画面が表示されますのでペットカメラを選択し、カメラに電源を繋いでください。
電源を繋いで約1分ほど待機するとカメラ頭部のランプが点灯します。
ランプの色を確認し、アプリ画面でランプの色の選択を行うと、ルーターとの接続方法に移ります。
ルーターにかんたん接続ボタン(WPS、AOSS、らくらく無線スタートなど)がある場合は「かんたん接続がある」を選び、ない場合やかんたん接続が上手くいかない場合は「ない」ボタンを選んで、設定を進めてください。
かんたん接続ボタンがない場合は、ルーターの暗号キーが必要になるので用意しておきましょう。
接続を進ると「SET UP」ボタンを押してくださいと指示されました。
SET UPボタンは本体底部にある小さなくぼみの奥にあるので、先の細い物を使って押します。
本体底部にはリセットボタンもあり、STEP UPボタンと見た目がソックリです。
表記をしっかり確認した上でボタンを押しましょう。
後はパスワードやカメラの名前を設定すれば終了です。
設定が出来れば「外出」「在宅」「オフモード」などの状態の選択が表示されます。
【状態の違い】
外出…ペットがカメラの前を動いた時、自動で録画。外出先でもモニターできる状態。
在宅…自動録画をしません。プライバシーモードが有効になり、外からモニターできない状態。
オフモード…自動録画をしませんが、モニターは可能な状態。
状態を選ぶと、カメラの映像がアプリに映し出されました。
映像をタップするとカメラを上下左右に移動できます。
リアルタイムでペットの状態が確認でき、写真をとったり、映像で録画が出来たり、マイクで話しかける事ができます。
映像の下にそれらのメニューが並んでいますので、操作はとても簡単ですよ。
実際にペットの様子を撮影してみた
実際にカメラを部屋に置いてペットの様子を確認してみましょう。
最初はワンコが若干不審そうに距離を取ってカメラを見つめていましたが、徐々に警戒心は薄まり、カメラを受け入れてくれました。
今回は床に設置していますが、棚の上などに設置する方が当然イタズラされるリスクは減ります。
一度テレビ台の上に置いてみたのですが、高さが出た分なのか、対象物を捕えるのに時間が掛かっていました。
カメラの動作検知は垂直方向に約31度ですので、高さのある棚などに置くと、棚の真下辺りにペットがいる場合はカメラが反応しませんので、ちょうどいい高さの場所を探しながら設置してください。
実際にカメラを使ってワンコを撮影してみましたが、さすが200万画素(フルHD)、とてもキレイに写せています。
明るい場所でペットの様子を録画しました。
カメラの操作をしなくても、ペットが動いた方にカメラが向くので、ただ録画ボタンを押しただけです。
ペットとカメラの距離が近いので、カメラからペットがすぐにフレームアウトしていますが、自動追尾機能が働いているので、すぐに様子が確認できます。
空間が暗くなると、赤外線センサーが働き、白黒映像に切り替わります。
暗い部屋の状態も映してみましたが、部屋の様子もペットもしっかり分かるハッキリとした映像なので、これなら夕方〜夜でもペットの様子が確認できて安心です。
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アプリで「検知」設定を行えば、動作の感度や、音の検知感度、温度の検知範囲も設定できます。
ペットが過ごしやすい温度の下限・上限をあらかじめ設定しておけば、その温度帯と異なる室温になった時に、スマホにお知らせが届くようになりますよ。
部屋の温度が暖かくなりすぎている・冷えているなんて時に、スマホでお知らせが届けば、エアコンをスマホで遠隔操作して快適に!という事ができるようになります。
まとめ
今回は試しませんでしたが、アプリのメニューに「行動ログ」というものがあります。
行動ログでは、トイレや食事場所など、気になる場所(1か所)を、あらかじめカメラに登録しておくと、その場所にペットが来た回数の確認や録画内容の確認がしやすくなります。
ちゃんとペットがトイレをしているか、食事をしているかなど、留守中のペットの状態もしっかり把握ができますよ。
録画しておくのはいいけれど、データがたくさんあると後で全部を見返すのは中々大変です。
KX-HDN215-Kには『一週間ダイジェスト機能』というものもあり、1日1動画を自動でランダムに選んで先頭の5秒間をつないで再生してくれます。
しっかり確認したいトイレや食事は「行動ログ」で見て、部屋ではどんな風に過ごしてるのかは「一週間ダイジェスト機能」で見る、というような使い方をすれば、ペットを見守りつつ、成長記録のように動画が楽しめます。
留守の間のペットの様子が気になる方は、ペットカメラの導入をご検討してみてはいかがでしょうか?
カメラを使う事で、「おうちでこんな事をしてたの!?」と普段では見れないような新しい発見もあるかと思いますので、不安や心配だった時間は楽しい時間に変わるのではないでしょうか。
2021.03.15 (ぴよこ)