2024.01.12
Joshin 試用レポート
基礎から本格ダンスレッスン!『HOP! STEP! DANCE!』でカッコよく踊れるようになろう!
イマジニア【Switch】HOP! STEP! DANCE!
初心者でもカッコよく踊れるようになる「HOP! STEP! DANCE!」。
「ダンスに興味はあるけど、上手くなるまでの動きを人に見られるのがイヤすぎる」という方にピッタリの、お家でコッソリ上達できるダンスレッスンゲームだ。
ダンスは学校の授業でしか経験がない、ステップなんて何ひとつわからない、そんなスタッフたちでも踊れるようになるのだろうか?挑戦してみよう! ライター:もあ
ダンスレッスンゲーム
『HOP! STEP! DANCE!』
「楽しく踊る」がTikTokなどのSNSを中心に広がっている。
筆者もダンサーやアイドルの「カッコよくダンスを踊る姿」に憧れ、動きを真似した経験があるが、もちろん付いていけないし、スローで見てもよく分からない・・・。
こんな動きじゃSNSにアップするどころか、人に教えてもらうのも恥ずかしい!
そんな「初心者でも踊れるようになる」をコンセプトにしたゲームが、今回レポートする Nintendo Switch専用ソフト『HOP! STEP! DANCE!』だ。
今作はボクシングの動きを取り入れた本格エクササイズゲーム「Fit Boxing」の新シリーズで、Fit Boxingと同じようにインストラクターに合わせて動くことで、ダンスの基本の動きをマスターできる。
ゲームセンターに置いてある某有名ゲームを始め「ダンスを踊るゲーム」は割とポピュラーだが「1からダンスを教えてくれるゲーム」は初めて聞いた気がする。
正直、初心者向けと言ってもある程度ステップを理解してないと踊れないでしょ?と思っていたが、Fit Boxingシリーズと同じ流れとあれば話は別。
なぜなら筆者は「Fit Boxing 2」を1年近くほぼ毎日続けて、動きが全く分からずボロボロだった頃から今では難しいアクションをこなすまでに成長しているのだ。
これは継続すれば本当に踊れるようになるのではと希望が生まれた。
「ダンスは学校の授業で少しやってから10年以上触れていない」というスタッフも誘って、早速プレイしてみよう!
マンツーマンで特訓してくれるインストラクター
「HOP! STEP! DANCE!」には、ダンスの基本のアクションを練習する【レッスンパート】と、オリジナルダンス1曲をフルで踊る【フリーモード】がある。
レッスンパートはインストラクターのアンナ(CV.水瀬いのりさん)とノエル(CV.福山潤さん)がマンツーマンでサポート。
フリーモードでは先に紹介した2人にプラスして「Fit Boxing 2」からリン(CV.早見沙織さん)とヒロ(CV.石田彰さん)も特別講師として参戦する。
実際に4人のサポートを受けたが、明るい系、爽やか系、真面目系とタイプはそれぞれ違っても、4人とも「ずっと優しく褒めて伸ばす」という点は共通していた。
インストラクターはフルボイスなので、豪華声優陣にひたすらスゴイ!スゴイ!と褒められるのはテンションもモチベーションも上がる。
ただ「Fit Boxing 2」のインストラクターが12名(2024年1月時点)と大勢なうえに、容姿や衣装のカスタマイズも豊富なので、そこは少し寂しさを感じた。(筆者が日々お世話になっている厳しめのコーチが恋しい・・・)
ぜひとも今後のアップデートで新インストラクターの追加を期待したい。
ダンスのアクションを学ぶ「レッスンパート」
ウォーミングアップ
レッスンパートを始める前に、まずはウォーミングアップで身体をあたためる。
動きの判定がないためJoy-Conは持たなくてOKだが、怪我をしないためにもしっかり行おう。
ウォーミングアップが終了したら、Joy-Conを準備してレッスンパートが開始する。
「Fit Boxing」に負けないくらい腕を大きく振る動作が多いので、Joy-Conには必ずストラップをかけて投げ飛ばさないよう注意だ。
ダンスの基本の動きを練習
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レッスンパートでは、ダウン・アップ・ウェーブを中心にダンスの基本の動きをマスターしていく。
レッスンメニューはプロのダンス講師が作成したものが30種類84パートと、かなりの充実ぶり。
各レッスン時間は10分以内と短く、日々のノルマ的なものもないので、自分のペースで練習できるのがうれしい。レッスンパートでダンスの基礎を学んだら、身につけた動きを使って実際にオリジナル楽曲を踊る「フリーモード」に挑戦するという流れだ。
まずは「ダウン」メニューの1番最初にある「イントロダクション」から見てみよう・・・インストラクターのアンナさんが腕も脚も使う本格的なダンスをアップテンポで踊っている・・・。
ノリノリで楽しそうだが、動きを目で追うのも辛い。明らかに「初心者向け」ではない。
これは無理だと軽く絶望しながらも、とりあえず「ダウンの基本」に進むと、リズムに合わせて膝を曲げるだけの超初心者向けの動きをアンナさんが丁寧に教えてくれた。
どうやらイントロダクションは「コレを目指しましょう!」という最終形態であって、実際のレッスンではカンタンな上半身の動きから少しずつ全身のダンスらしい動きを身につけていけるようだ。
レッスンはインストラクターの動きを見てマネするだけでOK!
Joy-Conを握り正しい動き方ができれば「Excellent」と表示されて上のバーがオレンジ色になっていく。
インストラクターの後ろ姿が常に表示されているのも踊りやすいポイントだ。
一時停止すればカメラアングルを変更してグルっと動きを確認できるので、今何の動きをしているの?と迷うことがない。
ダウン・アップ・ウェーブを最初のコースから練習してみたが、カンタンな動きも繰り返すと足腰が悲鳴をあげる。特に「ダウン」がかなりキツイ!
「Fit Boxing」よりは筋肉痛にならないだろうと思っていたが、全然そんなことはない。
レッスンは1つの行程が終了するたびにメニュー選択画面に戻るので、1つのパートを納得がいくまで繰り返し特訓することも可能だ。
しかし、個人的には完璧にできなくてもとりあえず次のステップへ進んで、全身を使う難易度の高い動きを練習する方が「ダンスをしている感」があって楽しかった。
今回は数名でプレイしたが本来は1人で誰かに見られることもないし、めちゃくちゃな動きでもとりあえず「楽しい!」と思えればいいだろう。
ただ、レッスンを飛ばしすぎた状態で「フリーモード」に進むと、全く付いていけないので注意しよう(案の定筆者たちは1歩も動けず棒立ち状態となった)。
余談だが、インストラクターの動きや固有モーションが「Fit Boxing」より多い気がする・・・?
今回はアンナさんにサポートしてもらうことが多かったが、1つ1つの動きが弾ける明るさでこっちも元気になれた。
テンションの高いポジティブ陽キャギャル、好きです。
ダンス経験者に踊ってもらった
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数時間レッスンに励んだが、最初に見たイントロダクションの動きにはまだまだほど遠い。
本当にできるようになるのか・・・と思っていたその時、ダンス経験のあるスタッフが登場!踊ってもらうことに。さすがは経験者、インストラクターの動きを見ながら完璧に付いていけている。
これは既にダンスの基礎ができていることが大きいと思うので、レッスンで基本の動きをマスターすれば初心者である我々も踊れる日が来るということだろう。
完全に「やる気スイッチ」が入った。
「フリーモード」でダンスを踊ろう
「フリーモード」は、レッスンパートで学んだ技術を6曲のオリジナルダンスで実践するモードだ。
インストラクターの衣装が変わり、背景も華やかなステージになってテンションが上がるが、本格的なダンス1曲をフルで踊ることになるのでめちゃくちゃ難しい!
筆者たち初心者が数時間レッスンパートで特訓したくらいでは、手の動きをマネするので精一杯だった。
ただこのフリーモードが完全に初心者お断りモードかと言われると、そんなことはない。
リトライを駆使してイントロだけを何度も練習するのもアリだし、曲の1部だけを繰り返す設定や曲の速度の変更もできる。
また2曲はレッスンパートにメニューがあり、インストラクターが1から動きを丁寧に教えてくれるので、早くダンスらしい動きをしたいと思ったら積極的に挑戦してOKだ。
基本の動きを覚えたらパターンの違うダンスにも応用できて「いつの間にかいろんな曲が踊れるようになっていた!」ということも全然あるだろう。
まとめ
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本当は、ステップも分からない初心者が1曲踊れるようになった!をお届けしたかったが、数時間のトレーニングではイントロの途中くらいまでが限界だった。
当然だが30種類84パートのレッスンを数日でこなすのは無謀だ。
だが「続けたらできそう感」はものすごくあるので「カッコよく踊りたい」という願いは毎日コツコツと練習することで叶うのではと思う。今回ダンス経験のあるスタッフにも挑戦してもらったが、インストラクターの動きにすんなりと付いていき、難易度の高いダンスも踊れていたので、バリバリのダンス経験者だと少し物足りないかもしれない。
あくまで「初心者がダンスの基本を学ぶゲーム」なんだろう。本格的にダンスを踊れるようになりたい方はもちろん、家で楽しく運動したい方にもおすすめしたい。
筆者も今回1曲踊りきれなかったのが悔しいので、Fit Boxingと一緒に日々のルーティンに加えようかと思う。 2024.01.12 (もあ)