2022.02.14
Joshin 試用レポート
ドラム式洗濯機に異端児現る。ハイアールの乾燥機能がないドラム式洗濯機『JW-TD90SA-W』を実際に見てきた!
ハイアール 9.0kg 乾燥機能なしドラム式洗濯機【左開き】 JW-TD90SA-W
多機能ではなく「シンプルな機能性」の大型家電やキッチン家電を、お求めやすい価格で提案するハイアール。
そんなシンプルにこだわったハイアールから、ドラム式洗濯機に求める機能を独自で見直し、乾燥機能を外したドラム式洗濯機『JW-TD90SA-W』が登場!
ドラム式洗濯機の異端児じゃないか…。早速営業所にお邪魔して性能を確かめよう! ライター:くれあ
ハイアール 9.0kg 乾燥機能なしドラム式洗濯機【左開き】 JW-TD90SA-W
憧れの家電の1つである"ドラム式洗濯機"
「設置スペース」や「価格面」を考えると導入のハードルが高く、なかなか手が出せないという方も多いのではないでしょうか?
ハイアールのドラム式洗濯機「JW-TD90SA-W」は、10万円以下で手に入る価格帯ながら、コンパクト設計と導入のハードルをグンと下げてくれます!
これなら、ひとり暮らし勢にも夢じゃない…!
JW-TD90SA-Wは、ドラム式洗濯機に求める機能を独自で見直してつくられました。
「乾燥機能は便利だけどお気に入りの服が傷んでしまう」「時間がかかるから外干しが多い」などのユーザーの声に耳を傾け、JW-TD90SA-Wはあえて乾燥機能を省いています。
他にも機能を省いているのでは…?と思いましたが、お湯洗いができたり、15分で洗濯できる「快速」コースや、服のダメージを抑えて脱水できる「しわケア脱水」など、多彩な機能を搭載。
洗濯脱水容量は約9.0kg、サイズは約幅595×奥行640(排水ホース含む)×高さ860mmという業界最小クラス※のコンパクト設計です。
高さが抑えられている分、上に収納ラックを設置できたりと、上部空間を有効活用できます。
※ ドラム式洗濯機カテゴリーにおける外形寸法について、2022年3月現在、ハイアール社調べ
JW-TD90SA-Wの性能とスペック
容量 | 洗濯脱水 | 9.0kg |
---|---|---|
標準使用水量(約) | 71L | |
コース | 標準、標準(すすぎ1回)、自分流1・自分流2、快速、念入り、香アップ、白さ追求、タオル、ソフト、ドライ、ふとん/毛布、洗えるスーツ、すすぎ+脱水、脱水のみ、槽洗浄(1.2.3) | |
自動投入機能(約) | 液体洗剤:560ml・柔軟剤:470ml | |
総外形寸法(約) | 幅595×奥行640(排水ホース含む)×高さ860mm | |
設置可能防水パン(奥行内寸)(約) | 内寸幅585mm以上X奥行545mm以上X高さ40mm以下 | |
質量(約) | 78kg | |
運転音(約) | 洗濯33dB / 脱水48dB | |
インバーター搭載 | 〇 | |
風呂水ポンプ | - | |
付属品 | マジックつぎ手(1)、給水ホース(1)、排水ホース(1)、スパナ(1)、高さ調整脚(8)、キャップ(6) |
液体洗剤・柔軟剤の自動投入を搭載
液体洗剤(約) | 560ml |
---|---|
柔軟剤(約) | 470ml |
JW-TD90SA-Wの洗濯槽の穴は、一般的な洗濯槽の穴よりも小さいです。
穴を小さくすることによって、衣類が穴に引っかからずに優しく洗えます。
最近の洗濯機のトレンド機能でもある、液体洗剤・柔軟剤の自動投入が搭載!
自動投入タンクの奥には、手動投入口があります。
自動投入は、毎回計量する手間が省けて、洗濯量に合わせた洗剤を自動で投入してくれるので「入れすぎた!」という心配もありません。
操作部の確認
コースダイヤルを回してコースを選び、パネルの▷||を押して運転を開始します。
あらかじめ液体洗剤・柔軟剤の自動投入を設定しておけば、毎回投入方法を選択する必要はないので、先に設定しておくと便利です!
パネルの視認性が高く、選択中のコースが一目で把握できるのもGOODポイントです。
洗っていきましょう
Tシャツにデミグラスソース・ココア・ケチャップ・ファンデーションの擬似汚れを付けて、汚れ落ちを検証。
着替える時に襟元にファンデーションが付いてしまった…という経験は、メイクをする方ならあるあるだと思いますが、とにかく取るのが大変!
油分の多いファンデーションは洗濯だけでは落ちにくく、メイクする上では味方なのに服に付いたとなったら大敵なのです。
デミグラスソースは、ハンバーグの肉汁も溶けだしているものでかなり油分が多そう…。
これらのガンコな汚れは、洗濯のみでどこまで落ちるのでしょうか…?
今回は、15分で洗濯する「快速」コースと、汚れを分解しやすい40℃のお湯で洗う「お湯洗い(標準コース)」で汚れ落ちを比較します。
自動投入を使用する場合は、自動投入タンクに液体洗剤・柔軟剤を入れて、パネルの「自動投入」ボタンより設定しておきましょう。
タンクは手前に配置し、投入口が大きいので注ぎやすさはバツグン!
注ぎミスがあると床がヌルヌルになってしまうので、気をつけましょう。
15分で洗濯が完了する「快速」コースの洗浄力を確認
快速コースは、あまり汚れていない衣類をチャチャッと洗うのに便利な15分で洗濯ができるコース。
短い時間で洗うので衣類の負担を減らし、傷みを抑えます。
冬の時期のオフィス用のブラウスなど、翌日も着たい服をサッと洗うのにも活躍しそう!
ダイヤルで「快速」コースを選択して、スタート!
洗い〜脱水までを約15分で完了!とっても早い…!
ココアとケチャップの汚れは、カンペキに落ちました!
油分が多いデミグラスとファンデーションの汚れは少し残りましたが、汚れが気にならない衣類を洗うなら充分な洗浄力ではないでしょうか。
水温を40℃に設定した「標準」コースの洗浄力を確認
お次は標準コースで洗いの水温を40℃に設定し、お湯洗いを行います。
各コース※1の洗い時間・すすぎ回数・水量・お湯洗い(洗いの水温)・脱水回転数・清潔志向(紫外線ライト)などの内容は、衣類の状態や好みに合わせて変更できます。
水温は20℃〜50℃まで10℃刻みで細かく調整が可能です※2。
30℃〜40℃は、汚れが分解しやすい温度で洗剤のパワーが発揮されるので、ガンコな汚れや黄ばみが気になる服にはお湯洗いがオススメ!
※1 変更できる内容はコースにより異なります ※2 コースにより変更できる温度は異なります
今回は、ダイヤルで「標準」を選択し、洗い時間:10分▶温度設定:40℃▶すすぎ回数:0回(設定なし)▶脱水時間:5分を選択します。
終了予定時間の約2時間10分が表示されました。
開始40分が経過した頃に、残り24分と大幅に終了予定時間が変更!
当日は外の温度が30℃近くまで上昇していたので、約1時間5分で洗濯が終了。
汚れが落ちは…カンペキ!全部の汚れがキレイサッパリ落ちました!
お湯洗いで洗浄力がUPし、繊維の奥に染み込んだ汚れまでキレイに洗い流してくれました!
タオルはふんわり仕上げる「タオル」コースを搭載
JW-TD90SA-Wは、乾燥機能はないもののタオルをふんわり仕上げる「タオルコース」を搭載。
タオルを高速回転で脱水すると、パイルがペタンと寝てしまって手触りがゴワゴワに仕上がることも…。
タオルコースは、パイルが寝ないようゆっくり攪拌▶水気を飛ばす高速回転▶ゆっくり攪拌することで、パイルをふわっと立ち上げます。
縦型洗濯機で脱水→乾燥させたタオルと、タオルコースで脱水→乾燥させたタオル、標準コースで脱水→天日干ししたタオルの【乾燥後の仕上がり】を比較してみました。
見た目にはあまり違いを感じられませんが、触ると使いこんだタオル特有のゴワゴワ・チクチク感がタオルコースは感じにくくなっています。
タオルを重ねて厚みを比較
タオルを10枚重ねて厚みを比較してみました。
タオルコースが1番厚み(高さ)があり、繊維が立ち上がっているようです。
手触りが柔らかくなる印象ですので、タオルをまとめて乾燥する時に使いたいです!
まとめ
ドラム式洗濯機に憧れはあるものの「高くて手が出せない…」と思うのは筆者だけではないはず。
ハイアールのJW-TD90SA-Wは、10万円以下で手に入る価格帯ながら、コンパクト設計で設置場所の自由度も高いです!
ロータイプなので、上部空間を有効活用できるのもGOODだし、シンプルでスタイリッシュなデザインもステキ…。
乾燥機能は搭載していませんが、服のダメージを軽減する快速コースやしわケア脱水など、服のケアを重視する方にもオススメできる洗濯機です。
液体洗剤・柔軟剤の自動投入も搭載していて、使いやすさも抜グン。
手が出せなかった憧れの"ドラム式洗濯機"を導入するのにピッタリですよ! 2022.02.14 (くれあ)