2022.02.16

Joshin 試用レポート

リング型ドライバーを新搭載!耳を塞がず音楽を楽しめるソニーの完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」

メイン画像
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ソニー 完全ワイヤレス Bluetoothイヤホン LinkBuds WF-L900

2022年最初のソニーの新作完全ワイヤレスイヤホンは、リング型ドライバーユニットを使った、耳を塞がないオープンスタイル!
ながら聴きに最適みたいだけど、この形は雪だるま?それともハンドスピナー?

パッと見ただけでは装着方法もわからない、新しすぎるデザインの『LinkBuds』。
どこから音がでるの?小さすぎるけれど落ちない?音質はどう?
謎だらけの新モデルを、じっくり見ていきます! ライター:もあ

新開発のリング型ドライバーを搭載した ソニー『LinkBuds』

  • ソニー 完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」
    ソニー 完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」
  • 本体にリングが連なっている
    本体にリングが連なっている
  • 12mmリング型ドライバー
    12mmリング型ドライバー

今回登場した『LinkBuds』は、本体に大きなリングがつながった、これまでに見たことがない独特なデザインの完全ワイヤレスイヤホン。
ノイズキャンセリング機能は非搭載ですが、何も装着していないかのような軽い付け心地で、音楽を再生しながら外の音も自然に聞こえるのが特徴です。

真っ先に気になった装着方法ですが、リングを耳に差し込み、フィッティングサポーターを耳のくぼみに入れて固定するよう。

音はリングの背面から聴こえ、ここには新開発の12mmリング型ドライバーを搭載しています。
WF-1000XM4」で採用していた、ノイズの少ないクリアな音を再生する独自の「統合プロセッサーV1」や、ストリーミングサービスなどの圧縮音源をCD音質相当までキレイにする「DSEE」もあり、長時間でも聴きやすい高音質が期待できます。

さらにAIを活用した通話性能には、5億を超えるサンプルで構成されたアルゴリズムを採用。
話声と周囲のノイズを分離して、聞こえやすいクリアな声を届けます。
周囲の音と自分の声も自然に聞こえるので、イヤホンを付けている時によくある「無意識に大声で話している現象」の心配もありませんよ。
電話やインターホンにも気づけますし、テレワーク中も手放せなくなりそうです。

外観と付属品をチェック

  • セット内容一覧
    セット内容一覧
  • カラーバリエーションは2色
    カラーバリエーションは2色
  • 小さい!小さすぎる!!
    小さい!小さすぎる!!
セット内容本体、充電ケース、フィッティングサポーター(XS/S/M/L/XL)、充電用USBケーブル(Type-C、約20cm)、取扱説明書
質量(約)4.1g
コーデックSBC / AAC
防滴性能IPX4相当
※IPX4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない

カラーバリエーションはホワイトとグレーの2色で、よく見ると小さな粒模様が入っています。
サイズは今まで見てきたイヤホンの中でダントツで小さく、幅は筆者の人差し指とほとんど同じ!
こんなに小さいと落として失くしてしまう!と、慎重にケースから取り出しましたが、リング部分が持ちやすいので、落とすことはほとんどなさそうです。

IPX4相当の防滴性能を搭載し、少しなら汗や雨に濡れても大丈夫です。
軽い装着感で周囲の音もバッチリ聞こえるので、スポーツやランニング時にも使いやすそうですね。

  • 本体を固定するフィッティングサポーター
    本体を固定するフィッティングサポーター
  • 5サイズ(XS〜XL)付属
    5サイズ(XS〜XL)付属
  • 安定するサポーターを見つけましょう
    安定するサポーターを見つけましょう

開放型なのでイヤーピースはありませんが、フィッティングサポーターが5サイズ付属します。
サポーターの役割は、本体を耳に差し込んだ時にポロッと落ちないよう、耳表面のくぼみに入り込んで支えること。
絶対に落ちない!と実感できるように、自分にあったサイズを探しましょう。

どれが合うのか全サイズ試してみたところ、小さいサイズだとくぼみからすぐに抜けてしまい、少し大きいかなと思うLサイズが安定感抜群でした。
サポーターはシリコン製なので耳にずっと触れていても刺激が少なく、耳穴を塞ぐカナル型の圧迫感が苦手な方は「こんなに快適なイヤホンがあったのか!」と驚くかもしれません。

すごく小さくなった充電ケース

  • 「LinkBuds」充電ケース
    「LinkBuds」充電ケース
  • 開閉はボタン式
    開閉はボタン式
  • 大きさは手のひらの半分程
    大きさは手のひらの半分程
  • 充電端子はUSB Type-C
    充電端子はUSB Type-C
ケースサイズ(約)高さ4.1 x 幅4.9 x 奥行3.1 cm
充電時間(約)3時間
連続再生時間(約)最大5.5時間(本体のみ) / 最大17.5時間(充電ケース使用時)
急速充電(約)約10分間の充電で約90分再生可能

充電ケースも本体と同じく、これまでで見たことがない圧倒的小型サイズ。
ソニーの充電ケースはマグネットで開閉する印象ですが、LinkBudsはボタン式になっています。
片手で扱うのは難しくても、ポケットやバッグの中で勝手に開くことがなくなったのはうれしい!
本体が小さすぎるので、万が一ケースから飛び出してバッグの中で迷子になったら探すのが大変だし、もしポケットに入っているのに気が付かず洗濯したら・・・と思うと恐ろしいですね。

連続再生時間は、イヤホン本体で約5.5時間、ケースを含めると約17.5時間です。
開放型は耳が痛くなりにくいのもあり、長時間付けたい場面で使うことが多いので、本体の再生時間は少し物足りなさを感じてしまいました。
バッテリーは本体の大きさに影響しそうですし・・・難しいところですね。
約10分間の充電で約90分再生できる急速充電に対応しているのは有難いです。

試聴してみた

装着感とペアリング方法

  • 装着イメージ
    装着イメージ
  • 本体に触れなくても操作できる!
    本体に触れなくても操作できる!
  • スマホとペアリング
    スマホとペアリング

リングを耳にまっすぐ差し込み、少しずつ外側へ回転しながらサポーターをくぼみに押し込めば装着完了。
一般的な開放型イヤホンのように、耳の表面に本体を被せるイメージですが、リングのおかげで通気性がよく、蒸れにくく感じます。
重さを感じず、本体がズレにくいので、長時間使っているとイヤホンを付けていることを忘れそうになりました。

本体操作方法

音楽の再生/一時停止右側または左側のボタンを2回タップ
曲送り右側または左側のボタンを3回タップ

※上記の表はデフォルト設定の場合です。
専用アプリで音楽の再生/停止、曲送り/戻し、ボリューム(+/-)、ボイスアシスタントが振り分けできます。

再生/停止などの操作の操作は、本体中央をタップするだけでなく、耳の周辺(もみあげ辺り)のタップでも行えるとのこと。
本体に触れずにスムーズな操作は不可能じゃない!?と思いましたが、ちゃんと反応します。
操作をするときによく本体がズレるので、どんな魔法が使われているのか分からないけれど、今すぐこの技術を全イヤホンに搭載してほしい。
シングルタップがないので振り分けられる操作は少なく感じますが、その分誤タップはほとんどなくなりますよ!

ペアリング方法

ケースを開けるとペアリングモードになるので、スマホのBluetooth設定で「LinkBuds」を選んで接続します。
接続が上手くいかない時や、別の端末に接続するときは、1度本体をケースに戻してフタを閉め、そのあと開いた状態で充電ポートの隣にあるペアリングボタンを長押し(約5秒間)すればOKです!

いつまでも聴いていたいクリアな高音質

  • 高域の抜け感がとてもキレイ
    高域の抜け感がとてもキレイ
  • 聴き疲れしにくい自然な音を長時間楽しめます
    聴き疲れしにくい自然な音を長時間楽しめます

新開発のリング型ドライバーはどんな音を放つのか、スマホで曲を聴いていきます。
派手な味付けをせず音源そのままをキレイに聴かせるソニーらしいサウンドで、中高域を中心に音がとてもクリアです。
「愛を知るまでは/あいみょん」のようにボーカルとギターが聴きやすい曲は、開放型らしい音の拡がりや抜け感を楽しむのにピッタリだと思いました。
特に大サビにかけてのボーカルは、カナル型でありがちなこもりがなく、とてもキレイに伸びていきます。

同価格帯のカナル型イヤホンと比べると、ドンドンと響くような重低音は物足りないと感じるかもしれませんが、細かい楽器の音も埋もれずに前に出てきている印象なので、複数の楽器を使ったオーケストラなども楽しめそうです。

音がとても自然で機械を通している感がなく、初めて聴いたときは「もしかしてスマホのスピーカーから直接音が出てる!?」とイヤホンを外して確認してしまいました。
周囲の音も自然に耳に入ってくるので、自分だけに聴こえるスピーカーがすごく近い距離にある感覚です。

イコライザー設定ができる専用アプリ「Headphones Connect」

  • 専用アプリ「Headphones Connect」
    専用アプリ「Headphones Connect」
  • 自然なサウンドもいいけど、この曲はできるだけ低音の効いたパワフルな雰囲気で楽しみたい!
    そんな時は専用アプリ「Headphones Connect」を使って、イコライザーを触って、好みの音を探してみてください。
    他にもDSEEのオン/オフや接続品質を「音質優先」にしたりと、音質に大きく影響する設定がいくつかあるのでアプリはインストール必須です。

    ソニーの立体音響技術「360 Reality Audio」を楽しむときは、必ず耳の形の測定をして音を最適化しておきましょう。
    写真を撮るだけで変わるのかな?と思いましたが、耳の形に合わせて音を最適化することで、音の迫力と臨場感が全然違います!

まとめ

これまでになかった独特な形状に意識を持っていかれた『LinkBuds』ですが、実際に使ってみると「外すタイミングが分からなくなるイヤホン」という印象です。
付けている感覚がなくなる軽さと装着感のよさに、そのまま会話できるくらい自然に入ってくる周囲の音、そして聴き疲れしないクリアなサウンド。
ながら聴きするにはちょうど良く、充電が切れるまでずっと付けていても耳に負担を感じませんでした。

テレワークやオンライン授業、車などに気を付けたいランニングやサイクリング時にも重宝しそうです。
高音質の開放型イヤホンを求めている方は、ぜひLinkBudsで今までにないリスニングスタイルを体験してみてください。 2022.02.16 (もあ)

スタッフが使ってみました

今回使用した音源 ※別カートです

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