ソニーのノイズキャンセルヘッドホンの中でも人気の、ヘッドバンド型 WH-1000Xシリーズに、「WH-1000XM3」が登場しました。新開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を搭載し、ノイズキャンセル性能がさらに向上!発売に先駆けて、いったいどのあたりが進化しているのか、音はどうなのか、試してみました!
ライター:なかにん☆
パッケージ内容はシンプルに本体、充電用USBケーブル、ヘッドホンケーブル、航空機用プラグアダプター、キャリングケース、取扱説明書/保証書。 本体のデザインは、前モデル(「WH-1000XM2」)から大きく変更は無い感じですね。でも、軽量化されて約20gも軽くなりました!また、密かに曲線部分のカーブの出っ張りも少なくなり、装着した際によりすっきり頭にフィットします。 他にも進化した部分はどこなのでしょうか?気になります!
本体の操作部などを、もっと近寄って見てみましょう。ケーブル端子や電源ボタン、ノイズキャンセル/アンビエント(外音取り込み)の切替ボタンも見えます。 おや?充電端子がこれまでのタイプと違う・・・?そう、最新のUSB Type-Cに変更されました。 はたして端子を変えたメリットはどこにあるのでしょうか?
今モデルより、充電端子にUSB Type-Cを採用することで、念願のクイック充電に対応しました。また充電する際に、端子の表裏を確認する必要もありません!スッとケーブルを刺せるので、寝る前の暗い部屋でもストレス無く充電ができる! いや、もはや10分間の充電で5時間も再生できるなら、寝る前に充電する必要すらないじゃないか!! これは便利やん!駅まで歩いてる間に、モバイルバッテリーで充電できるとかサイコーやん!ズボラばんざい!! ただ、モバイルバッテリーの充電を忘れないように!!
ワイヤレスヘッドホンなのでスマホはカバンやポケットの中。でも、違う曲に変更したい、音量を上げたい!そんなときにスッと右手でなぞるとアラ不思議。ちゃんと操作できます!この機能は便利ですね。 最初はなかなか慣れなかったけど、感度もいいようで、すぐに思い通りの操作ができるように! また、急に声をかけられたり、アナウンスを聞きたい場合などは、パネルの全面を手で触れている間は「クイックアテンションモード」となり、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞きやすくなるので便利です。
イヤーカップの構造が改良され、耳周りの空間が広くなりました。また、パッドは新たに柔軟性の高い低反発のウレタンを採用。圧力が分散され耳に当たる面積が増えました。 前述した軽量化と合わせて、耳への負担が軽減されました!長時間でも快適なリスニング環境を提供してくれます。
セットには、収納用のケースが付属。比較的コンパクトに収納できるので、持ち出すのも苦になりません。 収納の際にはヘッドホンの片側だけ折り曲げるので、慣れるまでは少し収納に悩みます。収納姿のイラストが描かれた紙が入っていますので、参考にしてくださいね。
スマホの設定でBluetoothをオンにし「WH-1000XM3」を選択。また、NFCに対応した機種をお使いであれば、タッチするだけのカンタン接続が可能です。 また、ヘッドホンの機能をフル活用する場合は、ソニーの「Headphones Connect」アプリをインストールしてください。いろいろな設定が可能になります。 このアプリからでもペアリングができるので、初めてで分からない方はこちらから接続設定をしましょう。アプリ画面に案内が出ますので、指示に沿って操作をすれば接続は完了します。
ソニーの「Headphones Connect」アプリを利用すると、細かな設定が可能。外音取り込みレベルや音の聴こえる方向、イコライザなど、自分好みに設定しちゃいましょう! 外音コントロールの自動設定や、ノイズキャンセルの最適化なんかもできちゃいます! ヘッドホンの充電具合もここで分かります。
装着した瞬間に広がる沈黙の世界。あぁ、この世に存在しているのは私だけなんだ。という気分にさせてしまうほどの「ノイズキャンセリング」性能。私がノイキャン機能付きのヘッドホンを普段使っていないだけかもしれませんが、ほんと静かでいいです! 帰りの電車でずっと音楽を聴いていましたが、静か過ぎて少し不安になるくらい! でも、まったく外の音が聴こえない訳でもないし、車内アナウンスなどを聞きたい場合には「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」にすればいい。 混雑してストレスの溜まりがちな帰路も、好きな音楽を聴いて帰れて満足でした! ただ、慣れていないからか自宅へ着く頃には、少し耳が痛くなりました。この辺りはヘッドバンドの調整や耳の角度?などで調整していかなきゃダメですね。ウレタンはすごく柔らかくて適度に弾力があって、気持ちいいんですけど。 音に関しては素人ですが、非常に満足しました!ワイヤレスで、ハイレゾで無い音源もアップスケーリングでいい音に!アプリのイコライザで自分好みの音に調整もできる!ノイズキャンセルの効果も相まって、音楽に集中でき、よりいい音に感じました♪
大きくデザインに変更はありませんが、前モデルよりさらに進化した「WH-1000XM3」。ワイヤレスでヘッドバンド型のノイズキャンセルヘッドホンをお探しの方は、ソニーのこのシリーズで決まり!新モデルは10月6日発売予定です。ご予約お待ちしております!
2018.9.18 なかにん☆