2023.10.23
Joshin 試用レポート
どっちを選ぶ? マイトレックスとアテックスの「温灸器」を使って深堀りチェック!
マイトレックス 温灸器 ONCURE MT-ONC22B / アテックス フェムオンテック 温灸 AX-HPL151
筆者の肩は年中ゴリゴリ。今も肩がゴリゴリなので「お灸」のように温熱ケアができる2つの『温灸器』でケアをしようと思います。
ここでは『マイトレックス ONCURE MT-ONC22B』と『アテックス 温灸 AX-HPL151』の2機種を試して、使い勝手の違いなどを確かめてみました!
どっちの温灸器にしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください! ライター:ぴよこ
お灸の温熱刺激を手本にして作られた「温灸器」
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お灸といえば体のツボの上に「モグサ」を置いて燃やし、その温熱刺激でケアする治療。
今回レポートする2つの「温灸器」は、お灸の「温熱刺激」を電気で再現をしたコリケアアイテムです。同じ温灸器でも、マイトレックスのオンキュア MT-ONC22Bとアテックス フェムオンテック AX-HPL151では使い勝手が違うはず。
両方使って確かめていきましょう!
マイトレックス 温灸器 オンキュア MT-ONC22B
セット内容 | 本体、充電用USBコード、ACアダプター、取扱説明書(保証書)、添付文書 |
---|---|
サイズ(約) | 幅7.43×長さ7.32×高さ6.38cm |
質量(約) | 132g |
マイトレックス オンキュア MT-ONC22B(以下:オンキュア)は、気になる部分に当てて、自重の力で刺激をする温灸器。
見た目はなんだかお店の呼び出しベルのような形で、ピンポーンと言いたくなります。
手のひらサイズで重さも約132gと軽く、充電池式です。
お家でも外出先でも持ちはこびやすいサイズです。
温度設定は3段階。温灸部の高さは変更できます
使う時は背面の電源/温度切り替えボタンを押すだけ。
ボタンを短押しすることで低(38℃)・中(45℃)・高(52℃)の3段階の温度設定ができます。
温灸部の高さは、高さ調整ダイヤルを回すと調整できます。
左回りなら高くなり、右回りなら低くなります。
筆者実測のダイヤルから出ている温灸部の長さは、最も低い状態で約1.3cm、高い状態で約2.0cmと、高低差は0.7cmほどなのですが、使っているとこの0.7cmの高さは結構違うので、まずは低い状態からお試しください。
充電時間は約3時間で、約8時間動作
使う前には付属の充電ケーブル(micro USB)を使って充電を行ってください。
側面の充電端子にケーブルを挿して充電を行うと、LEDランプが白色に点滅・点灯します。
充電残量は3つのランプで表示され、LED1〜3が全て点灯すれば充電完了です。
充電時間は約3時間。
フル充電なら約8時間動作するので充電の手間は少なめです。
使ってみる
充電が出来たら電源ボタンを長押ししてオン!
すぐに温灸部は温かくなりました。
あとは気になる所に温灸部をあてて、自重で刺激するだけです。
イスに置いて太もも裏を、床に置いて足裏を、背もたれと背中の間に挟んで刺激したりしましょう。
もちろん床に置いて本体の上に寝るようにして使うのもOKですよ!
筆者は冷え性なので温度は「高」にしていたのですが、途中で熱い!となりました。
太もも裏なんて脂肪が多いし…薄手ではあるけどリネンのパンツ履いてるし、ほんわりするくらいだろうと思っていたらしっかり熱い。
足裏は冷えているので「高」で気持ち良かったのですが、当てる箇所にあわせて温度調整をしながら使うのがよさそうです。
電源を入れてから20秒間操作をしないと自動的にロック状態になる仕様です。
ロックは、電源ボタンを素早く押すと解除されます。
温灸部の直径は3.3cmほど(筆者測定)で、しっかりピンポイントを刺激しつつ、コリの周辺までじんわりと温かい。
かたい床の上で寝ながら使ってみましたが、最も低い高さでも約2cmあるので、体の奥まで温灸部がしっかりググッーと押さえられて、温かさと刺激で使った後はスッキリしました。
アテックス フェムオンテック 温灸 AX-HPL151
セット内容 | 本体、充電用USBコード、ACアダプター、取扱説明書(保証書)、添付文書 |
---|---|
サイズ(約) | 温灸本体:直径4.6×高さ2.2cm 充電ケース:幅11.5×長さ6.0×高さ3.6cm |
質量(約) | 温灸本体:30g(個) 充電ケース:60g |
アテックス フェムオンテック 温灸 AX-HPL151(以下:フェムオンテック)は、粘着シールで気になる箇所に本体を固定して使います。
本体は4.6cmほどで2個付属。
上品なラメ感のあるケースと小さな石鹸のような本体がとてもかわいいです。
温度設定は3段階。2種の粘着シートが付属
本体のロゴ部分が電源ボタンになっており、長押しすればONになります。
ボタンを押すたびに弱(40〜43℃:白色点灯)→中(41〜50℃:橙色点灯)→強(42〜56℃:赤色点灯)と温度が切り替わります。
使う時には本体背面の温灸部分に、専用の粘着シールを本体に貼り付けます。
粘着シールは無香とよもぎの香りの2種類から選べ、本体には無香×18枚、よもぎ×12枚のシールが付属します。
よもぎのシートに鼻を近づけて香りを嗅ぐとほのかな香りがしますが、体に貼って使った際にはニオイは気になりませんでした。
お好みでシールを選んでお使いください。
充電時間は約2時間で、約2時間動作
ケースに充電端子(USB Type-C)があり、本体を収納して充電を行います。
充電中は本体のLEDが白色にふんわりと点滅し、充電が完了するとLEDが消灯します。
充電時間は約2時間で、約2時間の使用が可能。
本体の中心が電源ボタンになっており、ロゴあたりを指で押し込むと「ピロリン」と音がして白く光って電源が入ります。
電源を短押しすると温度が切り替わり、温度は弱→中→強の3段階で設定ができます。
設定温度はランプと音で分かるようになっており、弱で白色で音は「プッ」、中は橙色で音は「ププッ」、強は赤色で音は「プププッ」です。
貼る箇所によってはランプの色が確認できませんが、音で温度が分かるのは使っていて便利でした。
使ってみる
本体に衝撃を与えると故障の原因になるので、フェムオンテックは体に乗せるようにして使います。
本体にシールを貼って肩に付けると、まるで肩乗りペットです。かわいい。
本体の高さが約2.2cmあり、運転中はランプが光るため、服の下に潜り込ませても存在感はあります。
粘着力が強いので、肩に乗せた時は剥がれることなく安定していました。
本体が地面に対して垂直な角度だと徐々に本体の重さで剥がれてきますが、これ以上粘着力が強いと肌から剥がす時に刺激になるので、この接着力でちょうどいいのだろうと感じました。
本体が体に接着しているので、スマホを触ったりソファでテレビを見ながらなど、静かな動作での“ながらケア”が行えます。
「あったか〜い」と気持ちをほぐしながらゆったりしていると、あっというまにケア終了。
温度だけの刺激&本体がとても軽いので、装着しているのも忘れるほど、気軽にケアができます。
「オンキュア」と「フェムオンテック」の違うところ
マイトレックス オンキュア | アテックス フェムオンテック | |
---|---|---|
本体数 | 1個 | 2個 |
本体サイズ | 幅7.43×長さ7.32×高さ6.38cm | 直径4.6×高さ2.2cm |
充電時間(約) | 3時間 | 2時間 |
稼働時間(約) | 4〜8時間 | 2時間 |
充電端子 | micro-USB | USB Type-C |
温度(約) | 38℃・45℃・52℃ | 43℃・50℃・56℃ |
収納ケース | なし | あり |
肌への接着方法 | 自重 | 粘着テープ |
自動停止 | 30分 | 15分 |
同一箇所への使用推奨時間 | 5分 | 15分 |
どちらも温度設定は3段階で、高だと熱いと感じるほどの、充分な温感ケアができました。
それぞれ取扱説明書の中にある、温灸器を使うおすすめの箇所も参考にしながらご使用ください。
どちらも筆者が使ってみて「良かった!」と、気になる部分を「筆者のわがまま」として下記にまとめてみました。
-
- マイトレックス オンキュア
- 良かった!
- 小さくて持ち運びやすい
- 本体だけですぐに使える
- 指圧のような刺激で使うとスッキリする
- 筆者のわがまま
- 見た目のかわいさには欠ける
- 自重がかけられないとケアができない
-
- アテックス フェムオンテック
- 良かった!
- ケース、本体ともに見た目がかわいい
- 体に直接貼れるのでケアしやすい
- 音でモードが分かったり操作性が良い
- お腹や足首といった部分にも使いやすい
- 筆者のわがまま
- 使用後のシールの着脱が面倒
- シールが使い捨てでコストが気になる
どちらも持ち運びやすく、最初はケース収納のオンキュアの方がバックには入れやすいと思ったのですが、シールを貼ったままケースには収納ができません。
ケースとは別にシールも一緒に持ち運ぶ必要があり、うっかりシールを忘れると使う事ができません。
忘れがちな筆者は持ち運びを考えるとケースとシールポーチなどに入れて持ち運ぶことになりそうだなと思いました。
使用感が最も異なるのは、オンキュアは体に当てて使う、フェムオンテックは体に貼り付けて使う、という点です。
オンキュアは座りながら使う場合には当てたい部分によっては背もたれの高いイスが必要だったり、ほんの少しだけ使いにくい場面こそありますが、本体だけで手軽に使えるので、多くの場面で使いやすいかと思います。
フェムオンテックは使用毎にシールの交換・剥がす必要がある消耗品のため、やや手間とコストはかかりますが、温感だけの刺激は誰でも使いやすく、シールを交換するので衛生的に家族やパートナーの方と一緒に使いやすいのではないでしょうか。
「指圧のような刺激が欲しい」「ながらで使いやすい」などの特長を踏まえて、お客様にあった温灸器をお選びください。 2023.10.23 (ぴよこ)