2022.12.07
Joshin 試用レポート
最強の調理家電を発見!ほったらかしで本格的な料理が作れるパナソニック「オートクッカー」
パナソニック 自動調理鍋 2.4L オートクッカービストロ NF-AC1000-K
パナソニックのビストロシリーズより、自動調理鍋「オートクッカー」が登場!
材料を入れてほとんどほったらかしで料理が完成するという魔法のような調理器具。
オートクッカーは、高火力で炒め物を短時間でシャキッと、高圧力で濃厚な煮詰めができ、"本格的な味"にもこだわったそう!
そんな夢のような調理器具、試さずにはいられません!
数々の調理家電を試したスタッフの舌を唸らせることは…できるのか!?
ライター:くれあ
美味しさを追求した自動調理鍋「オートクッカー」
自動調理鍋は、材料を入れてボタンを押すと完成までほとんどほったらかし調理ができるという便利な調理家電。火を使わないので、目を離しても安心です!
オートクッカーは下からかき混ぜる「鍋底かき混ぜ」と「1285Wの高火力」で炒め物は短時間でシャキッと、「高圧力」で塊肉や魚の骨も柔らかく調理ができるのが最大の強み。
本体に搭載しているオートメニューは25種類ですが、専用アプリ「キッチンポケット」と接続すれば、バターチキンカレー・えびのチリソース・ナポリタンなどの「最上級の家庭料理」にこだわった100個のレシピ※が追加できます。
※2022年12月現在
本体は、黒1色でまとめられた高級感のあるデザイン。
側面はサラサラとしたマットな質感で、天面はツヤッと光沢感があります。
天面に操作パネルがあるので、操作時に少し指紋が付くのが気になる印象です。
最大6人分の量が作れる2.4Lモデル。
本体は大きく、重量もそこそこあるので、使いたい時にサッと出して使うというよりは、常設して使う事が想定されます。
本体の確認
本体サイズ(約) | 幅33.3×奥行33.6×高さ26.0cm |
---|---|
重量(約) | 8.2kg |
満水容量(約) | 4.2L(最大調理容量:2.4L) |
炊飯容量(約) | 最大5合 |
コード長(約) | 約1.0m |
付属品 | 羽根、蒸し板、レシピブック、接続ガイド |
高火力なオートクッカーは本体の底にしっかりとしたヒーターが搭載されているので、本体の高さから想像するよりも内なべは浅い印象!
フライパンと鍋の中間くらいの深さで6人前のカレーやシチューも作れます。
混ぜが必要な料理には、具材をかき混ぜる羽根を装着します。
フタに羽根を装着して上からかき混ぜる自動調理鍋もありますが、オートクッカーは内なべの底に装着。
調理後に羽根から汁がしたたるという事もなさそうですし、個人的には嬉しいポイントです。
鍋の内側2箇所に凸があり、そこを通過する時に具材がひっくり返ってムラなく調理ができます。
炒め物が上手に調理できる秘訣はここにもありました。
内ふたは、脱着レバーを右にスライドすると取り外せます。
取り付ける時は、圧力調整部を下にして溝に差し込んでセットしますが、筆者は「どの溝にはめたらいいの?」と少し手こずりました。
正しくセットができたらカチッとしっかり音がするので、安心です。
ハンドルを手前に引いてロックを解除し、ハンドルを持ち上げてふたを開けます。
内なべの取っ手の近くにある左右のスライドロックを押すと、カシャンと浮き上がるので持ち上げて取り出します。
内なべをセットする時は、カチッと音がなるまで押し込みます。
ハマりが甘い時(正しくセットできていない時)は、ふたが閉まらないので、しっかりと押し込みが必要です。
蒸す工程のある料理には、蒸し板をセットします。
羽根と同時に取り付けることはできないので、あらかじめ取り外しておきましょう。
いよいよ調理の時間が近づいてきたので、付属のレシピをチラッと拝見!
ボタンを押してから完成まで全自動!というメニューもありますが、途中で調味料を加えたりとちょっとした手間が必要なレシピもチラホラ。
ふむふむ。ちょっとした手間が"本格的な味"に繋がるのかも…!?と期待が膨らみます。
オートメニューは25種類ですが、手動メニューを使えばオートメニューにないレシピも作ることが可能です。
手動メニュー
圧力料理 | 煮込み | 無水調理 |
---|---|---|
炒め | 低温調理 | 圧力蒸し |
蒸し | 煮詰め | 加熱/保温 |
早速作っていきましょう!
炒飯をおまかせ! パラパラに仕上がる…!?
最初に作るのは炒飯!
料理初心者の筆者からすれば、つきっきりでもご飯がフライパンにくっついたりするのに、ほったらかしなんて考えられない!というのが本音。
内なべに羽根をセットし、材料を全部入れてチャチャッと下準備が完了。
あとは、ふたを閉めてハンドルをロックします。
自動メニュー→メニューリスト→炒飯→分量選択(今回は2人分)を選択し、スタートボタンを押します。
パネルに表示された時間はなんと「約11分!!」
今回、使い方をパナソニックさんに教わりながら調理をしているのですが、あまりの速さに驚いて、筆者が恐る恐る「余熱時間とかって含まれていないですよね…」と聞くと「完成までの時間の表記です!」との回答が…!
高火力で調理するから短時間で出来上がるとのこと。
完成までの時間がボタンを押してすぐに把握できるのは、とっても嬉しい!!
動作音は、小さな機械音や食材が炒まる音がするものの会話でかき消されるほど静かです。
完成が近づくにつれ、蒸気口からふわぁ〜といい香りが漂います。
本当に約11分で完成した炒飯。
ふたを開けたら香り付けにしょうゆとごま油をまわしかけます。
具材や米が固まっているところもなく、均一に混ざり合っています。
鍋底のこげ付きも全くありません。
箸ですくうのも困難なほど、パラッパラ!!
シャッキリめで炊いたご飯とも相性がよく、米の1粒1粒が独立しているよう。
味も均一に染み込んでいて美味しく、これがオートクッカーの本気か…と1品目から関心です。
麻婆豆腐をおまかせ! 豆腐の煮崩れは…!?
お次は、麻婆豆腐です。
内なべに羽根をセットし、材料を入れて本体にセットします。
羽根をセット…!?大きめにカットした絹ごし豆腐が羽根でけちょんけちょんに…なんて事が頭をよぎりますが、オートクッカーを信用しましょう。
自動メニュー→メニューリスト→麻婆豆腐→分量選択(今回は4人分)を選択してスタート!
麻婆豆腐は調理終了前に途中でブザーがなり、水溶き片栗粉をまわし入れます。
入れたらフタを閉めてスタートボタンを押します。
約16分で出来上がりました!やはり早い…。
大きめにカットした豆腐は、全く煮崩れしていないし、中までしっかりと火が通っています。
中華料理特有のピリッとした味付けで、コクがあってとっても美味しい…。
豆腐が大きいので、プルプルとしたなめらかな口当たりも堪能できます。
お好みで山椒をふりかけたら、さらに本格的な味わいに。
ビーフシチューをおまかせ! 塊肉はほろほろに…!?
塊肉も柔らかく仕上がる"圧力調理"でビーフシチュー(基本レシピ)を作っていこう!
羽根をセットした内なべに材料を入れて、本体にセット。
自動メニュー→メニューリスト→ビーフシチュー→分量選択(4人分)を選択し、スタート!
完成まで約1時間42分ですが、調理終了の約30分前にブザーが鳴るので、刻んだルゥを入れます。
出来上がったらバターを入れて軽く混ぜ、生クリームをたら〜っとかけると完成!
食卓が華やかになる美しいビジュアルに、スタッフたちの写真を撮る手が止まらない…。
一口食べた瞬間に「めっちゃ美味しい…」「お肉がとろける」という声があちこちから聞こえます。
ブロック状にカットしたすね肉は箸でスッと切れるほどほろほろで、野菜もしっかり味が染み込んでいます。
肉や野菜などのうまみが溶け込んだルゥは、味にグッと深みがあって本当に美味しすぎる…。
使用したのが市販のルゥってところがまたスゴイ。
これでも充分すぎるほど美味しかったのですが、さらに材料にこだわったレシピで作れる「ビーフシチュー(こだわり)」もあるそう。
オートクッカーをゲットした暁には、是非少し材料も豪華ですが想像を超えてくるであろう美味しいビーフシチューを作ってみてください。
あめ色玉ねぎをおまかせ! こげつかない…!?
下ごしらえもおまかせできるオートクッカーに、あめ色玉ねぎを作ってもらおう。
筆者もよく親に「あめ色玉ねぎ作ってて」とお願いされていましたが、ちょっと混ぜる手を休めると焦げるし本当に大変。
でも美味しい料理を作るには欠かせない存在ですよね。
羽根をセットした内なべに3個分のカットした玉ねぎとサラダ油をガサッと投入!
本体に内なべをセットして、自動メニュー→メニューリスト→あめ色たまねぎ→分量選択(3個)を選択してスタート!
約1時間5分で出来上がり!完成したあめ色玉ねぎは重量が70%ほど減少します。
もうちょっとあめ色にしたいな!という事で10分加熱を延長し、お好みのあめ色に仕上げます。
完成までほったらかしで筆者より美しいあめ色玉ねぎを作ってくれました。
内なべは汚れが落ちやすいフッ素加工を施しているので、こげたかな?というところもスルッと落ちましたよ。
黒豆をおまかせ! 味の染み込みは…!?
最後は黒豆です。
一晩塩水につけた黒豆と砂糖と濃口醤油を内なべに入れ、中央に切り込みを入れたキッチンペーパーを調味液に浸かるように被せて落としぶたをします。
内なべを本体にセットし、自動メニュー→メニューリスト→黒豆→分量選択(100g)を選択してスタート!
約1時間19分後、出来上がりブザーがなったらふたを開け、煮汁につけたまま冷ましてより味を含ませます。
ふっくら艶やかな黒豆が美しい…出来たてでも充分に味が染み込んでて美味しいです。
冷蔵庫で一晩塩水につけた黒豆は、ふっくらしていて、皮が残ることもありません。
まとめ
本当にほったらかしでも美味しかった!
完成までほとんどほったらかしなのに、長時間手間をかけて作ったような本格的な味わいに、スタッフたちは心もお腹も満たされました。
途中で手を加える必要があるレシピもありますが、その手間を惜しまないからこそ「本格的な味」を追求できています。
手間を加えるといえど、調理時間のほとんどは材料を入れるだけで終わるので、本当にスゴイ。
ボタンを押したら完成までの時間を表示してくれるのも、個人的には超GOODポイントです。
筆者は、オートクッカーを味方にしたら得意料理は「(オートクッカーで作った)ビーフシチュー」にしようと思います。
それくらい胸をはって料理をふるまえるほど、美味しい料理を作ってくれました。
オートクッカーは、自動調理鍋を超えた本格調理器です。
2022.12.07 (くれあ)