2023.07.20

Joshin 試用レポート

絶品煮込み料理がたっぷり作れる! パナソニック 電気圧力鍋 NF-PC400で煮込み料理に挑戦!

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パナソニック 電気圧力鍋 NF-PC400

火を使わずに、圧力を自動で制御するから安全・簡単! ほったからかしで調理ができる『電気圧力鍋』。
今回はパナソニックから約4年ぶりに登場した電気圧力鍋『NF-PC400』を使ってポトフや角煮などの煮込み料理を作ってみました!
今回は自動調理メニューが増えて、容量は6人分とタップリ作れるから作り置きにもピッタリなモデルです。 ライター:ぴよこ

パナソニック 電気圧力鍋 NF-PC400

  • 約4年ぶりとなるパナソニックの電気調理鍋 NF-PC400
    約4年ぶりとなるパナソニックの電気調理鍋 NF-PC400
  • メニューシールは好きな場所に貼ってください
    メニューシールは好きな場所に貼ってください
セット内容 本体、計量カップ、蒸し板、おたま、メニューシール
サイズ(約) 幅34×奥行27.4×高さ26.2 cm
質量(約) 4.2kg

鍋の中の圧力を高める事で高温で調理し続ける事ができ、時間のかかる煮込み料理も通常の鍋に比べて時短でおいしくできる圧力鍋。
ガス火の場合は、ふたをした鍋を火にかけて沸騰するまで強火で加熱→沸騰したら弱火にする→時間が来たら火を止めるという工程を踏むため、調理中は目を離さずに火加減の調整が必要です。
それが電気圧力鍋の場合だと、食材を入れた後は鍋におまかせ!
火加減を自動でコントロールしてくれるので調理の手間が少ないんです。

試用するNF-PC400はパナソニックの電気圧力鍋としては約4年ぶりの登場で、前モデル(SR-MP300)より見た目がスタイリッシュになり、調理容量は2.0Lから2.6Lと大きくなり、最大6人分の料理が作れます
自動メニューも20種類に増えてと、リニューアル感満載です。
レシピブックには自動調理の20メニュー込みで80レシピ搭載、Webオリジナルレシピも20レシピあるので、色んな料理にチャレンジできます!

前モデルは圧力センサーで調圧を行っていましたが、NF-PC400はより細かく調圧ができるよう温度センサーで制御するようになり、より食材をやわらかく煮込む事ができるようになりました

手動メニューも豊富! タッチで操作ができるようになった

  • 手動メニューは圧力・煮込み・無水・低温調理を搭載
    手動メニューは圧力・煮込み・無水・低温調理を搭載
  • 操作部はタッチ対応です
    操作部はタッチ対応です

操作はタッチボタンに進化しました。
筆者はモニターとボタンが一体化しているからか、モニターに表示されているメニューをタッチして「おや?」と、何度か間違えたりしていました。
タッチができるのは下部のみです。

  • ふたは回して開閉する
    ふたは回して開閉する
  • 圧力鍋らしい本体上部
    圧力鍋らしい本体上部
  • 蒸気筒に内蔵されているおもり
    蒸気筒に内蔵されているおもり

圧力鍋はふたをしっかり閉める事で密封ができます。
ふたの開閉は本体からひねるようにして行ってください。
開閉方向はふたと本体の境目に表示がありますよ。

ふたの上部には圧力表示ピン、蒸気筒、排気ボタンがあります。
蒸気筒は持ち上げるように引っ張ると外れ、中にはおもりがあります。
ノズルが詰っているとうまく蒸気が逃げませんので、お手入れの際にノズルが詰っていないか定期的に確認を行ってください。
基本は自然に減圧するのを待ちますが、排気ボタンで排気することもできます。

内ふたのパーツや内鍋

  • ふたに装着されている内ふたのパッキンは着脱可能
    ふたに装着されている内ふたのパッキンは着脱可能
  • 内鍋は軽くて扱いやすい
    内鍋は軽くて扱いやすい
  • 本体鍋底。中央にセンサー
    本体鍋底。中央にセンサー

お手入れの際にはふたの内側についている内ふたを取り外してください。
内ふたに付いているパッキンは着脱できるのでキレイに水洗いが行えますよ。
内なべは軽くて扱いやすく、汚れも取りやすい鍋です。

NF-PC400で料理を作ってみよう

牛すね肉を使ったポトフはやわらかくなるのか?

  • 牛すね肉を使った贅沢なポトフを作ります
    牛すね肉を使った贅沢なポトフを作ります
  • 6人分の材料だとこんなに鍋がぎゅうぎゅうに!
    6人分の材料だとこんなに鍋がぎゅうぎゅうに!

そのままだとかたい牛すね肉は煮込めばやわらかくなるおいしい部位。
NF-PC400を使えば短い調理時間でも大きなかたまりもやわらかくなる…はず!

煮くずれないよう、野菜は大きめにカットし、カットした野菜、お肉、野菜と重ねるように入れて、水やコンソメなどのスープの材料と、香りづけにローリエをのせます。
6人分の材料なので鍋の中がパンパンに!
今回はレシピに合わせて6人分を作っていますが、少ない容量でも作れますよ。

  • ポトフは自動調理:No.13、時間は15分でセット
    ポトフは自動調理:No.13、時間は15分でセット
  • 沸騰が始まると圧力表示ピンがピョコッと出てきます
    沸騰が始まると圧力表示ピンがピョコッと出てきます

材料を入れたらフタをして、操作部より「自動調理:No.13・15分」を選んで、スタートボタンを押します。
スタートボタンを押したら加熱が始まり、沸騰すると圧力表示ピンがふたより少し飛び出した状態になります。
沸騰する前は少し「シューシュー」と音を立てていましたが、筆者がガス火で使っていた圧力鍋の沸騰前の激しい「シューー!」よりもかなり大人しい印象です。
ピンが上がってからはほぼ無音で、本当に調理しているんだろうかというほど静かです。

これがガス火でおもり式の圧力鍋だと「シューッ!シュッ!シュッ!シュッ!カタタタタッシュ!」と音を立てておもりもウキウキダンシングしていて、その様子に筆者は「ひぃ!爆発する気しかしない!」という気持ちで遠くから見ていたりするのですが、静かで心安らかに調理ができます。

  • 圧力表示ピンが下がれば減圧完了の合図
    圧力表示ピンが下がれば減圧完了の合図
  • 減圧後は保温時間が表示されます
    減圧後は保温時間が表示されます

圧力鍋は調理時間は短いですが、容量が多かったりすると減圧に時間がかかりますので作ってから食べるまではガス火とそこまで変わりません。
調理時間の15分というのは、鍋を加熱し、圧力表示ピンが飛び出してからの調理時間になります。

加熱中はモニターに加熱の残り時間が表示されますが、減圧されると保温に切り替わり、保温時間の表示になります。
炊飯器の表示と同じですね。

減圧終了! 食材はどうなったのか…

  • 食材から水分が出て、スープたっぷりになってる!
    食材から水分が出て、スープたっぷりになってる!
  • ゴロゴロ具材がおいしそう…
    ゴロゴロ具材がおいしそう…

圧力表示ピンが元の位置に戻って、ポトフが完成しました!
鍋に食材を入れてから、減圧されるまで約1時間40分ほどかかりました。

加熱前は野菜で敷き詰められただけの鍋という見た目でしたが、加熱をすることで食材から出た水分などがしっかり鍋の中に溜ってひたひたスープになっています!
たまねぎは透明になっているし、じゃがいもも柔らかそう、お肉もぷりぷり。

お肉はほろほろ、じゃがいもはホクホク、たまねぎキャベツはトロトロです

  • 食べごたえのあるポトフの完成!
    食べごたえのあるポトフの完成!
  • お肉はホロホロ、じゃがいもはホクホク!
    お肉はホロホロ、じゃがいもはホクホク!

コンソメスープは飲み物としての一品だと思っていましたが、大きくカットした野菜とお肉がこれだけあれば、食べ応えのあるメイン料理です!
まったく煮崩れしていないシャキッとした見た目のじゃがいもですが、箸でスッと切れるほどやわらかく、中までしっかり煮込まれておいしい!
すね肉もホロッホロで、口の中でとろけました。
澄んだスープは上品な味で、食材の旨味を引き立てています。
なんだかホテルで食べるような高級な味がする…。

【動画】
【動画】ポトフを作る様子

かぼちゃの煮物を作ってみる

  • 煮崩れないようかぼちゃは大きくカット
    煮崩れないようかぼちゃは大きくカット
  • 鍋に材料を全て投入
    鍋に材料を全て投入
  • 落とし蓋をして、ふたをします
    落とし蓋をして、ふたをします

あれだけタップリのポトフがやわらかくなったので、かぼちゃの煮物なんてもう皮まで絶対やわらかくなるはず。
大きくカットしたかぼちゃとしょうゆなどの調味料を回しいれて、クッキングシートで落としぶたをして、圧力鍋のふたをします。

皮までやわらかくて味もしみっしみ

  • すでに作って1日経ったかのような染み具合!
    すでに作って1日経ったかのような染み具合!
  • 皮までやわらかいかぼちゃの煮物!
    皮までやわらかいかぼちゃの煮物!

操作部より「手動調理」を選択して「無水調理:10分」でセットしスタート。
加熱から減圧まで約30分。ふたを開けると、味がしっかりかぼちゃにしみ込んでいるであろう色になっています。
かたさ?そんなものは一切感じません。
筆者かぼちゃの煮物の皮の部分が苦手ですが、実と一体化していたかのようにやわらかくなっていたので全部美味しく食べられました!
煮物は翌日のほうが味が染みて美味しいし、たっぷり作って作り置きしておきたい一品です。

大きな塊肉の豚の角煮を作ってみよう

  • こんなに大きな塊肉でいいのか
    こんなに大きな塊肉でいいのか
  • 全然良かった!お肉にめちゃくちゃ煮汁の色が付いてる!
    全然良かった!お肉にめちゃくちゃ煮汁の色が付いてる!

調理に時間のかかる、塊肉の代表料理の1つ(だと筆者が思っている)豚の角煮。
NF-PC400は約20分の圧力調理を行います。
加熱から減圧までは約1時間半かかり、角煮が完成しました。
ふたを開けると、ピンク色だったお肉は煮汁がしっかりしみ込んだ色になってお肉はクッタリしています。

どこに箸を入れてもスッ…と切れる

  • どこからでも箸がスッと入ります
    どこからでも箸がスッと入ります
  • ぶりんぶりんなんです…ジュルリ
    ぶりんぶりんなんです…ジュルリ

器に盛ろうとお玉でお肉をすくいましたが、お肉が崩れるんじゃないかというようなプリプリ加減。
もちろん箸でどこからでも切れるほどやわらかく、醤油の香ばしさやみりんの甘さがしっかり染みています。
素材が良かったのもあるかと思いますが、全然くどくなくてパクパク食べられました。

りんごジャムも手作りできます

  • 砂糖の量を見ると驚くジャム
    砂糖の量を見ると驚くジャム
  • 混ぜたらふたをして加熱する
    混ぜたらふたをして加熱する
  • 加熱後。かさが減ってふにゃふにゃになった
    加熱後。かさが減ってふにゃふにゃになった

最後はりんごジャムです。
りんごを薄くスライスし、材料の砂糖を半分入れて、レモン汁を加えて調理。
手動調理から「圧力調理:3分」を選びます。 減圧後(加熱から減圧まで約50分)、ふたを開けるとシャキシャキだった黄色いりんごは、カサが無くなり、鍋底でギリギリ固体であることを保っている状態になっていました。

  • さらに砂糖を加えて煮詰める
    さらに砂糖を加えて煮詰める
  • 「手動調理:煮込み 10分」で加熱
    「手動調理:煮込み 10分」で加熱
  • 飴色になってもはや炒め玉ねぎのよう!
    飴色になってもはや炒め玉ねぎのよう!

加熱したりんごに残りの砂糖を加えて「手動調理:煮込み 10分」で煮詰めれば完成です。
ふたを開けたまま、箸やお玉でかき混ぜます。
最初からガス火で作ると1時間くらいコンロの前につきっきりになりますが、鍋の前に立つのが10分で済むので楽です。
ジャムをガス火で作ると、1時間くらい火の近くにいるから季節によっては暑いし、1時間くらい甘い香りを嗅ぎ続けるので、出来上がる頃には「ジャム、今は食べたくないな…」ってなってたりしますからね。

という事で10分まぜてジャムが完成しました。
りんごの原型は留めておらず、炒めたまねぎ疑惑が出るほど茶色いです。
ちょっと器に盛ってみましょう。

  • 安心してください、りんごジャムですよ
    安心してください、りんごジャムですよ
  • モーニングに自家製ジャムは最高ですね
    モーニングに自家製ジャムは最高ですね

器に移すとまごう事無きりんごジャム!
粗熱を取って冷蔵庫で冷やすととろみが付いて完全にジャム。
パンにぬったりヨーグルトに入れて食べると…おいしい!まさにジャム!
無添加の手作りジャムが好きな方は重宝するメニューです。

まとめ

筆者はガス火で使う圧力鍋を使っていましたが、沸騰するまでの様子を気にしたり、圧力調理が始まってからの温度調整が意外と小まめに必要だったりしたのと、あとは使っていた鍋がこびりつきやすい材質だったのもあり、結局使わなくなってしまいました。
あと個人的に沸騰前の音や、沸騰中の蒸気が出る音が苦手で、ずっと慣れなかったです。
NF-PC400は電気で温度コントロールを行いますので、鍋に入れた後はほとんどおまかせ出来ます。
圧力表示ピンが上がる時も比較的静かなので、筆者のように音が苦手な人も使いやすいかと思います。

料理はどれも美味しくてとっても柔らかいので、煮込み料理をするのが楽しくなりますよ。
たっぷり作れて作り置きに便利な分、加熱から減圧までの時間はしっかりある印象で、決して早く出来るわけではありません。
減圧時間が必要になるので、時短調理で使うのではなく、週末のまとまった時間に、まとめて作り置きするのにちょうどいいかと思います。
本体から外して鍋だけを洗えるので、洗い場で取っ手部分が邪魔にならず、汚れの付着もスルッと取りやすく、お手入れはラクに行えます。
本格的な煮込み料理も材料を入れるだけで美味しく仕上がるので、ぜひNF-PC400を活用して、料理のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか。 2023.07.20 (ぴよこ)

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