2021.02.16
Joshin 試用レポート
汚れがよく落ちる! パナソニックの食器洗い乾燥機「NP-TZ300」を使ってみた
パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TZ300-S
パナソニックより2020年9月に発売された「ナノイーX」搭載の食器洗い乾燥機「NP-TZ300」で実際に食器を洗ってみました!
5人分の食器が入る大容量サイズで、大皿やフライパンも洗えると、とても気になっていました。
本当にフライパンを洗えるの?どれだけキレイに洗えるの?
試した結果を、お時間の許すかぎり最後までご覧ください。
ライター:むらお
パナソニック 食器洗い乾燥機 NP-TZ300-S
標準食器容量:5人分(40点)
寸法(約):幅550×奥行344×高さ598mm
質量(約) :20kg
電源コードの長さ(約)::1.9m
角ばった形状でフラットなNP-TZ300。
個人的にはホワイト色が好みでしたがレポートをしたシルバー色も実際に見てみるとシンクやキッチンに合うのではないかと思います。
取り付けには分岐水栓が必要です。
NP-TZ300は蛇口に「分岐水栓」が必要なタイプです。
新規で取り付けられる場合は分岐水栓が別途必要となりますので、ご自宅の水栓品番をお調べいただき、対象の分岐水栓をお買い求めください。
設置スペースをご確認ください
食器洗い機の導入を検討される方は、必ず設置スペースが確保できるかをご確認ください。
NP-TZ300の高さは約60cmですが、排気口から蒸気が出るので、上方の空間はできるだけ開けて設置する必要があり、65cm以上の高さが必要です。
奥行スペースは、扉が前に開く事と、本体と壁の間に0.5cmの隙間が必要となるため、59cm以上の間隔が必要です。
NP-TZ300の設置目安は本体幅55cm・高さ65cm・奥行59cm以上となります。
詳細はパナソニックのHPでご確認ください。
扉をタッチして庫内の様子を確かめる
さて、給水ホース・排水ホース・電源を接続して電源を入れてみました。
ボタンが白い光で浮き上がってきます!
ボタンが飛び出してないので掃除の時もふき取るだけで簡単!と電源を入れただけで少し感動です。
さぁ「ドア開」を押した動画をご覧ください!
とってもスムーズに自動で開きました!
中のカゴは真っ白でとても清潔感があります。
その複雑な形状から、それぞれの形には深い意味があるのでは?と思わせるようなウェーブ状のものや、何かを引っかけられるような形状のものがあります。
付属の説明書には、どこに何を置くとたくさんの食器を並べれるのか、並べる方向や設置方法が細かく記載されてるので、ご購入時に一度ご覧いただきたい内容です。
カゴを外した庫内と付属品
付属品…給水ホース(1本・約1.2m)、排水ホース(1本・約1m)、ホースバンド(1個・排水ホース用)、吸盤(1個)、調整脚(2個)、背面カバー(1個)、プレートホルダー(1個)、お試し用食器洗い機専用洗剤(サンプル品)
どこから水が出るのか、どこに水は流れていくのか…カゴを全部はずして確かめます。
本体底に2箇所、中央に1箇所、回転して水を噴射する回転シャワーが取り付けられているほか、庫内後方の壁面にも水が出るのであろう噴射口が9個ほど目視することができました。
底の部分には残さいフィルターがありますが、これが使いやすい!
後ほどゆっくりご説明いたします。
食器の入れ方の見本
上段にフライパン他、下段に食器を入れた状態
さぁ実際に用意した食器を並べていきましょう!
今回は総勢6人で試用レポートに挑みましたが、全員で新しい発見や話をしながらも、数分でキレイに並べることができました!
包丁立ての溝の切り込み具合が職人技という感じを受けました。
カゴの前側に取り付けられた「ちょこっとホルダー」は、シリコンカップなどの小物を入れておくのに便利です。
汚れた面がしっかり洗える向きにセットして入れてください。
ボトルホルダーを使った例
NP-TZ300には、マイボトルやロンググラスの奥底までキレイに洗える「ボトルホルダー」というパーツが下側のカゴに装着されています。
ホルダーはボトルやグラスが倒れないよう、固定できるようになっているのでぜひご活用ください。
使い方は動画でご覧いただけます。
「ちょこっとホルダー」は、ボトルのパーツを入れるのにも役立ちますよ。
小さなものはどこに入れるか迷ったら、まずは「ちょこっとホルダー」を思い出しましょう。
ちょこっとホルダーの活用と、長めの皿のセット方法
「ちょこっとホルダー」は物をいれるだけでなく、飛びやすい軽い物の上に、フタを開けた状態でかぶせれば、押さえの役割を果たします。
付属のプレートホルダーは上部に取り付けることで、魚などを乗せる長い皿をセットすることができ「安定のホールド感」にとても感動しました。
使った後のお手入れパーツ
油汚れなどはある程度、排水ホースで水と一緒に吐き出されますが、残さいの一部はどうしても庫内に残ります。
特に残さいは定期的に取らないとニオイの原因になるので、週に1回は取り外してお手入れを行ってください。
NP-TZ300には「残さいフォルダー」が庫内下中央に用意されており、カゴを動かす事なくフォルダーを取り出せます。
1度取り外し方を覚えると、手を汚さずとても簡単に取り出せますよ!
外すときのカチッと感がとても心地よく、毎回触りたくなる…そんな部品です。
いつも清潔なのがいいですね。
排水溝カバーはカゴを外す手間はあるものの、取って洗えば油分や細かな汚れも、スッキリキレイに気持ちよく使うことができます。
長く使うからこそ清潔に、キレイに簡単にメンテナンスできるのは、とっても嬉しい機能だと思います。
汚れた食器を洗ってみよう
予洗いした食器を庫内にセットする
おまたせしました。それでは実際に食器を洗っていきましょう。
まずはカレー・パスタソース・(地味に)からし・卵を使って、お皿やお椀に汚れを付けてみました。
パスタソースに付属の海苔もまぶしてリアル感を出してみましたよ。
からしが取れにくいのではないかとお皿のふちにつけてみたり、お皿やお椀を電子レンジで温めて汚れを乾かしてみたりと、少し過酷な環境を作り出そうとなぜかいじわるな状況で試用してみたくなる担当者たち。
NP-TZ300は据え置き型食器洗い機の中で1番上位モデルという事もあり、洗浄能力も高いはず!という気持ちが大きすぎて手を込んでしまいます。
大いに汚した後は実際にご家庭で使用する状況と同じように、サッと水で食器を流して本体にセットしました。
汚れレベルに合わせて食器を洗う
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運転コースと目安時間
汚れレベル 目安時間(約) こんな時に 1 62分 つけ置き洗いや水洗い後に 2 73〜78分 食器が少ない時 3 79〜84分 食後すぐ洗う時に 4 100〜105分 念入りに洗いたい時に 5 125〜130分 食後数時間後や油汚れが多い食器、調理器具を洗う時に。
さぁ、電源を入れて食器の汚れレベルを選んでスタートです!
ここでは汚れレベルが標準の「3」で実験してみました。
どれくらいキレイになっているか楽しみです。
ピッピと扉をタッチしていますが、NP-TZ300は扉にボタンが浮かび上がるので、面に出っ張りがなく、前面を清潔に保てます。
水回りはどうしても汚れたままの手での操作が多くなるので、ふき取るだけで清潔さを保てて、とても気持ちよくお使いいただけます。
予約(4時間後にスタート)や、最終のすすぎの温度を約80℃にするコースなどの運転オプションも、扉をタッチしてコースをお選びください。
予約などの運転オプション | |
---|---|
低温ソフト | プラスチック食器(耐熱温度60〜90℃未満)を洗う |
乾燥のみ | 手洗いした食器の水を切って入れると、仕上がりが良くなります |
乾燥切 | 洗浄のみにします |
乾燥延長 | 乾燥時間を30分から60分へ変更します |
送風 | 洗浄後のヒーター乾燥を送風乾燥にする |
80℃すすぎ | 80℃ですすぎます |
予約 | 4時間後にスタートします |
運転終了!
1時間と少し、結局食器洗い機の前でずっと待っていた我々。
何度もお皿の入れ替えやカゴやパーツの意味を1つずつ調べていたら、昼過ぎから実験を開始してもう外は真っ暗です。
さぁ、食器がどれくらいキレイになっているか「結果はっぴょうーー」
全ての食器を取り出して並べてみました。
「きっと少しは汚れが付いたままになっているだろう」と思いながら取り出しましたが、汚れはしっかり取れていて、とってもキレイになっていました。
ご家庭の使用を想定して、1度水で軽く流したのがとても良かったのかもしれません。
「からし」の跡や「のり」は、何もなかったかのようにキレイになっていました。
以前、お客様より「食器の乾きが思っていたよりあまいので、少し乾かさないといけないね」というお言葉をいただいたことがあります。
確かに食器洗い機の洗い後は、水気が残り、そのまま庫内で送風して乾燥させるため、水滴が取り切れないケースが多いかと思います。
メーカーに問い合わせても「多少の水滴は残る」という返答でした。
今回の実験では、お皿やお椀には水滴が残っておらず、少し温かさが残った仕上がりで、スプーンなどのカトラリー類やシリコンカップには水滴が残るという結果でした。
風の当たる場所などによって乾燥度合いが変わるのでしょう。
しかし、食器はキレイ・清潔・ピカピカに仕上がっていましたよ!
さぁキレイに洗えるのがよくわかったのでレポートの撮影はここで終了!
ですが…ちょっと実験を1つ。
NP-TZ300で洗った食器なら、ビールも美味しくなるらしい?
噂によると「食器洗い機で洗ったグラスは汚れがキレイに取れるので、ビールを入れた時の泡立ちや気泡のでき方に違いができる」らしい。
食器洗い機で洗ったグラスと、手洗いを行ったグラスを使って、ビールを注いでみましょう。
トクトクトク…。
「気泡が出ない!」
ビールを飲まない私でも、見た目で違いはわかりましたが、味はどうなのか!?
本日レポートの為に2度ほど買い出しに行ってもらったEさんに、仕事の終わりにねぎらいの一杯を…至極の一杯を味わっていただきましょう!
食器洗い機で洗ったグラスで飲むとすぐに「味が違う!全然違う!おいしい!」と言って、1番盛り上がった場面になりましたよ。
味などは個人の感想なのでなんとも言いにくいですが、見た目は確実に違いましたし、おいしそうに見えたのは確かです。
食器洗い機は旦那様より、奥様の方が欲しいと思われるかもしれませんが、ビールが美味しくなるというのであれば、旦那様も嬉しいのではないでしょうか?
まとめ
とにかく良く汚れが落ちる食器洗い機でした。
動作音も小さく、本当に動いているのか本体の近くに行って確認したほどでした。
ボトルホルダーやちょこっとホルダー、包丁が立てて入れられるところは、老舗のパナソニックさんらしい心遣いです。
手が汚れにくい、操作しやすい、メンテナンスがしやすいと洗浄面以外も考えて作られています。
途中でも述べていますが、購入時には取扱説明書をよくご覧いただきたいと思います。
食器の置く方向や操作ボタンの意味、いろいろな洗浄コースの違いがわかると、よりキレイに食器を洗えますし、正しくメンテナンスすることで製品を長く使用いただけるのではないかと思います。
今回はレポートできませんでしたが、NP-TZ300は「ナノイーX」を搭載しています。
「ストリーム除菌洗浄」で洗うと食器の除菌ができるので、とても清潔に洗浄できます。
また、洗浄後もナノイーX送風で庫内のにおいも抑えてくれますよ。
食器洗いはこの「NP-TZ300」におまかせして、家族だんらんの時間を作ってみませんか?
ご検討いただければ幸いです。
2021.02.16 (むらお)