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Joshin 試用レポート 全てが大きく生まれ変わった!ウォークマンA100シリーズ!

ソニー ウォークマン A100シリーズ NW-A105HN

人気のウォークマンAシリーズ。
Fシリーズ以来となるAndroid OSの採用やWMポートの廃止等、その全てと言っても過言ではない大改革が施された2019年度モデル…。
その魅力と変更点を探っていきます!

ライター:とうふ

ソニー ウォークマン NW-A105

  • ソニー ウォークマン NW-A100
    ソニー ウォークマン NW-A100
  • 付属品一覧
    付属品一覧
  • 正面 / 背面
    正面 / 背面
  • [底面] 接続端子に革命が!
    [底面] 接続端子に革命が!
  • 側面
    側面
  • 操作部
    操作部

底面を見ると、2019年度モデルの最も変化した点をご覧いただけるでしょう。
接続端子にご注目ください。USB Type-C端子が採用されています。
そう、ウォークマンの伝統ともいえる『WMポート』が廃されているのです!

「昨今のポータブルオーディオ事情にも柔軟に対応だな!」と喜び半分、極初期の段階からWMポートモデルを使用してきた私としては「とうとう、WMポートがなくなるのか。。。」と一抹の寂しさを感じなくもありません。
※当面はWMポートが継続されるNW-A50シリーズやSignatureシリーズがありますのでご安心ください!

かなり小さくなった付属のイヤホン

  • イヤホンの形状が大幅にリニューアル
    イヤホンの形状が大幅にリニューアル
  • 丸みがあって可愛いぞ!?
    丸みがあって可愛いぞ!?
  • スッポリと耳に納まる
    スッポリと耳に納まる

付属イヤホンも大きく変更されています。
ハイレゾ対応、ノイズキャンセリング対応、外音取り込みに対応など、A50シリーズ付属イヤホンの機能は持ちつつもサイズダウンを実現。
メーカーでは50%のサイズダウンをうたっていますが、丸みを帯びたデザインは数値以上にコンパクトに見え、また曲面を多用したデザインは耳へのフィット感が抜群です!

前モデルA50シリーズと比較してみた

  • [正面] 左がNW-A100、右がNW-A55
    [正面] 左がNW-A100、右がNW-A55
  • [背面] NFCマークは下部に隠れた
    [背面] NFCマークは下部に隠れた
  • [背面] 丸みが少なくなった
    [背面] 丸みが少なくなった

並べて比較してみるとサイズ感はほぼ同等ながら、画面サイズが大型化しているのが解ります。
液晶サイズは3.1インチ(A50シリーズ)→3.6インチ(A100シリーズ)に大型化。
引き続きアルミ削り出しボディを採用し、手にした時の収まりの良さは健在です。

  • ボリュームボタンも独立
    ボリュームボタンも独立
  • 側面
    側面
  • 底部
    底部

右側面のボタン配置はA50シリーズと同様です。
ボリュームボタンが独立された事で誤操作する事も減るでしょう!

左側面はA50シリーズではmicroSDスロットが搭載されていましたが、A100シリーズでは本体下部に移動しています。

  • 並べると小ささが際立つ
    並べると小ささが際立つ
  • 外音取り込みのマイク部も小型化!
    外音取り込みのマイク部も小型化!
  • 角度が加わった
    角度が加わった

本体は見た目にはそう大きな変化はありませんが、イヤホンの変化はその形状・装着感が大きく変化しています。
並べて比較すると、サイズの変化や耳への挿入角度の変化が解りやすいですね。
特に耳への挿入角度の変化は装着感の向上、ひいては音楽への没入感の向上に繋がり、音楽をより身近に楽しむには非常に嬉しい変化と言えます。

ソフトウェア画面を比較!

  • [正面] 左がNW-A100、右がNW-A55
    [正面] 左がNW-A100、右がNW-A55
  • 項目の並びが少し変わっている
    項目の並びが少し変わっている
  • 表示画面はほぼ変わりなし
    表示画面はほぼ変わりなし

画面の新旧比較です。
前モデルから0.5インチのサイズアップはこれまた並べると非常に解りやすいです。
2019年度モデルからOSにAndroidを再び採用し、起動後のトップ画面がスマホ等と同様となりました。音楽を楽しむにはウォークマンアプリを起動します。

メニュー画面の並び順が若干変更された以外はそう使い勝手も変わらないので、違和感無く使えます。

さらにお楽しみ機能が…!

  • 「カセットテープを表示」にチェックをいれると…
    「カセットテープを表示」にチェックをいれると…
  • まさかのオールド感!
    まさかのオールド感!

遊び心が溢れる仕様として、再生時の画面をカセットテープのように表示させる事が出来ます!
最近はカセットもまたひそかなブームが来ているらしいですが、まさかデジタルプレーヤーのウォークマンでカセットの画面が楽しめるとは思いませんでした。。。

音源レベルによって色々なカセット画面が用意されており、ノーマルポジションからハイポジ(フェリクロームも)、メタル等その表示されるカセットの種類が豊富なのも心にくい仕様ですね。
子供の頃に見た、カセットのハブがくるくる回る様子になんとも言えない懐かしい気持ちがこみ上げます。

機能の確認

  • イコライザー/DSEE HX画面
    イコライザー/DSEE HX画面
  • DCフェーズリニアライザー/ダイナミックノーマライザー画面
    DCフェーズリニアライザー/ダイナミックノーマライザー画面
  • バイナルプロセッサー/ClearAudio+画面
    バイナルプロセッサー/ClearAudio+画面

再生画面の状態で画面の下から上へスワイプする事で音質設定画面を開く事ができます。
6つの音質設定からそれぞれを組み合わせて自分好みに仕上げるもよし。「DIRECT」を選び音源そのままを楽しむのもよし…音源やお好みに合わせて自由に楽しむ事ができます。

  • ClearAudio+機能はオンにすると全ての音質設定が無効になり、選択できなくなります
    ClearAudio+機能はオンにすると全ての音質設定が無効になり、選択できなくなります。
  • 例えば...「アナログ時代のボーカル曲をより雰囲気良く楽しみたい」と言う場合には
    イコライザーは「ボーカル」、DSEE HXは「オン」、DCフェーズリニアライザーは「オン」、ダイナミックノーマライザーは「オフ」、バイナルプロセッサーは「オン」として頂くと往年の名盤を彷彿とさせる、音楽性の高い表現を楽しめるのではないでしょうか。

    設定できるイコライザーのメニューも豊富で、それぞれが解りやすい変化です。
    楽曲やジャンル、またその時の気分にあわせて色々試してみるのも面白いでしょう。

Androidを搭載することで、様々なアプリを楽しめる一方、内蔵メモリには要注意です。
システム稼働に内蔵メモリの10GB前後を使うので、実際のメモリ容量は少なくなっています。
買い替えで同じ容量のモデルを買っても、音楽が入りきらない…なんてことも。
音楽や動画の保存には、メモリーカードのご利用をお勧めします。

試聴タイム

  • [正面] さっそく試聴です
    [正面] さっそく試聴です
  • ノイズキャンセリング
    ノイズキャンセリング
  • 素早く外音取り込みに切り替えられる
    素早く外音取り込みに切り替えられる

外音取り込み機能やノイズキャンセリング機能をすばやく切り替えられるのもAndroidならでは、と言えるでしょうか。
画面最上段から下へスワイプする事で設定メニューが起動し、アイコンをタップするだけでノイズキャンセリング/外音取り込みを切り替えることができます。
※ノイズキャンセリング機能/外音取り込み機能は同時起動は出来ません。

さて、肝心の音質ですが、前モデルと比較してもより細やかで一音一音が力強い。
そして輪郭がクッキリとした明朗快活なサウンドを楽しめます。
上位モデルとなるZXシリーズで採用されている部品や技術を潤沢に採用した事で上位モデル譲りのリッチな表現が加わったように感じました。
特にボーカル域の存在感は素晴らしく、一歩前に迫るような立体的な表現で楽しめました。

まとめ

人気モデルのAシリーズにハード面、ソフト面共に大幅改良を施し、見た目は似つつも全くの別モデルといって良いほどに仕上げられた「NW-A100」シリーズ。

基本ソフトウェアをAndroidにした事で、普段スマホで操作するような操作感を実現し、
そして上位モデルで培った高音質化技術や部材を導入した事でより、プレーヤーとしての完成度を高めています。

さらに無線LANに接続する事で、各種ストリーミングサービスでの音楽やYouTubeの動画/音楽も楽しむ事ができ、"音楽の楽しむスタイル"までも変化したまさに「新世代のAシリーズ」!

遊び方も音楽の楽しみ方も色々、より音楽を身近に楽しめる最新のウォークマン。
音質・機能は硬派な本格サウンドを持ちつつも、カセットテープのスクリーンセーバーといった遊び心もあわせ持つ、"手にした時の楽しさ"も魅力のポータブルプレーヤーとして、このNW-A100シリーズはお薦めです!

2019.10.17 とうふ


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