2022.08.05
Joshin 試用レポート
味もすごいの? 高級炊飯器の象印 炎舞炊き NW-FA10でご飯を炊いて確かめてみた
象印 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-FA10-BZ
ご飯を美味しく炊き上げる高級炊飯器。
象印の炊飯ジャー『炎舞炊き』は、かまどで炊く時の炎のゆらぎを再現した象印独自の加熱方式で、蓄熱性の高い鉄素材の釜の中でお米が勢いよく舞い上げ、1粒1粒をふっくらと炊き上げます。
今回試用する炎舞炊き NW-FA10は、今までよりもさらにお米を舞い上げる「3DローテーションIH」へと進化しました。
どれだけおいしいご飯になるのか、さっそく炊いてみましょう!
ライター:ぴよこ
象印 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-FA10-BZ
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付属品 計量カップ、立つしゃもじ、取扱説明書(お料理ノート) サイズ(約) 幅26.0×奥行33.0×高さ23.5cm(ふた開き時高さ:47.5cm) 重量(約) 8.0kg 毎日食べるご飯が美味しくなる高級炊飯器。
今回試すのは、象印の炎舞炊きシリーズの中でも最もハイグレードモデルのNW-FA10。
黒釉(くろゆう)は墨のような瑞々しい黒のボディのモデルで、サラリとした艶のないボディはやさしくキッチンに溶け込む色と質感です。
見た目の良さからも高級感が漂っています。
炊飯器 外観
本体の外側は凹凸が少なくハンドルもありません。
ハンドルがない代わりに側面底側にくぼみがあり、そこに指をひっかけて持ち運ぶ事が出来ます。
ただし本体は約8kgと重いので、箱から出すときや持ち運ぶ時は慎重に扱ってください。
豊富なコース画面。操作はタッチパネルで行う
トップパネルは凹凸が少なく、汚れはサッと拭き取れるフラットな設計です。
ボタンは保温・炊飯・予約の3つで、NW-FA10は新たにタッチパネルを採用し、コースの選択ができるようになりました。
画面が大きく、文字も大きいのでとても見やすく分かりやすいです。
標準の状態でも文字は大きいですが、さらに表示を大きくする事もできますよ。
日常的によく使う「炊き分けセレクト」や「わが家炊き」「急速」といった炊飯コースは操作画面の最初に表示され、画面を切り替えると「炊き込み」「冷凍ごはん」「お弁当」などといった炊飯コースが並んでいます。
冷凍しても美味しく食べられる「冷凍ご飯」やご飯が冷えても美味しく食べられる「お弁当」などは最近の流行りのコースですね。
炊き分けセレクト
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「炊き分けセレクト」はかたさ3段階「軟・標準・硬」、粘り5段階「弱2・弱1・標準・強1・強2」を選択するだけで、15通りの炊き分けが簡単に行えます。
カレーの日は硬く・粘りは少なくしよう!と料理に合わせてご飯の仕上がりを手軽に変更できます。炊き分けセレクトはあらかじめかたさや粘りを入力して炊きますが、「わが家炊き」では前回炊いたご飯に対して感想を入力することで、炊飯器が炊き方を調整してくれます。
気分で選ぶなら「炊き分けセレクト」、好みのご飯を食べるなら「我が家炊き」という使い分けができそうです。
蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れた「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」
内釜は蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れた「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」です。
鉄を使っているのでズッシリとした重さと厚みがあり、熱が外に逃げるのを抑えるようフチは特に厚く設計されています。
重めの釜ですので持ち上げたり釜をセットする際に落下させないようにご注意ください。
釜の底は少し弧を描いていて器のような丸みがあります。
この丸みが沸騰時などに発生する泡を、斜めの面からは中心に、中央の平らな面からはまっすぐに上げ、より激しい対流を生み出します。
内側の表面はとても滑らかなのでご飯はこびりつかず、お手入れはとても楽に行えます。
本体内側と内ぶた
内側フレームは鏡のように艶々で、汚れが拭き取りやすいようにフラットになっています。
釜を納める庫内もフラットですので、毎日使う上で嬉しい配慮がされています。
内ふたはオレンジ色の止め具を引けば簡単に外れます。
裏側には圧力装置や圧力装置に不備があった場合のための安全弁があります。
白米・炊き込みご飯を炊いて味を確かめる
まずは白米を2合炊飯する
さっそくご飯を炊いてみましょう。
今回は「炊きわけセレクト」で様々なコースが選べるところですが、NW-FA10-BZの標準的なご飯はどんなものかを確かめたいので「かたさ標準」「粘り標準」で白米を2合炊飯します。
コースを選ぶと炊飯残り時間が表示されました。
約56分と一般的な炊飯時間です。
ご飯はシャッキリとしていて粒立ちが良さそう
ご飯が炊けた所でふたオープン!
釜の中のご飯はお米が釜の外側に寄せられたかのように高さができていました。
外から内へと巻き上げるかのような対流が行われた形跡がありますね!
炊きあがったご飯は表面の瑞々しさは少なめ。粒立ちは良く、1粒1粒が大きく見えます。
ほかほかご飯の良い香りもしますが果たしてどんな白米の味なのか。
おっ。瑞々しさが少ないと思っていましたが、しゃもじを入れるとグムッとした弾力を感じるモッチリ感。
さっそく器によそって食べてみます。パクリ。
うん! 見た目どおりの弾力! 噛み応えのあるご飯です。
モッチリとした印象でしたが、口に入れると粒がほろりとほどけてとても口当たりがいいです。
ベチャッとしておらず、プリプリとしていてとても美味しい。
筆者はかためが好きですが、とてもおいしいご飯の仕上がりです。
市販の素を使って炊き込みご飯も試してみよう
せっかくなので炊き込みコースで炊き込みご飯も炊いてみました。
時間は79分。味をしみ込ませたり具が多い分、通常炊飯よりも時間はかかります。
炊飯後ふたを開けると、外から内へと対流が行われた証なのか、具は中央に寄せられていました。
しゃもじで底からしっかりまぜてと。
炊飯途中から醤油の香ばしい香りを漂わせていましたが、釜を混ぜると食欲がどんどんかきたてられます。
食べると白米の時よりもさらにホロホロとほどけるような絹のようなやさしいご飯!
ご飯の表面もつるつる度が増したかのような滑らかさになっています。
1時間ほど保温をすると、表面のつるつる度はやや下がりましたが、それでもよく粒がほぐれるサラリとした炊き込みご飯でとても食べやすい。
他のスタッフからも好評でした。
まとめ
高級炊飯器が登場した当初は価格に驚かれる方も多かったですが、長く愛用でき、毎日のように食べるご飯がおいしくなった!と満足される方が多く、今ではすっかり定着した調理家電です。
NW-FA10で炊いたご飯は、粒立ちがよく、ほぐれ具合がとてもいいご飯に炊き上がりました。
普段のご飯も充分においしく食べていましたが、新米のように表面がつるっとしたご飯にその実力を見た気がします。
今回は「炊き分けセレクト」でかたさ・粘りが標準のご飯を炊きましたが、かんたんにご飯の好みは変えられますし、その家の好みのご飯の炊き方をしてくれる「我が家炊き」も毎日の炊飯コースとしてとても使いやすいかと思います。
食べた瞬間に「おいしい!」と感じる、今までのご飯とはちょっと違う味を是非確かめてみてください。
2022.08.05 (ぴよこ)