2018年の夏は暑かった。厳しい暑さも過ぎ去って、気温は徐々に下がり、寒い冬へと向かいはじめる中、待ってましたと登場しはじめる暖房器具たち。今回は大阪ガスのガスファンヒーターの魅力をレポート! 外観が美しいモデルや、畳数モデルによってお部屋の暖まり方がこんなに違う!という能力違いの対決など、必見の内容でお送り致します! ガスファンヒーターを既にお持ちの方や、これから導入を検討されている方、「ガスファンヒーターが欲しいけど、小さいサイズでいいのかしら」と、お悩みの方も是非参考にしてみてください。
ライター:キン
撮影に訪れたのは京セラドーム付近にある大阪ガス施設「ハグミュージアム」。モデルルームに大阪ガス製品をディスプレイしており、様々な提案を行っています。こんな家に住みたくなるなぁというようなオシャレなお部屋を横目に、仕事で暖房機を運ぶ。 まずはリビングと和室にガスファンヒーターを置いてみよう。
非常にスタイリッシュな外観のガスファンヒーター『ビバーチェ』。単体で確認した時は、置く部屋を選びそうだなと感じたが、実際に置いてみると洋室・和室のいずれにも似合う。 サンドペーパーで磨いたようなステンレスで出来た、光をよく反射するフロントパネル。特にプラチナシルバーカラーは、照明の色によって見た目の色が変化し、置き場所によって印象が変わりそうだ。
デザインは無駄のないシンプルさ。色々模様などを入れていないからこそ、どんなインテリアにもマッチするのだろう。別の部屋に運ぶ時に、便利な取っ手があるのも気配りポイントの1つ。ボディの真ん中で支えられるので、持った時も重くは感じなかった。
本商品のもう1つの魅力が『ナノイー』機能。その他のラインナップにプラズマクラスターを備えたモデルも存在しているので、大阪ガスは2つのイオンを手にしている。 ナノイーは温風が出ている時はもちろん、単独でも運転可能なのが嬉しい。冬だけの暖房機ではなく、イオン発生器として1年中活用する事も出来る。 暖房機の電源を入れただけだとナノイーは運転せず、ナノイーボタンを押して運転させるのだが、スポットボタンを長押しすると、ナノイーの初期動作設定が行える画面に切り替わり、設定を行えば、切タイマーや暖房連動運転時に自動的にナノイーが運転するようになる。ナノイー機能を常に使いたい方は、設定しておくとボタンを押す手間が無くなるので、オススメの設定です。
美しいだけでは寒い冬は乗り越えられない。外から帰ってきた時に、体もお部屋も素早く暖めてもらわないと困るのだ。 大阪ガスのファンヒーターは、立ち上がりが早いと定評があり、その時間なんと5秒だという。本当なのか。 さっそく実際にどれだけ素早く温風が出るのか試してみた。
その結果は・・・動画の通り。立ち上がりが早いのは寒い冬にはありがたい、温かい風がすぐに吹き出た。 この立ち上がりの早さは、ビバーチェだけでなく、大阪ガスのファンヒーター全ての性能なので、どのガスファンヒーターでも寒い朝もすぐにポカポカにしてくれるのだ。
その他のモデルも洋室に置いた雰囲気を確認しておこう。たくさん運んだんだ。 【ランクプラス】はプラズマクラスターを搭載しているモデルとなっており、 ビバーチェと比べると無骨なデザインではあるが、本体の角度を変えられる「スイーベル機構」になっていて、頭の部分がクイッと調整できるモデル。
【デラックスモデル】は電気暖房機能を備えたモデルとなっている。他のモデルはガス栓がない場所では使用不可だが、本モデルは電気コンセントがあれば電気ファンヒータとしても使用可能。ガス栓使用時と比べると能力は落ちるが、一時的に別の部屋の暖房機として使用できるメリットは大きい。
こちらはエコモデル。 畳数ごとにカラーバリエーションや外観が異なる。木造15畳タイプはピュアホワイトとピアノブラック、11畳タイプはウォームシルバーとライトシルバーのラインナップとなっている。7畳タイプはピュアホワイトのみである。馴染みの外観でビバーチェより見慣れた安心のデザイン。
木造15畳タイプと11畳タイプの大きさを比べてみた。 幅は若干15畳タイプが大きいものの、そこまで設置スペースに影響があるレベルではない。能力は大きい方が余裕があり、しっかり暖まるので早く暖めるならもちろん能力の大きい方がオススメ。温まりの速さは後に比較対決をするので、参考にしてください。
そもそもガスと聞くと設置は危ない、という先入観のある方もいらっしゃるかと思うし、筆者も昔はその1人だったのだが、意外とガスファンヒーターの接続は簡単で手軽なのだ。 壁と本体をガスコードで接続し、電源コンセントを接続するだけ。 誰でも簡単に取り付けが出来るようになっているので、安心して設置してください。
ここで、少し比較対決を行ってみよう。エントリーするのは、[エコモデル]の木造15畳タイプVS木造7畳タイプ。 木造8畳を想定した部屋で、気温は約8度の環境を用意しました。この部屋では能力がギリギリの暖房器具と、能力に余裕がある暖房器具とでは、どれくらい差が出るのか興味ない?ありますよね?・・・そう、みんな興味があるのでやってみよう。
それでは実験スタート。中央付近の温度は人の出入りがあった為、若干上がってるものの・・・。ここはこのままスタートとする。温風がちゃんと部屋まで届いているのか視覚化する為、風速器もちゃっかり準備した。 部屋の端に立って計測していたが、温風はしっかり届いてる。温度の上昇も・・・さすが15畳タイプの余裕あるパワー。およそ5分で室温20度まで到達となった。 部屋の中央付近を測定している温度計は28度を示し、確かな実力を見せつけた。車で例えるなら2リッターエンジンで坂道を登る感じだ。
次は7畳モデルでの実験。先ほどの条件と合わせてスタート。始める事数分で、その実力の差が出てきたのを体感する。同じ5分を経過しても、室温がそこまで上がっていない。15分まで粘ってみたが、それでも室温17度、中央付近の温度は23度程度という結果となった。 ギリギリの能力の物を選ぶと価格は安いが、その分利便性が落ちてしまう結果にもなってしまう。車で例えるなら軽自動車で坂道を登るという感じ。大は小を兼ねるといったところだろうか。
今回のレポートは能力違いのモデルでどのくらいの差がでるか実験してみましたが、暖房器具を購入する際、ギリギリの容量を選んではいないでしょうか?
確かに購入金額は安く抑えたい所ですが、お部屋の広さに合っていない暖房機だと、その分満足度も快適性も減ってしまいます。暖房機を検討いただく際は、想定しているお部屋の広さによりも、もうワンランク上のモデルをオススメします! せっかくガスファンヒーターを買ったのに暖まらないなんて思いはお客様にしてほしくありません。 ぜひ、この冬のガスファンヒーター選びの参考にレポートを役立ててください。
2018.11.12 キン