HUAWEI SIMフリースマホ P30 lite
ボディの横幅をほぼ変えず、画面が約5.84インチから約6.15インチと、P20 liteより少しだけ背を高くしたP30 lite。
メモリは4GB、ストレージは32GB→64GBとアップし、カメラにはAI機能が搭載され、インカメラの画素数も2400万画素と高画質になりました。
- 付属品:マイク付イヤホン、クリアケース、ACアダプタ、USBケーブル、クイックスタートガイド
カラーはパールホワイト、ミッドナイトブラック、ピーコックブルーの3色展開で、今回はピーコックブルーを用意。
背面パネルは神秘的な光をまとった高級感のあるパネルです。
光沢加工が施されており、角度によって模様の見え方が変わり、色も青から紫に変化したりします。
セットの中には、そのパネルの印象を損なわない透明のクリアケース(シリコンカバー)も含まれています。
ケースを使うとしっかり滑り止めがかかりますし、ボディも小さいので持ちやすいです。
ただし、実際に使っているとケースに指紋がかなり付くので、筆者は気になってしまいました。
指紋の跡が気になる方は、別のケースを使う事もオススメします。
背面パネルの上部中央あたりに指紋認証センサーを搭載。
カメラは、約2400万画素の広角レンズに、風景を広く撮れて、自撮りするのにも便利な約800画素の超広角レンズと、約200万画素の被写界深度レンズの、トリプルカメラを搭載。
ファーウェイからは、ライカカメラ搭載スマホが多く出ていますが、P30 liteはライカカメラではありません。
側面上部にカードスロットがあるので付属のピンを穴に差し込み取り出します。
スロットは、2枚のSIMカードを同時に使い分けることができるDSDVに対応!
低価格帯でDSDVに対応しているのはとても魅力的ですね!
底部には急速充電が可能なUSB Type-Cの充電端子と、イヤホン端子が配置。
どんどんType-Cの機器が増えているので、使用機器とケーブルの種類を統一するなら、注目しておきたいポイントです。
デフォルトで入っているアプリはシンプルですね。
「HiCare」はファーウェイのサポートアプリ、パーティーモードは端末を最大8台のスマホを繋げてサウンドを楽しむアプリです。
動画もサクサク動くし画面もキレイで良い感じです。
メモリが4GBですので、重めのゲームで遊んでいる時に動きが悪いと感じた時は「AppAssistant」を設定すると、少しだけパフォーマンスが向上されます。
ただし電池の減りが早くなり、夢中で遊ぶとモリモリ減りますのでお気をつけください。
認証機能は指紋認証と、顔認証です。
指紋認証センサーをタップして、ロック解除になるまでの速度は良好ですし、顔認証も自分の顔に向けて電源ボタンを押すとパッと付くので、ストレスなくすぐにスマホの操作が行えます。
画面起動時にカメラが有効となるので、スマホを持ち上げれば画面が起動するモーションコントロール(下記参照)の設定との相性が良く、素早くロック解除が行えますよ。
モーションコントロール
モーションコントロールは、スマホを持ち上げた時に、音量コントロールや画面起動などの動作を設定できます。
指3本で画面をシュッとなぞるとスクリーンショットを撮れるなど、よく使う動作が楽になりますよ。
スクリーンショットをよく使う筆者は、指でシュッと撮れる方が便利なので、設定画面で機能をON、と。
ノッチ部分のデザインが変更できる
P30 liteは画面の中にカメラが埋め込まれた、しずく型ノッチデザインなのですが、設定画面よりノッチを隠せるデザインに変更が出来ます。
隠すデザインにするとノッチまわりが暗くなって疑似的にフレームが出現し、その中にスッポリ隠れます。
画面は少し小さくなりますが、ゲームの操作や動画の閲覧時にはカメラが邪魔に感じる事もあるので、意外と便利かと思います。
カメラで撮影
カメラを起動すると、画面上部にフラッシュや設定、AIモードのアイコンが並んでいます。
画面の上部にあるAIアイコンをタップしてから食べ物にカメラを向けると…素早く認識してフードモードのアイコンが自動的に表示されました。
スマホカメラで写真を撮る時、被写体に合わせて設定を変えるのって正直面倒ですが、AI機能ならその場面に適したモードを自動的に選んでくれます。
広角レンズへの切り替えも画面上にボタンが表示されるのでカンタンです。
シャッターボタンの上部には、風景や夜景、ARレンズ撮影などが行えるメニューが並び、横スクロールで選択できます。
充実したカメラ機能です。
夜景・広角の違い
同じ場所から標準カメラと広角カメラで撮影すると、広角カメラなら広くて奥行きのある写真になります。
風景写真もいいですし、集合写真の時も、顔はもちろん、背景もしっかり映せますよ。
路地なんかで撮ると奥行が出るので、面白い写真も撮れます。
風景を撮るときの広角レンズが便利で、街中をサクッと撮るのが楽しくなります。
夜景撮影も明るく撮れますし、色んなシーンでキレイな写真が撮れましたが、食べ物の撮影はあまり得意ではないように感じました。
いくつか食べ物を撮影をしたのですが、青みが強くなっている印象です。
まとめ
画面は6.15インチと大きいですが、横幅を抑えて作られているので比較的持ちやすい大きさになっています。
大画面でみる映像もキレイですし、よほどのグラフィックゲームでなければサクサク動きます。
カメラも広角レンズを搭載してと、多くの方が使いやすく楽しめ、そしてコスパが良い。人気があるわけです。
“ゲームや動画をカジュアルに楽しみ、自撮りもスマホで頻繁に撮影する”
“写真はスマホで撮りたいけど、色んなシーンでしっかり撮りたい”という方にはとくにおすすめのモデルです。
2020.03.23 ぴよこ
超広角 約800万画素
被写界深度 約200万画素