【プリンター比較 最新版】キヤノン・エプソン・ブラザーの、色味＆印刷速度をチェック！

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• 写真プリントだけでなく、仕事や学校で使う資料の印刷や年賀状の作成、近年は"推し活"に使う方も急増している家庭用プリンター。
  できることが同じなので、どれを選んだらいいか分からないという方も多いと思います。

  そこで今回は、家庭用プリンターでお馴染みの「キヤノン」「エプソン」「ブラザー」の最新モデルを実際に使って、実力を徹底比較！
  写真や資料をたくさん印刷して、20名を超えるスタッフ達と一緒にどの色が1番好みか意見を出し合いました。

  まずは各モデルの外観と特徴から見ていきましょう。

各種外観とスペック

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  キヤノン PIXUS TS8730
  本体サイズ(約)	幅372×奥行345×高さ142mm
  タッチ液晶モニター	4.3型
  プリント解像度	4,800×1,200dpi
  インク色数	6色 （染料5×顔料1）
  印刷サイズ	最大:A4 最小:スクエア(89x89mm)
  最大積載枚数 （普通紙）	後トレイ･･･100枚 カセット･･･100枚
  自動両面印刷	〇
  スキャナー機能	〇
  ファックス機能	-
  レーベルプリント	〇
  Wi-Fi	〇
  USBスロット	-
  SDカードスロット	〇
  A4文書インクコスト (普通紙カラー印刷)	約12.7円（大容量）約12.9円（標準）

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  エプソン Colorio EP-886A
  本体サイズ(約)	幅349×奥行340×高さ142mm
  タッチ液晶モニター	4.3型
  プリント解像度	5,760×1,440dpi
  インク色数	6色 （染料6）
  印刷サイズ	最大:A4 最小:名刺
  最大積載枚数 （普通紙）	後トレイ･･･1枚 カセット･･･100枚
  自動両面印刷	〇
  スキャナー機能	〇
  ファックス機能	-
  レーベルプリント	〇
  Wi-Fi	〇
  USBスロット	〇
  SDカードスロット	〇
  A4文書インクコスト (普通紙カラー印刷)	カメ®（増量）使用時：約13.9円

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  ブラザー PRIVIO DCP-J928N
  本体サイズ(約)	幅400×奥行341×高さ172mm
  タッチ液晶モニター	2.7型
  プリント解像度	6,000×1,200dpi
  インク色数	4色独立 （染料3色×顔料1）
  印刷サイズ	最大:A4 最小:L判
  最大積載枚数 （普通紙）	後トレイ･･･1枚 カセット･･･100枚
  自動両面印刷	〇
  スキャナー機能	〇
  ファックス機能	-
  レーベルプリント	〇
  Wi-Fi	〇
  USBスロット	〇
  SDカードスロット	〇
  A4文書インクコスト (普通紙カラー印刷)	約9.9円

今回ピックアップするプリンターは、キヤノン PIXUS「TS8730」・エプソン Colorio「EP-886A」・ブラザー PRIVIO「DCP-J928N」の3機種。
全て長年続いている、各メーカーを代表する人気シリーズです。

エプソンは他2機種と比べて特に小さく、設置場所の確保に悩むことはなさそうです。
角が丸くいい意味でプリンターらしくないインテリアに溶け込むデザインが、女性スタッフを中心に好評でした。
ブラザーに少し高さがあるのは、天面のフタ部分に最大20枚の資料を連続スキャンできるADF（自動原稿送り装置）を搭載しているため。
エプソンとは対象に少しゴツゴツとしたデザインで、オフィスでも人気のモデルです。
個人的にはキヤノンが1番家庭用プリンターらしいデザインをしているように思います。
下部のカセット部分が完全に収納できず少し飛び出すため、ホコリが入らないか気になりましたが、フタがあるのでカセットがむき出しにならず安心です。

操作はそれぞれタッチパネル液晶を搭載しているため、スマホのように直感的に使えます。
キヤノンは今回の「TS8730」から、メニュー画面に仕事・学校・ライフなどシーンに合わせて切り替えできるタブを追加し、さらに操作がシンプルになりました。
3モデルとも専用のスマホアプリがあり、アプリからのプリントもカンタンですよ。

用紙カセットと背面トレイ

前面の用紙カセットは3機種ともA4用紙を最大100枚セット可能。
背面トレイにはキヤノンが100枚、エプソンとブラザーは手差しで1枚ずつセットできます。
キヤノンとエプソンの背面トレイは天面にありますが、ブラザーは本体の奥側側面に配置しています。

複数枚印刷には前面の用紙カセットを、1枚ずつの写真プリントなどには用紙がをローラーで丸めない背面トレイを使うのがおすすめです。
背面トレイといえば「セットできる枚数が少ない、背面に用紙を入れるスペースが必要」といった弱点がありますが、キヤノンはどちらも見事にカバーしていますよ。

インクの確認

インクジェットプリンターには「染料インク」と「顔料インク」がある他、搭載されているインクの数も違います。
インクによってプリントの色や質感の仕上がりが大きく異なりますのでそれぞれの特徴を把握しておきましょう。

『染料インク』は写真プリントに強い！
インクが用紙の内部に染み込むことで着色するインク。
発色が良く色鮮やかに仕上がり、用紙のもつ光沢感を十分に活かせるのが特徴。
また顔料インクに比べてプリント速度が速く、生産性が高いです。
デメリットはインクが用紙に定着するまで少し時間がかかるため、プリント直後と定着した後では色の見え方が異なることもあること。
水ぬれ・にじみに弱く、光や空気に触れると時間とともに色が薄くなりやすい。

『顔料インク』は文書に強い！
インクの粒子が用紙の表面にとどまることで着色するインク。
インクがにじみにくく、文字をくっきり鮮明に写せるのが特徴。
染料インクに比べてプリント後に色が定着するのが速いことから、資料などの大量印刷におすすめ。
デメリットはこすれ・はがれに弱いこと。
光沢紙印刷の場合は反射光によってムラになりやすく、写真プリントの色鮮やかさはいまひとつ。

キヤノンは、染料インク5色と顔料(ブラック)インク1つの組み合わせ。
基本の3色(マゼンタ・シアン・イエロー)にグレーインクと2種類の黒インクを搭載し、写真と文書の両方をバランスよく表現します。
エプソンは、6色全て染料インク。
他の2機種にはないライトシアンとライトマゼンタを採用し、色鮮やかな写真プリントや繊細なグラデーションの表現が得意です。
ブラザーは、3色のカラー染料インクとブラック顔料インクの4色構成。
インクの数が少ないため他の2機種と比べると写真プリントの解像度に不安が残りますが、印刷コストは圧倒的に低くリーズナブルな価格で大量に印刷できます。
キヤノンとエプソンのインクカートリッジがボディ内部にある中、ブラザーだけ前面のカバーをパカッと開くだけでスムーズにインクを取り換えできるのは個人的に高ポイントです。

実際に写真をプリントして各モデルの色味を見ていきます。
頻繫にプリントしたい方は重要になってくる印刷スピードもしっかりチェックしますよ！
印刷用紙は、キヤノンとエプソンはそれぞれ純正の光沢紙を用意。
ブラザーは「FUJIFILM 写真仕上げPRO超高沢」を使用し「画彩 写真仕上げ Proモード」でプリントしました。

印刷時間は、写真（わんこ）を1枚、カラーコピー（チラシ）とモノクロコピーを連続5枚で印刷し、計測しました。
コピーは各社スピーディーに印刷ができましたが、写真プリントはキヤノンとエプソンが速く、ブラザーはその2倍ほどの時間を要します。
印刷時間は「まとめ」でご確認いただけます。

写真プリント

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  スタッフ人気 2位
  毛並みのふさふさが分かりやすい グレーっぽくて不自然
  全体的に暗くてわんこが映えていない･･･

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  スタッフ人気 1位
  わんこの頭頂部の解像度が高い
  1番色鮮やかで迫力がある 背景がキレイすぎて作り物感があるかも

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  スタッフ人気 3位
  ふんわり感があってかわいい
  明るさがわんこの表情とマッチしている 白飛びが気になる

キヤノンは少し青みが強く、明るい光を自然に描写するのが得意な様子。
エプソンは被写体の輪郭が濃く色鮮やかで、コントラストの高い仕上がり。
ブラザーは4色インクのためか全体的に淡く、ふんわりとした優しい雰囲気になりました。
この写真でスタッフに1番人気が高かったのはエプソン。
わんちゃんの鼻まわりの色の鮮やかさや、暖色を上手く表現し、生き生きとした雰囲気が人気を集めました。

ビビットピンク×モノクロ

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  スタッフ人気 2位
  左上の光が白飛びしていないのがスゴイ
  色の自然さは文句なしの1位！ もう少しビビットな雰囲気がほしい

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  スタッフ人気 1位
  花に立体感があってキレイに見える
  マゼンタのような青みのあるピンクがキレイ ハデすぎる気がする

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  スタッフ人気 3位
  光沢感がなくて色が薄い
  コントラストが低くインパクトに欠ける

コントラストが高いほどキレイに見えそうな、ビビットなピンクのお花とモノクロの写真。
赤と少し青みが混ざった花の色を濃くハッキリと表現したエプソンと、バランスの良い彩度でナチュラルに表現したキヤノンで好みが二分した結果、エプソンが1番人気となりました。

キヤノンは「左上の光があたっている箇所が白飛びしていないのが素晴らしい」との意見が続出。
エプソンは少し色が濃いとの声もありましたが「この写真では彩度は高い方が良い」「影まで描写されて立体感がある」と高評価でした。
ブラザーは全体的に淡く、インパクトに欠けてしまったよう。
優しい色合いのお花ならキレイに仕上がりそうですね。

紅葉

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  スタッフ人気 1位
  配色のバランスが自然
  全体的に明るくて葉が生き生きしている 紅葉には少し明るすぎるかも

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  スタッフ人気 2位
  紅葉の濃い赤がしっかり出ている
  赤と黒が強いワイルドな雰囲気が好み 街頭周りの黒つぶれが気になる

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  スタッフ人気 3位
  少し淡い感じがレトロっぽくて好き よく見ると紅葉ににじみがあってぼんやりした印象

明るく生き生きとした葉を表現したキヤノンと、赤と黒色の強さでワイルドな雰囲気に仕上げたエプソン、セピアで加工したようなレトロっぽい雰囲気のブラザー。

個性が分かれたこの写真では、明るさと色鮮やかさが紅葉の雰囲気にマッチしたキヤノンが1番人気となりました。
空と植物、道の色が自然に表現できていて「キヤノンは出せる色の幅が多いのでは」と、感じはじめるスタッフも。
エプソンは「時計の針までしっかり見える」と輪郭の鮮明さが評価されつつ「街灯周りの黒つぶれが気になる」との意見もありました。
ブラザーの淡くレトロっぽく仕上がりに「やさしい雰囲気が好み」と、ビビットピンクの花の写真とは違って好印象な意見も多かったです。

和菓子

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  スタッフ人気 2位
  柿のスイーツがツヤツヤでおいしそう
  赤と黄色の出し方が食べ物とよく合っている もう少し立体感がほしい

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  スタッフ人気 1位
  影の出し方が自然で立体感がある
  小豆の質感が1番好み 色が強すぎて加工した感がある

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  スタッフ人気 3位
  黄色が強いので美味しそうに見える
  自然な色合いで食欲がわく 少しモヤっとしている

「どれもキレイ」という意見が多かった和菓子の写真。
「全体的に色が整っている、小豆の立体感が好き」という理由でエプソンが1番人気でしたが、見る人の好みによるといった感じでした。
キヤノンは赤みの入ったオレンジ色を鮮明に表現し、特に柿のスイーツのツヤ感が高評価。
ブラザーは「1番実物に近い自然な色だと思う」と感じるスタッフが多く、少しレトロな雰囲気も写真のイメージに上手くマッチしました。

肌色と腕時計

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  スタッフ人気 1位
  1番現実の色に近いと思う
  手が白く写るので時計に目がいきやすい 色が抜けすぎているように見える

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  スタッフ人気 2位
  時計の輪郭がハッキリしている 赤色が強すぎてお風呂上りに見える
  手の血管が浮きすぎて主張が強い

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  スタッフ人気 3位
  1番人の肌色に近い色が出ている
  肌色のバランスがいい 肌にキメ細やかさがほしい。ぼんやりして見える

各モデルかなり個性が出た肌の色。
1番人気だったキヤノンは「少し青みがあるけど肌の透明感は1番高く感じる」「肌が白くて時計が強調される」「ネイルがキレイ！」と、肌の色と時計のバランスが高評価。
背景の白い布の質感も最もキレイという意見が多かったです。
エプソンは「肌の色が赤く、鮮やかすぎてお風呂上りのように見える」との意見が多く、コントラストの高さが裏目に出てしまいました。
しかし時計の解像度と質感は断トツで、時計にフォーカスして見るならエプソンが1番でした。
ブラザーは「黄色が自然で1番リアルの肌色に近いと思う」と人気でしたが、肌のキメ細やかさでキヤノンには届かずといった結果に。
人物のプリントなら充分満足できる印象です。

夜景

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  スタッフ人気 2位
  黒つぶれがない
  光の色がすごく繊細でキレイ 夜景はもう少しコントラストがほしい

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  スタッフ人気 1位
  色にメリハリがあって1番夜景っぽさがある
  ライトの細かいニュアンスが伝わりやすい 光がつぶれているように見える

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  スタッフ人気 3位
  白っぽく見えて他と比べるとノッペリしている
  写真というより絵に近い印象を受けた

夜景の写真では、色の鮮やかとコントラストの高さを得意とするエプソンが1番人気に。
「黒が濃すぎてつぶれている」との意見もありましたが、明暗のメリハリから多くの票を獲得しました。
全体的に解像度が高いので、遠くの輪郭や細かなニュアンスもしっかり表現できています。
キヤノンはライトの白飛びがほとんどないのが高ポイントでしたが、もう一歩コントラストがほしいと感じる方が多くいました。
ブラザーは少し白っぽくくすんでしまったのが惜しい･･･！
ふんわりとした優しさよりもパキッとした色のメリハリを求める写真はニガテかもしれません。

青いお花とボケ感

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  スタッフ人気 2位
  背景のボケとグラデーションが1番キレイ
  花の色が自然に表現できている 青みが強すぎて葉が元気がないように見える

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  スタッフ人気 1位
  澄んだ青色がキレイ
  葉脈の解像度が高く生き生きしている 背景のボケが少し硬いかな･･･？

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  スタッフ人気 3位
  やさしい雰囲気がイメージに合っている 手前の花の解像度が低くピントが甘く見える
  グラデーションが硬く違和感がある

背景のボケ感で好みが分かれた花の写真。
スタッフ人気1位のエプソンは「青と緑のバランスの良さ、ボケ感まで鮮やかに表現された情報量の多さ」が評価されました。
これまでの写真でエプソンは暖色が強いかなと思っていたのですが、澄んだ青色もとてもキレイです。
キヤノンは「背景のぼかし方が柔らかくてキレイ」と人気でしたが「青が強くて葉の印象が薄れる」との声も。
硬さのない柔らかなグラデーションは個人的にすごく好きなポイントです。
ブラザーは「柔らかい雰囲気が写真に合っているけど、解像度の低さが気になる」との意見が。
メインの花の輪郭までぼやけた印象で、ピントが甘く見えてしまったようです。

風景

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  スタッフ人気 1位
  色が自然で本物の風景に近い
  山の影など暗いところもつぶれていない 青が強すぎるように感じる

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  スタッフ人気 2位
  すすきの解像度が高い
  青々とした空が美しい 1番鮮やかだけど色が少しわざとらしいと思う

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  スタッフ人気 3位
  全体的に温かみを感じる雰囲気が好み 細かいところがつぶれている
  空の色が薄い

風景写真はキヤノンとエプソンで接戦でしたが「右上の光の描写が自然」という意見が多くキヤノンが人気に。
キヤノンは「空の青色が深すぎて暗く見える」との声もありましたが、山の影など細かな暗所もつぶれず表現し「本物の風景に近い」と高評価でした。
エプソンは「茶色が鮮やかで美しい」との声が多い中「表現力は断トツだけど色がわざとらしい」と感じるスタッフも。
ブラザーは「全体的に暖かみのあるセピアっぽい雰囲気が好み」というスタッフもいましたが、じっくりと見たときに細かい箇所の色のつぶれが気になるとの声がありました。

スイーツ

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  スタッフ人気 1位
  クリームの色が1番美味しそうに見える
  ケーキの輪郭がくっきりでキレイ 黄色が強すぎて背景が少し暑苦しく見える

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  スタッフ人気 2位
  赤みが強くてイチゴが熟していそう
  輪郭がハッキリしているのにケーキが柔らかそう 食べ物はあまりコントラストが高くない方が好み

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  スタッフ人気 3位
  ケーキはキヤノンと差がないくらいキレイ
  柔らかなボケ感がケーキにマッチしている 背景のグラデーションが違和感

赤色の出方で好みが分かれたイチゴのスイーツの写真。
1番人気だったキヤノンは「クリームが美味しそうに見える」「ケーキの輪郭がくっきり」「背景のコップの色も上手い」と好評価。
エプソンは色の鮮やかさでは勝っていたのですが「赤が強すぎて着色料が多めに見える」との意見も。
食べ物はコントラスト高すぎずふんわり見せたい派のスタッフも多く、その結果が順位に表れていました。
ブラザーはケーキの描写はキヤノンと変わらないという意見が多かったものの、背景のグラデーションで差が出たようです。
ケーキの色は1番好みとの声もあり、背景が単色のお店のメニューのような写真なら、かなりいい勝負ができたかもしれません。

チラシと資料をカラーコピー

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  スタッフ人気 1位
  白抜き文字が見やすい
  赤色が1番キレイに出ている シェーバーの黒つぶれが気になる

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  スタッフ人気 3位
  色がべたっとしていて重たい
  青みが強すぎて原本のイメージから外れる

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  スタッフ人気 2位
  無理なくコピーしている感。黄色の表現が自然
  文字がくっきりしている 粒子が少し粗い

チラシをA4普通紙で5枚連続カラーコピーし、印刷の一部を抜粋しました。

キヤノンは普通紙印刷でも変わらず自然な色のバランスで情報が目に入ってきやすく、細かい文字もハッキリ見えます。
ブラザーは色を無理なくキレイに表現している印象で、特に金額を記載した黄色の再現性はすばらしい。
よく見ると粒子が粗いところもありますが、黒文字がくっきりしているので文字が見にくいということはありません。
光沢紙では色鮮やかに表現していた全色染料インクのエプソンは、色がべったりとした印象に。
完全に色が乾いた状態でスキャンした上の写真でも色のにじみや水っぽさを感じます。
また青みも深く出すぎてしまい全体的に重たい雰囲気で、チラシの印象が変わってしまいました。

印刷スピードは5枚連続印刷で計測した結果、エプソン→ブラザー→キヤノンの順に速かったです。

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  スタッフ人気 1位
  写真と文字の色のバランスがいい
  色鮮やかで見やすい

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  スタッフ人気 3位
  文字がくっきり見える 全体的に少し暗い、金色の表現が少し違う

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  スタッフ人気 2位
  明るくて見やすい、原本に1番近いと思う 裏写りが気になる

写真多めのカラーコピーでも「色のバランスが1番良い」とキヤノンが人気。
原本より少し明るく色を足して文字を読みやすくしている印象で、濃い色の上に重なった白文字もパッと目に入ってきます。
ブラザーも全体的に明るく見やすいのですが、繊細な表現が必要な写真になると解像度の低さが出てしまいます。
また、裏写りが気になるとの声もありました。
エプソンは少し暗めに写ってしまい、白文字がにじんだようにべたっとしてしまいました。
黒色は他2機種と比べると少し青っぽく、原本の雰囲気からは最も遠く感じます。

資料をモノクロコピー

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  スタッフ人気 1位
  少しグレーがかった黒が好み
  色のバランスがキレイ 少しにじんで見えるのが気になる

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  スタッフ人気 2位
  裏写りがなくて見やすい
  青みの混じったような黒が1番読みやすい 黒の色が個性的

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  スタッフ人気 3位
  細かい文字もかすみがなくてキレイ
  原本に1番近い 少し色が薄い

資料をA4普通紙で5枚連続モノクロコピーし、印刷の一部を抜粋しました。

キヤノンはモノクロコピーでも「色のバランスがいい」「少しグレーがかった黒の表現が好み」と大人気。
印刷スピードもかなり速く、写真プリントも文書コピーもキヤノンに任せれば間違いなし！というレベルに達していると思います。
エプソンはカラーコピーほど色がべったりとした印象はなく、文字がくっきりとして読みやすいです。
黒文字は真っ黒ではなく少し青みの混ざったようなグレーですが「老眼にはこの色が1番見やすかったりする」と意外な所から高評価。
裏写りも目立たずキレイに印刷できました。
ブラザーはモノクロコピーに強いイメージがありましたが、今回は少し色が薄く出てしまい小さな文字が見えにくいという意見が。
しかし色が擦れた様子はなく原本を忠実に再現できていると感じます。

5枚連続で印刷した時のスピードは、速い順でキヤノン→ブラザー→エプソン。
モノクロコピーの速さは断トツでブラザーだと予想していたので、1秒というほぼ誤差ですがキヤノンが勝利したのはびっくりです。
エプソンの印刷時間がモノクロよりカラーコピーの方が速く「そんなことある！？」と何度か計測しなおしましたが、変わりませんでした。

スタッフ評価の詳細はこちら

1位を3点、2位を2点、3位を1点とし、合計したものとなります（同率だったものなども含まれます）。
（１位…★★★、２位…★★、３位…★）

「とりあえずプリントできたらいいや」でプリンターを選ぶ方も多いと思いますが、各モデルで印刷の仕上がりやスピードにしっかり個性があります。
写真プリントや文章コピーのどちらを多く使いたいか、好みの色はどうかをしっかりチェックして、ピッタリの1台をお選びください。
この特集が、お客様のプリンター選びの手助けになれば幸いです。 2023.11.16 (もあ)