ごみ捨てもおまかせ！掃除がうんとラクになるパナソニック「POWER CORDLESS」シリーズをレポート！

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• 今回レポートする「POWER CORDLESS」シリーズの2機種は、髪の毛やペットの毛がからみにくい「からまないブラシ」を搭載したモデル。
  本体の大きさはほとんど変りませんが、ブラシは「MC-SB85K」の方がやや大きめ。
  どちらも真っ白なボディとスッキリしたフォルムが美しく、お部屋にも馴染みやすそうです。
  まずはセパレートタイプの「MC-NS10K」から見ていきましょう。

掃除機なのに、自動ごみ収集機能付き！？

※1 本体質量は本体のみの質量です。
※2 JEMA自主基準（HD-10）により測定。

見てください…今までのスティッククリーナーにはなかったであろう、この斬新なフォルム。
ダストボックスを本体から分離することで、見た目も重さもスッキリ！
ガチャガチャ感のないデザインはいい意味で掃除機らしくなく、お部屋の景観を損なわないのもうれしいです。
身長158cmの筆者からするとちょうどいい大きさで、重さもたったの1.5kgと、片手でスイスイとかけられるし、ラクに持ち上げられます。

何より便利なのが、スティック本体のゴミすてが不要なこと！
掃除後に本体をクリーンドックに戻せば、毎回自動でスティック内のゴミがクリーンドックの紙パック内に移動され、常にスティック内を清潔に保てます。
クリーンドックの紙パック内に溜まったゴミはナノイーXで除菌(約4時間後の効果^※3)・脱臭(約3日後の効果^※4)され、ゴミを溜めている間もニオイを抑えてくれます。
気になる紙パックの交換頻度は月に1度程度^※5でOKと、とことんお掃除に対するハードルを下げる作りになっています。
紙パック式なので、ゴミ捨ての際にゴミに直接触れなくていいのも衛生的でありがたいですね。

※3 ［紙パック内の除菌効果］試験機関：（株）テクノサイエンス 試験方法：紙パック内において布に付着させた菌数を測定 抑制の方法：ナノイーを放出 対象：付着した菌 試験結果：4時間で99 %以上抑制 試験成績書発行年月日：2021年7月5日 試験成績書発行番号：21070134-002。
※4 ［排気のゴミ臭の脱臭効果］試験機関：パナソニック（株）プロダクト解析センター 試験方法：250 LのBOX内において排気をにおい袋に捕集して6段階臭気強度表示法により検証 脱臭の方法：ナノイーを放出 対象：生ごみ臭（家庭じんあい・ペット毛） 試験結果：臭気強度1.0低減 試験成績書発行年月日：2021年7月26日 試験成績書発行番号：R21HM005。
※5 お部屋の広さやゴミの量によって異なります。試験方法：家庭じんあい1g（細塵3：綿ゴミ4の割合。家庭ゴミ1日分の平均量＝1 g。日本電気工業会の調査において）をスティック本体からクリーンドックに移動させる。この操作をクリーンドックの紙パック交換ランプが点滅するまで繰り返す。50 g未満で紙パック交換ランプが点滅しないこと。

髪の毛やペットの毛が絡みにくい「からまないブラシ」搭載

フィルターがある本体部分には、ダニの死がいやフンなどのハウスダストを見つけると赤く光って教えてくれるクリーンセンサーを搭載。
ハンドル部分には運転切り替えスイッチ、電源スイッチなどが配置し、電源スイッチを押せばゴミの量に合わせて自動で吸引力を調整するAUTO運転がスタート。
運転切り替えスイッチを押せばHIGH運転に切り替えられます。

運転時間はHIGHモードで約6分、AUTOモードで約10〜15分と従来の「POWER CORDLESS」に比べれば短め。
長時間の掃除というよりは、ゴミが気になった時にサッと掃除するのに適している印象で、普段からこまめに掃除機をかける習慣がつきそうです。

ヘッドはやや小さめで小回りが効き、髪の毛やペットの毛などがからみにくい「からまないブラシ」を採用しています。
円すい形のダブルブラシがV字構造で配置され、ゴミを中央の吸込口に集めて吸引することで、毛がブラシにほとんど絡まず、お手入れがとてもカンタン。
アタッチメントはすき間用ノズルのみとシンプルで、スティックを分解すれば、ハンディクリーナーとしても使えます。

実際に吸ってみた

羊毛、重曹、毛糸を用意し、カーペットに撒いて吸ってみました。
ゴミを吸いこみにくいカーペットの上ということもあり、羊毛は全て吸いきるのに何度か往復する必要がありましたが、毛糸や重曹はすんなりと吸引できました。
毛糸を吸った後のブラシを見ても糸がまったく絡んでおらず、さすがは”からまないブラシ”です。

お手入れ

掃除が終わったので本体をクリーンドックにセットすると、ゴォーーーッと音を立ててドックがスティック内のゴミを吸い始めました。
音が鳴っている時間は約17秒くらいですが、早朝や夜中だと少し大きく感じるかもしれません。
その場合はクリーンドックのボタンを3秒以上押して紙パック交換ランプを点滅状態にし、その間に本体をセットすると、掃除後の吸引を一時的に止められます。
紙パックにゴミが溜まってきたら、紙パック交換ランプが赤く点滅して交換時期を教えてくれます。
ドック内から取り出して新しいものに交換しましょう。

ごみ捨て不要なMC-NS10Kですが、完全にメンテナンスフリーというわけではありません。
毎回のごみ移送後、フィルター内にはどうしても細かいほこりやごみが残ってしまいます。
通常使用には支障ありませんが、紙パック交換時とあわせてのお手入れが推奨されています。
とはいえ従来に比べお手入れ頻度はぐっと少なくなるのと、フィルター部はカンタンに分解できるので、表面や内部のほこりをはたいて落としたり、水洗いしてよくゴミを落としましょう。

※1 JEMA自主基準（HD-10）により測定。
※2 本体質量は本体のみの質量です。

「MC-SB85K」は馴染みのあるダストボックス付きのサイクロン式スティッククリーナー。
ホワイトカラーが美しく、無駄を省いたシンプルなデザインです。
重さはスティック時で2.0kgなので、MC-NS10Kよりは重く感じますが、その分ヘッドブラシが大きく、小型・軽量と高い吸引力を両立したハイパワーモーターを搭載しているので、吸引力を求める方にオススメのモデルです。
ダストボックスの裏側には壁にピタッとくっついて本体を立てかけられる「壁ピタゴム」がついており、設置場所を選ばず立てかけ充電ができます。

グリップは手にフィットして握りやすく、ハンドル部の正面にはクリーンセンサーや電源、運転切り替えスイッチ、電池残量表示ランプ、お手入れランプなどが配置。
からまないブラシ搭載のヘッドはMC-NS10Kより大きいので、広い範囲を一気に掃除するのによさそうですね。

運転時間はHIGHで約6分、AUTOで約16〜28分、LONGで約35分（付属ノズル使用時は約85分)なので、MC-NS10Kより長時間の掃除に向いている印象です。

実際にゴミを吸ってみよう

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• MC-SB85Kにもゴミを吸ってもらいましょう。
  MC-NS10Kでは羊毛を全て吸引するのに少し手こずりましたが、MC-SB85Kでは簡単に吸引できましたね。
  けっこうな量の羊毛を吸ったつもりでしたが、全くブラシにからんでいませんでした。
  「POWER CORDLESS」らしく、吸引力は抜群です！

お手入れ

ダストボックスにゴミが溜まってきたら、延長管を外し、ゴミ捨てボタンを押してゴミを捨てましょう。
お手入れランプが赤色に光ったら、ダストボックスのお手入れ時期です。
ダストボックスを取り外して分解し、水洗いして汚れを落としてください。
プリーツフィルターがないフィルターレスサイクロンを採用していて、プリーツフィルターのお手入れが不要なのでラクチンです。

まさかロボット掃除機に搭載されている自動ゴミ収集機能が、スティッククリーナーでも搭載されるとは思いませんでした。
実際に使ってみるとゴミ捨てをしなくていいのはとーーってもラクで、掃除を始めることへのハードルが一気に下がります。
懸念される紙パックのコストも、交換頻度が多くないのでそこまで気にならないのもうれしいです。
MC-NS10Kの吸引力は従来の「POWER CORDLESS」シリーズの中では控えめですが、個人的には日常生活で使う分には十分だと感じました。
それでも吸引力やバッテリーがもう少しほしいという方は、小型ボディと吸引力を両立させた、MC-SB85Kをお選びください。
どちらもシンプルなデザインなので、インテリアにこだわりたい方にもピッタリなクリーナーです。 2022.09.09 (みにとまる)