2021.03.09
Joshin 試用レポート
遠くを観る&撮る!一瞬を逃さないキヤノン「PowerShot ZOOM」
キヤノン 望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」 PS-ZOOM
キヤノン「PowerShot ZOOM」は、遠くを観る&撮れる、手のひらサイズの望遠鏡型カメラ!
バードウォッチングやお子様の運動会、試合観戦など「もっと近くで観たい」を叶えます。
PowerShot ZOOMを片手に動物の生態系を観察すべく、公園と動物園に行ってきました!ライター:あんまん
「観る」と「撮る」を一体化した新コンセプトの望遠鏡型カメラ
セット内容:取扱説明書、ストラップ、USB Type-Cケーブル
サイズ(約):約33.4mm×約50.8mm×約103.2mm
質量(約) :約144g
クラウドファンディングで大人気となったキヤノンの望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」。
コンパクトながら、遠くを観察できて写真や動画も撮れるという新コンセプトの単眼鏡カメラで、たちまち人気となり、早くも一般発売されました。
スマホでは遠すぎて観られない&写せないものは、PowerShot ZOOMにおまかせあれ。
質量も約144gとスマホを持っているより軽く、旅行やお散歩にも持っていきたくなります。
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PowerShot ZOOMを握ると、親指と人差し指が来る場所にボタンが配置されています。
上には電源・ZOOM・MENUボタン、下にはファインダー調整ダイヤルとPHOTO(写真撮影)、REC(録画)ボタンがあり、ファインダーを覗きながら操作をします。シャッターを切る=人差し指のイメージがあるので、親指でシャッターを切るのは新鮮ですね。
利き手問わず手にフィットする形状をしているので、観察に集中できますよ。
付属のストラップを付けると、手に引っかけられるので落下する心配が少なくなります。
お気に入りの首掛けストラップを付けて、首に下げておくのもいいかもしれません。
側面にはmicroSDカードの挿入口と、USB Type-C端子。
付属ケーブルの端子は入力/出力共にType-Cなので、Type-C対応の充電アダプターを用意する必要があり、Power Delivery対応(出力電圧/出力電流:9VDC / 2A(18W)以上)のものしか充電できないので、あらかじめご確認ください。
100mm/400mm/デジタルズーム約800mmで動物を観察!
見え方の比較
アシカさんのかわいい寝顔を、もっと近づいて観たい!
ファインダーを覗くと、はじめは100mmの焦点距離で映し出され、ZOOMボタンを押せば、400mm・800mmとワンタッチでズームできます。
この距離だとアシカさんの様子を観るのは難しいですが、覗いてみると100mmで全体が見えるほどに近づけ、400mmになると…わっ!かわいい寝顔。
100mmと400mmは光学ズームなので、遠くからでもキレイに見えますね。
800mmはデジタルズームなので画質が少し粗いですが、アシカさんのお顔がこんなに近くで拝めるとは…感激。
常にピント合わせを行う「コンティニュアスAF」のおかげで、ズーム後もすぐにピントが合って、アシカさんのちょっとした動きも逃さず観察できましたよ。
写真を撮ろう
写真を撮るときは「Photo」ボタン半押しでピントを合わせ、押しこむとパシャリ(シャッター音は聴こえません)。
それぞれの倍率で写真を撮ってみましたが、バッチリ捉えています!
一眼レフで撮影するよりも画質は劣りますが、400mmで撮った黒い鴨やサイも、毛並みがみえるほどキレイに撮れました。
800mmの飛行機は少し粗いですが、動いているにもかかわらず写真に収めることができました。
遠めでも大きくて迫力のあるシロクマもご覧の通り!近くで見ると、クシャッとした顔が何とも言えずキュート♪
動画を撮ってみる
動画は親指側の「REC」ボタンを押し、 1回の撮影で9分59秒まで録画できます。
鳥が飛び立つ瞬間や、お子様のかけっこの様子を撮るには充分な長さです。
ZOOMボタンを押すときにどうしても指の動きで一瞬ガタつくのは否めないですが、100mmと400mmの撮影中は手ブレをあまり感じません。
800mmとなるとさすがにガクガクとした手ブレ感は出てきますが、なにより遠くのものを撮るためにドでかい望遠カメラがいらず、サクッとカジュアルに撮れるのがいいですね。
ライオンのご尊顔を、こんな間近で拝めるなんて!
スマホに写真を送ろう
スマホアプリ「Camera Connect」を使うと、スマホに写真や動画を転送できるので、クラウドサーバーへアップロードや、SNSの投稿もすぐに行えます。
まとめ
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もっと遠くのものを見れたらいいのに…という歯がゆい気持ちを解決するカメラです。
「あっ!鳥だ!」と思ったらサッと取り出し、羽ばたく瞬間を確かめられますよ。
一眼カメラよりは画質は劣るので、主に単眼鏡として使うのがよいかと思います。動物園やお散歩のお供としてはもちろん、お子様の卒業式や入学式、試合中の選手をダイナミックに見たい…などの願望にも叶えます。
普段からカバンに忍ばせ、お出掛けがてら街角の様子を眺める…なんて使い方も面白そうですね。
PowerShot ZOOMを片手に、お散歩を楽しんでみてくださいね。2021.03.09 (あんまん)