2023.09.28

Joshin 試用レポート

OPPO Reno10 Proが登場!驚異の急速充電とプロ品質のカメラをチェックしてみた

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OPPO SIMフリースマートフォン Reno10 Pro 5G

リーズナブルな価格ながら、日常使いに充分な機能をしっかり備えたコスパ最強スマホ「OPPO Renoシリーズ」に、上位機種となるProモデル『Reno10 Pro 5G』が登場!
高いパフォーマンスに約30分でフルチャージできる驚きの急速充電、あらゆるシーンで満足に撮影できる3眼カメラなど、限りなくハイエンドクラスに近い仕上がりとなっています。
従来のRenoシリーズとはどこが違うのか、Proモデルはどういった方におすすめなのか、実際に使いながらみていきましょう。 ライター:もあ

OPPO SIMフリースマホ『Reno10 Pro』

  • 【動画】本体外観と操作の様子
    【動画】本体外観と操作の様子
  • 【動画】手振れ補正と豊富な撮影モード
    【動画】手振れ補正と豊富な撮影モード

OPPOは数多くのスマホを展開していて、Renoシリーズは、エントリー機「Aシリーズ」とハイエンドクラスのフラッグシップ機「Findシリーズ」の中間に位置するミドルレンジモデル。
手の届きやすい価格帯ながら、快適な動作におサイフケータイや防水性能などの便利な機能、豊富な撮影モードなど、日常使いのポイントをしっかり抑えた人気機種です。

今回レポートするのは、そんなRenoシリーズの上位機種に位置するProシリーズの第1弾モデル『Reno10 Pro』。
最大の特徴は、約30分でフルチャージできるOPPO独自の急速充電と、フラッグシップ機「Find X3 Pro」と同等性能のソニー製の高性能センサーを搭載した3眼カメラ。
サイズ感もFind X3 Proと同じく、ベゼルを極限まで薄くした、サイドに湾曲のある約6.7インチ有機ELディスプレイで、ワイドな画面に10億色の色彩を鮮やかに表示します。

Reno10 Proの立ち位置はRenoシリーズ同様ミドルレンジモデルになりますが、フラッグシップ機に近いデザインに、推しポイントのバッテリー面やカメラ性能が非常に優秀なことから、限りなくハイエンドモデルに近い印象を受けます。
特に約30分でフルチャージできる急速充電は、スマホヘビーユーザーにとってものすごく魅力的ではないでしょうか。

外観とスペック

  • カラーはパープルとグレーの2色
    カラーはパープルとグレーの2色
  • 外観はフラッグシップ機「Findシリーズ」に近い
    外観はフラッグシップ機「Findシリーズ」に近い
  • 屋外でも画面が見やすい有機ELディスプレイ
    屋外でも画面が見やすい有機ELディスプレイ

本体カラーは煌びやかな光沢が美しいパステル調のGlossy Purple(グロッシーパープル)と、落ち着いたマットな質感で深い色味のSilvery Grey(シルバーグレー)の2色。
Silvery Greyの背面のロゴマークには、光が当たるとキラキラと上品に輝く「OPPO Glow」加工が施されています。

背面だけでなくフレーム部も全て同色ですが、背面はガラス素材、フレーム部は落としても傷が付きにくいプラスチック素材となっています。
手触りは全面ツルツルとしていて比較的指紋が付きやすく感じるので、高級感のある外観を維持するために定期的に拭き取りたいところ。

ディスプレイはワイドですが、非常に薄く角がカーブになっているため握りやすくて、タイトなジーンズでもポケットに深さがあればすんなりと入りました。
重さも約185gと軽く、携帯性が気になってワイドディスプレイのスマホに手が出せない方にピッタリです。

  • ディスプレイ指紋認証
    ディスプレイ指紋認証
  • 約6.7インチディスプレイサイズ
    約6.7インチディスプレイサイズ
  • 2色のカラーの質感は異なる
    2色のカラーの質感は異なる
  • 薄型で両サイドにはカーブがある
    薄型で両サイドにはカーブがある
OS ColorOS 13(based on Android ™13)
プロセッサー Snapdragon® 778G 5G(SM7325)
ディスプレイ 約6.7インチ/有機EL フルHD+(2,412×1,080)
リフレッシュレート 最大120Hz
メモリ/ストレージ 8GB/256GB ※メモリ(RAM)は最大16GB相当まで拡張可能
カードスロット nanoSIMスロット×2 ※デュアルVoLTE(5G+5G)対応
本体サイズ(約) 幅 74.2×高さ 162.3×奥行 7.9mm
質量(約) 185g
生体認証 顔認証/ディスプレイ指紋認証
バッテリー容量 4,600mAh (急速充電:80W SUPERVOOC with BHE)
バッテリー充電時間 2%→100%:約35分/約10分の充電で40%
アウトカメラ [広角] 有効画素数 約5,000万画素 (ソニー IMX890センサー/OIS対応/F値1.8)
[超広角] 有効画素数 約800万画素 (ソニー IMX355センサー/画角112°/F値2.2)
[望遠] 有効画素数 約3,200万画素 (ソニー IMX709センサー/光学2倍/F値2.0/焦点距離46mm)
インカメラ 有効画素数 約3,200万画素 (ソニー IMX709センサー/AF対応/F値2.4)
イヤホンジャック -
外部ストレージ -
防水/防塵 ○(IP54対応)
おサイフケータイ 〇(FeliCa)
カラーバリエーションGlossy Purple(グロッシーパープル)/Silvery Grey(シルバーグレー)

スペック面は、SoCにミドルレンジスマホの中でも処理性能の高い、Qualcomm社の「Snapdragon 778G」を搭載。
最大リフレッシュレートは最大120Hz、メモリは8GBあり、アプリの立ち上げが素早くスクロールもとても滑らかです。
WebページやSNS、動画の閲覧など、普段使いでストレスを感じることはまずないでしょう。
グラフィックにこだわったゲームをプレイすると、素早く移動した時などに少しギザギザ感がありましたが、常にハイエンド級の画質を求める方でなければ充分満足できると思います。

従来モデルにはあったmicroSDカードスロットが廃止されたのは少し残念ですが、ストレージはたっぷり256GBあるため、4K動画の保存や容量の大きなゲームのダウンロードも気にしなくてOK!

生体認証は顔認証とディスプレイ指紋認証に対応していて、どちらも反応がよくスムーズにロック画面を解除できます。

約30分でフルチャージできる超急速充電

  • スマホヘビーユーザーには嬉しい驚異の急速充電
    スマホヘビーユーザーには嬉しい驚異の急速充電
  • バッテリー容量は4,600mAhで、ミドルレンジスマホではトップクラスの大容量。
    さらに充電速度も凄まじく、付属のケーブルと充電器を合わせて使うと、80WでOPPO独自技術の「SuperVOOC急速充電」が行え、充電が2%ほどの状態でも30分少しでフルチャージできます
    バッテリーを50%近くまで復活させるのにも10分少しの充電でOK!
    最新のハイエンドモデルでもここまでの充電速度はあまりないので驚きました。

    この脅威の急速充電が行えるのは付属している専用のケーブルと充電器を使った時だけで、他の充電器やモバイルバッテリーでは十分な速度が発揮できません。
    環境によって変わりますが、筆者が一般的なケーブルと充電器で試した時は、約30分で40%ほどの回復でした。それでも全然速いですね。

高いパフォーマンスでネットもゲームもサクサク動く

  • Web閲覧時の便利な機能
    Web閲覧時の便利な機能
  • 画面が広いので分割で見やすい
    画面が広いので分割で見やすい

Find X3 Proと同じ10億色の色彩表現を可能とする有機ELディスプレイは、発色がとても鮮やかで屋外でも繊細な色をキレイに映し出します。
黒色は特に引き締まっていて、長文の記事でも目が滑りにくく自然に読み込めました。
ページ冒頭の動画で実際の操作の様子を収めていますが、素早いスクロールでも目に見える残像がなく、動きもとても滑らかです。

Reno10 Proのサイズは女性の筆者では片手で扱うのは難しいので、画面の下半分だけに表示する「片手モード」は重宝しました。
画面が大きい分、ページと動画など2つのアプリの分割表示も見やすいです。
画面右上をスライドすると表示される「スマートサイドバー」は、スクリーンショットを撮ったり、別のアプリをスムーズに立ち上げるのに便利ですよ。

  • ゲーム中のサポート機能
    ゲーム中のサポート機能
  • ColorOS 12から追加された「ゲームツール」では、各ゲームのプレイ時間やゲーム毎のキャプチャーが確認できます。
    複数のゲームをプレイしているとキャプチャーがカメラフォルダ内でバラバラになりがちなので、各ゲーム毎で管理できるのは嬉しいですね。
    ゲーム中に左上をスワイプするとサポートメニューが表示され、パフォーマンスの変更や通知の設定、画面録画などが行えます。

    本体の発熱は、パフォーマンスを「プロゲーマーモード」にしてグラフィックのキレイなゲームを1時間ほどプレイすると気になり始めますが、しばらく通常モードに戻すと落ち着きました。
    充電中も熱くなりすぎている印象はなく、発熱はかなり抑えられていそうです。

防水性能/おサイフケータイ/赤外線リモコン機能

  • 雨などで濡れても大丈夫!
    雨などで濡れても大丈夫!
  • 便利なおサイフケータイ機能
    便利なおサイフケータイ機能
  • あらゆる家電のリモコンにもなる!
    あらゆる家電のリモコンにもなる!

防水/防塵性能はIP54相当を搭載しています。
Find X3 ProとReno9 AがIP68規格だったので少し物足りなさを感じますが、強く降っている雨に濡れても故障の心配はなく、普段使いする上で特に問題はありません。
※ IP54:防塵が入ったとしても安全性が損なわれない、あらゆる方向からの飛沫に対して本体機能を保護する

おサイフケータイ(Felica)にも対応し、Suicaなどの交通系ICカードや、楽天Edy・WAONなどの電子マネー決済がタッチひとつで素早く行えます。
また面白い機能として、IR(赤外線)を使ってあらゆる家電のリモコンとして使える機能もあります。
テーブルの上にいろんなリモコンを置く必要がなくなり、リモコンを取りに行く手間もないのは便利ですね。

ソニーセンサーを搭載した3眼カメラ

  • プロのようなポートレート写真が撮れるカメラ
    プロのようなポートレート写真が撮れるカメラ
  • フィルターや撮影モードが豊富です
    フィルターや撮影モードが豊富です

アウトカメラは約5,000万画素の広角・約800万画素の超広角、そして約3,200万画素の望遠の3眼構成。
インカメラの画素数も約3,200万と高く、見たままの繊細な色を自然に表現します。

カメラには全てソニー製の高性能センサーが採用されています。
メインとなる背面の広角カメラには、Find X3 Proで使われている「IMX766」と同等性能の「IMX890センサー」を搭載していて、天気のいい屋外から夜景、暗い室内などあらゆるシーンをキレイに撮影できます。
動画撮影時には手ぶれ補正が使えますが、全力で走らない限り手ブレ補正オフの状態でも揺れはあまりなく、安定しているように思いました。(詳しくは冒頭の動画をご確認下さい)

全てのカメラで、デジタルカメラのようにISOやシャッタースピードを自分で設定できる「Proモード」や色味を変更するフィルターなどが使え、こだわりの画を作れます。
背景を自動でいい感じにぼかす「ポートレートモード」で人物を撮ると、まるでAIのように美しい艶肌に写り、顔のパーツの大きさも細かく調整できます。
顔にしっかりピントを合わせ続けるオートフォーカスも優秀なので、自撮りにピッタリです。

  • それぞれのカメラレンズで撮影
    それぞれのカメラレンズで撮影
  • 広角カメラで見た景色
    広角カメラで見た景色
  • 超広角カメラで見た景色
    超広角カメラで見た景色
  • 望遠カメラで見た景色
    望遠カメラで見た景色

超広角・広角・望遠(2倍ズーム)で、同じ位置から風景を撮りました。
超広角は他と比べると若干暗いような気がしますが、細かな植物の色も違和感なく写しています。
色味は、空の色が少しコントラスト高めに写りましたが、全体的に色を作り過ぎている感がなく、肉眼で見たままに近い自然な印象です。

作例

フラッグシップ級の広角カメラ
  • 見たままの色味でキレイに写る
    見たままの色味でキレイに写る
  • 超広角で夜の雰囲気を撮影
    超広角で夜の雰囲気を撮影
  • 寒色系のカラーフィルターを使用
    寒色系のカラーフィルターを使用
  • モノクロもキレイ
    モノクロもキレイ
ポートレート撮影に最適な望遠カメラ
  • 背景のボケ感が美しい
    背景のボケ感が美しい
  • 遠くの物もダイナミックに撮れます
    遠くの物もダイナミックに撮れます
  • 暗い場所でも被写体がしっかり強調される
    暗い場所でも被写体がしっかり強調される
  • 5倍ズームで撮影*
    5倍ズームで撮影
多彩な撮影モード
  • 夜景をキレイにぼかすネオンポートレート
    夜景をキレイにぼかすネオンポートレート
  • 食べ物用フィルターは暖色が強め
    食べ物用フィルターは暖色が強め
  • 背景が大きくボケるポートレートモード
    背景が大きくボケるポートレートモード
  • 動画では前後カメラ同時に撮影ができます
    動画では前後カメラ同時に撮影ができます

3眼カメラを使っていろいろ撮影してみました。
広い画角でたくさんの情報を写すなら広角撮影が特にキレイですが、望遠の自然な背景のボケがとても美しく、被写体が決まっている時は望遠で撮ることが多かったです。
5倍ズームになると場所によってはノイズが見え始めますが、2倍では無理にズームしている感がなくとても自然。
カメラは被写体に近づきすぎて撮ると歪みが出てきますが、少し離れた場所からのズームなら歪みも少なく、ポートレート撮影に最適でした。

撮影モードは夜景・動画・写真・ポートレート・その他(Proモードやパノラマ撮影など)があり、各モードで異なるフィルターの設定ができます。
背景のみをモノクロにしたり、夜景をキラキラとぼかすことで被写体を際立たせるポートレートモードは、自撮りの際にぜひ使ってみてほしいです。

まとめ

これまでのRenoシリーズがグッとハイエンドモデルに近づいたという印象の『Reno10 Pro』。
特にバッテリー面とカメラ性能は他のミドルレンジモデルの中でも群を抜いていて、常にスマホを使っていたいヘビーユーザーでも満足できる仕上がりとなっています。

スマホは充電を繰り返すとバッテリーが劣化し、一般的には約2年でバッテリー容量が80%程になると言われていますが、Reno10 Proは独自のバッテリーエンジンや電源管理チップにより、80%になるまで約4年(※1,600回の充電に相当)を実現したとのこと。
メモリの拡張も16GBまで可能なので、頻繁にスマホの買い替えを検討しなくてよく、長く愛用できます。

ハイエンドモデルまではもう一歩手が届かないけれど、性能は妥協したくない方におすすめです。
これまでコスパのよさでRenoシリーズを選んでいた方も、さらなる高スペックを求めてみてはいかがでしょうか。 2023.09.28 (もあ)

スタッフが使ってみました

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