ゲームの世界に没入できる！パナソニックの最新ワイヤレスゲーミングネックスピーカー『SC-GNW10』を使ってみた

RPGやFPSゲームで遊ぶ時、パソコンのスピーカーやテレビの音では物足りない。
でも耳を密閉するヘッドホンやイヤホンは長時間つけていると疲れる･･･という悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひおすすめしたいのが、パナソニックのゲーミングネックスピーカー「SOUND SLAYER（サウンドスレーヤー）」シリーズです。

2021年発売の有線タイプ「SC-GN01（以下：前モデル）」でデビューしたこちらのシリーズは、独自技術「TRUE MAGESS」で作り出したデジタル処理とゲームサウンドに最適なチューニングを施した4基のスピーカーで、立体的で奥行きのあるサウンドを再現。
肩乗せスタイルで、耳を塞がず快適な装着感で長時間ゲームに没頭できるのが魅力です。

今回登場したシリーズ2代目となる『SC-GNW10』では、付属の2.4GHz帯の専用無線モジュール(送信機)を使うことで、ゲーム中ストレスのない低遅延を保ちつつワイヤレス接続での使用が実現しました。

音質面もさらにパワーアップし、口径38mmに大型化した新たなスピーカーユニットを採用することで中低音域を中心に向上、音圧は前モデルと比べて約2倍になったとのこと。
さらに円滑なボイスチャットが行えるよう、左右に高性能デュアルマイクを配置しています。
前モデルのユーザーからあった「PC周りはケーブルが多くなるからワイヤレスで手軽に使いたい」「もう少し音の迫力がほしい」などの意見を上手く取り入れ、進化したモデルとなっています。

Windows対応のPCアプリで設定できるイコライザー機能が追加されたことで「PCゲームでこそ真価を発揮する」と謳っていますが、PS4/PS5/Nintendo Switchなどのテレビゲームにも接続可能です。(※ Xbox/Nintendo Switch テーブルモード、携帯モード、有機ELモデルのTVモードは対象外)
専用モジュールはゲーム機本体に接続するもので、テレビへの直接接続はできません。

本体デザインとマイク・ボタンの配置

本体デザインは前モデル同様、ブラックを基調としたメッシュ素材。
装着時に首にあたる樹脂製のバンド部分は前モデルと比べてしなやかさがアップし、ぐにゃぐにゃと自在に曲がります。

電源ボタン/サウンドモードボタン/マイクミュートボタンは左ネック部(装着時右側)の内側、音量ダイヤルと充電端子も左ネック部に配置。
ゲーム中に片手でスムーズに操作できる位置に集合しています。
ボリューム調整は、前モデルの小さなボタンではゲーム画面を見ながらの操作が難しいと感じていたので、手触りで操作しやすい先端部にダイヤルが配置されたのは嬉しいです。

前モデルから引き続き、ゲームジャンルに合わせて選べる3つのサウンドモードが搭載しています。
迫力のサウンドを楽しめるPRGモード、中高音を強調し正確な音の位置を聞こえやすくするFPSモード、人の声にフォーカスをあてるVoiceモードを、サウンドモードボタンで切り替えできます。
映画や音楽を臨場感たっぷりに楽しむCinema、Music、STEREOモードも健在です。

ワイヤレス化にあたりバッテリーを搭載し、スピーカーユニットも大型化したことで、本体サイズは前モデルからひと回り大きくなって、重さも約150gほどアップしました。
長時間装着するのに重量化はツライのではと思いましたが、背面にある4つの突起で重さが分散されるため、付けてみると想像以上に重さを感じません。
突起で本体が少し持ち上げられ、首掛け時に負担が大きいと言われる鎖骨と僧帽筋にあたらないので、長時間付けても疲れにくく快適でした。

電源をオンにすると、先端に内蔵されたライトが水色に光ります。
前モデルはライティングがなく、シンプルで馴染みやすいけどゲーミングデバイスらしさがあまりない印象だったので、一気にゲーミング感が出た！とテンションが上がりました。

高性能マイクチップ採用でボイスチャットが快適

• 

• ボイスチャットをさらに快適にするため、高性能マイクチップを採用して収音性と通話時のノイズキャンセリング機能を強化しました。
  マイクとスピーカー部がほとんど隣なので自分の声だけでなくゲーム音も相手に届きそうですが、人の声をしっかり識別・抽出して相手に届けるため、チャットがとてもスムーズです。

  前モデルでは左にしかなかったマイクも左右に配置されたことで、どの方向に顔を向けて話しても声の取りこぼしがなくなりました。
  マイクミュート時は本体と送信機が赤く光り、状態をひとめで把握できます。

圧倒的臨場感を実現した音でゲームをプレイしてみた

PCやゲーム機に付属のUSBケーブルで送信機を繋ぎ、ペアリング設定でSC-GNW10と接続します。

実際にRPGゲームをプレイしてみると、とにかく音圧と音の広がりがものすごい！
ネックスピーカーでここまで迫力のある音を聴くのは初めてかもしれません。
複数のリアルスピーカーで一斉に大音量を響かせている感覚に似ているので、これは周囲から苦情があるのではと思いましたが、数メートル先にいたスタッフにはほとんど音は聴こえなかったよう。
また自身も、耳を密閉していないとは思えないくらいゲームに没頭できるので、周囲から話掛けられても反応できないと思います。

FPSゲームモードに切り替えると音の広がりはやや抑えられますが、音の輪郭と定位置がハッキリして、細かな足音や銃声を聞き逃しません。
FPSゲームは音にとてもシビアなため開放型スピーカーのイメージはありませんでしたが、周囲に大きな音が流れている場所で使ってもゲーム音の響きが際立ってしっかり聞き取れました。
送信機に繋いでいるため遅延もほとんどなく、速度に付いていけないなんてこともありません。

• 

• SC-GNW10から追加されたPCアプリ「SOUNDSLAYER Engine」では、自身のゲーム環境に合わせてイコライザーのカスタマイズやチャット音量の設定が行えます。

  プリセットは3つまで設定できるので、複数のゲームで遊ぶとき毎回調整し直す必要はありません。
  1度設定したプリセットはアプリで変更しない限り継続されます。

耳を塞がない肩乗せスタイルになることで長時間使っても耳が痛くなりにくいのはもちろん、髪型が崩れない、休憩するときは肩に乗せたまま移動できる、ゲームに勝利した時ケーブルを気にせずはしゃげるなど、嬉しいポイントがたくさんありました。

前モデルを使っている方はワイヤレスの快適さとマイク性能の進化でさらに使いやすくなりますし、ゲーミングスピーカーを持っていない方はこれまでとは全く違う没入感溢れるサウンドに感動すること間違いなしです！

普段ヘッドセットを使っている方も長時間プレイするRPGゲーム用におすすめです。
ぜひ解放感がありながらの迫力のサウンドでゲームを楽しんでみてください。 2023.09.27 (もあ)