2024.01.22
Joshin 試用レポート
1000回遊べるダンジョンRPG『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』をレビュー!
【Switch】不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録
あの「不思議のダンジョン」シリーズが約14年ぶりにNintendo Switchに登場!
シリーズ最新作となる『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』では、どんな冒険が待ち受けているのか?
ダンジョン内で倒れた場合は、所持している道具を全て失い、レベルも1に戻ってしまうというシビアなルールのようですが・・・。
ゲームは全て攻略本を見ながら有利に進めていくことが好きで、深く考えることが苦手な筆者が不安を抱えながら約2時間チャレンジしたプレイ内容をレポートします! ライター:くっきー
スパイク・チュンソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』
メーカー | スパイク・チュンソフト |
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タイトル | 不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録 |
対応機種 | Nintendo Switch |
ジャンル | ダンジョンRPG |
プレイ人数 | 1人 |
CERO審査 | B(12歳以上対象) |
旅の風来人「シレン」と語りイタチ「コッパ」は夢に導かれて、内海にある小さな島々のひとつ「とぐろ島」を訪れることに。
その島には、いたるところに海賊のお宝が隠されていて、最奥部にいる怪物の腹の中には、とびっきりのお宝が眠っているという。
一攫千金を夢見た全国の強者どもが島に集まって・・・。
このような設定でシレンとコッパの新たな冒険がはじまっていきます。
プレイヤー名は愛社精神から「ジョーシン」と入力してスタートしました。
冒険の舞台である「とぐろ島」の全体図を確認すると、壮大なスケールなのがわかります。
今のところ見えている場所は少ししか無いですが、ゲームを進めていくことで様々な場所が判明していき、山の頂上にいるボス「ジャカクー」を目指します。
一度も倒れずにクリアすることって、本当に可能なのでしょうか。
ダンジョンに入る前に、はやる気持ちをぐっと抑えてゲーム設定の確認をしておきます。
メニュー>その他>ゲーム設定>ゲーム全般で設定画面を呼び出して調整します。
筆者が変更したのは、共通設定のライブ探索表示とゲームプレイ設定の歩く速さの2項目だけ。
ライブ探索表示は「タイプ2」、歩く速さは「速い」に変更しました。
各項目にカーソルを合わせると説明文が下部に表示されるので、内容を確認して自分好みの設定に調整しておきましょう。
いよいよ不思議のダンジョンに足を踏み入れる
宿で会った「侍のウコン」が「倒された時に道具とか装備品とか持ち物は全部はがされて、レベルも戻された」と嘆いていました。
倒されると折角手に入れた道具や装備品がすべて奪われるというのは本当のようです。
かといって装備しないわけにもいかないし・・・。
んー、難しい・・・。
でも、やっぱりダンジョン内では、その時一番最高の装備で戦力を整え、前に向かってどんどん突き進んでいくことにします!
負けなければいいんだし・・・。
それでは最初のダンジョン、「そぞろケ浦」に進みます。
「不思議のダンジョン」は入るたびに地形やモンスターの配置、落ちている道具が変化する不思議な領域。
フロアのどこかにある出口や階段を探して、どんどん先に進んでいきます。
今回の「そぞろケ浦 1F」は1人しか通れない橋がいくつも架けられている浜辺という構成です。
その橋の上にモンスター3匹(マムル、マムル、タコぎん)が列になって待ち構えていたので、早速バトルスタート!
調子よく2匹のマムルを倒し、そのまま3匹目のタコぎんに挑みました。
えい!やぁ!とぅ!・・・・・・、やられました・・・。(プレイ時間:2分45秒)
倒されれば翌朝の設定で「宿場浜」に戻されてしまいます。
もちろん道具やお金はすべて無くなり、レベルも1になっていました。
今回はスタートしてすぐだったので損害は大きくありませんが、10F、20Fと進むにつれ「倒される」ことへの緊張感は膨れ上がっていきそうです。
シレンは1歩進むたびにHPが徐々に回復するので、動き回りながら手に入れた道具を上手く使って攻略しなければなりません。
「もののけ道場」で特訓だ!
何回か再チャレンジを繰り返した後「もののけ道場」があるという情報を入手しました。
早速行ってみると、この「もののけ道場」では、今まで出会ったことのあるモンスターや道具、罠を自由に呼び出してダンジョンでの戦いを色々と試すことができるとのこと。
倒れてもすぐに復活できるので、たくさん戦ってモンスターの動きや能力を覚えダンジョンの攻略に役立てましょう。
新しい道具の効果も試すことができるので役立つ道場なのですが、宿“うずまきや”からしか行くことが出来ないのは少し残念です。
便利な機能でプレイの快適度がアップ
ダンジョン内で快適なプレイをサポートしてくれるのが、ゲーム画面の周りに表示される「ライブ探索表示(タイプ1/タイプ2)」です。
タイプ1では「ターン数」「プレイ時間」「ちから」「次のLv」「武器の強さ」「盾の強さ」「現在の状態」が常時表示され、タイプ2では、タイプ1の表示内容に「道具」「持ち物」が追加されます。
筆者は「ライブ探索表示(タイプ2)」でプレイしていましたが、「装備品」「道具」「持ち物」の確認に画面遷移の必要がなくとても快適でした!
左上に表示される、歩いた道筋が表示されていくミニマップもかなり役立ちます。
表示のサイズや位置なども調整できますよ。
冒険の記録を項目別に詳しく確認できる機能も備わっています(メニュー>手記)。
探検録では、最高到達フロアや挑戦回数、自己ベストのターン数などの情報や各フロアで出会ったモンスターやそのフロアの危険度が確認できます。
※危険度はプレイヤーが倒された回数で判断されます。
もののけ手帳では、出会ったモンスターの種族レベルやHP/攻撃力/防御力/経験値/行動速度/属性が確認できます。
そのモンスターの特殊能力も表示されるので有利な展開で対戦できるよう攻略しましょう。
オトト兵の場合だと、陸の方におびき出してから戦うとか・・・。
道具手帳では、基礎値/買値/売値/印/共鳴が確認でき、共鳴効果もわかります。
特攻印の対象も具体的に見ることが出来ますよ。
※共鳴効果とは、武器と盾を特定の組み合わせで装備することで起こる特殊効果のこと。
印手帳では、獲得した武器印や盾印の特殊効果を確認することが出来ます。
アカシャチ海賊の若頭、「ヒビキ」登場!
危うい場面は何度もありましたが、何とか小さな港まで到着することができました。
ここまでで9フロアを通過してきましたが、先はとっても長いんです。
小さな港町は何やら賑わっていて・・・、どうやら海賊船が定着しているようです。
近づいて行くとイベントが始まり、海賊船からアカシャチ海賊団の若頭「ヒビキ」が上陸してきました。
待ちに待った大物キャラクターとの対面で気分が昂りましたが、ここでは挨拶程度でお別れ・・・。
次回、どこで会えるのでしょうか?
約2時間やり込んだ冒険の結果は
約2時間やり込んだ結果、挑戦回数9回で最高到達フロアは11Fでした。
海中洞窟 深層 11Fで木の矢に当たって倒されるまでのプレイ時間は29分36秒ですが、プレイに集中していたのでそんなに時間が経過したという感覚はありません。
20種類以上のモンスターと戦ったので、戦いのスキルは身に付けられたものの、これだけ集めた「装備品」「道具」「お金」がすべてなくなってしまうのは、やはり残酷な気がします。
新要素「ドスコイ状態」と「デッ怪」
残念ながら今回のプレイ時間内ではご紹介できませんでしたが、この『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』には注目の新要素「ドスコイ状態」と「デッ怪」が追加されています。
ドスコイ状態とは、シレンの満腹度が150以上になると発生する状態のこと。
「ドスコイ状態」になったシレンは最大HPと攻撃力が強化され、罠も無効化されるなど大きなメリットが備わります。
おにぎりの使い方などで満腹度を調整して、タイミングよく「ドスコイ状態」を発生させるのがコツとなります。
「ドスコイ状態」は満腹度が120以下になるまで継続されます。
なお、ドスコイ状態は強力ですが、飛びつきの杖や高飛び草などの移動する効果が発揮されないため、状況によっては不利に働くこともあるそうです。
ダンジョン内の一部のフロアに出現する巨大なモンスター「デッ怪」は、異世界とダンジョンを繋ぐ「デッ怪ホール」から出現し、しばらくフロアを徘徊して姿を消すという行動を繰り返します。
攻撃力がとても高く、前方と左右が強力なバリアで守られているのが特徴です。
プレイヤーからの攻撃は背後からだけとなり、倒すことが非常に困難なモンスターなので「デッ怪ホール」と「デッ怪」の位置をミニマップで注意深く確認しながら行動しましょう。
まとめ
最初ダンジョンに入ってあっという間に倒されてしまったときは、なんと呆気ないゲームなのかと断念しそうになりましたが、基本的なプレイ方法が難しくなかったので何度か再チャレンジしているうちにコツがつかめてきました。
道具などに恵まれず、すぐに倒されてしまう事もありますが、うまく逃げながら戦い、出会った道具でどうにか切り抜けようと一挙手一投足を慎重にプレイしていくうちに、どんどん「風来のシレン」ならではのゲーム性にハマってしまいます。
「モンスターハウス」に遭遇し、敵に囲まれタコ殴りにされたうえに、宿まで戻されたのはかなり悔しかったですが、次こそは!と思ってしまう私は、すでにシレンファンなのかもしれません・・・。
今回、約2時間ほどやり込んだ感想は、子供が楽しむというよりむしろ大人の方がハマってしまうゲームじゃないかと感じました。
このゲームをプレイすることで問題解決力や戦略的思考などの認知スキルが向上しそうです。 2024.01.22 (くっきー)
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