2022.11.23
Joshin 試用レポート
Dolby Atmos対応のボーズサウンドバー『Smart Soundbar 600』で、圧倒的没入感を楽しむ!
ボーズ Dolby Atmos対応サウンドバー Smart Soundbar 600
ボーズより、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応した一体型サウンドバー『Smart Soundbar 600』が登場!
コンパクトで置き場所に困らず、ケーブル1本でカンタンに接続できるので、初めてサウンドバーの導入を考えている方にピッタリです。
早速映画を観て、頭上から音が降ってくるような立体音響を体験してみました! ライター:もあ
Dolby Atmosの一体型サウンドバー『Bose Smart Soundbar 600』
セット内容 | 本体、専用リモコン(電池付属)、HDMI(eARC)ケーブル、光デジタルケーブル、クイックスタートガイド/セーフティシート |
---|
お家で映画を観ることが多くなったけど、やっぱり音に迫力がなくて物足りない・・・。
そんな方にぜひ導入していただきたいのが、テレビの前に設置するだけで音質が大きく向上する「サウンドバー」です。
今回登場したボーズのサウンドバー『Smart Soundbar 600』は、2021年発売の下位モデル「Smart Soundbar 300」と、今年2月に発売した上位モデル「Smart SoundBar 900」の中間に位置するモデル。
立体音響技術「Dolby Atmos」と独自の「TrueSpaceテクノロジー」を搭載し、コンパクトサイズとは思えない迫力の臨場感を実現しました。
※ TrueSpaceテクノロジーとは:Dolby Atmos以外のステレオ音源や5.1chコンテンツを高さのある立体的な音にするボーズ独自の技術
スピーカーは左右と中央に1つずつ、さらに上向きに音を放つ「トランスデューサー」を2基の、合計5基を内蔵し、天井に音を反射させることでサウンドに包まれる感覚を体感できます。
ボーズの音響技術が妥協なく盛り込まれており、本格的なシアタールーム向けかなと思うかもしれませんが、テレビとの接続はケーブル1本とカンタンで、初心者でも挑戦しやすいのがポイント!
ボーズサウンドらしい迫力の重低音が期待できますが、テレビ台の上に設置するため床に振動が響かないので、近隣への音漏れが気になる方も安心です。
本体の確認
サイズ(約) | 幅694.4 × 高さ56.1 × 奥行103.9mm |
---|---|
質量(約) | 3.02kg |
本体は上部にマットブラックカラー、側面はメタルグリルを採用したブラック一色のデザインで、インテリアに違和感なく溶け込みそう。
高さが6cm弱と、他の一体型サウンドバーと比べて控えめなので、テレビの前にスッキリ設置できますが、別売りのブラケットを用意すれば壁掛けもできます。
音声操作サービス「Amazon Alexa」と「Googleアシスタント」に対応していて、スマホの専用アプリで登録すれば本体に話かけるだけで、テレビの電源のオン/オフやチャンネルの変更が行えます。
専用のマイクでノイズを軽減して音声をしっかり認識してくれるので、音楽を再生しているときに話しても、問題なく操作できますよ。
手のひらに収まるカードサイズのリモコンは、電源ボタンや音量調整、Bluetooth接続など必要最低限のボタンだけが配置していて、操作に迷うことはありません。
背面を見ると、中央に入出力端子、左右端の方にはそれぞれ1つずつバスレフポートが配置。
入力端子は音質の劣化なく再生できるHDMI(eARC)と光デジタルのみで、どちらもケーブル1本でテレビと接続できます。
【映画を観てみた】ボーズらしい豊かな重低音に包み込まれる
Smart Soundbar 600の特徴である、頭上から降り注ぐ音や、音の反射でスピーカーのない位置から聞こえる様子を確かめるべく、映画「ミニオンズ」のチャプター16【ケビンが巨大化するシーン】を用意。
もともと大きな音が響くシーンではありますが、声が頭上から聞こえることと、崩れた建物が降ってくる様子がとてもリアルで、まるで映画の世界に入り込んだかのよう。
一体型サウンドバー故に、どうしても後方からの音は少し弱く感じますが、前方の音の空間は上下左右とても広く、音に包まれる感覚を体験できました。
スタッフ "とうふ" の感想
一聴して感じた、ボーズらしい輪郭のくっきりとしたエネルギッシュなサウンドは非常に好印象です。
上位モデルのSmart Soundbar 900よりもややスケール感はコンパクトながら、元気さと前にグイグイとくる押し出し感は分かりやすく、映画の迫力のあるサウンドを全身で楽しめます。
小柄なボディですが、低域もしっかりと表現され、アクション映画を見ても低域不足な印象はありません。
(※とうふはサウンドバー内部に搭載された、アコースティックウェーブガイド状の構造部の効果かな?と推測)
「ミニオンズ」で巨大化したケビンが街を闊歩するシーンや「パシフィック・リム」で怪獣とイェーガーの戦闘シーン等の低域の表現には、部屋とサウンドバーのバランスを考えれば全く不足感はなし!
流石に「グレイテスト・ショーマン」ではホール感の再生に物足りなさを感じたが、それでも音のハリやエネルギー感は十分で、サーカス施設内の表現には満足のいく表現を楽しめました。
また、Wi-FiやBluetooth、Apple AirPlay2に接続すれば、映像だけでなくストリーミングサービスの曲も、聴きごたえのある迫力の音で再生できます。
一般的なスピーカーよりも音の定位置がハッキリした立体的なサウンドになっていて、ここでも音に包まれる感覚を味わえました。
ただ、やはり映画の音作りがメインのため、曲によっては音の高低差が強すぎると感じることもあります。
ライブ会場にいるような臨場感を求めるときはちょうどいいですが、ゆっくりした曲調でリラックスしたいときは、アプリで音のバランスを調整しましょう。
専用アプリ「Bose Music」で音を調整
-
専用アプリ「Bose Music」と接続すれば、内蔵されている各位置のスピーカーの音量を0〜100で調整可能。
低音・高音の量を調節できるサウンドバーはよくありますが、各スピーカーの音のバランスを設定できるのは斬新で面白いです。実際に試聴した部屋では、反射の音が吸われるのか上方向の音がやや遠いかな(少し弱いかな)と感じましたが、アプリで「ハイトチャンネル」修正すると、力感が増して近づいてきました。
さらにセンターも少し上げて声の通りを良くすれば、さらに迫力が増します。
このような細やかな調整が出来るのも面白いですし、Amazon Alexa機能の追加や、リアスピーカー/サブウーファーの追加もアプリから簡単に行えるのも非常に便利ですね!
まとめ
ボーズらしいパワフルなサウンドと「Dolby Atmos」による立体音響技術で、コンパクトサイズとは思えない迫力で映画や音楽を楽しめる『Bose Smart Soundbar 600』。
省スペースで設置でき、接続もケーブル1本と手軽なので、テレビをワンランク上の音で楽しみたい方の、サウンドバー入門機としてもおすすめです。
Smart Soundbar 600の音に慣れてきて、さらなる臨場感と重低音を求めるようになったら、別売のサブウーファー「Bose Bass Module 500」を追加して、本格的なシアタールームを作るのもいいですね!
あらゆるエンターテインメントの音の質を高め、おうち時間をさらに充実させてみませんか?
2022.11.23 (もあ)