SP-D121の特徴
箱から取り出したらコロリとしていてとっても可愛い、軽くてまあるい本体が出てきました。大きさは3合炊飯器ほどです。ガス式圧力鍋は大きくてかさばりやすく、取っ手などで場所を選ぶ事も。SP-D121は上に他の鍋を重ねて置く事は出来ませんが、ヒョイッと持ち上げて、スッと収納できそうですよ。
ガスでの圧力鍋といえば、沸騰するまで強火にし、その後は弱火で圧力をかけて時間通りに調理をしますが、SP-D121は火加減、時間も気にせず、最後まで調理を行ってくれる頼もしい圧力鍋。ガス式と同じように美味しく仕上がるのかな。
正面の液晶画面と操作ボタンです。中央のメニュー/タイマーボタンを押せば、5種類の基本メニューが選択できます。基本メニューは『カレー』『肉じゃが』『ポトフ』『白米』『玄米』で、上下の矢印を押すごとにメニューが変更されます。
圧力調理ボタンは加圧時間を自由に設定できる圧力モード。長押しする事で予約炊飯の設定モードに切り替わり、1〜12時間までの予約設定が出来ます。温めボタンは調理物を再加熱できる機能となります。
背面の下部に電源コードの差込口があります。コードは着脱式ですので、電源が確保出来る場所でならどこでも調理が行えます。テーブルの上でそのまま調理、なんて事もOK! 上部にある黒丸のボタンのようなものはロックピン。ロックピンをつまんで引っ張る事でフタのロックが解除されます。フタの開け方は、ロックピンを引っ張り、上部のハンドルを手前に回します。
上部左側に圧力切替弁、中央奥にあるのは赤い圧力表示ピンです。圧力切替弁のつまみ部分がハンドルと水平の状態だと、圧力を一定に保つ『密封状態』に。調理中は弁を密封状態に合わせてください。圧力表示ピンが下がった後に、完全に圧力を抜く場合は圧力切替弁のつまみを上に回して排気します。
調理中や調理直後に、圧力ピンを排気状態にすると高温の蒸気が吹きだし、ケガや火傷の原因になりますので圧力切替弁の扱いには注意をしてください。
ガス式の圧力鍋は大きくてかさばりやすく、普通の鍋に比べるとやや重め。筆者の家はシンクが小さいので洗う時に『もう!』ってなります。SP-D121の内側をご覧ください。炊飯器のような釜が出てきました。軽くて薄い釜です。これならシンクでもすんなりと洗えます。これはいいです。ただ、本体は洗えませんので、フタを閉めるために設けられたくぼみに煮汁がこぼれた場合はふき取って対応してください。慎重に煮汁を取るか、絶対に汚したくないのであれば、釜を取り出して鍋敷きに置くのがベスト。
付属の蒸し台を置いて、カップに見立てて軽量カップを置いてみました。蒸し器として使用する場合は小ぶりになりそうです。
さて、実際に調理していきましょう。付属のレシピブックのフォントや紙の質感、デザイン、とってもグッドです。肉、野菜、豆、蒸し、汁物、炊飯、デザート、さらには無水調理まで! どれを作ろうか悩みます。今回はご飯を炊いて、無水カレーをかけてカレーライスにし、大豆の水煮を作って五目豆にアレンジ。そんでデザートも食べてやろうと思います。
【付属品】計量カップ、蒸し台、内ふた用パッキン(予備)、レシピブック、初めてガイド