2022.04.16
Joshin 試用レポート
安心・安全な電気ケトル! タイガーのセーフ+シリーズの機能の違い
タイガー 電気ケトル セーフ+シリーズ
ただお湯を沸かせればいい。そう思って手軽な電気ケトルを手にしようとしているそこの方、ちょっと待ってください。
キッチンに常設するなら、安心・安全なケトルがおすすめです!
タイガーの電気ケトル「セーフ+」シリーズは、本体が熱くならない二重構造や、倒れてもお湯が漏れにくいなど、安心で安全な機能をしっかり備えています。
豊富なデザイン、温度調整機能付きなど、シリーズをまとめてレポートします。
ライター:ぴよこ
安心安全で使いやすい。タイガーの電気ケトル
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タイガーには様々なモデルの電気ケトルがあり、一環して安全を最優先にして作られています。
そのうえ、沸騰スピードにも抜かりはなく、コップ1杯分(約140mL)を約45秒というスピードで沸かせるモデルもあります。「5SAFE+」「6SAFE+」シリーズに加え、2022年3月にはフラッグシップモデルの「7SAFE+」も登場しました。
名前は安心・安全機能の数を表しているようです。
それぞれ特長を確認しましょう。
「セーフ+」シリーズのラインナップ
「5SAFE+」シリーズは「転倒お湯もれ防止」「給湯ロックボタン」「本体二重構造」「カラだき防止」「通電自動オフ」の5つの安心・安全構造を搭載しています。
この5つの構造がセーフ+シリーズの基本となっており、さらに機能がプラスされるのが他のモデルです。
「6SAFE+」には蒸気を外に逃がさない「蒸気レス」構造をプラス。
「7SAFE+」は蒸気レスに加え、傾いた時に自動的にフタにロックがかかる「傾斜ふたロック」機能がプラスとなります。
機能一覧
5SAFE+ | 6SAFE+ | 7SAFE+ | |||
---|---|---|---|---|---|
PCM-A型 | PCL-A型 | PCJ-A型 | PCK-A型 | PTQ-A型 | |
容量 | 0.6L/0.8L | 1.0L/1.2L | 0.8L/1.0L | 0.8L | 1.0L |
140mlの沸騰時間 | 約60秒 | 約45秒 | 約45秒 | ||
転倒お湯もれ防止 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
給湯ロックボタン | 〇 | 〇 | 〇 | ||
本体二重構造 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
カラだき防止 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
通電自動オフ | 〇 | 〇 | 〇 | ||
窓の数 | 2個 | 1個 | - | - | |
蒸気レス | - | 〇 | 〇 | ||
傾斜ふたロック | - | - | 〇 | ||
温度調整機能 | - | - | 〇 |
5つの安心・安全構造の「5SAFE+」シリーズ
そんなセーフ+シリーズの基本となっている「5SAFE+シリーズ」は、豊富な容量展開から選べるのも魅力です。
ボディは艶がなくマットな質感で、ホワイトやくすみカラーといったやわらかさを感じる色合いをしており、右/左利きどちらでも使いやすいよう、本体の左右どちらにも窓があります。
ふたは、上部の左右にあるツマミを押し込めば外れます。
倒れた時に注ぎ口は上向きになるのでお湯もれを最小限に抑えられる(下記に動画があります)他、ふたの中央の「給湯ロックボタン」で、注ぎ口からのお湯のもれも防ぎます。
スイッチはハンドル部分に配置し、沸騰すると自動的にオフになります。
お湯がないと電源は入らないので、誤ってカラだきをしても加熱されません。
本体は二重構造で表面が熱くならず、蒸気はほとんど出ない「省スチーム設計」です。
蒸気レスでさらに安心!「6SAFE+」シリーズ
お手入れしやすい軽量モデル PCJ-A型
蒸気を外に逃がさない「蒸気レス」構造の6SAFE+の軽量モデル PCJ-A型。
蒸気口から高温のスチームが出ないのでやけどをする恐れがありません。
ボディは艶やかで、落ち着きのある赤と黒の2色展開。容量は0.8Lと1.0Lから選べます。
カップ1杯(140ml)の沸騰時間が約45秒ととても速く、調理の支度やコーヒーやお茶を入れる時にも大助かり!
蓋を外すと中がとても広い! 広口10cmでお手入れもラクチンです。
上質デザインモデルのPCK-A型
スタイリッシュデザインの6SAFE+ PCK-A型。
ボディはマットで艶がなく、白と黒から選べます。
PCJ-A型には窓がありましたが、PCK-A型はハンサムさ重視で窓はありません。
外から容量が把握できないかわりに、ケトル内側の目盛りは大きな表記で見やすくなっています。
温度調節機能を搭載したハイエンドモデル「7SAFE+」シリーズ
ハイエンドモデル 7SAFE+は、基本の5つの安全・安心構造と蒸気レスに加えて、本体が傾いたり倒れた場合に、ふたにロックがかかる「傾斜ふたロック」機能を搭載。
タイガーの電気ケトルとして初の「温度調整機能」も搭載し、ハンドル部にあるダイヤル温調スイッチで、50℃から100℃まで6段階で温度調整ができるようになりました。
これでお茶やコーヒーなど、飲み物の最適な温度に合わせて湯沸かしができます。
カラーは黒、赤、グレーの3色展開。容量は1.0Lのみです。
ハンドルやボディの形状が直線的で近代的なデザインにも感じますが、手で回すダイヤルやメタリックなフタなど、どことなく懐かしい雰囲気もあります。
取っ手を持ち上げるだけで開閉&細くて滑らかな水流
今までのセーフ+シリーズではフタのレバーを押す事で開閉が出来ましたが、PTQシリーズはふたとっ手を持ち上げるだけで簡単に開けられます(イージープルアップ構造)。
お湯を沸かした後に、再度水を追加で入れたい場合、フタが外れにくかったり、形状によっては中の蒸気が手に当たりやすくてアチチ!となる事もありますが、これならフタを開ける時も快適です!
PTQシリーズはボディの形やハンドルの角度、注ぎ口など、本体を軽く傾けるだけでお湯が出やすい形状になっています。
注ぎ口の見た目は今までの電気ケトルと同じような三角形のようですが、内側に凹凸の溝があり、細くてなめらかな水流が作れます。
これならコーヒーのドリップも静かにゆっくり少しずつ淹れられますね。
本体を倒した時のお湯もれの様子
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全てのセーフ+シリーズに搭載の「転倒お湯もれ防止」構造を、実際にケトルにお湯を入れて試してみました。
本体を転倒させると自動的にハンドルが床側に倒れ、注ぎ口が上を向きます。
セーフ+の場合だと、自動的にフタにロックがかかるので外れる心配もありません。倒した状態にしていると、少したってからフタの隙間からタラーッと少しずつお湯が出てきました。
完全にもれないというわけではありませんが、かなり少量がもれ出る程度ですので、実際に使っている状況だと、倒したとすぐに気づいて本体を立てられたのなら、お湯もれはかなり少なく済むと思います。
まとめ
コーヒーや紅茶を淹れたい時、インスタント麺を作りたい時など、電気ケトルは火を使わずにパパッとお湯を沸かすのにとても便利!
ただお湯を沸かすだけと思っていても、実際に使うと加熱後に本体が熱くなったり、追加でお湯を沸かす時にフタが外れにくいという事があると、利用頻度が高いほどに使いにくいなぁと感じます。
セーフ+シリーズは、そういうわずらわしさがなく、お湯を沸かすときに家族のみんなが安心して使えるかと思います。
機能、デザインを色々吟味しながら、ピッタリなモデルをお探しください。
2022.04.16 (ぴよこ)