2023.01.23
Joshin 試用レポート
コンパクトなのに圧力でふっくらご飯が炊けるパナソニック「圧力IH炊飯ジャー SR-NB102/SR-NA102」
パナソニック圧力IH炊飯ジャー 「SR-NB102」「SR-NA102」
パナソニックから円筒型の圧力IHジャー炊飯器が登場!
5合も炊けるの?と思うほどコンパクトなのに、圧力IHでふっくらおいしいご飯を楽しめます。
炊飯器には珍しいグリーンカラーを採用した「SR-NB102」と調理機能を搭載した「SR-NA102」をパナソニックのラボでじっくりみてきました。
デザインも機能性もこだわりたい方は必見ですよ! ライター:くれあ
パナソニック圧力IH炊飯ジャー 「SR-NB102」「SR-NA102」
円筒型のコロンとしたデザインがかわいい、圧力IH炊飯ジャー「SR-NB102/SR-NA102」。
加圧して100℃以上の高温で加熱することにより、ふっくら美味しいご飯に炊き上げます。
お米にしっかりと熱を通すので、冷めてもかたくなりにくく、お弁当にもピッタリ!
「SR-NB102」はホワイトとグリーンの2色展開で、炊飯器には珍しいグリーンは女性スタッフから「かわいい!」と大好評!
実物は、グリーンとグレーの中間色のようで落ち着いた印象。
ブラックの「SR-NA102」は、調理コースを搭載していて、幅広い調理を楽しめます。
SR-NB102 | SR-NA102 | |
---|---|---|
本体サイズ(約) | 幅25.5×奥行27.3×高さ23.3cm(ふた開時高さ43.0cm) | |
重量(約) | 4.4kg | |
容量 | 0.9L(5合炊き) | |
内釜 | ダイヤモンド竈釜 | ダイヤモンド竈釜 全面打ち出し加工 |
メニュー | 白米・無洗米・玄米・雑穀米・炊込み・炊きおこわ・おかゆ | |
調理機能 | - | ○ |
付属品 | 立つしゃもじ、計量カップ |
圧力機能を搭載した5合炊きモデルだと本体が大きくなりそうですが、幅25.5cm・奥行27.3cmと、パナソニック圧力IHジャー炊飯器史上最小の設置面積を実現※。※2022年9月現在
本当に5合も炊けるの?と聞きたくなるほど、見た目はかなりスッキリしています!
実際、どのくらい小さいの?
同社の5.5合炊きモデルと比較しても、NB102/NA102の奥行はかなり小さく、円筒形なので見た目もスッキリ!
3合炊きのモデルよりも小さい設置面積を実現しています。
ほんとなの〜?と気になる方はメーカーページよりご覧ください。
調理機能を搭載した「SR-NA102」
SR-NA102(以下:NA102)は、7つの自動調理メニューに加え、無水調理・低温調理などの手動調理コースを搭載。
専用アプリ「キッチンポケット」では、約65種類のレシピを確認することができます。
1台2役なので、自動調理鍋を導入したかったけど設置場所が…と懸念していた方にも嬉しい機能ではないでしょうか。
さらにNA102は「いきいき保温」機能を搭載。
通常は60〜68℃で保温をしますが、約5時間後と10時間後に75℃まで加熱します。
これにより、24時間以内であれば「ニオイ」や「黄ばみ」「味の低下」を抑えて美味しく保温することが可能!
長時間ご飯の美味しさをキープするので、保温機能をよく使う方にとっては重宝する機能です。
調理コース | |||||
---|---|---|---|---|---|
調理コース | 時間 | 予熱時間 | |||
自動調理 | 1 | カレー・シチュー | 調理 | 30分 | 5〜15分 |
2 | 無水カレー | 無水調理 | 40分 | 5〜20分 | |
3 | スープ | 調理 | 30分 | 5〜15分 | |
4 | 肉じゃが | 調理 | 40分 | 5〜15分 | |
5 | 煮豚 | 調理 | 90分 | 5〜10分 | |
6 | サラダチキン | 低温調理 | 90分 | 1〜3分 | |
7 | ケーキ | 調理 | 40分 | 1〜2分 |
お米の芯まで熱を伝える「ダイヤモンド竈釜」
どちらのモデルも、お米の芯まで熱を伝える発熱性と蓄熱性に優れた「ダイヤモンド竈釜」を採用。
同じダイヤモンド竈釜ですが、NA102は発熱面積がアップする「前面打ち出し加工」を施しており、さらに熱が伝わりやすくなっています。
お手入れがラクチンなのも魅力的で、洗うのはワンタッチふた加熱板と内釜だけ!
ワンタッチふた加熱板は、圧力IHとは思えないほど凹凸が少ない構造で洗いやすく、食洗機にも対応!
炊飯器は使う度に洗うので、お手入れパーツが少ないのはとっても嬉しい。
圧力を使用したお手入れコースを搭載しているので、調理後の気になるニオイも軽減します。
操作パネルはお手入れしやすいフルフラット
操作パネルはフルフラットを採用し、見た目もかなりスッキリしています。
凹凸がほとんどないので、汚れが拭き取りやすいのも嬉しい!
圧力機能をキープしながら炊飯・調理をするために「ふたロック機能」を搭載しています。
フタを開ける時は、フックレバーを持ち上げてロックを解除し、奥に押します。
はじめましての開け方に、ナニコレ?と戸惑いつつも、慣れるとスムーズに開けられるようになりましたよ。
SR-NB102で炊飯
「白米/銀シャリ」コースで炊いてみる
内釜に白米3合をセットして、ふたを閉めます。
正しくロックしないと炊飯ができないので、しっかりと閉めましょう。
お米ボタンで「白米」、銀シャリボタンを押して「白米/銀シャリ」コースでスタート!
お好みでかため・やわたかめの選択もできますよ。
炊飯目安時間はメニューを選択すると、約52分と表示されました!
残り20分頃からスウーーッとやや目立つ音を立てながら炊飯していました。
時間通りに炊飯が完了し、ふたをオープン!
ご飯1粒1粒が水のヴェールをまとったように瑞々しく、ふっくらと炊けました。
見た目とは裏腹に、食べると粒立ちがしっかりとしていてプリッとした弾力を感じます。
中はふっくらとしていて「上手に炊けている!」という印象。
お米の甘みが引き出されていて、そのままでも充分美味しいですが、おかずとの相性も抜グン!
炊込みご飯も炊いてみよう
お次は炊込みご飯を炊いていきます。
白米3合と市販の炊き込みご飯の素を入れて、軽くかき混ぜて炊飯器にセット。
「白米/炊込み」コースを選択して、炊飯スタート!
銀シャリモードではメニューを選択すると炊飯目安時間が表示されましたが、炊込みは表示がありません。
炊飯完了ギリギリまで残り時間は表示されず、約54分で炊飯が完了!
炊込みご飯もふっくらと炊き上がり、しゃもじで釜底からすくうと美味しそうなおこげを発見…!
銀シャリモード同様、口の中で粒感を感じられるほどシャッキリと炊けています。
お米1粒1粒にしっかりとお出汁が染み込んでいて美味しい〜!
SR-NA102で自動調理
下準備はほとんど不要の「サラダチキン」
NA102で自動調理も試してみましょう。
皮を取り除いた鶏むね肉に、砂糖と塩をすり込んで下味をつけます。
内釜に鶏むね肉を入れて、調理ボタンより「自動調理」を呼び出し「<」「>」でコースNo.6「サラダチキン」を選択。
パネルには番号のみの表示なので、メニュー名の記載があるほうが分かりやすいかな…。
スタートボタンを押して調理開始!
低温調理なので調理時間は90分かかりますが、下準備はほとんどありません!
調理が完了したので、ふたをオープン!
調理後の鶏むね肉は身が縮むことなく、加熱前よりふっくらしているような…!?
食べると中はしっとり柔らかく仕上がっています!
市販のサラダチキンは、身がギュッと詰まっている印象ですが、NA102で低温調理したサラダチキンはふんわりと柔らかい。
普段からサラダチキンを食べているスタッフは「出来たてってこんなに美味しいの!?別の料理みたい!」と言っていました。
野菜の旨みが溶け出す「無水カレー」
最後は野菜の水分を活かした「無水カレー」。
内釜に材料(トマト/玉ねぎ/鶏もも肉)を入れて、セットします。
材料もシンプルなので、作りやすいのが個人的には嬉しいポイント。
調理ボタンより「自動調理」を呼び出し「<」「>」でコースNo.2の「無水カレー」を選択したらスタート!
調理目安時間は40分と表示されますが、余熱時間は含まれておらず、はじめの15分ほどは時間が進みませんでした。
余熱時間まで含まれていたら嬉しいな…というところ。
余熱時間も含めると約55分後にブザーが鳴り、ふたをオープン!
カレールーを加えて溶けるまで混ぜます。
この状態だとルーがサラサラとしているので、ふたを閉めて約5分程度おきます。
5分後に確認すると、ルーにとろみが出て、美味しそうに出来上がりました!
玉ねぎは長時間煮込んだようにとろとろで、しっかりと味が染み込んでいます。
玉ねぎの甘みとトマトの酸味がルーに溶けだして、旨みたっぷりのカレーで美味しい!
トマトの酸味がきいているので、サッパリと食べやすいです。
まとめ
インテリアに馴染むようなデザイン性の高い調理家電が登場してきたものの、炊飯器って四角くて「THE 炊飯器」みたいなデザインが多かった。
「SR-NB102/SR-NA102」のころんとしたフォルムで飽きのこないシンプルなデザインに、筆者は炊飯器を見てはじめて「かわいい!」が出ました。
本体がコンパクトな分、機能もシンプルなのかな?と思いましたが、圧力炊飯でふっくらと美味しいご飯が炊き上がり、NA102は自動調理コースも搭載していて機能性も申し分ありません。
自動調理コースを搭載し、保温機能をよく使う方は「NA102」がオススメです。
ですが、カラーが「NA102」はブラック、「NB102」はホワイトとグリーンなので、色と機能の希望が合わない場合はどちらを優先するか選ぶ必要があります。
どちらのモデルにも3色展開があったらな…と思うところです。
デザインと機能性どちらも捨てがたい方は、是非選択肢の1つに入れてみてくださいね。 2023.01.23 (くれあ)