2023.06.19
Joshin 試用レポート
炊飯の手間がここまで減った! お米※と水の計量からお任せできる パナソニックの 自動計量IH炊飯器 SR-AX1
パナソニック 自動計量IH炊飯器(2合炊き) SR-AX1
炊飯器というと研いだご飯を釡に入れた後に炊飯するというのが常識だったが、パナソニックがその常識を打ち破る画期的な炊飯器を生み出した。
お米※の計量からもう自動! お米も水もおまかせで、炊飯まで行ってくれるのだ!
これならスマホで操作が出来るから、帰る時間に合わせて炊き立てご飯が食べられそうだ。
さっそく『自動計量IH炊飯器 SR-AX1』でご飯を炊いて食べてみよう!
※無洗米
ライター:ぴよこ
お米も水もおまかせ計量! パナソニック 自動計量IH炊飯器 SR-AX1
サイズ(約) | 幅 17.6×高さ 33.6× 奥行 33.6cm |
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質量(約) | 4.8kg |
SR-AX1は元々2022年にパナソニックが行った先行体験プログラム「Future Star Program」で登場し、お米と水の計量から自動で出来て遠隔操作も出来ると注目を浴びていた炊飯器。
炊飯容量は1〜2人世帯に丁度いい少量炊きで、本体は米びつの役割もあって縦に長い。
背面には炊飯に必要な水を入れておく水タンクが付いている。
米や水の補充は本体の上からなので、天井のあるレンジ台などにSR-AX1を置く場合は高さを気にする必要があるが、きっとSR-AX1の使い道はそうじゃない。
だって内釡がおひつなんだもん。
SR-AX1はテーブルやカウンターに置き、おひつをスライドさせるようにテーブルに出して炊き立てがすぐに食べられる!っていうのがきっと理想的なんだろう。
米タンクの容量は最大2kg
本体上部に米タンクがあり、ふたは中が見えるよう窓がついている。
米タンクの容量は約2kg。
計量から炊飯までを自動で行うのでセットするお米は無洗米を使用するのが前提だ。
本体の操作ボタンは少なく、基本はアプリで炊飯メニューを設定する
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操作ボタンは本体上部の前方に配置。
SR-AX1の炊飯設定はほぼスマホアプリで行うので、本体側のボタンはとてもシンプル。
炊飯メニューは全部で7種類あるが、本体操作では「銀シャリ・ふつう・早炊き(スタートボタン2回押し)」のみ。
「RICE」で白米の炊飯量を選び「START」で炊飯開始となる。RICEボタンを短押しすると上にお茶碗のマークが出てきて(かわいい)、最大4つのお茶碗が並ぶ。
1お茶碗=0.5合を表し、最大2合の炊飯ができる。アプリだと炊飯は0.5合から、0.25合刻みで設定が可能。
タンク容量は600ml。毎日給水をする
背面の水タンクは着脱式でふたは米タンクと同じように被せるタイプ。
タンク容量は600mlで、毎回給水します。
SR-AX1は、指定した炊飯コースよりもお米や水の量が少ない場合、自動的に少ない量のお米と水に合わせて炊飯されるので「あれ!?ご飯が少ない!」となる事はあるので、毎日の給水は欠かせない。
おひつだからそのまま食卓に出せる
本体下側の丸くて小さなおひつを取り出してみよう。
ふたの中心には穴があり、ここにタンクより送られてきた水とお米が入る仕組みだ。
ふたは手で回して開けるのだが、おひつの側面に指をひっかける場所やハンドルはなく、おひつの直径も17cmあるので、筆者は少し開けにくさを感じた。
ふたとおひつの側面の▲を合わせるとふたが閉まり、ふたの「|」に▲を合わせれば開く。
ふたを開けると最大2合のご飯が炊ける小さな内釜だ。
全面がツルリとしていて浅い釡だ。
3合の釡でも小さくてかわいいと感じる筆者だが、2合のこの小ささは愛おしすぎる。
丼よりも小さくて軽いので、お手入れの時も毎日楽に洗えるだろうし、食器かごの中でもかさばらないだろう。
毎日のお手入れは内釡とおひつのふたの2点で済むというのも使いやすいポイント。
本体 その他
おひつが乗っていた本体部分は計量機能がついていて、指定した炊飯メニューに合ったお米や水の量を計測する。
汚れた時にはクロスや布巾で拭き取ってお手入れをする。
米タンクの底側になる本体には、水と米がおひつに投入される穴があるが、炊飯中の蒸気は別の蒸気経路を通り、水タンクの前部分の蒸気口から排出される。
本体とおひつの間に少し隙間はあるのだけれど、実際の炊飯中の様子で、本体とおひつの間から蒸気が出てくる事はなく、蒸気口からのみ蒸気が出ていた。
炊飯準備! お米は『無洗米』をセット
早速、無洗米を米タンクにセットして炊飯を行ってみよう。
2kgの米袋なら丸々タンクに補充できる。
ふたの窓から残量の確認もできるけど、お米が完全に無くなった場合、アプリから「米タンク内のお米が不足しています」とお知らせしてくれる。
水タンクは外して水道で直接給水することも出来るが、今回は計量カップを使って給水。
満水ライン(600ml)に合わせて水を入れてふたをすれば、これでいつでも炊飯ができる。
アプリ「キッチンポケット」でSR-AX1を登録
銀シャリふつう、早炊きなら本体操作で炊飯も出来るが、SR-AX1の炊飯メニューは炊飯状況を確認するならアプリは必須。
専用アプリ「キッチンポケット」をお使いの端末にダウンロードしたら、本体裏側のQRコードをスマホで読み取り、無線LANに接続し、SR-AX1の登録を行ってアプリより操作が出来るようにしていこう。
炊飯メニューや炊飯量の設定
炊き方 | 炊飯時間 | 予約可能時間(分) | 炊飯容量(合数) | |
---|---|---|---|---|
銀シャリ | ふつう | 52〜60 | 60分前〜 | 0.5〜2.0 (専用アプリ0.25刻み 本体操作 0.5刻み) |
やわらか | 56〜65 | 65分前〜 | ||
かため | 51〜60 | 60分前〜 | ||
早炊き | 40〜45 | 45分前〜 | ||
カレー用 | 51〜60 | 60分前〜 | ||
5分がゆ | 70 | 70分前〜 | 0.25 | |
全がゆ | 68〜70 | 70分前〜 | 0.25〜0.5 |
本体操作だとRICEボタンを選べるのは「銀シャリ・ふつう」だが、アプリだと銀シャリコースは「やわらか」「かため」も選べる。
その他の炊飯コースは「早炊き」「カレー用」「5分がゆ」「全がゆ」の4種類。
多機能な炊飯器と比べると炊飯コースは少なく、内蔵されているメニューは全体的に早く炊き立てを食べたい!というコースを集めた印象。
アプリで炊飯メニューを選ぶと、炊飯量などに合わせて炊き上がり時間が表示される。
炊飯量の設定は「大盛り」「中盛り」「小盛り」で表示され(小さく合数も表示されている)、何杯分を炊くかを選ぶ。
ちなみにSR-AX1の最大炊飯量は2合なので、選択杯数が2合を超えるとアプリから「超えてるよ」とエラー表示が出る。
炊飯をスタートさせると水→米→水→米、と順番にタンクからおひつに少しずつ投入される。
その時に水は「チョロチョロ…」と小川のせせらぎのような音がし、お米は「シャンシャラ…」と米粒が釡に当たって小さな音を立てる。
この音が結構癒しだとスタッフ陣に好評だった。
炊飯完了! ご飯の炊きあがりをチェック!
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炊飯が完了した。
完了するとピピーと音がし、スマホに「炊飯が完了しました」と通知が届く。炊けたらおひつを取り出し、このまま食卓で好きなだけご飯をお茶碗によそって食べたり、洗い物を少なくしたい方なら、おひつのまま食べても…良いんです!
炊飯中におひつや本体を触っていたけど、炊き上がり直後でもおひつはそのまま手で持ち運べるくらいの温かさ。
2合炊飯。おひついっぱいに炊きあがった
今回2合を炊飯したが、釡満タンに近い量のご飯になった。
先ほども述べたが、炊飯量によってはおひつのまま食べてもいいと思うし、家族2人で食べるなら、食卓におひつを置いて分け合って食べるのにも丁度いい。
高級炊飯器のような炊き上がりではないものの、2合という少量ながら加熱ムラを抑えるIH炊飯器だし、炊き立てのご飯はやっぱりおいしい。
冷めると少し味気なくなるが、食べきる量を炊いて食べる事を考えると充分おいしい!
しっかりおかずを用意したステキなご飯イメージ
今日は残業だった…疲れた…おかずをスーパーで買おう…。
そんな日でも、電車の中からアプリを使って炊飯ボタンを押せば、帰宅をすると丁度炊き立てご飯が出来ている。
買ってきた総菜、インスタントのお味噌汁、そして炊き立てのご飯。それでこの豪華な献立ができる。おいしくない訳がない。
疲れた体に炊き立てのご飯は染みるぅ〜。
…が、筆者も1人暮らしをしていた。
ホンマに疲れた時はおかずを用意するのもめんどくさいねん。
筆者が1人暮らしだった頃のリアル食事
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お茶碗にご飯をよそう元気は残ってたけど、本当のクタクタ時はご飯と漬物でいい。
「ご飯さえあればいいねん」の日はこうである。冷蔵庫にストックされていた日持ちするお漬物やたくわん、納豆、キムチがあれば、ご飯だけでいいのだ。
実際の1人暮らしの時は冷凍ご飯をレンジでチンをしていて「空腹すぎてチンも待ってられへんからパンや」という時もあったが、SR-AX1なら帰った時には炊き立てご飯が待っている。お茶碗にご飯よそう元気がない? おひつのままで食べてください。
0.5合炊飯は本当に食べきりのお茶碗1杯分!
ご飯は大好きだが、そこまで量は食べない、という場合も0.5合から炊き立てが食べられる。
0.5合だと小さな釡底に薄くご飯が炊き上がるが、2合と同じように炊けていて美味しかった。
試しにお茶碗に盛ってみると、0.5合で本当にお茶碗1杯分。
洗い物が増えた。
0.5合を炊くなら筆者は絶対おひつで食べてる。
レトルトカレーの時にはカレー用に炊こう
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温めるだけで手軽に食べられるレトルトカレーは常備されやすいメイン料理。
温め方は湯煎とレンチンの2種類だが、筆者は湯煎の場合、お湯を沸かす時間+温める時間=10分ほどはかかるので、レンチンすることが多い。
ただ、レンチンの場合、冷凍ご飯ユーザーの筆者はカレーとご飯と2度レンチンすることになり、片方を温めている時、もう片方がちょっと冷めているのではないかと常々思っている。SR-AX1なら炊き立てご飯だ。
炊飯メニューの銀シャリよりも少しかために炊ける「カレー用」炊飯があるので、カレーの時にはお世話になりたい。
体調不良時に全自動※でお粥を作れるのはありがたすぎる
昨日元気だったのに今日…これ!?というほど、体調不良は突然やってくる。
そんな時にお粥を作れる元気がないし、レトルトのお粥は常備していない。
体調不良の時にこんな心細い気持ちになると、良くなるものも中々良くならない。
SR-AX1ならボタンを押せば全自動※でおかゆの完成。
立つのもつらいような体調不良の時でも、頑張ればベッドの中でスマホのボタンを押す事はできる(水タンクのセットは必要です)。
体調不良の時にこれはかなり心強い!とスタッフで盛り上がっていた。
お粥の炊飯コースは水を多く使う分、炊飯量が銀シャリに比べて少なくなる。
今回は「全がゆ」を試したが、全がゆだと最大で0.5合。
5分がゆで最大0.25合となる。
1人暮らしの場合は食べきれるが、万が一家族も一緒に風邪をひいた場合は、少し量は足りないかも、というのはちょっと残念。
炊き上がりは水気が結構あって雑炊のようだったが、かき混ぜるとどんどんお米が水を吸って、ふたを開けて数分でお粥らしくなった。
※米と水の計量・投入から炊飯まで
まとめ
現在筆者は1人暮らしではないものの家族2人で共働き。
無洗米を愛用しており、ご飯はまとめて炊いて冷凍ストックするというライフスタイルだ。
冷凍ご飯でも充分においしいのだけど、サイクル的に炊き立てのご飯を食べる時には「ご飯おいしい!」とちょっと驚いたりもする。
炊き立てご飯というのは、数ある料理の中でも別格に違いが分かる気がする。
それでも、1人暮らし、単身赴任、2人世帯の共働きの方だと「ご飯を炊く」というのは意外と労力と時間がかかるので、筆者のように無洗米を使ったり、冷凍ご飯やパックご飯を食べる方も多いと思う。
自動計量IH炊飯器 SR-AX1は、お米と水のセットからおまかせできて、それをスマホからいつでも好きな時に炊飯が出来てしまう。
水は毎回セットしておかなければならないけれど、自分でお米を研いでセットすることを考えると、かなり負担は少ない。
少量炊きだから、水タンクも小さくて運びやすいし、釡も小さくて軽いので、食器を洗う感覚で扱えるのも、毎日使う上でとても便利だ。
SR-AX1は炊飯時にあった手間がグッと減るし、しかも炊き立てご飯が食べられる。
たっぷり作ってストックするのは難しいけど、少ない手間で毎日炊き立てが食べられる習慣に変わるだけだと思えばメリットの方が多い。
毎日ご飯を食べたいけれど、炊飯の負担は減らしたい、という方は、ぜひ自動計量IH炊飯器 SR-AX1をお試しください。
2023.06.19 (ぴよこ)