2022.09.13
Joshin 試用レポート
ご飯を実食! キッチンに溶け込むシンプルなデザインのおどり炊き SR-MPW102 & SR-MPA102
パナソニック 可変圧力IHジャー炊飯器(5.5合炊き)おどり炊き SR-MPW102 & SR-MPA102
かまどで炊いたご飯を目指して進化し続けるパナソニックの炊飯ジャー『おどり炊き』シリーズより、キッチン空間に溶け込む鋳物(いもの)調デザインの「SR-MPW102」と「SR-MPA102」が登場。
今回は白米と、2つの炊飯器で玄米を炊きくらべてご飯の味をレポート!
ライター:ぴよこ
パナソニック 可変圧力IHジャー炊飯器 おどり炊き SR-MPW102 & SR-MPA102
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SR-MPW102とSR-MPA10は、鋳物の南部鉄器のように少しザラザラとした表面の「鋳物調デザイン」を採用。
指紋が目立たないし艶もないので空間に溶け込みやすい、どこかほっとするデザイン。
SR-MPW102(以下:MPW102)はホワイト、SR-MPA102(以下:MPA102)はブラックとブラウンの2色展開です。性能の違いとしてはMPW102はおどり炊き(大火力IH)がついていることで、より強力な熱対流を生み出してご飯を炊き上げます。
パナソニック 可変圧力IHジャー炊飯器 おどり炊き SR-MPW102
サイズ(約) | 幅27.1×奥行35.2×高さ23.6cm(ふた開時47.0cm) |
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重量(約) | 6.7kg |
付属品 | しゃもじ、しゃもじホルダー、計量カップ |
MPW102はザラザラとした質感がめちゃくちゃ落ちついた雰囲気をかもしだしています。
シンプルな雑貨小物やインテリアが好きな方の心に刺りそう。
現に、キッチンを白ベースにしたい筆者にものすごく刺さっています。
付属のしゃもじは自立しないので、MPW102・MPA102共にハンドルに装着して使うしゃもじホルダーが付属。
しゃもじ・しゃもじホルダーは本体カラーに合うもの、白なら白、黒なら黒。ブラウンにはブラウン(しゃもじは黒)が付属します。
天面に液晶と操作ボタン、開閉ボタン、蒸気ふたが配置。
ボタンはプニッとしっかり押し心地を感じるスタイルです。
反転バックライト液晶なので、文字が明るく光って暗い場所でも視認性が良いです。
玄米メニューに高速炊飯が追加され、金芽ロウカット玄米に適した炊飯メニューも搭載しています。
内釜はダイヤモンド竈(かまど)釜
パナソニックの炊飯器の釜といえば…とっても軽くて扱いやすい!
各社、高級炊飯器は内釜の素材にこだわって作られているので、鉄や土鍋といった素材を使った釜などには、運ぶ時にズッシリとした重さを感じる事もあります。
本体から取り出して釜を洗う、お米をセットする、という時に軽いのはやっぱり扱いやすいです。
MPW102の内釜は軽くて丈夫で、熱効率も高い、あめ色グラデーション塗装。
そのこだわりの釜を6段IHで全面的に包み込み、大火力で炊飯を行います。
パナソニック 可変圧力IHジャー炊飯器 SR-MPA102
サイズ(約) | 幅27.1×奥行35.2×高さ23.6cm(ふた開時47.0cm) |
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重量(約) | 6.5kg |
付属品 | しゃもじ、しゃもじホルダー、計量カップ |
MPA102の外観はMPW102とほぼ同じです。
パネル部分はグレー大型液晶で、光らないタイプです。
MPA102にも金芽ロウカット玄米メニューが搭載。
MPW102はMPW102より1段IHが少なく、5段IHでしっかり釜の中で熱対流を起こしておいしいご飯を炊き上げます。
内釜はダイヤモンド竈(かまど)釜
MPA102の内釜は、従来からの「おどり炊きシリーズ」で使われている金色のダイヤモンド竈(かまど)釜です。
筆者、従来からのMPA102の釜のイメージでパナソニックのおどり炊きの釜は「軽い」というイメージを持っていました。
MPA102の釜をスケールで測ってみたところ約815gと充分に軽いのですが、MPW102はもっと軽くて約786g!
軽いとひとくくりに言っても、MPW102はもっと軽くなっています※。
※個体によって重さが多少異なります
炊飯
白米編
さっそく炊飯! MPW102で白米を「銀シャリ」で炊飯!
炊飯時間は約48分。
粒立ちがよくキレイに炊けています。釜の側面に旨味の元であるおねばもいっぱい。
表面につやがあって瑞々しく、粒が大きくふくれ、ご飯がシャッキリとしています。
さっそく白ご飯をいただいてみましょう。
しゃもじを入れるとシュワシュワッと音がし、軽いすくい心地です。
見た目の瑞々しさは食べるとよく分かります。
ご飯はふっくらしていて弾力もあります。
噛むと甘さはありますが、比較的アッサリした味なのでどんなおかずとも相性が良さそう。
ということで今回はご飯のお供に明太子の瓶詰めを用意していただき、ご飯と一緒に食べてみたのですが、スタッフの箸が止まらなくなりました。
玄米編
玄米コースの炊飯時間の違い
MPW102 | MPA102 | |
---|---|---|
玄米コース | 85〜105分 | 65〜74分 |
高速コース | 65〜74分 | なし |
玄米メニューには高速炊飯も搭載されており、MPW102の玄米の高速炊飯コースの時間は、MPA102の通常の玄米炊飯コースと同じ炊飯時間となり、MPW102の通常の玄米炊飯コースは少し時間をかけて炊き上げます。
MPW102とMPA102それぞれ通常の玄米炊飯コースで炊いてみて、味の違いを確かめてみました。
見た目はどちらもかに穴が出来ており、ふっくらおいしそうに炊きあがっています。
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炊いたご飯を食べ比べ!炊飯時間は約20分の差ですが味はどうでしょうか?
ほんの気持ちMPW102の方がふっくらしているとは感じますが、おそらく言われたり意識しないと分からないレベルの違いです。
今回はどちらもおいしく玄米が炊き上がるという結果でした!
炊くのが難しい玄米は、どちらもでもおいしく炊飯ができます!
白米感覚で食べられる「ロウカット玄米※」に適した炊飯コース
MPW102・MPA102共に、白米感覚で食べられる玄米「金芽ロウカット玄米※1」専用コースを搭載しています。
金芽ロウカット玄米は、玄米表面にある「ロウ層」を取り除く事で、玄米の食べにくさを無くした玄米の事。
より手軽に食べてもらいたいという想いで東洋ライスさんとパナソニックさんで、事前吸水が不必要※2な専用コースを開発したそうです。
※1「金芽」「ロウカット玄米」は東洋ライス株式会社の登録商標です。
※2 専用コースがない炊飯器の場合、事前に1時間浸水が必要
見た目は玄米ですが、やや白っぽさもあります。
しゃもじですくうと、玄米よりもやわらかな感じがあり、玄米に比べると食べやすい印象です。
玄米とは異なる玄米ですので、専用コースでおいしく炊飯ができるのはちょっと嬉しいコースです。
まとめ
最上位モデルのおどり炊きには、アプリを使って炊き方をアップデートできる機能があったり、銘柄炊き分けが行えますが、今回レポートを行った2機種は、それらの機能を除いたシンプルな機能のおどり炊きです。
MPA102がお米本来の旨みを引き出すことにこだわった、おどり炊きのエントリーモデル。
MPW102は、銘柄炊き分けなどはないものの、最上位モデルと同等の加熱方式である全面発熱6段IHの大火力モデルで、手軽な操作でおいしい炊飯が行えます。
パナソニックのおどり炊きで炊いたご飯は、シャッキリとしていて甘みもあり、どんなおかずとも相性の良い、良い意味でクセの少ないご飯になります。
明太子のおかずでご飯を食べた時もおかずの味を引きたてていましたが、実は同時にビストロオーブンのレポートも行っており(近日公開予定)、カレーを作ってご飯と一緒に食べたのですが「ご飯がおいしいからカレーの味がめっちゃおいしい」と、パンチのあるカレーに対してもご飯の良さが輝いていました。
IoT化が進む家電ですが、従来のように炊飯器だけでご飯をおいしく炊ければ満足!という方は、ぜひおどり炊きエントリーモデルのMPA102、可変圧力おどり炊きに加え大火力のおどり炊き搭載でお米の旨みとふっくら銀シャリを炊き上げる高級モデルMPW102をご検討ください。
2022.09.13 (ぴよこ)