2021.10.29
Joshin 試用レポート
ソニーのワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」で圧倒的臨場感を体験!
ソニー ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NS7
家で映画を観る時、音に迫力が無くて物足りない・・・と思いつつも「まあ家だししかたないか」と諦めていませんか?
ソニーのワイヤレスネックバンドスピーカー『SRS-NS7』なら、家でも映画館のような臨場感溢れるサウンドを体感できます。
4Kテレビ「BRAVIA XR」シリーズに接続すれば、最新の立体音響技術「Dolby Atmos」で再生でき、地上波などの2chコンテンツも立体感のある音で、まるで映像の中に入り込んだような感覚に!
立体音響のないスマホやタブレットでも、ソニー特有のクリアな高音質で動画や音楽を楽しめます。
自分だけの映画館を手に入れた気分になれるSRS-NS7を、じっくりみていきましょう! ライター:もあ
ソニー ワイヤレスネックバンドスピーカー SRS-NS7
肩にかけて音を楽しむ「ネックスピーカー」。
音量を上げても周りの迷惑になりにくく、耳を塞がないから周囲の会話やインターホンに対応しやすいところが人気で、動画配信サービスの普及で増加した「家で映画を楽しむ方」から注目を浴びています。
ソニーはこれまで、ネックスピーカーの人気の火付け役となった、低遅延でテレビやゲームを楽しめる「SRS-WS1」と、テレワークに使いやすい軽量設計の「SRS-NB10」を展開してきましたが、今回登場した『SRS-NS7』の最大の魅力は「立体音響」。
SRS-NS7同梱のワイヤレストランスミッターを接続した4Kテレビ「BRAVIA XR」シリーズ※と連携することで「Dolby Atmos」や、普段見ている地上波放送、YouTube動画などの2chコンテンツを立体音響で楽しめます。
※A90J/A80J/X95J/X90Jの4シリーズ13モデルが発売中(2021年10月時点)
Dolby Atmosとは
映画館や劇場で採用されている、最新の立体音響技術。
頭上含む前後左右あらゆる方向から音が流れ、音が移動する様子や降り注ぐ感覚を味わえる。
また、立体音響を最大限楽しめるよう独自開発された音響技術「360 Spatial Sound Personalizer」で、撮影した耳の画像を元に個人の聴覚特性を解析してそれぞれに合った音場を作り、さらなる臨場感を実現。
立体音響を楽しむならBRAVIA XRが必須ですが、SRS-NS7はBluetooth接続に対応しているので、スマホやパソコンなどとも接続が可能です。
ステレオ音源でも現時点のネックスピーカーではトップクラスの高音質で、音の物足りなさは充分解消されますよ。
ボーカルや楽器の音源ひとつひとつを球状の空間に配置した、独自の360°立体音響技術「360 Reality Audio」や、ハイレゾ音源相当のLDACコーデックにも対応しているので、スマホやウォークマンで音楽を楽しむのにもピッタリです!
セット内容:本体、ワイヤレストランスミッター×1、光デジタルケーブル×1、USB Type-C®ケーブル×2、取扱説明書
サイズ(約)
本体 :幅244×高さ53×奥行185mm
送信機:φ58mm×23mm
質量(約)
本体 :318g(本体充電池含む)
送信機:29g
防滴性能:IPX4※相当
本体は、テレワークで活躍する軽量設計のネックスピーカーと比べると大きめの印象を受けますが、本体が柔軟に動くので肩にフィットしやすく装着感は軽めです。
防滴仕様で水しぶきがかかっても故障の心配がないので、キッチンで料理や洗い物をする時もテレビを中断せずそのまま楽しめますよ!
左右の幅が少し広く感じますが、ここには迫力の音を生み出す大型スピーカーユニットが搭載。
原音をキレイに鳴らすクリアなサウンドを得意とするソニーらしい、こだわりのスピーカー構造を見てみましょう。
本体の左右中央付近に大型のスピーカーユニット「X-Balanced Speaker」を搭載。
振動板面積を大きく取って音圧を上げ、台詞やボーカルの声がサウンドに負けずクリアに聴こえるように作りました。
スピーカーユニットは斜め前向きに配置され、実際に肩に乗せると耳の真下付近にきたスピーカーから、耳元に音が広がってとても聴きやすいです。
背面には低域を増強させるパッシブラジエーターがあります。
SRS-WS1にあった「音連動バイブレーション」はなく、振動の強さを変更することはできませんが、ドラムやベースなど低域が鳴るとパッシブラジエーターが震えるので、音と振動の一体感を味わうことができます。
本体左右には物理ボタンが付いていて、電源のオン/オフや再生中の操作が行えます。
マイクのオン/オフを切り替えるマイクミュートボタンがあって、Web会議で少し席を外したい時にスムーズにオフにできるのは有難いです。
※マイクミュートはワイヤレスネックバンドスピーカーのマイクをオフします。お使いのスマートフォンやパソコンのソフトのマイク設定とは連動しません
充電時間:約4時間※2
再生可能時間:約12時間※1
急速充電:約10分間の充電で約60分再生可能※1、2
※2:内蔵充電池充電時間(周囲の温度が5-35℃で、出力電流が1.5A以上のUSB ACアダプターに接続した場合
充電端子はUSB Type-Cで、約4時間でフル充電になります。
連続使用時間は約12時間と長く、休みの日に映画を数本続けて観ることもできます。
充電がなくなっても急速充電に対応しているので、少し休憩すれば引き続き映画やテレビを楽しめますよ!
専用アプリで耳の形状から聴感特性を分析
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早速立体音響を体験・・・といきたいところですが、極上の臨場感を味わうための準備が1つ!
専用アプリ「Headphones Connect」や「360 Spatial Sound Personalizer」を使って自身の両耳を撮影しましょう。ソニーが立体音響再生のために開発した独自技術「360 Spatial Sound Personalizer」で、撮影した耳の画像を元に個人の聴覚特性を解析して、ひとりひとりに合わせて音を最適化します。
聴覚検査のような形で最適な音を作るイヤホンは試したことがあるけれど、写真だけで本当に音のチューニングができるの?と思っていたら、音の迫力と臨場感が大きく変わって驚きました。
映像の世界に入り込んだかのような体験ができるので、テレビを観る前に必ず最適化しておきましょう。
4Kテレビ「BRAVIA XR」で映画の世界に入り込んだような立体音響を体験
4Kテレビ「BRAVIA XR」にSRS-NS7同梱のワイヤレストランスミッターを、光デジタルケーブルとUSB Type-Cケーブルでつないで準備完了!
「Dolby Atmos」の立体音響を体験します。
耳元で鳴っているはずの音が部屋いっぱいに広がって、頭上含む四方八方から流れてきます。
自分が今どこにいるのかわからなくなるくらい映像の世界に入り込めて、この迫力の音を大きなサウンドバーではなくネックスピーカーで聴けることに驚きました。
映画を観ると、乗り物が走る音など大きく目立つ音はもちろん、小さく吹く風や足音なども流れるように移動しているのがよくわかります。
特に雨や落下物など上から音が振ってくる時は音の立体感を味わいやすく、臨場感バツグンです。
YouTubeなどで公開されているミュージックビデオも音が大きく広がり、ライブ会場のど真ん中に立っている感覚になりました。
ボーカルや楽器の配置がわかりやすく、各楽器の音を出す複数のスピーカーを四方八方において、一斉に大音量でならせばこうなるかもしれないと思う音が、ワイヤレススピーカー1つで手軽に楽しめます。
低域が鳴るとパッシブラジエーターが振動し音の震える様子も味わえますが、サウンドバーやスピーカーとは違い直接地面を揺らしていないので、音量を上げても隣家に音漏れすることはありません。
大人数で映画を楽しむのもいいけれど、家族が寝静まった夜にこっそり映画を楽しむのもいいですね。
タブレットやスマホのサウンドも迫力の高音質
SRS-NS7は送信機が付属していますがBluetooth機能もあるので、スマホやタブレット端末に接続して音楽や動画を楽しめます。
ストリーミングサービス「Amazon Music HD (※定額課金制サービスです)」で、空間音響技術「360 Reality Audio」対応の曲を視聴してみましたが、上から音が降ってくる様子と広い空間で音に包まれるような感覚がとても気持ちいいです。
楽器の配置やボーカルの動きがわかる、ライブ会場のど真ん中にいるような音楽体験は何度味わっても特別感がありますね。
つい最近「Amazon Music HD」の空間オーディオがヘッドホンでも再生できるようになり、360 Reality Audioも次々と楽曲が追加されて盛り上がっている印象なので、テレビだけでなく音楽も楽しめるのはすごく嬉しいです。
スマホとタブレットやパソコンなど、2台の端末と同時接続できる「マルチポイント」にも対応しているので、在宅ワークやオンライン授業にもおすすめですよ!
まとめ
映画を家で見る方が増え、立体音響を楽しめるサウンドバーやスピーカーが発売されましたが、夜に1人で観たい時には周りに気を使います。
ネックスピーカーの『SRS-NS7』なら、多少音量を上げても大音量で聞けるのは自分だけなので、映画館を独り占め気分!
4Kテレビ「BRAVIA XR」シリーズで楽しめる立体音響は、頭上を含む四方八方からの音に包まれ、映画の世界に入ったかのような没入感で、何度も見たことがある映画でも全く新しい体験ができます。
音質がネックスピーカーではトップクラスなので、BRAVIA XRがなく一般的なテレビスピーカーやBluetoothスピーカーとして使っても、充分満足に映画や動画を楽しめますよ。
サウンドバーやスピーカーは置き場所に悩むという方、SRS-WS1やSRS-NB10など他のワイヤレススピーカーを使っているけれど、テレビや映画専用にさらに高音質なものが欲しい方は、ぜひチェックしてみてください! 2021.10.29 (もあ)