2022.06.13
Joshin 試用レポート
スタンシリーズの自動調理鍋はパック調理がとっても便利!
象印 STAN.シリーズ 自動調理鍋「EL-KA23」
デザインも使いやすさもどちらも欲張りたい。
その両方に応えてくれるのが象印社の「STAN.(スタン)」シリーズ。
今回は象印社の事務所にお邪魔し、スタンシリーズで作った美味しい料理を堪能してきました。
第1弾は、ほったらかしで料理ができる自動調理鍋「EL-KA23」をレポートします!
ライター:くれあ
デザインにこだわる方の調理家電。象印『STAN.シリーズ』
筆者、はじめましての『STAN.(スタン)』シリーズ。
スタンシリーズは、暮らしに寄り添った機能性や使いやすさ、キッチンや食卓に馴染むデザイン性を兼ね備えた象印のブランドです。
現在※、スタンシリーズにラインナップされているのは、IH炊飯ジャー・自動調理鍋・電動ポット・コーヒーメーカー・ホットプレートです。
洗練されたデザインはいい意味で家電感がなく、シリーズで揃えると統一感があってイイ。
※ 2022年5月現在
カラーは、ホワイトとブラックの2色展開(コーヒーメーカーとホットプレートはブラックのみ)。
普段なら絶対に白を選ぶ筆者ですが、下部の絶妙なキャメルカラーがよく映えるブラックも魅力的です。
ロゴマークであるお馴染みの象さんが正面にちょこんと佇んでいるのも個人的に推しポイント。
筆者の中ではデザインは頭一つ抜けている。
実用性や機能性はどうだろう?実際に使っていきたいと思います。
今回はスタンシリーズのレポート第1弾として、材料を入れてスイッチオンで料理が完成する自動調理鍋「EL-KA23」をレポート!(他は順次公開予定!)
象印 STAN.シリーズ 自動調理鍋 EL-KA23
セット内容 | 本体、ホーローなべ、なべぶた、パックホルダー、パックホルダーカバー、炊飯用計量カップ、レシピブック |
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サイズ(約) | 幅28.5×奥行31.0×高さ22.5cm |
重量(約) | 7.0s |
容量(約) | 〜2.3L |
炊飯容量(白米) | 0.18〜0.54L(1〜3合) |
コードの長さ(約) | 1.4m |
材料を入れてスイッチオンするだけで、ほったらかし調理ができる「自動調理鍋」。
EL-KA23の特徴は、ジッパー付きの食品保存袋に調味料と食材を袋に入れて調理を行う「パック調理」ができ、内鍋にホーローなべを採用しているところです。
予約調理(最大12時間後)ができるレシピもあり、朝に夕飯の支度をして予約をしておけば、帰宅してすぐに温かいご飯が食べられます。
予約設定後、5分で調理が開始するので、生肉を使った料理でも安心して任せられます。
他にも、お米を炊くこともできたり、嬉しい機能が沢山!
容量は最大6人前※が作れ、5.5合炊きの炊飯器よりもひと回り大きいサイズ感。
ビーフカレーを自動調理できる目安量。
外観の確認
まずは外観を確認。
サイドは指紋が目立ちにくいマットな質感ですが、天面は艶のあるパネルを採用。
天面は操作時に手が触れる所なので、ブラックだと少し指紋が目立ちやすいかも。
操作ボタンは3つだけと少ないボタンで操作ができます。
凹凸がないので拭きやすく、お手入れがしやすそう。
コース | カレー/シチュー・スープ・煮物・米調理・パック調理・温度調理・無水調理・クリーニング |
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設定温度範囲 | 40〜100℃ |
調理後そのまま食卓にだせる「ホーローなべ」
内鍋は高い保温力と蓄熱性で味が染み込みやすい「ホーローなべ」を採用。
取っ手もあるし、同じ素材のふたも付属します。
本来内鍋は自動調理鍋専用の鍋ですが、そのまま鍋として、直火で調理もできる優れものなんです!
見た目もオシャレなのでそのまま食卓に出せるのも便利です。
冷めたらふたをして冷蔵庫で保存し、食べるときはコンロに火にかけて温めなおしができます(IH非対応)。
本体機能の再加熱機能でも温めなおしができるので、IHの方も安心です。
いつでも食べごろの温度で食べられるのは嬉しいですね。
パック調理に使う「パック調理専用ホルダー」は、食品保存袋は2つセットできるので、設定温度が同じだと2品同時に調理ができます。
パック調理は袋がプカプカ浮いてくるのがストレスですが、パックホルダーカバーも付属するので、その問題も解消しそうな予感。
レシピブックを見ながら調理開始!
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何を作ろうかな〜とレシピブックをチラリ。
料理雑誌みたいにおしゃれで、馴染みあるメニューなのにどれもご馳走メニューに見えてくる。
レシピも盛り付け方も参考にしたいものばかりです。レシピブックには33品、公式サイトにもレシピを公開しており、100品近いレシピを見ることができます。
時間に余裕がある時に下味をつけて冷凍保存しておくミールキットを使ったレシピもあり、忙しい中でも自炊にこだわりたい方にとても良心的だと思います。
しっとり柔らかなサラダチキン
まずは「パック調理」でサラダチキンから作っていこう!
全体的にフォークを刺した鶏むね肉に、塩こしょうをすり込みます。
ジッパーつき食品保存袋※に合わせ調味料(オリーブ油、酢、レモン汁。砂糖、鶏がらスープの素)を入れ、鶏となじませます。
※ジッパーつき食品保存袋は、ポリエチレン製の耐熱温度100℃以上、サイズ21cm×18cm以下のものをご使用ください。
注水口から▼ここまで▼の線まで水を注ぎ、食品保存袋を口を閉じずにパックホルダーカバーのツメに引っかけます。
パックホルダーカバーがふたの役割をするので、袋が浮く心配はありません。
下準備はほとんど手を汚すことなく、あっという間に下準備完了!
なべを本体にセットしたら「コース」より「パック調理」を選びます。
「温度調節」と「分」キーで70℃・45分に設定し、「スタート/加熱」キーを押します。
この設定時間には湯沸かし時間は含まれず、湯沸かしが完了すれば調理終了までの残り時間が動き出します。
ブザーがなれば加熱終了です。
湯沸かし時間30分を含め、約1時間15分で完成しました。
身はふっくらしていて切った断面もジューシーで美味しそう。
スタッフ一同「ん〜柔らかい!」と柔らかさに驚愕!
中まで味が染み込んでいて、噛めば噛むほど旨みが堪能できます。
鶏むね肉と調味料を袋に入れるだけなので、失敗が少なくカンタンに作れます。
着色料や保存料を使っていないので、体にイイのも嬉しいですね。
他にも、かぼちゃの煮物やポテトサラダなどもパック調理で作れるので、もう1品ほしい時やお酒おつまみを作るのに活躍しそう。
肉と野菜たっぷりのカレー
次は自動調理鍋の定番レシピのカレー。
なべに全ての材料(牛肉・玉ねぎ・じゃがいも・にんじん・市販のカレールー・水)を入れ、本体にセットします。
「コース」キーより「カレー/シチュー」を選んで、「分」キーで「25分」に設定。
後は出来上がりを待つだけなので、カレーを作る手軽さは本当にスゴイ。
湯沸かし時間30分含め、約55分でカレーが完成。
底にあるカレールーをおたまで数回底からかきまぜて完成です。
EL-KA23はかき混ぜ機能がありませんが、底に焦げ付いていません。
調理終了後は、自動で保温にならないので、保温が必要な場合は手動で保温設定します。
予約調理の場合は最大12時間自動で保温できるので、たっぷり作りたいカレーは予約調理にするのも良いかもしれません。
野菜のごろごろ感が楽しめるサラサラとしたカレー。
じゃがいもは中までしっかりと火が通っており、ホクホクしていて美味しい。
自分好みに作れるチョコレートプリン
最後はデザートで締めましょう!チョコレートプリン作りに挑戦!
加熱した牛乳とチョコレートをかき混ぜ、卵と卵黄を溶きほぐしたものを加えて混ぜ合わせます。
なべに水400mlを注ぎ、容器を並べます。
「コース」キーより「温度調理」を選び、90℃・20分に設定して加熱開始!
湯沸かし時間を含め、約40分で完成。
舌触りが滑らかな、硬めのプリンです。
チョコレートの味がほんのりついていて美味しい!
お手入れ必要なパーツは少なくラクちん
調理後のお手入れは、ホーローなべ・内ぶた・つゆ受けの3つを中性洗剤で洗うだけ。
ホーローなべや内ぶたは凹凸が少ないので洗いやすく、パック調理は内鍋を汚さないのでお手入れがラク。
つゆ受けは、水捨てラインまで水が溜まるまでに捨ててください。
中性洗剤で洗ってもニオイが取れない時は、水を入れて押すだけの「クリーニング」機能でニオイを低減できますよ。
付属のなべぶた・パックホルダー・パックホルダーカバー・炊飯用計量カップもスポンジで洗えばOK。
まとめ
一汁三菜を心掛けたいけど、作る時間や気力がないことはよくあることです。
EL-KA23のパック調理は副菜を作る時に丁度よく、もう1品ほしい時に便利。
市販のジッパーつき食品保存袋を使用するのでエコとは言い難く、繰り返し使える専用の袋があると嬉しいなと思いました。
付属のホーローなべは直火OKなので温めなおしがスムーズに行え、調理後そのまま食卓に出せるのも魅力的です。
熱が冷めたらふたをして冷蔵庫に保存しておけるので、一度にたっぷり作ることが多いカレーにとても便利。
調理後すぐに自動保温に切り替えてくれたら尚良かったのですが、保温ボタンを押す習慣に慣れようと思います。
2022.06.13 (くれあ)