2023.03.28

Joshin 試用レポート

登山やトレイルランニングのお供には、超薄型のGPS対応マルチスポーツウォッチ『SUUNTO 9 PEAK』がおすすめ!

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スント スマートウォッチ SUUNTO 9 PEAK

登山やトレイルランニングなどのアウトドアシーンで、地図やコンパスを確認するためにスマホを取り出すのは面倒くさい・・・。
そんな時に活躍するのが、高い耐久性を持ったGPS対応のスマートウォッチです。
今回は、薄型・軽量設計でありながら、丈夫なボディとタフなバッテリーを備えた『SUUNTO 9 PEAK』をレポート!
心拍数や血中酸素濃度の測定や80種類以上のスポーツモードなど、トレーニングに役立つ機能もしっかりみていきましょう。 ライター:もあ

スント スマートウォッチ SUUNTO 9 PEAK

  • 「SUUNTO 9 PEAK」
    「SUUNTO 9 PEAK」
  • シンプルな北欧デザイン
    シンプルな北欧デザイン

SUUNTO(スント)は北欧フィンランドで生まれた、過酷な自然環境を耐えるスマートウォッチやダイブウォッチを多く展開するメーカー。
アウトドアシーンに強いことはもちろん、情報が目に入りやすいシンプルな北欧デザインも大きな魅力です。

今回レポートする『SUUNTO 9 PEAK』は、シリーズ史上最も薄型・軽量でありながら、GPS追跡時でも最大7日間駆動する驚きのタフネスバッテリーを持ったモデル。
液晶を覆う「風防」には、傷に強いことから多くの高級時計で使われている「サファイアクリスタル」を採用し、ベゼルとケース素材も耐久性の高いものを使用しています。
その頑丈さは“1mの高さから硬い木の上に落とす”“海水に14日間浸ける”など、自然の最過酷条件で行われる「エクストリームウォッチテスト」をクリアするほどで、どんなアクティブシーンでも故障の心配はありません。

頑丈なアウトドアウォッチは大きくてゴツゴツとしているイメージでしたが、SUUNTO 9 PEAKはとてもスマート。
女性の筆者による装着イメージだと、大きな画面によって存在感があるように感じられるかも知れませんが、厚みが約10mmとかなり薄いので目立ちすぎず、ジャケットを着ると袖の下にすっぽりと隠れました。

カラーは今回お借りしたオールブラックと、モスグレー。
チタニウム素材を使うことで約10g軽量化したモデル(※外観と機能は同じ)に、グラナイトブルーチタニウムとバーチホワイトチタニウムがあります。
どれも肌なじみの良い落ち着いたカラーで、カジュアルなシーンだけでなく、スーツやオフィススタイルにも合わせやすいです。

外観と操作方法

  • 【動画】「SUUNTO 9 PEAK」外観と操作の様子
    【動画】「SUUNTO 9 PEAK」外観と操作の様子
  • SUUNTO 9 PEAKは、タッチパネルと物理ボタンで同じ操作が可能。
    スマホのように扱えるタッチ操作は便利ですが、走行中やグローブをしている時は物理ボタンの方がスムーズなので、使い分けできるのは嬉しいです。
    物理ボタンはしっかりと押した感覚があり「カチッ」と音も鳴るので、押し損じてラップタイムがとれていない・・・なんてこともなさそうです。

    フェイスの操作は、メイン画面から横スワイプ(または中央ボタン)で、音楽コントロール→バッテリーの確認。
    上スワイプで、スポーツアクテビティやナビゲーション。
    下スワイプでは現在の心拍数や歩数、ストレスレベルなど、健康状態が表示されます(※操作の様子は動画でご確認いただけます)。

  • セット内容
    セット内容
  • 右側面に3つの物理ボタン
    右側面に3つの物理ボタン
  • ベルトはピンで固定
    ベルトはピンで固定
セット内容 本体、充電ケーブル、ユーザーマニュアル
ケースサイズ(約) 43×43×10.6mm
腕回りサイズ(約) 125〜175mm
質量(約) 62g
防水機能 100m(※水深100mに相当する圧力に対応)

ケースサイズは直径約43mmで、GPSマップを表示するスマートウォッチの中ではとても小柄。
厚みはなんと筆者愛用の超小型スマートウォッチ(ケースサイズ約34mm)よりも薄く、付け心地の良さは想像以上です。

ベルトは尾錠に通してからピンで固定するタイプで、激しい運動でも外れにくくなっています。
アウトドアウォッチは女性の腕ではベルトが余ることが多く、時々服に引っ掛かるのが気になっていたので、どんな腕のサイズでもフィットするピンタイプはストレスフリーでした!

GPS使用で最大約170時間駆動のタフネスバッテリー

  • 充電はマグネット式
    充電はマグネット式
  • パフォーマンスモードとツアーモードの比較
    パフォーマンスモードとツアーモードの比較
使用可能時間(約) [タイムモード]14日間
[毎日24時間の追跡およびモバイル通知]7日間
[GPSを使用するトレーニングモード]25時間/50時間/120時間/170時間

充電は、付属の充電コネクターに本体を乗せて行います。
コネクターはマグネット式になっていて、本体をどの向きで乗せてもしっかり充電が開始されました。

SUUNTO 9 PEAKはGPSモードが4種類あり、精度によってバッテリー持ちが大きく変わります。
驚きなのが、GPSを使用した状態で約170時間(最大7日間)も使えるモード(ツアーモード)があること!
一部の機能に制限はかかるみたいですが、正確なルートが表示されるのだろうか・・・?
確かめるべく、1番GPS感度の高い「パフォーマンスモード」と同じルートを歩いて比較したのが、画像2枚目のスクリーンショット。
ツアーモードの方が少し線がガタガタしているかも?というくらいで、あまり大きな違いは見られません。
今回歩いたのがほとんど直線だったのもありますが、複雑なコースでなければツアーモードでも走行距離やルートを確認するには充分な精度だと感じます。
この精度で最大7日間も駆動できるのはとても頼もしいですね!

トレーニングをサポートする機能

  • ルートを3Dで確認できる
    ルートを3Dで確認できる
  • ルートを保存して本体で確認
    ルートを保存して本体で確認
  • 気圧高度と気温を表示
    気圧高度と気温を表示

GPSを使用して移動したルートは、専用アプリから2Dマップ/3Dマップで確認できます。
ルートを動きながら、下部にその時のパフォーマンスが表示されるので、走行ペースの振り返りに大助かりです。

アプリには「滑らか」や「でこぼこ」など道の特徴を選べば、周辺にある他のユーザーがよく使う人気のルートを表示するという面白い機能もあり、新たなルート発掘が捗ります。
ルートはSUUNTO 9 PEAKにインポートでき、目的地までの距離や方角を表示するナビゲーション機能が使えます。
また、ルートを自分で作成することもできるので、お決まりのトレーニングコースがあれば登録しておきたいですね。

SUUNTO 9 PEAKには、登山で特に便利な機能「気圧高度計」もしっかり搭載。
天候が変化しやすい山中でも、気圧の変化を把握すれば天候の予測が立てられて、早めの行動がとれます。
これは天候に左右されやすい釣りなどでも使えそうですね!
日常生活を過ごす上では持て余してしまう機能かなと思いましたが、気圧の急激な変化で頭痛など体調不良が起こる方は多いと思うので、体調管理にも役立ちます。
実際に筆者はかなり助けられました。

  • スマホの音楽をコントロール
    スマホの音楽をコントロール
  • 血中酸素レベル計測
    血中酸素レベル計測
  • 心拍数など身体の状態を分析
    心拍数など身体の状態を分析
  • 豊富なスポーツアクテビティ
    豊富なスポーツアクテビティ

本体での音楽保存機能はありませんが、スマホとBluetooth接続すれば、再生や曲の変更などの操作がおこなえます。
画面タッチだけでなく物理ボタンでも操作できるので、運動中画面を見なくても曲の変更がスムーズでした。

心拍数の画面を切り替えると表示される「血中酸素レベル」は、SUUNTO 9 PEAKの新機能。
血中酸素とは血液中に取り込まれた酸素の割合を示すもので、自分の身体の状態を詳しく知る1つの指標となります。
医療現場で計測するものとは異なり、あくまで目安としての数値ですが、トレーニング時に酸素が極端に少なくなっていないか確認することで、自分にあったペースを維持できます。

スポーツアクテビティは80種類以上ととても豊富で、日常のウォーキングやジムでのトレーニング、登山、フルマラソンなど、様々な運動を記録できます。
数が多いので最初は本体のスクロールが面倒だなと思いましたが、アイコンは利用頻度の高い運動順に並ぶので、いつものトレーニングはカンタンに呼び出せます。

専用アプリ「SUUNTO APP」でアクテビティを確認

  • スマホと接続
    スマホと接続
  • シンプルで見やすいアプリ画面
    シンプルで見やすいアプリ画面

運動や健康状態の記録は、専用アプリ「SUUNTO APP」で確認できます。
アプリ上で確認できる項目が豊富だと、慣れるまではどの情報がどこにあるか迷子になりがちですが、SUUNTO APPは情報がシンプルにまとまっているので、直感的に操作しやすかったです。

筆者のアクテビティを見てみると、ウォーキングをおこなった19時前後と、家でエクササイズゲームに励んだ0時前には心拍数が上昇しています。
エクササイズゲームでは歩数カウントは少な目ですが、カロリー消費はしっかりとできているようで、明日も頑張ろう!とモチベーションに繋がりました。
ただ、翌日にこのログを見た時は、あと7歩歩いていれば・・・!とすこし悔しかったです。

睡眠はあまり長くはありませんが、途中起きることもなく質はなかなかよかった様子。
睡眠の血中酸素も問題なく、無呼吸状態になっている心配はなさそうです。

  • ランニングの記録
    ランニングの記録
  • お家エクササイズの記録
    お家エクササイズの記録

ランニングとエクササイズゲームをしたときの記録も詳しく見てみます。
走行ルートを改めて確認すると、少しのズレもなくずっと正確なルートが表示されていて、GPS精度の高さを実感します。
3Dマップを見ながら心拍数やペースの動きを確認すると、疲れが出始める距離も一目瞭然で、次のトレーニングへの意識も高まりました。

距離の移動がないエクササイズゲームでも、時間の経過と心拍数・温度の動きをチェックできます。
この日は最後に追い込みのメニューがある「鬼モード」でエクササイズしていたので、後半になるとランニング時並みの高い心拍数を記録しています。
これだけ高い心拍数なら脂肪燃焼にも繋がっていそうなので、もう少しトレーニング時間を増やしてもいいかなあ。

まとめ

頑丈なボディに、高精度なGPSや気圧高度計、ルートのナビゲーションなど、登山やトレイルランニングに便利な機能が詰まった『SUUNTO 9 PEAK』。
今回は山へは行かず、機能を持て余してしまうかと不安でしたが、日常のトレーニングの分析や体調管理にもすごく使いやすいスマートウォッチでした。
個人的には、オフィススタイルにも似合うシンプルなデザインと、薄型で付け心地抜群なところがかなり高ポイントで、シーン問わずオールマイティに使えると感じます。

軽量で長時間バッテリー搭載のGPSウォッチをお求めの方にはベストなモデルです。
ぜひSUUNTO 9 PEAKで、自分に合ったトレーニングを追求してみてください。 2023.03.28 (もあ)

スタッフが使ってみました

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