2022.05.12
Joshin 試用レポート
12.6型の大型ディスプレイを搭載したNEC「LAVIE Tab T12」は、エンタメを楽しむのにピッタリ!
NEC 12.6型 Androidタブレットパソコン LAVIE Tab T12(T1295/DAS)
タブレットに求めるものが、動画試聴やオンラインゲーム、絵を描くことなら、NECの大画面タブレット『LAVIE Tab T12』がおすすめです。
12.6型の大型ディスプレイを持つLAVIE Tab T12は、CPUに「Snapdragon 870」を搭載し、リフレッシュレートは最大120Hzのハイスペックモデル。
「Dolby Atmos」に対応したJBL製の高音質スピーカーが放つサウンドはまるで映画館のようで、配信映画を楽しむのにピッタリですよ!
今回は別売の専用アクセサリーも使って、外観やスペック、使いやすさをレポートしていきます。 ライター:もあ
12.6型の大画面でハイスペック搭載のタブレット『LAVIE Tab T12』
タブレットは軽くて持ち運びやすいのが魅力ですが、近年おうちで過ごす人が増えてからは、10型以上の大型タブレットの需要が高まっています。
動画視聴・デジタル書籍の閲覧・絵を描くといったエンターテインメントやクリエイティブを楽しむ方が多く、専用のキーボードと組み合わせてノートパソコン代わりに使う人も。
今回レポートする国内メーカーNECの『LAVIE Tab T12』は、12.6型ディスプレイを持つ、数あるAndroidタブレットの中でも大画面のタブレット。
CPUにQUALCOMM製の「Snapdragon 870」と、8GBの大容量メモリを搭載し、最大リフレッシュレートは120Hzに対応しています。
以前レポートした「T1195/BAS」の上位モデルの位置づけで、パフォーマンスの向上やOSのバージョンアップで、高画質のゲームや複数のアプリの同時使用がさらにスムーズになりました。
アクセサリーも専用のものが発売され、デジタルペンはついにワイヤレス充電機能が搭載!
ケースにはペン収納ポケットがあり、使いやすさがアップしているようなので、後でじっくり見てみます。
外観とスペック
「LAVIE Tab T12」スペック
OS | Android 11 |
液晶ディスプレイ | 12.6型ワイド/有機EL 10点マルチタッチ |
解像度 | 2560×1600ドット |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870(3.2GHz 1コア+2.42GHz 3コア+1.8GHz 4コア) |
リフレッシュレート | 60〜120Hz |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 約 256GB |
SDカードスロット | 1スロット(microSD) |
オーディオ | JBL製Quadスピーカ(Dolby Atmos)/内蔵ステレオマイク |
カメラ | フロント:有効画素数約800万画素、CMOSカメラ、固定フォーカス リア:有効画素数約500万画素、広角CMOSカメラ、固定フォーカス+有効画素数約1300万画素、CMOSカメラ、オートフォーカス |
センサ | 加速度センサ、E-コンパス、照度センサ、近接センサ、ジャイロセンサ、TOFセンサ |
生体認証 | 指紋認証、顔認証 |
バッテリー容量 | 約 10200mAh(駆動時間:約10時間 ※Web閲覧時) |
急速充電 | あり |
本体サイズ | 約 285.6 × 184.5 × 5.6 mm(突起部除く) |
質量 | 約 565g |
カラー | ストームグレー |
実際にWebサイトをみると、黒に深みがあるコントラストの高い色味がとてもキレイです。
ベゼル幅が上下左右で均等なので縦画面にした時の違和感が少なく、大型ゆえに1画面の情報量が多いので、SNSのタイムラインや長文記事が読みやすそうです。
T1195/BAS(11.5型ワイド)から画面が大きくなった分サイズもアップしましたが、厚みは2mmほど薄型化。
重さが約0.5kgあるので長時間片手で支えるのは難しそうですが、画面が大きくて縦画面も見やすく、電子書籍を楽しむのに最適ではと思いました。
OS、CPU、リフレッシュレート、メモリ、ストレージなどの基本スペックがT1195/BASよりさらに強化され、シリーズ最上位モデルらしいハイスペックを搭載しています。
このスペックで12型以上だとパソコンとしても使える2-in-1タイプが多く、値段が跳ねあがるイメージですが、LAVIE Tab T12はAndroidタブレットなのでまだ手が届きやすいのもポイントです。
スピーカーは、コンサートホールや映画館などで多く使われるオーディオメーカーJBLが手がけるQuadスピーカーが4基配置され、最新の立体音響技術「Dolby Atmos」サウンドにも対応。
T1195/BASよりさらに低音域が強化されているとのことなので、配信映画を迫力満点のサウンドで楽しめそうです。
画面ロック解除は指紋認証と顔認証で行います。
指紋センサーは左側面の電源ボタンにあり、顔認証は正面中央のWebカメラで読み取ります。
最近はマスクをしているので指紋認証ばかり使っていましたが、家でマスクなしで使うなら顔認証の方がタイムラグが少なく、すぐに作業できて便利でした。
バッテリー駆動時間は、フル充電時に約10時間(Web閲覧時)となかなかパワフル!
パソコンと違って1日中仕事でタブレットを使うことはあまりないかもしれませんが、長時間のWeb会議は安心して任せられますよ。
別売の専用アクセサリーを組み合わせる
別売の専用アクセサリーは「デジタルペン2」「スタンドカバー付きキーボード」「タブレットカバー」の3つがあります。
資料作成や写真の編集などパソコンの代わりとして使いたいならキーボードはマスト。
テキスト入力はほとんどしないという方も、本体保護とスタンドの役割を担うカバーは用意しておくと便利です。
デジタルペンはペン先が細く、イラストを描いたり細かい文字でメモするのにピッタリ!
T1195/BAS専用のデジタルペンから進化し、さらに使いやすくなったようなので、詳しくみてみます!
デジタルペン2
T1195/BAS専用のデジタルペンのカラーリングは濃いグレーでしたが、デジタルペン2は明るいシルバーです。
充電ケーブルを接続するため平らだったペン尻は、端子がなくなり丸く盛り上がっていて、カバーの背面に着けていたペンホルダーは付属していません。
充電と持ち運びはどうするんだろうと思ったら、デジタルペン2ではついにワイヤレス充電に対応!
本体背面の上の方に磁石でピタッとくっつき、そのまま充電を開始します。
デジタルペン2は4096段階の筆圧感知に対応し、ペン先を押すと沈む感覚があります。
ペン先が少し引っかかるような摩擦もあって、細かいイラストも描きやすそうです。
画面が大きいので、2分割にしてお手本を見ながら描けるのもいいですね。
ペンの側面にはボタンが1つあり、ここにはメモ帳を開いたりスクリーンショットを撮ったりといったショートカットが登録できます。
スタンドカバー付きキーボード
着脱式スタンドカバー付きキーボードは、布地の質感が手になじむファブリック素材。
背面には磁石でくっつけたペンを覆うように収納ポケットが付いていて、収納部分だけがパカッと開く面白いギミックがあります。
これならペンを使わない時の置き場所に困らないし、バッグの中でいつの間にかペンが取れて充電されていないなんて心配もなくなりますね。
キックスタンドの角度調整は自由で、最大20〜30°くらいまで倒せます。
イラストを描くときは、キーボードだけ取り外してスタンドの角度を付けると描きやすそうです。
キーボードはT1195/BASのものより大きくなった分、キー配置にゆとりができて記号キーなどが大きくなり、よりノートパソコンのような感覚で使えます。
上段にはT1195/BASを試した時によく使っていた、画面を分割表示する「プロダクティビティモード」のショートカットキーも追加されました。
キーは中央に少しくぼみがあって指がかかりやすく、スラスラとタイピングできます。
タブレット専用のキーボードはパソコンよりも小さくなる分、キーが浅くて押し心地に物足りなさを感じることが多いですが、このキーボードはキーの重みがしっかりあって打ち込みやすかったです。
タブレットカバー
キーボードは着脱式でしたが、タブレットカバーは一体型。
素材はキーボード付きのものと変わらず、背面にペン収納ポケットもついています。
角度調整は2段階で固定ですがスタンドにもなり、ほとんど動画視聴にしか使わない予定の方におすすめです。
動画視聴に最適なJBL製の高音質スピーカー
LAVIE Tab T12は4つのJBL製スピーカーを搭載しています。
左右側面に2つずつ配置しているので、横/縦向きどちらで持っても同じように音が聴こえます。
また、音が頭上を含むあらゆる方向から流れる最新の立体音響技術「Dolby Atmos」に対応し、まるで映画の中に入り込んだかのような没入感溢れるサウンドを楽しめます。
実際にYouTubeで商品紹介動画を再生すると、音声がクリアでとても聞きやすい!
音楽を鳴らした時は、低音域のラインがくっきりしてしっかり迫力をだしており、少し音量を上げるとライブ会場にいるかのような臨場感を味わえました。
通常、Androidアプリは開くと全画面に表示されますが「プロダクティビティモード」を使うと複数のアプリを同時に表示できます。
T1195/BASでもよく使っていた機能ですが、画面が大きくなったので分割表示にしても文字が見やすく、ショートカットキーができたことで切り替えがカンタンになり、さらに使える機能になっていました。
標準/広角カメラで撮影してみた
カメラは、背面に標準と広角、前面に撮影用と顔認証用が搭載。
撮影した日は雲が多く少し暗いお昼時でしたが、露出補正なしでも比較的明るく写りました。
色のコントラストも高く、鮮やかでハッキリとした写真に仕上がる印象です。
標準カメラは通常(1倍)だとキレイですが2倍にすると白飛びやノイズが少し出てきました。
広角カメラは風景を広く入れられることで雰囲気はありますが、少し画質が荒くなりザラザラとしたように思います。
明るい場所の方がキレイに写りそうなので、Web会議でカメラを使う時は部屋を明るめにした方がよさそうです。
まとめ
動画配信サービスが流行り、持ち運びを考えて購入したはずの小型タブレットが外に出ることなく「家で動画を再生する機器」になっているという方、結構多いのではないでしょうか?(筆者がそれです)
映画を楽しむなら大画面がいいし、迫力のサウンドも外せない!
『LAVIE Tab T12』は、12.6型の大型ディスプレイと「Dolby Atmos」に対応した高音質スピーカーを搭載した、エンタメを楽しむのに最適のAndroidタブレットです。
新しくなった別売のアクセサリーもとても使いやすく、特にワイヤレス充電に対応したデジタルペンと、パソコンのように使えるキーボードは一緒に揃えたいと思いました。
タブレットで動画試聴やオンラインゲームを楽しみたい方、サブのノートパソコンとして手軽に使いたい方におすすめです。 2022.05.12 (もあ)