2023.09.15

Joshin 試用レポート

高い吸引力に温水でモップ洗浄! 掃除を全部おまかせしたい人はエコバックスのDEEBOT T20 OMNIがおすすめ!

メイン画像メイン画像
メイン画像

エコバックス ロボット掃除機 DEEBOT T20 OMNI DLX23

エコバックスのロボット掃除機に、水拭き用のモップを温水洗浄する『DEEBOT T20 OMNI』が登場。
清掃モードも「吸引&水拭き」「吸引→水拭き」「吸引」「水拭き」と、今まで以上に細かく4つのモードから選べるようになりました。
カーペットを検知するとモップ清掃を自動で切り替えてと、なにかと賢そうなT20 OMNIの床掃除する様子を、後ろから追いかけてみました。 ライター:ぴよこ

エコバックス ロボット掃除機 DEEBOT T20 OMNI

  • モップを温水洗浄する『DEEBOT T20 OMNI
    モップを温水洗浄する『DEEBOT T20 OMNI』
  • 機能が充実しているロボット掃除機として人気のエコバックス『DEEBOT』シリーズ。
    吸引+水拭きの1台2役は当たり前。充電ステーション、自動ゴミ収集機付きに加えモップ洗浄・熱風乾燥機能付きモデルなど、様々なモデルがラインナップしています。
    『T20 OMNI』は、回転モップと、DEEBOT初となる温水でモップを洗浄する最新機能を搭載したモデルです。

    機能満載で至れり尽くせりだった「X1 OMNI」に温水洗浄を搭載した、というような印象ですが、本体を確認しながら機能を確かめていきましょう。

T20 OMNI 本体の確認

  • T20 OMNI 本体
    T20 OMNI 本体
  • 本体床面側。後方に回転ブラシが配置
    本体床面側。後方に回転ブラシが配置
  • メインブラシはゴム製を採用
    メインブラシはゴム製を採用
本体サイズ(約) 幅362×奥行362×高さ103.5mm

「T20 OMNI」は白いボディに艶が抑えられたシルバーのトップパネルが装着された本体です。
床面の吸引口には、エコバックス初のゴム製メインブラシを採用しています
ゴムブラシは耐久性があり、プラスチックよりも摩擦力があるのでカーペットのゴミもしっかり浮かせて吸引します。
吸引力はX1 OMNI(5,000Pa)よりもさらに高い6,000Paとなって、しっかりとした床の吸引掃除が行えます。

本体後方には加圧回転式デュアルモップが配置
独自のOZMO Turbo 2.0回転式モップシステムによって、モップは1分間で最大180回回転しながら、床に一定の圧力をかけて床拭きを行います。
床拭き中にカーペットがあると、本体底面の超音波センサーでカーペットを正確に認識し、自動でモッププレートが持ち上がる「自動リフトアップ」が搭載されています。

T20 OMNIの付属品

  • T20 OMNIの付属品
    T20 OMNIの付属品
  • 大きなクイックスタートガイド付き
    大きなクイックスタートガイド付き
  • 全自動クリーニングステーション
    全自動クリーニングステーション
付属品 サイドブラシ2個、洗濯可能モップ2個、抗菌ダストバッグ、クリーニングブラシ、メンテナンスツール、取扱説明書、電源コード

開梱時には本体にサイドブラシやモップは装着されていません。
使用前にクイックスタートガイド(日本語)を見ながら、ブラシやモップは本体にカチッとはめこみ、全自動クリーニングステーションで本体の充電を行いましょう。
全自動クリーニングステーションには電源コードを接続しますが、…ん?2本付属しています。

日本の住宅環境に合わせて2ピン電源コードが追加されています

  • ご自宅のコンセントに適したケーブルをお使いください
    ご自宅のコンセントに適したケーブルをお使いください
  • エコバックスは海外メーカーのため、T20 OMNIに元々付属する電源コードは3ピンプラグです。
    海外の工場から出荷された後、日本の住宅環境に合わせて2ピンプラグを追加で同梱しております。

    ご購入されたお客様からより「1度開封された後がある」というお問い合わせをいただく事があります。
    上記の理由から、2ピンプラグを同梱する際に1度開梱作業が行われているため開封後のものがございますが、商品自体は未使用ですので安心してお使いください。

ゴミの自動回収、モップ洗浄・熱風乾燥を行う全自動クリーニングステーション

  • 高さはしっかりあります
    高さはしっかりあります
  • 中に水タンクが内蔵
    中に水タンクが内蔵
  • 清水タンク(青)、汚水タンク(黒)
    清水タンク(青)、汚水タンク(黒)
  • タンクの下側に集塵室が配置
    タンクの下側に集塵室が配置

全自動クリーニングステーションは、ロボット掃除機が集めたゴミをステーション内の紙パックに回収し、モップの洗浄を自動で行います。
トップパネルを開くと汚水タンク(黒色)と清水タンク(水色)が内蔵されています。

清水タンクに水を入れておくと、モップ清掃時に自動でモップに吸水が行われます。
モップの水量が少なくなったら自動的にステーションに戻って給水洗浄を行い、洗浄水は汚水タンクへと送られます。
モップは約55℃の温水で洗浄されるので、汚れが落ちやすくイヤなニオイを抑えて洗います

紙パックには最大60日分のゴミを収集できるので、約2ヶ月に1度程度ゴミを捨てるだけでOK。
紙パックはステーションの前側にある集塵室にセットします。
ゴミを集めた紙パックは、集塵室から取り出す時に紙パックの穴がふさがるようになっており、取り出した後のゴミの舞い散りが抑えられます。

アプリ『ECOVACS HOME』でT20 OMNIを連携させる

  • アプリ『ECOVACS HOME』の画面
    アプリ『ECOVACS HOME』の画面
  • クリーニングモードは4つから選択できる
    クリーニングモードは4つから選択できる
  • T20 OMNIを動かす予約設定画面
    T20 OMNIを動かす予約設定画面

専用アプリ『ECOVACS HOME』アプリは、マッピングしたエリアの確認やエリア管理、進入禁止エリアの設定、タイマー設定など、DEEBOTに様々な設定ができるアプリです。
操作端末に『ECOVACS HOME』アプリをダウンロードしたら、ロボット掃除機と自宅のWi-Fiのパスワードを用意して、画面の案内にそって操作をし、接続を行ってください。

T20 OMNIは「吸引&水拭き」「吸引→水拭き」「吸引」「水拭き」の4つから選択できます
DEEBOTシリーズには、独自開発のAI音声アシスタント「YIKO(イコ)」が搭載されており、T20 OMNIに話しかければ操作ができます。
スマートスピーカーとロボット掃除機を連携させれば出来るようになる機能が、T20 OMNIだけで出来ますよ。

実際に部屋を掃除する

  • アプリからT20 OMNIで清掃開始
    アプリからT20 OMNIで清掃開始
  • トコトコトコ…
    トコトコトコ…

アプリとT20 OMNIを連動させて実際に運転を行います。
最初の運転ではまず部屋のマッピング走行を行うのですが、20畳ほどの部屋を2〜3分スイスイ動き回って終了。
DEEBOT 一旦全自動クリーニングステーションに戻り、再度出発です。

床の吸引掃除、水拭きを行う様子

  • 【動画】T20 OMNIが吸引、水拭きなどを行う様子
    【動画】T20 OMNIが吸引、水拭きなどを行う様子
  • まずは壁際を沿うようにT20 OMNIが走行します。
    今回は吸引のみで掃除を行っているのでモップは床から浮かせており、回転ブラシでゴミをかき集めています。
    ぐるっと壁際での走行を終えると、フロアの中心に移動。
    ずっと見ていましたが、壁際までくるとピタッと止まり、家具へのぶつかりはほとんどありません。

    動画では吸引後に水拭きを行う様子もご覧いただけます。
    部屋にはカーペットがありますが、アプリで「カーペットを回避して掃除」「カーペットに適応」「カーペットを無視」で設定ができます。
    ここでは「カーペットに適応」を選択して掃除を行ってみました。

水拭きした後カーペットもそのまま清掃「モップ自動リフトアップ」

  • カーペットの掃除方法がアプリで設定できます
    カーペットの掃除方法がアプリで設定できます
  • 「カーペットに適応」は毛足の短いカーペットにお使いください
    「カーペットに適応」は毛足の短いカーペットにお使いください

「カーペットに適応」は毛足の短いカーペットやフロアマットに乗り上げて掃除を行い、その間はモップを持ち上げて水拭きを停止し、降りるとモップを下げて水拭きを再開します。

走行する様子を見て「お!止まった!」と思ったのですが、映像のような毛の長いシャギーラグの場合は、モップに毛が触れてしまいます
持ち上げているのでT20 OMNIが通った後のラグはちょっと湿っているかな?程度の濡れ具合でしたが、アプリの説明にある通り「カーペットに適応」は毛足の短いカーペットやフロアマットの場合が推奨です。
毛の長いカーペットの場合は「カーペットを回避」で、カーペットに乗り上げずに水拭きを行ってください。

「隅っこの念入り清掃」で壁際をゆっくりしっかり掃除

  • 「隅っこの念入り清掃」で壁際を重点的に掃除
    「隅っこの念入り清掃」で壁際を重点的に掃除
  • 小刻みにモップを近づけて掃除をしています
    小刻みにモップを近づけて掃除をしています

「隅っこの念入り清掃」のチェックボタンをオンにしておくと、1週間に1度、壁際を念入りに水拭きします。
通常は壁に沿うようにして走行しますが「隅っこの念入り清掃」は少し前進したらモップを壁際の方向にクイッと向ける、というような動きを繰り返します。
モップは本体より少しはみ出るような配置になっているので、モップを壁際に向ける事で壁際もしっかり水拭きが行えます。

掃除が終わった後は…

  • 紙パックにゴミが集まっています
    紙パックにゴミが集まっています
  • 汚水は排水してお手入れ完了
    汚水は排水してお手入れ完了
  • モップはとてもキレイになっていました
    モップはとてもキレイになっていました

掃除が終わると全自動クリーニングステーションに戻ってきます。
本体が集めたゴミは、数秒間大きな音を立てて吸引を行い紙パックへ送られます。

モップは温水で洗浄され、汚水タンクに水が溜っていました。
T20 OMNIは「ロボット掃除機の掃除」の手間はかなり少ないモデルですが、汚水だけは掃除毎に排水を行ってください。
タンクを取り出して排水するだけなので手は汚れず、楽にメンテナンスができます。

温水と水ではモップの汚れの落ち具合は違うのか確かめてみた

  • 床を汚して水拭きを行います
    床を汚して水拭きを行います
  • T20 OMNIのモップ。キレイになっています
    T20 OMNIのモップ。キレイになっています
  • X1 OMNIのモップもキレイじゃないか
    X1 OMNIのモップもキレイじゃないか

温水と水では汚れの落ちやすさは違うのかを確かめるために、水洗浄の「X1 OMNI」も用意して、洗浄後のモップを見比べてみる事にしました。

クレヨンで汚れた床を、T20 OMNIとX1 OMNIで床拭きします。
それぞれ洗浄前のモップと洗浄後のモップを見てみると…まさかのどっちもキレイになってる!
汚れ落ちはどちらもキレイでしたが、T20 OMNIの洗った後のモップはホカホカで、嫌なニオイは防げそうです。

2D・3Dアプリ画面

  • 1度のマッピング(2〜3分)精度が高い!
    1度のマッピング(2〜3分)精度が高い!
  • アプリで3Dマップを作成できる
    アプリで3Dマップを作成できる

T20 OMNIが部屋をマッピングすると、アプリで様々なエリア管理ができるようになります。
走行前にマッピングを行いましたが、2〜3分という時間で20畳ほどの部屋をかなり正確にマッピングできていました。
T20 OMNIは、TrueMapping 2.0テクノロジーによって狭い場所や間取り、家具の位置を瞬時に分析し、部屋に適応することで最適な掃除が行えます。
今までのDEEBOTシリーズでもマッピングは何度も確かめてきましたが、どのシリーズでもマッピングはかなり正確に行えているイメージです。
マッピングができれば「寝室」「書斎」といったエリアのラベル付けや、「清掃禁止エリア」の指定、「仮想境界線」の作成などが行えるようになります。

マップデータより3Dマップを作成することができ、マップ上に家具などを設置してより実際の部屋に近いデータが作れます。
作成した3Dマップを元にDEEBOT T20 OMNIが走行するので、部屋が暗所でも家具などの障害物や指定した清掃禁止エリアを避けて清掃できます。

まとめ

エコバックスの「DEEBOT」シリーズは、X1 OMNIでもうロボット掃除機にしてほしい事がほぼ詰っているような完成形だったのですが、T20 OMNIに温水洗浄機能を搭載し、清掃モードを4つに分けて、さらに掃除がしやすくなりました。
X1 OMNIにはカメラとマイク&スピーカーが付いた見守り機能が搭載されていましたが、T20 OMNIに見守り機能はなく、掃除機能に特化させています。
ゴミ捨てやモップの掃除の手間もほとんどないので、もう掃除は全部おまかせしたい!という方にはピッタリなモデルです。

ただし全自動クリーニングステーションは大きいので、存在感は強いですし、設置スペースもしっかり取ります。
汚水タンクを毎回捨てるのであれば、もうちょっとタンクを小さくできそうな気がする…と密かに思っていたりもしますが、メンテナンスの手間を減らすための工夫だと思ってください。
より掃除機能が強力になったDEEBOT T20 OMNIなら、掃除の手間がウンと省けますよ。 2023.09.15 (ぴよこ)

スタッフが使ってみました

試用レポートバックナンバー
>>Joshin webのTOPページへ