2023.12.11

Joshin 試用レポート

1台10役とか欲張りすぎ!タイガーの電気圧力鍋
TIGER COOKPOT の“うま圧”で作る料理の味は?

メイン画像メイン画像
メイン画像

タイガー 電気圧力鍋 TIGER COOKPOT(タイガークックポット) COK-A220 KM/WM

電気圧力鍋が、材料を入れるだけで料理ができると人気の高まりを見せている。
だがしかし、高圧をかける電気圧力鍋は調理時間こそ短いものの減圧時間が必要なので、食べるまでには意外と時間がかかるのだ。
この減圧時間を何とかしてほしいと思っていたら…タイガーから登場した!
タイガー独自のやさしい圧力で減圧時間も短縮させた『TIGER COOKPOT(タイガークックポット)』をさっそく試してみた! ライター:ぴよこ

減圧時間が短い! TIGER COOKPOT(タイガークックポット)

本体の確認

  • タイガー 電気圧力鍋(最大調理容量1.4L) COK-A220
    タイガー 電気圧力鍋(最大調理容量1.4L) COK-A220
  • 小さくてかわいい内釜です(炊飯容量最大3合)
    小さくてかわいい内釜です(炊飯容量最大3合)
サイズ(約) 幅28.1×奥行27.4×高さ22.6cm(ふた開き時高さ:42.7cm)
質量(約) 3.6kg

小型炊飯器のような『TIGER COOKPOT(タイガークックポット)』。
最大調理容量は1.4Lで、2〜3人分の料理が作れる。

圧力調理の他に「高速」「スロー」「低温」「無水」「発酵」「ベイク」「炊飯」「茹で」「温め」といった10種の調理が可能
炊飯(最大3合)ができて使い勝手もほぼ炊飯器と同じなので、1人暮らしの方だと炊飯器代わりにタイガークックポットでも良さそうだ。
コンロが1つしかない住まいで加熱できる調理機器がもう1台欲しい!と思っていた人だと利便性は高そうだ。

一般的な電気圧力鍋は1.7気圧以上の高圧力をかけるが、タイガークックポットは約1.15気圧というやさしい圧力調理を行う。
内部にかかる圧力がやさしい分、調理後の減圧時間はなんと約7分で終了
高圧力の場合だと減圧に時間がかかり、食べるまでのおあずけタイムがそれだけ長くなるのだが、タイガークックポットは減圧時間が約7分なので、作ったらすぐに食べられるのだ!

でも「圧力がやさしくて食材は柔らかくなるの?」という疑問が浮かぶよね。
それは後の調理で確かめよう。

  • 本体側面 / 背面
    本体側面 / 背面
  • 電源コードは着脱式
    電源コードは着脱式
  • セット内容:本体、電源コード、レシピブック
    セット内容:本体、電源コード、レシピブック

本体のコードは着脱式で、本体の重さは約3.6kg。
本体に持ち手が付いているので収納場所から取り出したり、キッチンからテーブルへと移動させる労力は低め。

本体にWi-Fi機能などはなく、作れる料理は付属するレシピブック(オートメニューによる40レシピ)の他、100種類以上の料理が紹介されている公式レシピサイトを活用して調理をする。

本体ふた部分

  • 本体天面
    本体天面
  • 圧力調整ボタン
    圧力調整ボタン
  • 圧力がかかると表示ピンが上がる
    圧力がかかると表示ピンが上がる

ふたには「圧力ボタン」と「圧力ピン」が配置。
圧力ボタンは圧力をかける調理の時に押し込んでロック状態(ふたよりも飛び出した状態)にする。
内部に圧力がかかると圧力ピンが飛び出し、ピンが下がれは調理終了の合図。

開閉ボタン(フックボタン)は手前から奥へと押し込む

  • 開ける時はフックボタンを押す
    開ける時はフックボタンを押す
  • 内なべと、外した状態の本体内側
    内なべと、外した状態の本体内側
  • 内なべには小さな持ち手付き
    内なべには小さな持ち手付き

開閉ボタン(フックボタン)は手前から奥へと押し込む。
見た目の炊飯器らしさからか筆者はボタンを上から下へと押して開けようとし、続いてスタッフも同様の動作をした。
同じ過ちをされないようにもう1度伝えたい。
ボタンは手前から奥に押し込もう。

ふたを開ければ中から小ぶりで軽い内なべが出てくる。
鍋には持ち手がついていて、最大容量/炊飯目盛りが内側に書かれている。

内ぶたは食洗機対応!

  • 調理後、内ぶたから落ちるつゆをキャッチするつゆ受け
    調理後、内ぶたから落ちるつゆをキャッチするつゆ受け
  • 内ぶた部分
    内ぶた部分
  • 内ぶたのスチームカバーは着脱ができる
    内ぶたのスチームカバーは着脱ができる

本体内側の奥、ふたの手前に「つゆ受け」がある
調理後、内ぶたから落ちる露がたまるので、使った後は取り出して水洗いを行う。

内ぶたも取り外せ、内ぶたの裏側のスチームカバーのふたも分解して水洗いができる。
スチームカバーを外せば比較的凹凸が少ないのでお手入れしやすく、内ぶたは食洗機で洗う事もできる

操作パネル

  • 正面の操作パネル
    正面の操作パネル
  • ダイヤルを回してメニュー番号を選ぶ
    ダイヤルを回してメニュー番号を選ぶ
  • レシピブックで予約や操作の確認をする
    レシピブックで予約や操作の確認をする

操作は本体正面の操作パネルで行う。
「マニュアル / オート」キーを押すごとにマニュアルモードとオートモードが切り替わる
オートメニュー番号や調理時間は「スタート|決定キー」のまわりにあるダイヤルを回して設定する。

予約時間はオートメニューは最大12時間(おでん、牛すじ肉の味噌煮込み)、マニュアルモードは「うま圧」「高速」「無水」「スロー」が10分〜12時間まで10分単位で設定可能。
予約の調理方法はメニューによって異なり、出来上がり時間に合わせて加熱をする予約と、 食材の腐敗を防ぐために調理開始直後から加熱が始まり、その後保温をし、できあがり10分前に温めなおす予約がある。
作りたいメニューが予約調理に対応しているかは、レシピブックで確認をする。

料理を作って“うま圧”を味わおう!

『肉じゃが』を作ってみよう

  • 切った材料と調味料を入れて加熱だ!
    切った材料と調味料を入れて加熱だ!
  • 【動画】材料を入れて肉じゃがが出来るまで
    【動画】材料を入れて肉じゃがが出来るまで

やさしい圧力“うま圧”を試す時がきた。
まずは「オート:4」のメニュー「肉じゃが」を作ってみる。

材料・調味料・食材の切り方は一般的な肉じゃがと同じ。
内なべに野菜、その上に牛肉を広げいれ、調味料を加えたらふたを閉める。
操作パネルより「オート:4」を選び、圧力ボタンをロック状態にし、[スタート|決定]を押すと調理スタート。
スタートボタンを押すと、パネルに調理の残り時間が表示された。
肉じゃがの調理時間は約29分。

様子を見ていたが圧力ピンが全然あがってこないので不安になる。
高圧力の圧力鍋であればスタートしてから10分ほどで圧力ピンが持ち上がってくるが、タイガーポットクックは残り時間10分を切ったあたりで圧力ピンが持ち上がるというスロースターターっぷり。
やっと持ち上がった!と思ったのも束の間で調理終了だし、すぐに圧力ピンが下がって韋駄天のごとくだった。
ほんとに減圧時間、7分だった

柔らかくなっているのか…?と一抹の不安がある中でふたを開けたら、肉じゃがじゃないか。

  • じゃがいもに箸を通したらスッススーっと割れた
    じゃがいもに箸を通したらスッススーっと割れた
  • しっかり味がしみた肉じゃがが出来あがった
    しっかり味がしみた肉じゃがが出来あがった

さっきの不安はどこへやら。調味料がしみ込んだ色のじゃがいもに箸を入れると、スッススーである。
煮崩れしやすいじゃがいもも、やさしい圧力である“うま圧”なら形を残した食べごたえのある食感にしあがる。
食材のうま味も感じられて、とてもおいしい肉じゃがだ。

『うま圧カレー』を作ってみよう

  • うま圧カレーは鶏肉で作る
    うま圧カレーは鶏肉で作る
  • 【動画】材料を入れてカレーが出来るまで
    【動画】材料を入れてカレーが出来るまで

材料はほとんど肉じゃがと同じだけど、やはり圧力鍋の定番メニューは外せないのでオートメニュー:1の「うま圧カレー」を作るとしよう。

うま圧カレーで使用する肉は鶏肉で、 調理時間は約32分。
レシピブックにはビーフカレーや無水キーマカレー、グリーンカレーといったカレーレシピがあり、調理時間の幅は広い。

レシピ 調理時間(約)
うま圧カレー 32分
やわらかビーフカレー 185分
チキンと夏野菜の無水カレー 65分
無水キーマカレー 40分
グリーンカレー 15分

やわらかビーフカレーは角切り肉を使うのだが、時間は約185分としっかりかかる。
時間がかかるレシピは、時間のある休みの日や予約調理がおすすめ。

もっとも調理時間が短いグリーンカレーは「高速」調理によるオートレシピ。
使用するのは鶏肉で、ココナッツミルクやグリーンカレーペーストを使った、カフェで食べるようなカレーが短時間で出来る。

  • とろみのあるカレーに仕上がった
    とろみのあるカレーに仕上がった
  • 間違いない味!おいしい!
    間違いない味!おいしい!

今回もなかなか持ち上がらないピンを残り時間10分まで見守り、すぐに引っ込むレアキャラ的な圧力ピンを見届けた。
ふたを開け、クタクタになった食材の中にルゥを加えて「温め・中」で5分煮込めば、具材がゴロゴロとしたとろみカレーの完成!
野菜はホクホクだしお肉もやわらかいしでとてもおいしい。

  • パーツや鍋は汚れが落ちやすく手入れがしやすい
    パーツや鍋は汚れが落ちやすく手入れがしやすい
  • 調理後のお手入れは、内ぶた、つゆ受け、内なべの3点。
    3合炊飯サイズのパーツたちなので、サイズ的に流しに置いても扱いやすく、内なべからはスルリと汚れも取れるので楽に水洗いができた。
    内ぶたも特に「この隅っこの汚れがっ!」とかなく手軽に洗える。
    つゆ受けは今回の調理だと2〜3滴程度の澄んだ水の量が中に入っているだけだったので、取り外して軽い水洗いで問題なかった。
    お手入れパーツはどれも楽にお手入れができるかと思う。

まとめ

やさしい圧力であるタイガー独自の“うま圧”を疑っていたわけではないけど、圧力が少ない分、圧力鍋らしい柔らかさにならないのではないかと思っていた。
そんな筆者の疑いをよそに出来上がったのは、しっかり味のしみ込んだ肉じゃがとトロトロのカレー。
おいしくないわけがない。

しかも圧力鍋ながら減圧時間が短いので料理が出来てからすぐに食べられるし、炊飯、無水や茹でといった鍋調理もできて置きやすいサイズ。
毎日の献立の品数を増やしたい、作り置きをしたいといった場合にかなり活躍するだろう。

カレーで最大3人分の容量なので、メイン料理をたくさん作りたい場合には少し量は少ないが、副菜の作り置きや、1人暮らしで1つのツールで様々な料理をまかなえる調理家電を求めている方に、COK-A220をぜひ使ってみてほしい。 2023.12.11 (ぴよこ)

スタッフが使ってみました

商品はこちら

商品はこちら

▲このページのTOPへ

試用レポートバックナンバー
>>Joshin webのTOPページへ