2022.10.05

Joshin 試用レポート

ティファール初の炊飯器が出たから他の炊飯器のご飯と食べくらべてみた!

メイン画像メイン画像
メイン画像

ティファール 遠赤外線IH炊飯器 5.5合 ザ・ライス

フライパン、鍋、電気調理鍋、ミキサー、ケトルなどなど、ティファール社といえば様々な調理家電やキッチンツールを世に送り出し、料理を作る人に馴染みのあるメーカーだ。
そんなティファール社からなんと炊飯器が登場!
でも、炊飯器って各社より低価格から高級品まで結構出揃っていて、いくらティファールさんでも入る余地は狭そう!と、家電量販店のスタッフ側からすると心配だったりする。
それでもティファールの営業の方は凄い自信。
「実際に炊いたご飯を食べてほしい!」と、なぜか他の人気のある炊飯器もいっぱい持ってきた。
…食べくらべてほしいだって?そこまで言うなら、やりましょう! ライター:ぴよこ

ティファール社初となる炊飯器「ザ・ライス」

  • ティファール 遠赤外線IH炊飯器 5.5合 ザ・ライス
    ティファール 遠赤外線IH炊飯器 5.5合 ザ・ライス
  • 付属品(取扱説明書等も付属します)
    付属品(取扱説明書等も付属します)
セット内容 スタンディングしゃもじ、炊飯用カップ
本体サイズ(約) 幅25.8×奥行31.2×高さ23.2cm(ふた開け時高さ46.5cm)
質量(約) 約5.1kg

ティファールさんが持ってきた、出来立てホヤホヤの遠赤外線IH炊飯器『ザ・ライス』。
出来立てホヤホヤすぎて試作機のため、外観等は本来の仕様と少し違うというのがリアル。

炊飯器といえば天面部分がフラットで、四角い形をしていて〜というのが一般的ですが、やっぱり国外メーカーなのか、少しばかり今までの炊飯器とは違う形状のように感じる。
でもしゃもじは便利な立つタイプ。

  • 光沢のあるボディ
    光沢のあるボディ
  • 天面はタッチパネル。メニューがズラリ
    天面はタッチパネル。メニューがズラリ

カラーはブラックとメタリック。どちらも光沢のある艶パネルだ。
天面はフラットでタッチパネル式。
フルフラットパネルではあるけど、蒸気口は本体より少し高さがあって飛び出している。
個人的には蒸気口は本体に内蔵されている方がもっと手入れがしやすいと感じた部分。
コースは天面に書かれてるので矢印キーを押して操作を行う。

フタに内蔵された遠赤外線コイルが丸見え!

  • 内フタ部分。あれ?コイルが見えてる!
    内フタ部分。あれ?コイルが見えてる!
  • 内フタの中央は空洞になっていて
    内フタの中央は空洞になっていて
  • フタの裏側がスケルトン仕様!
    フタの裏側がスケルトン仕様!

ザ・ライスは遠赤外線の大火力が水を介さずに、直接お米の芯まで一気に直火炊き。
遠赤外線の力でハリ・甘みのあるご飯に炊き上げる。

蓋を開けて内ふたを確認するとその遠赤外線のコイルが…フタに内蔵されているコイルが見えている!!
内ふたの中央は空洞でフタの内側がスケルトン仕様という、とても珍しい風貌だ。
中央が空洞なこと以外はフラットでシンプルなパーツ。

炊飯器の内側フレーム部分

  • 炊飯器の内側。釜が大きく平たく見える
    炊飯器の内側。釜が大きく平たく見える
  • フレーム部はフラットでザラザラした手触り
    フレーム部はフラットでザラザラした手触り

遠赤の力で直火炊きするという事は、ヒーター熱自体は弱いのかと思ったらそんなことはなかった。
釜の下部からしっかりと包み込むように大火力IH層を搭載。
底部のヒーター熱をしっかり釜へと伝えるためか、内釜は横に大きくて浅型のよう。
こんなに口径が大きな炊飯器の内釜、筆者は見たことない。

フレーム部分は凹凸が少なくて汚れを拭き取りやすそうではあるが、表面がザラザラとしているのでツルツル素材のフレームに比べると汚れはスルッと取れなさそう。

大火力を伝える「本釜」

  • 大火力を活かす材質で出来た本釜
    大火力を活かす材質で出来た本釜
  • 内側はつるっとしています
    内側はつるっとしています

シンプルに「本釜」と書かれた内釜は、大火力を活かす材質と大火力を受け止める9層になっている。
持った感触としてはそこまで厚みがある訳でもなく扱いやすい感じ。
内側はフッ素樹脂などによるコーティングで汚れの付着を抑えて洗いやすく、素材はアルミや鉄といった素材を採用。
熱対流と循環を促すよう、釜底や釜の耳の下のすぼんだ部分は55度という角度で丸みが施されている。

蒸気口、内ふたは食洗器対応!

  • 本体より少し飛び出した小さな蒸気口
    本体より少し飛び出した小さな蒸気口
  • お手入れパーツは4点。食洗器対応!
    お手入れパーツは4点。食洗器対応!

蒸気口は引き上げると着脱ができ、3つに分解される。
内ふたを含めてどれも比較的手洗いしやすい形状であり、食洗器にも対応している!
炊飯器のパーツは食洗器で洗えないものが多いので、食洗器ユーザーにはとてもありがたい。
ちなみにしゃもじや炊飯軽量カップも炊飯器対応です。

実験! 他の4つの炊飯器とザ・ライスのご飯の味を比較

  • 今回はザ・ライスに焦点をあてて食べくらべです
    今回はザ・ライスに焦点をあてて食べくらべです
  • さて、本体を確認した所で実食なのだが、今回はティファールさんが炊飯器の大火力がかすむほどの熱量で「他のご飯とも食べくらべてほしい!」と、様々な炊飯器も一緒に持ちこんできた。
    価格帯が様々で、ザ・ライスと同じくらいのものから高級炊飯器まであるじゃないか。
    本気度が伺える…。だがしかし、我々だって様々な炊飯器のご飯を試食してきた。
    ザ・ライスの相手が強敵揃いなのは分かっているのである。

    ティファールさん『少し前にも本部で試食会を行いました。自信があります』
    全く揺るがない自信に圧倒されちゃうけれども、まだ本当に?と疑っている。

同じ白米・水を使って炊きあげる

  • 全部で5つの炊飯器! ザ・ライスは勝てるのか
    全部で5つの炊飯器! ザ・ライスは勝てるのか
  • **水・お米をセット中。怪しい画像になった
    水・お米をセット中。怪しい画像になった
  • ほぼ同時刻に炊き上げた!それでは実食!
    ほぼ同時刻に炊き上げた!それでは実食!

同じお米、同じ水を使って炊飯を行っていく。
お米と水はティファールさんが用意したので「御社だけ特別なお米と水の可能性が捨てられない」と伝えたところ「一緒です!」と力強く回答を頂いたので素直に信じる事に(ペットボトルを交換していないかはしっかり見届けた)。
全て標準的な炊飯コースを選び、炊飯完了時間が合うようにスタートボタンを押していく。
全炊飯器のご飯が炊けたら、トレイにそれぞれご飯をよそう。

今回の食べくらべは、どの炊飯器のご飯なのかは伏せた状態で行う。
全部食べて「このご飯が1位」という風に順位をつけて、ザ・ライスは何位だったのかを確かめる。
使用した炊飯器名はご飯のトレイの裏に記入してあり、全て食べ終えた後に確認をしていく。

見た目ではまったく分からない5つのご飯

  • ザ・ライスのライスはどれなのか
    ザ・ライスのライスはどれなのか
  • で、目の前に差し出された5つのご飯がこちら。
    ご飯が出てくるのを待っている間、スタッフが「見た目である程度わかるかも〜」と談笑していたが、めちゃくちゃハードモード。
    他のスタッフも「うん…えっ?なるほど…」と、もう絶対見た目で分かっていなかった。

    談笑は無かったことにし、香り、食感、味をしっかり確かめて「1番おいしいご飯」を決めていく。
    これは…おいしい。これも‥あ、おいしい。

順位発表! ザ・ライスは5機種中何位?

  • シンプルに美味しいと思った順にご飯を選ぶ
    シンプルに美味しいと思った順にご飯を選ぶ
  • 食べる続けていると「このご飯はあの炊飯器」というのがある程度分かってきたので、スタッフたちがご飯ソムリエになり「ザ・ライスはこれだと思う」と目星をつけたりしはじめた。

    筆者はかためのシャッキリしたご飯が好きで、今回の実験では2つの炊飯器に好みが絞られたのだが、そのうち1つはパサつきを感じて順位は低めに。
    あとのご飯はどの炊飯器か予想ができたので、このかためのご飯のどちらかがザ・ライスの可能性が高い…!
    目の前にはティファールさん。ドキドキしている。
    でも素直においしいと思ったご飯を1位にしよっと。

スタッフがつけた順位と感想

  • ぴよこ(筆者)のザ・ライスの順位と感想

    5機種中…1位

    まさかというのは失礼ですが、ザ・ライスが1位。かためでシャッキリしているけれど、中はふわふわといい噛み心地だった。
    予想を裏切られた結果にやらせっぽくなってしまい、ちょっと複雑。

  • keyのザ・ライスの順位と感想

    5機種中…3位

    1位、2位は粒が大きくてぷりっとしていて美味しく炊けていると感じた。それに比べるとという順位で3位だけど、程よいやわらかさは1番好ましい。

  • makio.の順位と感想

    5機種中…2位

    1位は粒立ちがはっきりしていて弾力があり、それに比べるとかための仕上がりだったので2位にしたけど、噛むと意外に甘みがあって美味しかった。想像していたのと違う。

  • なっちゃんの順位と感想

    5機種中…2位

    素直においしかったです。甘くてやわらかくておいしい。
    1位のお米はさらに粒が立っていて美味しい印象でしたが、1〜3位までは美味しかったので好みでの差です。

ザ・ライスを5機種中1位に選んだのは筆者だけだったが、他のスタッフでも2位、3位と概ね好評!
ちなみに筆者を除いて1位に選ばれたご飯は、皆同じ高級炊飯器を選んでいた。
価格が違うのでそれには「流石」としか言えないのだけれど、そこにザ・ライスのご飯が並んでいるのは凄い!

ちなみに冷えてからだと順位は異なり…

上記の感想は炊き立ての時に食べた感想。
残ったご飯をラップに包んで保存を行い、冷めた頃にもそれぞれのご飯を食べた。
炊き立て時に参加できなかったスタッフに食べてもらって順位を聞くと、ザ・ライスは3〜5位に選んだスタッフが多かった。
炊き立てと冷えた時のご飯の順位は反転に近いほど順位がバラバラになり、実験としては面白い結果ではあった。
ザ・ライスは「冷えるとより硬くなり、少し水っぽくべちゃつく」といった意見が多かった。

まとめ

食べた後それぞれの「これはきっとあの炊飯器」とは言うものの、ちょっとだけ疑心暗鬼なスタッフたち。
しかも思ってた炊飯器のご飯ではなくザ・ライスのご飯だったりしたので「アレ!?」と驚きの声が多数上がっていた。
炊きたてご飯では上位入賞も果たし、しっかりこれからの炊飯器選びに参入できるほどの実力を揃えた炊飯器だったので、ティファールさんが自信を持って進めてくるのもうなずける。
冷めたご飯に関しては味の評価が落ちてしまったので、より美味しく食べるなら炊き立てがおすすめ。

とはいえ、高級炊飯器よりも手が届きやすい価格なので充分に美味しいご飯が炊けるし、各パーツが食洗器対応だったりと使い勝手もいい。
ご飯を食べる前は炊飯能力を疑っていたのに、また炊飯器選びを悩ませる1台が登場したゾと思った「ザ・ライス」なのでした。 2022.10.05 (ぴよこ)

スタッフが使ってみました

商品はこちら

▲このページのTOPへ

試用レポートバックナンバー
>>Joshin webのTOPページへ