2021.04.22
Joshin 試用レポート
ブロックを使って頭脳バトル! 東大脳!ブロック10で遊んでみたらスタッフの残念ぶりが輝いてたよ
タカラトミー 東大脳!ブロック10
事務所にブロックで10個の遊びが出来るという『東大脳!ブロック10』がやってきた。
東大脳!ブロック10は、東大クイズ王の伊沢拓司氏が中心となって運営する知的集団「QuizKnock」が監修したゲームで、集中力やバランス感覚、協調性など、10種類の能力を使って遊ぶという、ちょっと知的そうなゲーム!
知的そうだけど難しくありません。スタッフたちが残念ぶりをさく裂しながら大盛り上がりした様子を見れば、分かってもらえると思います。 ライター:ぴよこ
10種類のゲームで遊べるタカラトミー『東大脳!ブロック10』
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対象年齢:6歳〜
セット内容:ブロック×40、カード×40、サイコロ、サイコロ用シール、テッペントリ用シート兼ピッタリ用シート、カコイ用シート×4、ジントリ用シート、取扱説明書箱の中から出てきたものは、10種の形のブロック(4色)、ゲームリスト、サイコロ、カード、ゲームに必要な用紙。
ゲームの遊び方は説明書を読んで理解しよう。
そのゲームで使う能力やゲームの難易度も書いてあるよ。ふむふむ、ブロックを使って頭をフル回転させる頭脳ゲームが10種類遊べるのか。がんばろう。
ブロックは遊ぶ前には色ごとに分けて置いておき、サイコロやゲームシートは必要に応じて用意する。
東大脳!ブロック10では、計算力、想像力、空間把握能力、決断力といった10種類の能力を使いながら、頭をフル回転させてゲームを進めていく。
論理的思考力もいるだって? 筆者に東大脳!ブロック10をやる資格があるのか不安になってきた。
…と、とりあえずいくつかゲームをやって確かめてみよう!
「パズル」で空間把握能力を駆使! カードと同じ形を作れ!
カテゴリー:頭脳
プレイ人数:1〜4人
使う能力:空間把握能力、ひらめき力、瞬発力
「パズル」は、ブロックを使って、緑色のカードに書かれた図形を作るゲーム。
レベル1〜5のカードがあり、数字が大きいほど難しい。
遊ぶ前には、カードをシャッフルして山札を作り、プレイヤーは自分の色のブロックを決めて手もとに置いておく。
準備が出来たら、山札からカードを1枚引いて、全員が見やすい位置に置いてゲームスタート。
プレイヤーはカードに書かれた図形を、指定のブロックを探して作り、作れた人は『東大脳!』と叫び、見本のカードをゲットする。
最も多くのカードを獲得した人が勝ちとなる。
筆者はレベル1がサクッと出来たので、大人ならカンタンそうだ。
ということで、大ちゃん(20代前半)ともあ(20代後半)と筆者(アラフォー)の3人で遊ぶ事に。
レベル1をサクッと終らせてどんどん進めようと思っていたのに、大ちゃんともあの様子が最初からおかしい。
もあが平面のお手本に対して立体を作ってた。負ける気がしない。
当然ながら筆者が最初に「東大脳!」と言って勝った。
レベルを上げたりしてその後も続けたけれど、2人が東大脳らない(意味:全く終わらない)。
しょうがないので筆者が「1番下のブロックはコレやで」とヒントを与える事に。
東大脳では「教育・育成」能力も養えそうだ。
この2人は瞬発力とひらめき力が少なそうなので、しっかり能力を使ってもらおう。
大ちゃん「あ、チョイスするブロック間違えてました。東大脳難しいですね」
東大の方向を向いて謝ってほしい。
…これ前にも同じような事あった気がする。
もあと大ちゃんには難しかったようだけど、レベル1〜3は比較的簡単だ(と思う)。
レベル4になると急に難易度が高くなり、筆者は「サグラダ・ファミリアが先に完成するわ!」と叫んだよ。
レベル5は本当に出来なかった…東大脳!ブロック10…恐るべし。
集中力・バランス感覚が大事! ゲーム「チョッカク」
用意するもの:ブロック10種×4色、サイコロ
ゲーム「チョッカク」は、ブロックの角を重ねてタワー状に積み上げていくバランスゲーム。
尺取虫みたいな形の青いブロックをまず置いて(スタートブロック)、プレイヤーがサイコロを振り、出た色の好きな形のブロックをスタートブロックの角に重ねるように積み上げていく。
タワーを崩した人が負けとなる。
という事で、また3人で遊ぶ。
ブロックの角にピッタリ納まるならピョンと飛び出した所にブロックを重ねても良いんだけど、全員ですっごい単調に上に上に積んじゃったので、いつ倒れてもおかしくないタワーがどんどん出来上がる。
大ちゃん「積んであるブロックの、ここのズレ…なおしてもいいですか?」
ぴよこ「目をつぶりましょう」
(ガラガラガラ)
大ちゃん「あぁ!」
チョッカクに必要な能力「集中力、バランス感覚」は我々になく、画像の撮れ高もない。
これはマズイと思ったので、サイコロを振って、振った人がブロックを積み上げるルールはそのまま続行しつつ、3人で立派なタワーを作れるように建てようと結託した。
その矢先の出来事だった。
大ちゃんが崖に片手で捕まるスタントマンみたいなピンクのブロックを、変な角度でひっかけた。
チョッカクのルールとしては正しいし、個人の自由を尊重して民主主義的にゲームもそのまま続けたけど、筆者の本心は「なんでなん」である。
結果、小さめのタワーを筆者が倒して負けた。納得いかない。
計算力や決断力が物を言う「カコイ」
「カコイ」は5つのブロックで囲いを作って、より多くの得点獲得を目指す頭脳ゲーム。
カコイ用のシートを用意し、1人1枚手もとに置く。
順番を決めて最初の人からサイコロを振り、出た色の好きな形のブロックをシートの同じ色のスタートマスにセットする。
2巡目からは面と面をくっつけてカコイを作っていき、5つのブロックを置いた時点で、囲いの中の特典が最も多い人が勝ちとなる。
5つのブロックをどういう風に置けばいいのか、高得点を取るにはどのブロックを使うべきなのかを考えられた人が、勝利の鍵を握りそう。
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大ちゃん「よし」
ぴよこ「囲いほっそ! 絶対点数いっぱい広く囲った方がいいやん!」どんどん囲いが細くなる大ちゃんのシート。 囲いが細すぎてそもそも点数が囲えてるのかが心配になりシートを見てみる。
2つ目のブロックで10点と−10点を囲いはじめてるやん!なんでこれで「よし」って言えたん。
シートこんなに大きいのに、なんでそんな隅でちっちゃくまとまるん。校庭に集められた時の新入生みたいに隅に寄るやん。遠慮せんでいいやんで?
こっから大逆転したらドラマチックやけど…え?…もしかして…大ちゃん…。
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4点やん! 5つのブロック使って結果4点て!!
4点無かったら「え?今ゲームやった?」ってなる所やで!「ギャンブルに負けました」じゃないねん。民衆の「ざわざわ…」だけは大量に出てたけど、大敗を喫してるやん。
大ちゃん「東大脳って難しいですね」
ぴよこ「でも楽しいね」
大ちゃん「楽しいです」
まとめ
と、いうように、東大脳!ブロック10はブロックを使って1人でもみんなでワイワイ遊べます。
今回は3つのゲームで遊びましたが、ブロックを最大4つまで使って、空洞作らずに固まりを作り、キューブが何個あるかを見ただけで判断する「カウント」や、素早くブロックを探して指定の形を作るスピードゲームの「アッタ!」、カードとブロックでタワーを建てるバランスゲーム「ケンセツ」などなど、あと7種類も遊び方があります。
個性が光るゲームなのでトリッキーなプレイヤーがいるほど精神を揺さぶられますよ。
一緒に遊ぶプレイヤーの動きを見ながら「そうきたか!」「なるほど!」と、自分にはない発想に刺激がもらえますし、教え合って協力しながらプレイを進めていくのも面白いですよ。
う〜んと頭を悩ませながら、10種類の能力をフルに使って楽しく遊んでみてください。2021.04.22 (ぴよこ)