2022.10.25
Joshin 試用レポート
カセット・CD・スマホの曲を高音質再生!東芝ミニCDラジカセ『TY-ANK1』
東芝 ワイドFM対応 CDラジカセ TY-ANK1
お客様の引き出しの中に、眠り続けているカセットテープはありませんか?
東芝のミニCDラジカセ『TY-ANK1』なら、カセットテープ・CD・ラジオ・スマホの曲を高音質で再生できます。
でも、最近発売のCDラジカセって大きくて操作が複雑でしょ?と思っていたら、かなりコンパクトで、操作ボタンは昔のラジカセでよく見た、ガチャンッと押すピアノスイッチです!
レトロ感にあふれた素敵なデザインだけど、肝心の音質はどうなのか。早速使ってみましょう。
ライター:もあ
東芝 Bluetooth受信対応 ミニCDラジカセ「TY-ANK1」
セット内容 | 本体、電源コード、取扱説明書 |
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サイズ(約) | 幅228 × 高さ114 × 奥行211mm (突起物含む) |
質量(約) | 1.8kg(乾電池含む) |
『TY-ANK1』は、Bluetooth受信機能を搭載した、小型のCDラジカセ。
カセットテープ・CD・ラジオだけでなく、スマホなどのBluetooth端末機器の曲もカンタン操作で再生することができます。
スピーカーには、能率(スピーカーの出力音圧レベル)やレスポンス速度が向上するネオジウム磁石を採用し、透明感がありながらも厚みのある高音質で再生します。
東芝のAurex(オーレックス)ブランドのCDラジカセは、カセットテープの音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「TY-AK2」がありますが、TY-ANK1はよりシンプルに、とにかく音楽が聴ければいいよという方向けのアイテム。
操作ボタンは音楽の再生や一時停止、楽曲トラックの操作やボリュームの調整など基本のものだけで、リモコンもありません。
小さいので置き場所に困らず、持ち運びもハンドルがあるので片手でラクラクですよ。
電池持続時間(約) | ラジオ受信時:48時間 テープ再生時:28時間 CD再生時:15時間 |
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本体カラーは黒がメインのシックなデザイン。
正面の大きなカセットテープ窓と、天面に配置された分厚いピアノスイッチに懐かしさを感じます。
昔流行っていたCDラジカセ、ほとんどこのデザインだったなあ・・・。
電源は付属のACコードだけでなく、乾電池(別売の単2形乾電池x6本)でも再生できます。
コンパクトサイズでさらにコードレス、これは手軽さと使いやすさの面でみれば、今まで使ってきたCDラジカセの中でトップかもしれません。
本体右側面にはヘッドホン端子があるので、家族が寝静まった後に1人でラジオを聞きたいときも安心です。
カセットテープ・CD・スマホの音楽を再生
いつ聴いていたものか、何の曲が入っているかもわからないカセットテープを発見したので、早速TY-ANK1にセットします。
電源を入れて、電源ボタンの隣にあるモード切り替えボタンでテープを選択したら、ピアノスイッチを押して・・・再生!
ボタンが「ガシャン!」と大きめの音を立てて、音楽が再生されました。
リモコンやスマホでの楽曲操作が一般的になったために、耳にする機会がなくなった、このアナログ感あふれるボタンの音が懐かしい・・・。
カセットテープ窓からは、テープが走行している様子やテープ残量がはっきりと確認できます。
音質は、ハイモデルCDコンポの解像度までは出し切れませんが、クリアで厚みのある、いい意味でカセットテープらしくない現代の音になっているように思います。
モード切り替えボタンからCD、Bluetoothでの再生も選べます。
CD再生には「レジューム機能」を搭載していて、曲の途中で止めても、前回停止したところから続きを再生できます。
これは学習CDで勉強するときすごく便利です。
Bluetoothモードにしてスマホと接続すれば、サブスクリプションサービスの曲も楽しめます。
1番右の「録音」ボタンでCDやスマホの曲をカセットテープに録音して、近頃再ブームが起こっているポータブルカセットプレーヤーで聴く用のカセットテープをつくるのもいいですね。
【音の感想】小型とは思えない厚みのあるサウンド
スマホとペアリングして、曲を聴いていこう!・・・と思ったら、再生しても音がとても小さい・・・。
どうやらBluetooth接続の宿命により音量を大きめにしないといけないようで、CDやカセットテープは音量15くらいで聴こえたのに対し、スマホの時は25〜30くらいまで上げる必要がありました。
音量30のままだとCDやカセットテープでは一瞬飛び上がるほどの大音量になるので、Bluetooth再生で楽しんだ後はボリュームを元に戻すようにしましょう。
スマホでフリー音源を流した様子を動画撮影してみたところ、音の厚みと迫力がしっかり伝わってきます。
ハイレゾ相当の音と聴き比べると転調時の音のキレは少しボヤっとした印象は残りますが、1万円前後でここまで鳴らしてくれたら、個人的には満足です。
レトロ感あふれるラジカセから「サーッ」というノイズがほとんどない現代の音が流れるのは、ギャップがあって面白いですね。
まとめ
スマホで音楽を聴くことが多くなった今、もうCDで聴く人も少ないんじゃないの?と思っていたら、若者を中心にカセットテープが再ブームを起こしていることを知りました。
なんでも、アナログなレトロ感に惹かれる方が多いよう。
筆者も今回『TY-ANK1』を使って、カセットを入れるときの「ガチャッ」という音や「キュルキュルッ」というテープの回転音を聞いて、この魅力わかる・・・!とひたすら頷いていました。
TY-ANK1はコンパクトでありながらも厚みのあるサウンドのラジカセなので、お手持ちのカセットテープを手軽に聴きたいという方にピッタリです。
CDとBluetooth接続の再生もできるので、1台あれば家族みんなで楽しめますよ!
簡単操作のCDラジカセをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください
2022.10.25 (もあ)