生理食塩水が使えるからむせない！ホットシャワー5で、喉のイガイガ・鼻詰まりを和らげる！

温めて潤わせる。生理食塩水が使える吸入器

のどや鼻の粘膜にある「繊毛」はウイルスなどの異物を体外へ排出する動きを担っているが、寒さと乾燥に弱く、潤いを失ってしまうと異物を体外へ排出できなくなり、咳や鼻詰まりなどの炎症につながる。
つまり粘膜は常に潤す必要があり、そんな時に活躍するのが吸入器だ。

『ホットシャワー5』は超音波方式の吸入器で、約43℃に温めた細かいミストで潤す独自の「温熱吸入療法」を採用しており、温めながら潤すことで、のどや鼻の不快感を改善。
43℃というのはほどよい温かさで、やけどの心配なく安心して使える吸入の最適温度だ。

なによりも『ホットシャワー5』の強みは、約1％の塩水が使えること！
約1％の塩水はヒトの体液の塩分濃度とほぼ同じなので、水道水ではむせてしまう人もむせずに吸入できる。
家庭用の吸入器で食塩水が使えるものはエー・アンド・デイの吸入器だけ！（※2022年10月現在）

のどの奥まで到達する細かいミスト

『ホットシャワー5』のミストの大きさは5マイクロメートル。
どれくらいの大きさかというと、アクリル板に水滴がついたり、触れたときに手や顔が濡れることがないくらい小さい。
スチーマーのように顔がビシャビシャに…ということにはならない。
それだけ小さいので、うがいでは届かないのどや鼻の奥までしっかり届いて、まんべんなく潤すことができる。

本体は据え置き型なので設置場所は必要だが、幅約11cm、奥行き約19cmと、そこまで場所はとらない。
天面には電源ボタンと霧化量調節ボタンがあり、霧化量は普通・強の2段階で調節できる。

使用する前に洗浄しよう

本体を使用する前に、部品を取り出して洗浄する。
ハンドルを上げて霧化カバー、吸入液カップを取り外し、水道水ですすぐ。
吸入器本体は故障の原因になるので洗わないように注意。
初めて使う場合はノズルや吸入マスクも一緒に洗ってしまおう。

使用方法

ホットシャワー5は吸入液カップと霧化タンクの2箇所に水道水を入れる必要がある。
霧化タンクの給水ライン（60cc）まで水を注いだら、吸入液カップのピンクの線まで水道水を入れる。
食塩水を利用する場合は付属の計量スプーンすり切り1杯の食塩をカップに入れる。
吸入液カップを本体にセットし、霧化カバー、ヒーターガード、吸入マスクか口・鼻ノズルを取り付ければ準備は完了。
電源を押すと電源ボタンが緑色に点灯し、約15秒後に噴霧がスタートする。

ジーーーと小さな動作音を立てながら、吸入マスクからすごい量のミストが出てきた。
モクモクモクモク。気づいたら周辺にミストが充満していて、カメラの視界が真っ白になっていた。
電源を入れると自動的に霧化量は「強」に設定されているので、多いと感じる場合は「普通」に調節しよう。
吸入マスクやノズルに口と鼻をつけず、少し距離を離して使用する。

1度の使用時間は5分。ちょうど筆者ののどは絶不調なので、ホットシャワー5にケアしてもらおう。
食塩水で試しているので少し塩辛さも感じるが、さほど気にはならない。
大量の細かいミストがスーッと鼻やのどの奥まで入っていくのを感じる。
ミストが温かくてとても気持ちが良く、顔やのどがポカポカしてきた。
そして本当にむせない。顔が濡れない。こんなにたくさんの温熱ミストを浴びているのに不思議だ。
終わったあとはのども鼻も温まったからか、使用前よりスッキリ！
筆者は軽度の花粉症持ちなので、冬だけでなく花粉の季節にあればとても助かるなぁ…。

水道水・食塩水で使用感を比較！

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• 「ホットシャワー5の良さは水道水で試してからじゃないと伝わらない！」ということで、スタッフmakioとともに水道水と食塩水を吸入。
  みにとまる「ゲホッゴホッッ！！！…苦しい！」
  水がこんなにも簡単にむせるとは思わなかった。むせないってこんなにありがたいことなのか…と感動。
  makioも盛大にむせていたので、ぜひ動画で確認して頂きたい。
  

他のスタッフの感想

こちらは持ち運びに便利な「ポータブル型超音波吸入器 ポケットシャワー UN-302」。
どこでも手軽に持ち運べるポケットサイズで、持ち運び用の収納袋も付属している。

「ホットシャワー5」と違い温熱吸入療法には対応していないが、オフィスや旅先のホテル、飛行機の機内など、乾燥しやすい環境下のお供にできるのは心強い。
給水タンクは外して丸洗いが可能で、いつでも清潔な状態を保てる。
食塩水の使用は可能で、付属の計量スプーンすり切り1杯で約1%の塩水を作れる。

背面に電池カバーが配置し、単3形アルカリ乾電池2本か、別売の専用ACアダプタで駆動する。
給水ユニットは繰り返し使え、毎回の使用ごとにフィルター交換する必要はないのでエコ。
粒子径は9マイクロメートルと、ホットシャワー5よりは少し大きめだが、のど・鼻の奥までしっかり届く大きさだ。

使用方法

初めて使用する際や長期間使用していない場合は給水ユニットや給水マスクを洗浄する。
背面から給水ユニットを取り外し、給水目盛6ccまで水を入れる。
食塩水の場合は食塩を入れた後フタを閉じ、食塩の粒が見えなくなるまで軽く振る。
電源をONにすると緑色のランプが点灯し、噴霧が始まる。

コンパクトなだけあり、ホットシャワー5より噴霧量は控えめ。
少し塩辛いミストがスーッとのどと鼻の奥に届く。
温熱ではないが、ミストが涼しくてこれはこれでスッキリする。
ホットシャワー5よりミストが大きいからか、顔が濡れるとまではいかないが、ミストが鼻の下に溜まりやすいのは少し気になった。
本体が軽く、1度の使用時間も5分と短いので、持っていても手が疲れないのは良い。

複数人のスタッフたちに試してもらったが「ミストがとても細かく、鼻とのどの奥にスッと違和感なく届く！」「通常の水道水で作られたスチームでは、スチーム量が多いほどむせていたけど食塩水では全くむせない。こんなに違うと思っていなかった」と大好評だった。
ホットシャワー5は顔が濡れず温かくて気持ちがいいし、歌手がこぞって愛用するのも頷ける。
ポケットシャワーは持ち運びができるので、これからの時期カバンの中に忍ばせておきたい。
どちらも超音波方式なので使用後のお手入れは必須だが「食塩水が使えてむせないこと」が最大の利点なので、使用用途に合わせてお好きな方をお選び頂ければと思います。 2022.10.03 (みにとまる)