2022.05.20
Joshin 試用レポート
軽い装着感でアナログ針搭載のスマートウォッチが欲しいなら、ガーミンのvivomove Sportで決まり!
ガーミン スマートウォッチ vivomove Sport
ガーミンのスマートウォッチで唯一アナログ針を搭載しているvivomoveシリーズに、軽量コンパクトな「vivomove Sport」が登場しました。
見た目はアナログ時計にしか見えませんが、実は…タップすることでメニューが浮かび上がるハイブリット仕様なんです!
さっそく記録を取って試していきましょう。
ライター:ぴよこ
ガーミン スマートウォッチ vivomove Sport
ケースサイズ | 40mm |
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質量(約) | 33.8g(ケース+シリコンストラップ) |
おもな機能 | 通知機能、フィットネス年齢、Body Battery、睡眠、ストレス、カロリー消費、水分補給、生理周期/妊娠トラッキング、、血中酸素トラッキング(睡眠時のみ) |
内蔵運動アプリ | ウォーク、ラン、カーディオ、バイク、筋力トレーニング、ブレスワーク、ヨガ、プレスワーク、トレッドミル、その他、Xトレーナー、ステッパー、ピラティス、Toe-to-Toeチャレンジ(対応デバイスを持つ相手と2分間のステップ数対決) |
スマートウォッチが普及し始めたころはデジタル表示のデザインばかりでしたが、最近はアナログ時計らしい「針」を採用したモデルが増えてきました。
服装によってはアナログ時計のような見た目がシックリくる時もあるので、スタイルに合わせてスマートウォッチを選ぶバリエーションが増えるのは嬉しいです。
vivomove Sportはアナログ針を搭載しつつ、ケースをタッチする事でメニューが表示されるハイブリット仕様のスマートウォッチ。
vivomoveシリーズで最も軽量コンパクトなカジュアルモデルです。
ケースサイズは40mm。バンドはシリコンで4カラー展開(アイボリー、クールミント、ココア、ブラック)です。
今回は軽やかなカラーのアイボリーとクールミントをお借りしましたが、vivomove Sportのフェイスはメタリックで、柔らかなデザインながらもエッジが効いています。
メタリックなフェイスはピカピカと反射しますが、デジタルメニューはクッキリと表示され、画面も大きいのでかなり視認性は高いです。
肌がブルーベースの筆者と相性が良かったようで、どちらも肌の色がキレイに見えました。
バッテリーのもちは?
使用可能時間 | スマートモードで約5日間持続、時計モードで約1日間持続 |
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防水等級 | 5 ATM(水深50mに相当する圧力に対応) |
背面に充電端子があり、付属の専用充電ケーブルを挿して充電します。
公式に充電時間の記載はありませんが1時間もあればフル充電になります。
スマートウォッチは使用する機能によってバッテリーの持ちが変わります。
筆者は初期モードの状態から「血中酸素トラッキング」「自動アクティビティスタート」をONにして使用したところ、3日に1度ほど充電を行っていました。
血中酸素濃度はバッテリーを消耗しやすいので、こまめに充電が必要になります。
バンドはしなやかなシリコン製で、汗をかいた時には気軽に水洗いが行えます。
バンドとフェイスの付け根あたりにピンがあり、ピンを引けば簡単に着脱・交換ができます。
別のカラーのバンドで交換してみた
フェイス部とベルトが同色のスマートウォッチを見るたびに「別のカラーの交換用ベルトと交換してみたい」と、密やかな願望があったので、クールミントとアイボリーで交換願望を叶えてみました。
白フェイス×グリーンベルト。グリーンフェイス×白ベルト!
よりポップでカジュアルな姿になりました。
新しい時計になった!というほど雰囲気が変わるので、ベルト交換も楽しんでみてください。
アプリ「Garmin Connect」でアクティビティを記録・管理
記録した運動の情報は、専用アプリ「Garmin Connect」を使って管理や分析、共有ができます。
アプリストアよりスマートフォンにダウンロードして設定していきましょう。
アプリの説明に沿ってアカウントを作成し、デバイス「vivomove Sport」を選んでペアリングを行えば、記録した情報が確認できるようになります。
健康のバロメーターになる「睡眠」「ボディバッテリー」
ホーム画面「マイデイ」が表示されました。
心拍やストレスレベル、前日の睡眠の質など、健康状態がズラリと並び、
各項目をタップすると詳細が表示されます。
筆者の「睡眠ログ」と「ボディバッテリー」の詳細をみてみましょう。
本来、筆者の睡眠開始時間は平均AM1:00なのですが、この日はPM10:00から「深い睡眠」を示す濃い青帯になっています。
記録が間違っていると思ったのですが、AM3:00で「覚醒」を示すピンクに変化していることから「10時に寝落ちして3時に目を覚ました」事が分かります。
非常に正しい記録です。
1度覚醒したこともあってか、その後の睡眠が浅めになってしまいました。
睡眠の質で影響しやすいのがボディバッテリーです。
Garmin独自の項目で、心拍変動、ストレスレベル、睡眠、活動レベルなどを分析し、身体的エネルギーの残量を測定します。
睡眠の質が悪いと起床段階で100%まで回復していなかったり、調子が悪い時はボディバッテリーの残量が10%以下だったり…。
この数値の残量や下降具合を見て「今日は無理しないでおこう」と心の準備が出来ますので、筆者は比較的こまめに確認しています。
パフォーマンス状態の把握に役立つ「血中酸素」「VO2 Max」
VO2 Maxとは | 人が体内に取り込むことのできる酸素の1分間あたりの最大量で、運動能力の指標になります。 |
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「血中酸素」や「Vo2 Max」は、フィットネスのパフォーマンス状態の把握に役立ちます。
血中酸素トラッキングは、血液中に取り込まれた酸素のレベルを手首で測定できます。
vivomove Sportの場合は、睡眠時のみの計測ができ、設定画面で機能をオンにできます。
医療目的で使用されることを意図するものではなく、一般的なフィットネスとウェルネスの範囲で利用することを目的としています。
あくまでも体調管理として活用できるものなので、過度に期待せずに、長期的に記録を行い、自身の体調管理の把握として使ってください。
Vo2 Maxは、体内に取り込むことのできる酸素の1分間あたりの最大量で、この数値が高いほど心肺持久力が高いことを指します。
筆者は普段あまり運動をしないのになぜかVO2 Maxが高く、1週間定期的に運動をしたらサクッと1ポイント上がりました。
まだまだ伸びしろがありそうです。
筆者が実際に運動ログを取ってみた
運動を記録するには、時計側で「アクティビティを開始する」を選択しますが、設定し忘れた!という事が筆者はよくあります。
記録し忘れると物凄く損した気持ちになります。
予防対策で筆者は、アプリの設定『自動アクティビティスタート』をオンにしています。
ランやウォークといった運動は自動的に記録がされて便利です。
記録がされるとホーム画面に結果が表示され、タップすると自分がどのようなペースで運動ができたのかが把握できます。
ガーミンはGPS機器のメーカーですので、GPSの精度は流石というほど正確です(全く狂わないわけではないですが、個人的には稀にある程度です)。
ウォークやランの計測では問題なかったですが、自転車の場合は最高速度の記録はやや怪しい事もあります。
筆者のクロスバイク走行の平均スピードは10〜15km/hだと思うのですが、最高速度は88km/hだったりしたので、サイクルコンピューターで計測する方が正しいかなと感じました。
まとめ
スマートウォッチは、常時画面を表示せずに、手首をひねって顔の方に向けたり、タップするまでは表示がOFFになっていますので、時間を見たい時にアナログ時計に比べてタイムロスが生まれます。
vivomove Sportはアナログ針があるので、いつでも時間の確認がしやすいのは日常的にはやっぱり便利!
画面が大きいので視認性が高く、ウォーキングやランといった誰でも日常的に取り入れやすい運動や、ライフログを把握したい方には使いやすいウェアラブルウォッチかと思います。
フレーム部分もプラスチックで軽量にこだわり、vivomoveシリーズの中でもよりカジュアルな印象が強いモデルです。
「普段からカジュアルな服装で、スマートウォッチには時計らしさが欲しい!」という方に、vivomove Sportはピッタリなのではないでしょうか。
2022.05.20 (ぴよこ)