ソニー WH-1000XM4
リアルタイムの最適化を実現することで、さらにNC機能が進化
- セット内容一覧:本体、充電用USB Type-Cケーブル(約20cm)、ヘッドホンケーブル(約1.2m)、キャリングケース、航空機用プラグアダプター、取扱説明書
セット内容を確認します。
専用のキャリングケースにケーブル、航空機用のアダプター、取扱説明書が付属しています。
ヘッドホンケーブルが付属しているので、ワイヤレスだけでなく有線でもお使いいただけますよ。
本体のデザインはこれまでのシリーズを継承していて大きく違いはありませんが、イヤーパッドの接地面積が前機より10%向上しており、耳にかかる負担を分散することで長時間でも疲れずに音楽を楽しめるようになりました。
カラーバリエーションはブラックとプラチナシルバーの2色。
メーカーロゴの主張がさり気なく、光沢があって高級感のある印象です。
コンパクトに収納できる専用ケース
- 質量:254g
これまでのシリーズ同様、本体とケーブルは専用のキャリングケースに隙間なく収納されています。
左側のイヤーパッドは折り曲げて収納するので、最初は入れにくく感じるかもしれませんが、ケースに収納後のイラストが描かれているので参考にしましょう。
バッグに入れやすいサイズで、本体だけでなくケーブルも一緒にケースに入れて持ち運べるのはうれしいポイント。
本体の重さは前機より1g軽い254gですが、イヤーパッドの面積が向上し、ヘッドホンを外すと自動で音楽が停止する装着検出機能が追加されても軽量が保たれたのは驚きです。
30時間再生可能なロングバッテリー
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再生可能時間:(NC ON時)最大30時間 (NC OFF時)最大38時間
クイック充電:10分で5時間再生可能
充電はR側の下に配置してある充電端子、USB Type-Cで行います。
バッテリーはNC機能を使っても最大30時間再生可能!
フル充電にしておけば、通勤中と家で少し使うくらいという方は、1週間ほど充電をしなくても大丈夫そうです。
バッテリーがなくなっても、10分間で約5時間再生できるクイック充電に対応しているので、電車が来るまでの間にモバイルバッテリーでサッと充電すれば、音楽を楽しみつつ通勤できます。 -
再生可能時間:(NC ON時)最大30時間 (NC OFF時)最大38時間
AIによって解析された最適な音を聴いてみる
前機では、圧縮された音源もハイレゾ相当の高音質で楽しめるソニー独自の技術「DSEE HX」が採用されていましたが、WH-1000XM4では高域をより細かく聴こえるよう調整され、AI技術でリアルタイムで音の解析をして最適な音にする「DSEE Extreme」を採用。
LDAC/SBC/AACコーデックにも対応しており、音楽ストリーミングサービスなどの圧縮音源も、音源本来の音を細かく解析し再現します。
AIによる曲解析・・・聞くだけで凄そうです。
早速スマホとペアリングして確認してみましょう。
本体L側の下にある電源ボタンを長押しし、電源をオンにすると青色のランプが点灯します。
そのまま電源ボタンを押し続ければペアリングモードになるので、スマホのBluetooth設定で「WH-1000XM4」を選んで接続しましょう。
ヘッドバンド部分は、好みに合わせて微調節が可能です。
装着してみると密閉感があり、音楽を流す前からすでに周りの音が聞こえにくくなりました。
これだけガッチリ密閉されていると、音漏れの心配はなさそうです。
頭にしっかりフィットし、低反発のウレタンを使用したフカフカのイヤーパッドは付けていて痛みを感じません。
本体操作はタッチセンサーで行います。
力を入れず軽くポンっと触るだけで素早く反応するので、曲の再生や曲送り、ボリュームの変更、周囲の音を取り入れるクイックアテンション・スピーク・トゥ・チャットなど、環境に合わせて直観的に操作できます。
音楽の再生/一時停止 | タッチ2回 |
ボリューム(+/-) | 上に滑らせて離す/下に滑らせて離す |
曲送り/曲戻し | 前に滑らせて離す/後ろに滑らせて離す |
通話を受ける・切る | タッチ2回 |
クイックアテンションモード | パネル全体を手で覆う |
スピーク・トゥ・チャット | 2本の指で触れたままにする |
いつも聴いている音楽ストリーミングサービスの曲を聴いてみましたが、音1つ1つが細かく楽器の音が良く聴こえます。
NC機能を使うと、音量を上げなくても高域・低域ともに聴きやすくてバランスのいいソニーサウンドを、静かな中で集中して楽しめました。
オールジャンル気持ちよく聴ける高音質ですが、アプリのイコライザー設定で自分好みの音にできるとのことなので後で試してみます。
ヘッドホンを付けたまま会話もスムーズ
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NC機能の性能が高くガッチリ密閉されているので、曲を流す前から周りの音が聞こえにくい。
音楽に集中できますが、これでは集中しすぎて電車を乗り過ごしたり、急に話しかけられても気が付かないかもしれません。そんな時に使いたいのが外音取り込み機能。
前機でも近くの人との会話がスムーズにできるまで音量を抑え、外部の音を鮮明に拾う「クイックアテンションモード」がありましたが、WH-1000XM4ではさらに進化し、発話をするだけでヘッドホンに触れることなく音楽を停止して外の音を取り込む「スピーク・トゥ・チャット」が搭載されました。急な会話もスムーズに対応できますよ。
アプリ「Headphones Connect」で自分好みの音に設定
アプリ「Headphones Connect」にWH-1000XM4を登録すると、バッテリー残量の確認や、NC機能、イコライザーなどが設定できます。
NC機能を最適な状態で楽しめるよう装着状態を測定して、NC機能レベルの調整を行います。
イコライザー設定は、これまでのSBC/ACC接続時に加え、LDAC/DSEE Extreme接続時にも対応し、すべてのコーデック時に設定ができるようになりました。
イコライザー画面にはBass Boost・Vocalなど音質のプリセットが用意されており、タッチ1つで切り替えできます。
もっと音にこだわりたい方は、設定アイコンから直接イコライザーを編集することもできるので、好みの音を作ってみてください。
CLEAR BASSで低音を強化したり、音楽が聴こえてくる方向を変更したりなど細かく設定ができるので、アプリはぜひ活用していただきたいです。
まとめ
NC機能、音質、外音取り込み機能のすべての面で、新技術を追加して進化したWH-1000XM4。
飛行機や電車に乗ることが多く、長時間音楽に集中したい方にピッタリのヘッドホンになっています。
クイックアテンションモードでも会話はできるようになりますが、スピーク・トゥ・チャットを使えば手を使うこともなく、話すだけで自動で会話内容が頭に入ってくるようになるので、聞き逃しなく、よりスムーズな会話ができました。
NC機能だけでなく、外音取り込み機能の性能も上がったのはうれしいです。
有線で使ったときは音の遅延がなくなるので、音に合わせて精密な操作が必要となるゲームも楽しめ、動画は映像とのズレがなくストレスフリー。
長時間装着しても耳が痛くなりにくいので、1日中映画を楽しむこともできます。
いつもの音楽を、こだわりの音質で集中して聴きたいと思ったら、WH-1000XM4をチェックしてみてください。
2020.08.07 もあ
通勤やお出かけ時にはもちろん、家にいるときでも静かな世界で音楽に集中したくなる時があります。
NC機能が進化し続けるヘッドホン、WH-1000Xシリーズ最新作のWH-1000XM4は、前機で採用された「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」とBluetoothチップを新たに連係させることで、毎秒700回以上ものセンシングを行い、リアルタイムに最適化させることで、ノイズキャンセリングがさらに高性能となりました。
周囲の音を取り込む機能で電車のアナウンスの聞き逃しを防ぐのはもちろん、発話をするだけで作動するスピーク・トゥ・チャットモードが追加され、急な会話もヘッドホンをつけたままスムーズに行えます。