2021.03.10
Joshin 試用レポート
【自作PCを組み立てる】ASRock DeskMini X300にPCパーツを取り付けてみた


ASRock ミニPCシリーズ DeskMini X300
用途に応じ、自分好みのパーツを使用したPCを自作したい!!
ただ自作PCを組んだ事も無く、何となく難しそうなイメージ…。
ASRockのミニPCシリーズ 「DeskMini X300」なら簡単にPCを自作出来るらしい。本当なのか?
自作PCを組んだ事の無い筆者が、実際に組み立てに挑戦してみました!
ライター:大熊猫
ASRock ミニPCシリーズ DeskMini X300
本体寸法 | 155×155×80 mm |
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チップセット | AMD X300チップセット |
対応CPUソケット | AM4(AMD Ryzen APU対応、TDP 65Wまで) |
メモリソケット | DDR4 SO-DIMM×2(最大64GB)DDR4-3200対応 |
ストレージ | 2.5インチ SATA 6Gbps×2、M.2 32Gbps×2 |
フロントパネル | 電源ボタン、USB 3.2 Gen 1 Type-C×1、USB 3.2 Gen 1 Type-A×1、ヘッドフォン出力、マイク入力端子 |
リアパネル | DisplayPort×1、HDMI×1、VGA×1、ギガビットイーサネット×1、USB 3.2 Gen 1 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×1、ACアダプター用ポート |
DeskMini X300が届いたのですが、受け取ってビックリ!小さすぎる箱にビックリです!!
「ホンマにこの中にPC入ってるん?軽いし、まさか間違えて取り寄せた?」と不安がよぎります。
開封すると2度目の驚き!!もっと小さい、そしてコンパクト!!(同じ意味だ)
小型のマウスと比べてもこの大きさ!まさにスタイリッシュ!!
え?自分ホンマにPCなん??と疑わずにはいられません。
付属品:ACアダプタ、電源ケーブル、SATAケーブル、取付ねじ、専用クーラー、CD-ROM
箱の中から付属品を広げた所で、DeskMini X300がPCであると確信できました。
主な付属品は上記に記載しましたが、筆者には馴染みのない部品が沢山です。
思わず心の声が漏れ出します。
「面倒臭そう、1度そっと閉じようかな…」と。
組み立て方法が書かれたマニュアルが付属するので見てみると、英語表記のみでした。
「やっぱり閉じよう」
そう思いましたが、落ち着いてよく見ると説明図で大体分かりそうです。
今回使うPCパーツ
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CPU・メモリ、SSDを用意しました -
1度挫けそうになりましたが、今回組み込むパーツの紹介に移ります。
CPU AMD Ryzen 7 PRO 4750G メモリ Crucial PC4-25600 (DDR4-3200)260pin UDIMM 32GB(16GB×2枚) SSD Crucial Crucial M.2 2280 NVMe PCIe Gen3x4 SSD P5シリーズ 1.0TB CPUはAMDを使用します。X300のCPUソケットはAM4です。
SSDとPCメモリーに関しては、換装レポートにも度々登場しているCrucila製品を使用します。
共に絶大な信頼と実績で支持を集めるメーカーでございます(筆者個人の感想)。
パソコンを自作していこう
カバーを外してマザーボードを確認
さて、ここから本格的な作業に入ります。
パソコンは非常にデリケートな部品たちで構成されていますので、作業の際は静電防止手袋を使う事をオススメします。
カバーやSSDにはネジ留めが必要ですので、プラスドライバーを用意しましょう。
まずは、先述したパーツを組み込むためにカバーを外します。
背面の四隅のネジを外し、引き出し用のツマミを持ってスライドさせれば、各種ソケットが配備されたマザーボードが剥きだしに。
マザーボードを見た瞬間、2分前の記憶「面倒臭そう、1度そっと閉じようかな…」が鮮明に蘇ります。
今回は画像の囲った部分にパーツを装着していきます。
CPUを取り付ける
CPUの取り付け作業に入ります。
CPUソケットのレバーを持ち上げます。
この際、レバーを完全に上まで(90度)上げない状態で装着すると、ピン曲がりしてしまう可能性がありますので、必ず上まで持ち上げてください。
次に、基盤の矢印とCPUの矢印を合わせるようにしてCPUをセットします。
セット後、ストッパーを元に戻すとCPUが固定され、取り付け完了です。
CPUセットの際はそっと乗せるイメージです。
押し込んでしまうと、ピン折れに繋がる可能性がございます。
CPUの上にクーラーを取り付ける
続きまして、CPUクーラーの装着作業でございます。
CPUに合わせて、クーラーを乗せます。
クーラーのCPUに触れる面は、あらかじめ熱伝導グリスが塗布されてますので、手で触れないようにご注意ください。
その後、両サイドの金属部分を基盤のツマミに引っかけます。
引っかけた後に片側に付いているレバーを下げ、CPUを固定させます。
最後にマザーボード左下のファン端子にケーブルの先端を差し込めば、クーラーの取り付けは完了です。
メモリを取り付ける
続きまして、メモリ取り付け作業でございます。
メモリに関しては、向きや表裏に注意して端子部分に差し込む単純作業になります。
注意点としましては、端子部分に触れないよう作業を進めてください。
壊れやすい部分で、認識不良等の症状が発生する可能性がございます。
SSDを取り付ける
最後にSSDを取り付けます。今回は高速なM.2 SSDを使用します。
マザーボードの盤面に[Ultra M.2]と記載のある箇所がございます。
その部分に、用意したM.2 SSDを基盤の端子に合わせて差し込みます。
無理に力を入れる必要は無く「スッ」と刺さります。
装着後に付属のネジで留めれば作業完了です。
全てのパーツを取り付けた状態
今回用意したパーツを全て取り付けた状態です。
取り付け前と比べると、何となく「こいつ動くぞ…」と感じさせてくれる佇まい!
ここまで撮影しながらの作業で約40分程でした。
慣れている方や苦手意識のない方なら10分ほどで出来そうです。
後は端子を繋いでカバーに戻すだけ
最後に、ケースから出ているケーブル端子をマザーボードに差し込み、カバーに戻します。
戻す際にケーブルや追加したパーツに極力触れぬよう気をつけます。
もちろん、ネジ留めも忘れずに!!
まとめ
今回はじめてパソコンの組み立てに挑戦してみましたが、最初の「うわぁ…パーツが細かい…マザーボードを触るのに抵抗しかない…」という抵抗感とは裏腹に、組み立てはとてもカンタンに行えました。
撮影しながらでも40分で出来たので、サクサク進められる方なら10分程度で終わってしまうかと思います。
組み立て自体は本当にカンタンですが、パソコンの自作には「用意したパソコンケースにそのパーツが対応しているか」も重要です。
「こういうパソコンを作りたい!」というビジョンを持ってPCパーツを準備したのに、PCケースに入らない!なんて事になったら大変です。
あらかじめどういった用途のパソコンにするかをしっかり考えて、自作PCの組み立てを行っていただければと思います。
2021.03.10 (大熊猫)