サンゲツクッションフロア 取扱上のご注意
施工上のご注意
- 梱包紙に記載されている品名・品番・ロット・数量をご確認のうえ、施工を開始してください。同一床面上は、同ロットで仕上げてください。
- 幅継ぎをする際は、耳部どうしでジョイントしてください。ジョイント施工が不十分な場合、継ぎ目が破断することがあります。
- 目地入りの商品をジョイントして施工する際、商品の特性上目地が合わない場合がありますので、特に広い面積で施工する場合には割り付けにご注意ください。
- 各商品別に、施工上の注意・接着剤などが異なりますので、商品掲載ページの施工上の注意をご参照ください。また施工する場所の環境や下地の状態により、接着剤や施工方法が異なる場合がありますのでご注意ください。
- 下地は平滑かつ清潔で乾燥して、良好な圧縮及び引張り強度があり、接着力を低下させるような構造的欠陥がないようにしてください。多孔質でもろい下地や粉っぽい下地はプライマー処理を行ってください。
- 不陸は適切なコンパウンドで補修してください。
- 鉱物ベースの下地(モルタル・コンクリートなど)で、新規あるいは土間床の場合は下地水分を測定してください。コンパウンドや接着剤は床仕上げ材と同様に適切な皮膜もしくはその他の方法で高い残留水分や下地の湿気から遮断しておく必要があります。
- 下地にワックス・グリス・油脂類・塗料などの汚れ、ペン・ラッカーによるマーキングなどが残っていると、接着不良や汚染、変色を発生させる可能性がありますので、完全に除去してください。
- 床材は現場の室温によくなじませてから施工してください。室温と床材に温度差があると、施工直後だけでなく、後日、目地隙・突き上げなどをおこすことがあります。
- 接着の際は、床材の指定接着剤を使用し、接着剤指定のくし目ごてで均一に塗布し十分に圧着してください。
- 有機溶剤を含んだ接着剤を使用する場合は、火気に注意し室内の換気に心がけ、有機溶剤作業主任者立ち会いのもとで行ってください。有機溶剤は、引火しやすく、また多量に吸入すると人体に影響を及ぼす可能性があります。
- 施工中は、他業種による汚損・事故の発生を防ぐために、床工事関係者以外の立ち入りを禁止してください。
- 施工後、接着剤が十分硬化するまでは、直射日光や冷暖房などによる急激な温度変化はお避けください。特に冬季は接着剤の硬化が遅いので十分な養生期間をとってください。
- 養生シートをとめる際、粘着テープは直接床材に貼り付けないでください。床材を汚染する原因となります。
- これらの施工条件が満たされない場合は、目地隙や突き上げ、膨れなどを招く可能性があり、美観を損ねるだけでなく、転倒事故などの原因となります。
- 施工後、残材などを廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に処分を委託してください。包装紙・紙管などを焼却する場合は、都道府県条例に基づき処分してください。ビニル床材を燃やすと有害ガスが発生する場合があります。
- クッションフロアは裏面にガラス基材を使用していますので、直接皮膚に触れないよう心がけてください。万一、刺激を感じた場合はせっけんなどでよく洗い流してください。また、目が痛む時もこすらずに水でよく洗い流してください。
接着剤の選定
※下地の状況によっては表の○印の接着剤で接着できない場合もありますのでご注意ください。
