ダイノック™ :施工共通の注意
ダイノック共通 施工環境・下地調整 ダイノック共通 施工上の注意
【共通】施工環境・下地調整
選定にあたってのご注意
施工環境のポイント
| 原則として内装使用 | 3M™ ダイノック™ フィルムは一部商品を除き、原則として内装用途にお使いください。 |
|---|---|
| 湿度 | 水中・湿度が高い場所への施工は避けてください。下地側から水分の影響を受けると施工後膨れや剥がれ、変色が発生する場合があります。 |
| 下地の色 | 製品によっては、下地の色が透け意匠に影響を与える場合がありますので、ご使用の際には十分ご注意ください。 |
| 照明 | 必要に応じて投光機などを使用して、明るい場所で施工してください。照明が暗い場合、下地基材とフィルムとの間の異物混入や気泡を見逃す恐れがあります。 |
| 施工環境 | ほこり、ちりなどが少ない場所で行ってください。貼り付け面と本製品との間に入ると、適切な接着力が得られなかったり、仕上がり表面に突起が生じたりする原因となりますので、清掃を行ってから貼り付け作業をしてください。施工する面のみでなく、床の清掃を行ってから施工してください。 内装工事など定常的に多くのほこりや微粒子などが発生する環境下においては汚れにご注意ください。表面のエンボスに汚れが詰まってしまい清掃が困難な場合があります(表面の微細な構造の特性上、CHシリーズ、VMシリーズなどでは特にご注意ください)。 |
| 静電気 | 空気が乾燥して静電気が発生しやすい場合は、床に霧吹きなどで水を吹きかけてください。 |
| 施工温度 | 施工温度範囲:12℃~38℃ 製品の保管は、直射日光や高湿度な環境下を避け、周囲温度38℃以下の清潔な場所に保管し、購入後1年以内に使用してください。 |
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|
R面施工でのドライヤー使用
- 角Rにフィルムを折り曲げて貼った場合、製品によって角R部分が白くなる場合があります。貼る際にはヘアドライヤーで温めながら貼るか、貼った後に温めてください。
製品仕様
- 商品ページ掲載の画像では、お客様のモニター環境により画面上の色が実際の色と異なり、全体の仕上がりイメージと異なる場合があります。サンプルページよりサンプルを別途ご注文いただき、ご確認ください。特に大柄のものは、色柄や突き合わせができるかなどを含めて、ご確認ください。
- 事前に突き合わせ部の見え方を確認の上、製品をご選定ください。必要に応じて、突き合わせ貼りを避け、目透かし貼りや目地棒のご使用を検討してください。
- 特に反射光により突き合わせ部の左右の色が異なって見えることがあります。
- 横柄、大柄、抽象柄のものは、突き合わせ部の柄が一致せず連続したように見えません。
- 3M™ ダイノック™ フィルムは、製品改良等のため予告なく仕様を変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
- 製品によっては、その他の詳細な注意を「シリーズ別の注意事項」でご用意しているものがあります。ご確認ください。
貼付ける下地基材の種類を確認
- 貼り付けにあたり、下地の種類によって貼り付けが適している物、適していない(不具合が起こる)ものがあります。
- 表の記載は、下地表面が平滑もしくは平滑に処理されていることが前提です。下地の表面が平滑でない場合、不陸などが目立つ場合があります。事前に施工する下地へフィルムを貼付した時の外観を確認することをお勧めします。
- 特に、フィルムがメタリック調の製品や光沢の高い製品、表面が平滑な製品は、基材の不陸や刷毛むら、接着剤由来の表面のゆらぎが目立つ場合があります。
- 商品ページに掲載されている「施工上の注意」や、「シリーズ別の注意事項」ページもあわせてご確認ください。
○接着力および外観に関し問題のないもの | ||||
フィルム全般 (右記表を除く※1) |
PA、WG-GN、TE、 RS、ET、CH |
PS-MTRC※4 |
||
|---|---|---|---|---|
| 木材 | シナベニヤ | ○ | △ | △ |
| ラワンベニヤ | ○ | △ | △ | |
| パーティクルボード | ○ | △ | ▲ | |
| MDF | ○ | △ | ▲ | |
| 無機系 ボード類 | 石膏ボード | ○ | △ | △ |
| 繊維補強せっこう板 | ○ | △ | △ | |
| 火山性ガラス質積層板 | ○ | △ | △ | |
| ケイ酸カルシウム板 | ○ | △ | △ | |
| モルタル | モルタル | ○ | △ | ▲ |
| 鋼板類 | 焼付塗装鋼板 | ○ | ○ | ○ |
| りん酸塩処理電気亜鉛 めっき鋼板 | ○ | ○ | ○ | |
| 塩ビ鋼板 | ○ | △ | △ | |
| アルミニウム | ○ | ○ | ○ | |
| ステンレス | ○ | ○ | ○ | |
| 重ね貼り | 重ね貼り | ○ | △ | △ |
| 化粧板 | メラミン化粧板 | ○ | ○ | ▲ |
| ポリエステル化粧板 | ○※2 | ○※2 | ▲ | |
| ガラス | ガラス | ○※3 | ○※3 | ○※3 |
| 表面がガラス質 (ただし、表面が平滑なもの) | ○※3 | ○※3 | ○※3 | |
| プラス チック | 人工大理石 | ○ | ○ | ▲ |
| アクリル | ○※2 | ○※2 | ▲ | |
| ABS | ○※2 | ○※2 | ▲ | |
| 硬質塩ビ | ○ | ○ | ○ | |
| 以下の下地に貼付した場合、接着不良を起こしますので使用しないでください。 木材の集成材、無垢材、銅、真ちゅう、鉛、錫、軟質塩ビ、ポリカーボネイト、ポリオレフィン、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン、フッ素樹脂、ゴム類、シーリング剤、コンクリート | ||||
※1 EXR、ホワイトボード(WH、PWF)、NEO、WD、DGシリーズおよびDPFの機能製品については、各商品ページを参照ください。 | ||||
【共通】施工上の注意
施工にあたってのご注意
基本的な推奨施工方法は「ダイノック™ 施工手順」をご参照ください。
テープなどを貼る場合
- 粘着テープ、養生テープなどをフィルム表面に長時間貼ったままにしないでください。テープの粘着剤がフィルムの塩化ビニールに含まれる可塑剤の移行により軟化し、べた付いて、きれいに剥がせなくなる場合があります。また、テープを剥がす際にフィルムが下地から剥がれて浮いてくることがありますのでご注意ください。
ゴムと接触する場合
- カウンター、天板、トイレブース、扉などの用途にフィルムを使用した場合、機器の足や戸当りのゴムなどが長時間接触すると、ゴムの材質によってはフィルムが変質する恐れがあります。
荷重が掛からないように
- 施工後のフィルムに力が加えられる場合、フィルムにシワが発生する場合がありますので、フィルムに力が加わらないようにしてください。特にドアノブ周りにフィルムを貼り付ける場合はご注意ください。施工後のフィルムをヘアドライヤーなどで温めて、接着力を上げるようにするとシワの発生を軽減できる場合があります。
重ね貼り
- 重ね貼りした場合、不燃認定に該当しません。
- 必ずフィルム表面に3M™ プライマーDP-900N3を塗り、十分に乾燥してから貼ってください。
- ARシリーズの上に重ね貼りする場合、120番以上のサンドペーパーでフィルム表面を十分にサンディングしてから、更に180番のサンドペーパーで平滑にし、削り粉が残らないよう水拭き後、3M™ プライマーDP-900N3を塗布してください。
- また、EXRシリーズの上に重ね貼りする場合には、3M™ プライマーDP-900N3を塗布してください。
- エンボス、機能製品によっては重ね貼りしにくいものがありますので、商品ページ内をご確認いただき、施工上の注意に【(4)重ね貼り注意】が含まれていないかをお確かめください。あわせて「シリーズ別の注意事項」をご参照ください。
ロットによる差異
- フィルムは、製造工程で厳重な品質管理を行っていますが、ロットにより多少の差異が生じることがありますので、異なったロットを同じ面に使用しないでください。対応する縦柄、横柄の製品もロットが異なりますので多少の色の差異が生じることがあります。
方向性
- フィルムは、裏面剥離紙ロゴを同じ方向に合わせて貼り付けするのが標準です。フィルムの裁断位置により突き合わせ部の左右の色の濃さが極端に異なる場合がありますので、裁断位置や貼る方向にご注意ください。なお、エンボスには微妙な方向性があります。逆方向に貼ると光線の加減で色違いに見える場合がありますのでご注意ください。
- 施工の際は、裏面剥離紙ロゴにより柄の天地方向を確認してください。
- フィルムは、ロールの途中にスプライス(つなぎ目)が入る場合があります。
フィルムの繋ぎ
- フィルムを繋いで施工する方法は、突き合わせする方法と重ねる方法があります。重ね貼りできない品番では突き合わせてください。繋いで施工する方法について事前に打ち合わせのうえ施工してください。
- 突き合わせ貼りした場合、施工後に隙間が生じる場合があります。特に濃色フィルムの場合は隙間が目立つことがありますので、フィルム施工に先立って突き合わせとなる部分の下地にフィルムと同系色の色を塗っておくことをお勧めします。隙間の発生を軽減させるために、突き合わせ部の下地基材にはプライマーを二度、または三度塗ってください。また、フィルムを重ね裁ちする際、下地基材を切らないようにご注意ください。
- 左右の色や柄およびエンボス柄が異なって見えることや、ピッチのずれが目立つ場合があります。同一ロットをご使用の上、必要に応じて突き合せ貼りを避け、目透かし貼りや目地棒の使用を検討してください。
全般的な取り扱い注意事項
- ロールからフィルムをカットしたり、巻き直したりする際、フィルム表面に傷が付かないように、作業台に低摩耗性のテープを貼るか、床を養生するようにしてください。
- ロールからフィルムを巻きだして平面状にすると、剥離紙とフィルムが剥がれることがありますのでご注意ください。裁断の目安として裏紙に罫線がありますが、製造上の理由により多少ずれる場合があります。必要な寸法より40~50mmは大きく裁断してください。
- 裁断後のフィルムの一時保管は、ロール状にして端部をテープで止めて立ててください。裁断したフィルムは引きずらず、表面を直接床につけないでください。表面に傷が付き、破損する恐れがあります。
- 剥離紙や端材などを床に放置しないでください。踏んだ場合、転倒する恐れがあります。
水廻り・屋外への施工
水廻りへの施工
浴室やトイレ等、水廻りへの施工は、抗菌、防カビ仕様の3M™ ダイノック™フィルム NEOシリーズ(水廻り用フィルム)をお勧めします。 |
|
- 水廻りにご使用の場合は下地処理が必要になるため専門業者にご相談ください。
- 水廻りの施工で対象とする下地基材は、塩ビ鋼板やFRPなどの水分の吸い込みがない下地で表面が平滑なものに限ります。石膏ボードやケイ酸カルシウム板、モルタルのような水分を吸い込む下地へ施工すると、施工後に膨れや剥がれ、変色が発生する場合があります。
- 下地の表面が悪くて直接フィルムが貼れない場合、発泡塩化ビニル系樹脂板を使用して下地を作製します。傷んだ壁面などの上から貼るだけで美しく仕上がります。
- 浴室への施工方法は「ダイノック™ NEOシリーズ 施工手順」を、おもな注意事項は「シリーズ別の注意事項」内【(16)水廻り用フィルム(品番末尾:NEO,TIL)】をご参照ください。
屋外への施工
屋外で使用する場合、3M™ ダイノック™ フィルム EXRシリーズ(屋外耐候性フィルム)または、下記の耐候性のマークがついた品番の製品からお選びください。
軒下や軒天は屋外ですので、3M™ ダイノック™ フィルム EXRシリーズ(屋外耐候性フィルム)または、下記の耐候性のマークがついた品番の製品を選定してください。

- 傾斜面や水平面で使用した場合の耐候年数は、垂直面の場合よりも短くなります。
- 耐候性は使用環境などの影響を受けます。耐候年数を保証するものではありません。
- 端部または貼り付け基材側から水分が入り込むと、接着不良を起こす恐れがあります。金属等の含水しない下地を選択してください。水平面など継続して表面に水が溜まる部位や形状では、短い期間で劣化が進む場合があります。
- 木やケイ酸カルシウム板、石膏ボード、スレート等窯業系などの含水する下地では、施工後膨れや剥がれ、変色が発生する場合がありますので使用しないでください。
- 記載する情報は参考情報であり、保証するものではありません。
- おもな注意事項は「シリーズ別の注意事項」内【(15)屋外耐候性フィルム(品番末尾:EX)】をご参照ください。
- 玄関ドアへの施工には、玄関ドア専用に開発された3M™ ダイノック™ フィルム DRシリーズをお勧めします。
フィルムおよび粘着剤を玄関ドア専用に設計しています。
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