防草シートで雑草が生えてくるのをどれほど抑制できる? 防草シート vs 雑草パワー
以前、RESTAのプレハブガーデンに防草シートと人工芝を施工した際、人工芝の下地には何も敷かず、防草シートの上には砂利を敷き詰めました。それから数年経過後、雑草が生えてくるのをどれほど抑制できているのか!?実際に防草シートを敷いた場所で検証してみました。検証結果から、より効果的に雑草対策を行う方法を詳しく解説します!

人工芝施工時の様子・・・約2年前
整地した土の上に直接人工芝を敷き、U字ピンで固定しただけの簡易施工。
人工芝を敷いた場所以外は防草シートを敷設。ピンで固定し、上に砂利を入れました。


砂利の場所は、たくさん雑草が生えてしまっていますが、素手で簡単に抜けます。人工芝の方は、比較的キレイですが、所々、継ぎ目(ジョイント部分)から雑草が生え、その下は土なので根付いてしまっています。

なぜ、雑草が生えてしまったの?
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- 砂利の層で雑草が生育したため
- 雑草は、日当たりとわずかな水分があれば生育できます。砂利の上に雑草の種が飛んできて、それが砂利の層で発根してしまい、防草シートの種類によってはシートを突き抜けて土に根を張る場合もあります。シートの上で発根した雑草は、根を張っていないので比較的抜き取りやすく、全く何も対策をしないよりは草抜き作業がとても楽です。
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- 人工芝の継ぎ目に隙間ができたため
- 人工芝を施工する際、下地として防草シートやジョイントシート等を敷くのが一般的です。土の上に直接人工芝を敷いた場合、場所によってはジョイント部分から雑草が生えてきてしまいます。土に根付いた雑草は抜きにくくなるので注意が必要です。

防草シートで雑草パワーを抑制するために
防草シートの『防草力』をより効果的に発揮させよう!
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POINT01防草シートは10cmほど重ねて敷く
すき間なくしっかり防草対策をするために、シート同士は重ねて敷きます。重なりが少ないと、すき間ができやすくなるので、重なり部分は10cm以上を目安とします。
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POINT02防草シートの上は砂利より人工芝が効果的
むき出し(曝露)の状態で使用可能な防草シートもありますが、景観のため上に何か敷く場合は砂利よりも人工芝の方がより効果的に防草対策できます。
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POINT03人工芝と防草シートの繋ぎ目をずらす
人工芝の継ぎ目の下に防草シートの継ぎ目が合ってしまうと、そこから雑草が生えてしまいます。施工の際は、ジョイント位置をずらして敷くのがポイントです。
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POINT04雑草はこまめに抜く
シートの上で発根してしまう雑草は避けられません。雑草が土まで突き抜けないよう貫通抵抗力の高い防草シートを選び、生えてしまった雑草はこまめに抜き取りましょう。

雑草パワーより強い防草シートとは
防草・砂利下シート「グリーンビスタRプロ」がおすすめ!
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オオバコ、タンポポ、ナズナなど比較的小さな雑草に適しています。人工芝、砂利の下地として適しています。
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スギナ、チガヤ、ヨシ、イネ科など、強い雑草にも対応できます。十分な引張り強度があり、車が乗っても破れにくい丈夫さです。

防草シートは、雑草が生えてしまう場所に敷くことで、太陽光を遮断し、雑草を生育・貫通させないようにする為の繊維で作られたシートです。結論、正しく扱えば雑草パワーに勝てます!
安さ重視で選んで数年でボロボロになってしまったり、敷き方を誤って雑草がたくさん生えてきてしまったり、防草シート本来の効果が得られない…なんて事にならないよう気をつけましょう。