エクステリアの耐候性実験

エクステリア耐候性実験やってみました。

ウッドデッキや人工芝は屋外に放置したらどうなる!?気になる耐久性・耐候性・経年変化を検証! エクステリア耐候性実験やってみました。

庭やバルコニーにウッドデッキやフェンスを設置したり、人工芝を敷いたり、お気に入りのガーデングッズを置いたり…エクステリアもDIYでおしゃれな空間にできます。庭がキレイになると毎日が快適で楽しいですよね!とはいっても、屋外で雨や紫外線の影響を受け続ける環境では、経年変化は避けられません。天然木は腐ってしまうの?ウッドデッキの色褪せは?人工芝の耐久性は?など不安はつきもの。自分で作ったこだわりの庭だからこそ長持ちしてほしい!そう誰もが思うはずです。そこで、ウッドデッキや人工芝の設置後の様子や、天然木と人工木の経年変化の違いなど、RESTAが独自に行っている耐候性実験をリアルにお見せします!エクステリアDIYの材料選びの参考にしてくださいね。

RESTA プレハブガーデンのその後

プレハブガーデンのその後

2018年の夏から秋にかけてスタッフがDIYしたRESTAプレハブガーデン。1年が経過しましたが、色褪せや劣化はほとんど見られません。積雪や台風にも見舞われましたが大丈夫でした。
その理由は、雨や紫外線に強い耐候性に優れた素材を使用しているから。
長持ちする庭DIYには、ウッドデッキやフェンスの材料選びが重要です。素材の特性や経年変化を知り、納得して材料を選ぶことで、後悔のない楽しい庭づくりが実現します。

ウッドデッキの耐候性実験

色褪せ・劣化・腐食など、気になるウッドデッキの耐久性。天然木・人工木それぞれの経年変化は!?

天然木ウッドデッキ

6ヶ月経過後

天然木ウッドデッキ(サーモウッド)の経年変化です。全体的に色褪せが目立ち、所々黒ずみが見られます。サーモウッドは、高い耐腐朽性能・寸法安定性能を持ち、耐久性に優れています。数ヶ月ほどでシルバーグレー色に変化しますが、性能はそのままで強度も変わりません。味わいのある色の変化を楽しむのも良いですが、色褪せが気になるという場合は塗装メンテナンスを施すと色合いが長持ちします。

種類別 天然木ウッドデッキ材の経年変化

  • ウリン
    ウリン
  • イペ
    イペ
  • アコヤ
    アコヤ
  • 杉板
    杉板

天然木材は、雨や紫外線の影響による経年変化が目立ちます。特に色の変化は大きく上の4種をみても一目瞭然。天然木はほとんどの樹種がシルバーグレー色に変化します。そのため、色褪せを防ぎたい場合は塗装を行う必要があります。ウリンやイペなどのハードウッドは耐久性に優れており、色の変化はあるものの性能はそのままを維持しています。アコヤは、色の変化がウリンなどに比べて少なく、ソフトウッドですが高耐久です。杉板は劣化が目立ち、大きく反ってしまっています。

人工木ウッドデッキ

人工木ウッドデッキ

人工木ウッドデッキ「彩木ガーデンデッキ」の経年変化です。キレイなキャメルブラウンの色合いは1年経っても健在!天然木の木目を再現した質感と、見た目の美しさが魅力のMINO彩木デッキ材。高い耐久性・耐候性をもつ腐らない人工木なので、屋外での環境に強く、長くずっと快適に使えます。

種類別 人工木ウッドデッキ材の経年変化

  • ルチア・ウッド
    ルチア・ウッド
  • ハンディウッド
    ハンディウッド
  • 樹脂デッキ
    樹脂デッキ
  • MINO彩木デッキ
    MINO彩木デッキ

人工木は、天然木と比較してほとんど色の変化がありません。4種とも色褪せに強く耐久性に優れた人工木(樹脂木)なので、色褪せしにくいだけでなく、割れや反りなどの劣化も見られません。施工当初の色合いをずっと保ちたいなら「色褪せない」「腐らない」「ささくれない」3拍子揃った人工木がおすすめです。

人工芝の耐候性実験

庭に人工芝を敷いたらどれくらい長持ちする?紫外線による色褪せや劣化は起こる?

1年経過後

リアル人工芝(メモリーターフスウィート)の経年変化です。水抜き穴から出てきた雑草や落ち葉などが目立ちますが、それが逆にリアルさを増し、施工当時より庭らしく馴染んだ印象を受けます。色合いもライトグリーンを維持しており、破れなどの劣化も見られません。パイルが寝てしまっている箇所は、デッキブラシで起こすと元通りになりました。浮きが気になる場所にはU字ピンを追加して固定すればOK!この1年一切メンテナンスは行わずでしたが、全く問題ありませんでした。お手入れ要らずなのは人工芝の良いところですね!

種類別 人工芝の経年変化

  • リアリーターフR
    リアリーターフ
  • MHG-110
    MHG-110
  • カラー人工芝
    カラー人工芝
  • WT-600
    WT-600

違いは一目瞭然!リアル人工芝は、色も毛並みもほとんど変化がなく耐候性に優れているといえます。一方、ショートパイル人工芝は色褪せが見られ、WT-600は触るとボロボロと破れてしまいます。屋外で使用するなら毛足の長いリアル人工芝、インテリアやイベントの演出にはリーズナブルなショートパイル人工芝と用途に合わせて使い分けると良いですね。

その他エクステリアの耐候性実験

目隠しフェンスやガーデンファニチャーなど屋外で長く使えるものが知りたい!

2年経過後

樹脂製ボックス付きフェンスの経年変化です。日当たりの良い雨ざらしの屋外に約2年半置いた結果...割れや反り、色合いの変化も無く当時のキレイな状態を保っています。RESTAのオリジナル樹脂商品は、他の人工木材と比較して天然木の質感には劣りますが、抜群の耐久性・耐候性を発揮してくれます。長く使うものだからこそ丈夫な素材を選びたい!という方におすすめです。

まとめ
まとめ

ウッドデッキ材として天然木を追い抜く勢いで人気が高まっている人工木材は、優れた耐久性と施工のしやすさが魅力。樹脂木・再生木とも呼ばれ、屋外で使用するのに最適な素材といえます。
本物の木の温もりや質感を楽しみたい場合は天然木、色褪せが気になる場合や耐久性・耐候性で選ぶなら人工木と、用途や好みも加味して素材を選ぶと良いでしょう。