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観葉植物の土、肥料

赤玉(あかだま)

赤土を乾燥させたものを、大粒、中粒、小粒に分けさせたものです。
観葉植物の基本用土で最も利用されています。

イオン交換樹脂栄養剤(いおんこうかんじゅしえいようざい)

ハイドロカルチャーで水の汚れを防止するために鉢底に入れるもの。
植物の根から出る不純なイオンを無害なイオンに交換して水を浄化する働きがある。

液肥(えきひ)

液体肥料の略。与えるとすぐに効果が表れる即効性の肥料。

置き肥(おきごえ)

固形肥料を鉢土の上において肥料を与えること。またはその肥料のこと。

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)

肥料を施した後、その効果がゆっくりと表れるもの。
観葉植物など生育期間が長い植物に適している。

栽培用土(さいばいようど)

観葉植物などの用土のひとつで、数種類の用土をブレンドしたもの。

施肥(せひ)

植物に肥料を与える作業のこと。

追肥(ついひ)

植物に与えた肥料がなくなってきた際に、肥料成分を補うために施す肥料のこと。
生育期に適しています。

ハイドロボール(ハイドロボール)

水耕栽培専用の人工土のこと。

培養土(ばいようど)

植物を植え付けて育てるための土で、あらかじめ植物に合わせて何種類かの土をブレンドしたもの。

バーミキュライト(ばーみきゅらいと)

観葉植物などの用土のひとつで、蛭石(ひるいし)を高温処理した改良用土のこと。
石の層の間に水分や肥料を蓄えることができます。

パーライト(ぱーらいと)

観葉植物などの用土のひとつで、真珠岩や黒曜石を細かく砕いて高温処理した改良土のこと。
通気性、排水性にすぐれています。

肥料の3要素(ひりょうのさんようそ)

植物が必要とする元素の中で、とくに窒素、リン酸、カリウムを「肥料の3要素」といい、肥料の成分の中心となります。ちなみに、3要素にカルシウム、マグネシウムを加えて肥料の5要素と呼び、それ以外の塩素や鉄、マンガン、亜鉛などを微量要素と呼びます。

窒素・・・たんぱく質の構成要素のひとつで、葉を中心とした植物全体の成長に役立っています。

リン酸・・・植物の細胞を作るのに大切な要素で、開花や実を結ぶことに大きくかかわっています。

カリウム・・・植物全内の生理作用を調整し、根や茎を丈夫にするとともに、各部の成長に関わっています。

ピートモス(ぴーともす)

観葉植物などの用土のひとつで、湿地の水苔などが泥炭化したもの。
ほぼ無菌なので、室内で育てる観葉植物に用いられる改良用土のこと。

肥料焼け(ひりょうやけ)

肥料を与えすぎたり、直接肥料が根に触れることによって生じる障害のこと。
根が傷み、葉っぱなどが変色したり、植物が枯れたりします。

腐葉土(ふようど)

観葉植物などの用土のひとつで、落ち葉を発酵、腐熟させたもの。
水はけや通気性、保水性を高めるための改良用土です。

腐葉土(ふようど)

観葉植物などの用土のひとつで、落ち葉を発酵、腐熟させたもの。
水はけや通気性、保水性を高めるための改良用土です。

無機質肥料(むきしつひりょう)

化学合成された肥料のことで、粒状や粉状、あるいは液状をしていたものがおおく、 扱いやすく臭いも少ないため、室内で育てる観葉植物には向いているといえるでしょう。
また、肥料の3要素の成分比や効果が持続する期間、必要な施肥量なども分かりやすく、使いやすいものです。
但し、根に直接触れたり、多く施しすぎると根を傷めることもあるので、施し方には注意が必要です。

有機質肥料(ゆうきしつひりょう)

堆肥や油かすなど、有機化合物の形をした肥料のこと。
有機質肥料は養分として吸収されるまでに時間がかかり、遅効性の肥料となります。
また、徐々に分解、吸収されるため、緩効性の肥料でもあります。
ゆっくり長い期間、その効果を発揮し、根を傷める心配が少ないという点で有機質肥料はいいのですが、その多くは、臭いを持っているものが多く、室内で管理する観葉翼物には、あまり適していません。
ただ、最近ではよく発酵させ、微生物により分解の進んだ臭いの少ないものも市販されているようです。

観葉植物に発生しやすい害虫

ハダニ

葉っぱの裏に発生しやすく、とても小さく、粉状に見えたりするもので、大量に発生しないと肉眼では見つけにくい害虫です。ほぼ、どの植物にも発生するもので、高温で乾燥した時期に発生しやすくなり、多発するとクモの巣のような細い糸を張るため、発生に気づくことがあります。
集団で葉や茎を食害し、被害を受けると多くは葉の色が抜けたように変色してしまいます。
予防方法として、霧吹きなどで、葉の裏側などに葉水をしてあげるたり、空中湿度を高めるといいでしょう。
少量のものであれば、水で洗い流すこともできますが、駆除するには専用の薬剤を利用することになります。

ホコリダニ

ハダニよりも小さな害虫で、肉眼で見つけることはほぼ不可能といわれています。
開花前の蕾や葉について、食害したりするので、被害をうけると奇形の花や葉となります。

カイガラムシ

多くの種類があり、種類にもよりますが、多くは体の表面からロウ状の分泌液を出して、貝殻状やかさぶた状の物質で覆われています。この殻状のものに覆われる前であれば、薬剤も効果を発揮しますが、殻に覆われてからでは薬剤の効果も効きにくく、早期発見のが防除の鍵です。
ブラシなどでこすって駆除もできますが、油の成分で害虫全体を覆い、呼吸ができなくする専用の薬剤なども市販されています。

アブラムシ

ベンジャミンやカポック、アイビーなどに多くみられる害虫で、春以降に現れて、伸び盛りの新芽や若い葉、蕾につき、食害します。 あらかじめ、オルトランなどの鉢の中にまき、薬剤を根から吸収させてその成分を葉や茎に蓄えさせて、その葉を食べたカイガラムシを殺虫する予防方法もあります。

ナメクジ

パキラの鉢の裏側に隠れていることが多く、夜間にでてきて、葉を食べます。
パキラなどに多くみられ、昼間は鉢の下に隠れています。

観葉植物に多くみられる病気、生理障害

褐斑病(かっぱんびょう)

褐色の斑点が葉の表面に生じ、次第に広がって、ひどいと枯れてしまいます。
ポトスなどに多くみられる病気です。対処方法として、その部分を切り取るか、薬剤の散布都なります。

葉焼け(はやけ)

強い直射日光によって、葉が傷み、茶色や黒色に変色して、枯れてしまうこと。
夏の直射日光は多くの観葉植物の葉に葉焼けを起こします。
植物ごとの必要に応じて、適当な遮光をしましょう。
うっかり、夏場に炎天下の屋外にポトスなどを長時間置いたりすると、後になって葉焼けとなったりしていることもあるので気をつけてください。

蒸れ(むれ)

葉がよく茂って、株の内部の風通しが悪くなると、高温多湿時に株の中心部が蒸れて、葉が落ちたり、カビが生えたりすることがあります。
茂りすぎた葉は、適当に枝や葉を切り取り、風通しをよくしましょう。
夏場のコニファー(針葉樹)などは、蒸れやすいので気をつけてください。

根腐れ(ねぐされ)

植物の根が腐ってしまうこと。水の与えすぎ、過湿、肥料過多、病害虫の影響などが原因で起きます。

炭そ病(たんそびょう)

褐色の斑点が葉の一部に現れ、次第に大きくなり、その部分が枯れます。
斑点の周辺は濃褐色で、枯れた部分は灰白色となります。
ゴムノキ、ドラセナにみられる病気です。
対処方法として、その部分を切り取るか、薬剤の散布都なります。

うどんこ病(うどんこびょう)

葉の表面に小麦粉をまいたように白いカビが生えます。
風通しをはかり、蒸れないように管理して予防します。
ベコニアなどにみられます。薬剤散布で対処します。

観葉植物の生育、育て方

黄化(おうか)

日光が十分でなく、光合成が十分でないため葉緑素が作り出されずに変色すること。
直射日光をきらう植物でも光が不足すると黄化しなくても葉っぱの色が悪くなります。

親株(おやかぶ)

挿し木や株分けをする際のおおもととなる株のこと。

過湿(かしつ)

水を多く与えすぎて、鉢の中の湿度が高くなっていること。

株分け(かぶわけ)

生育した植物の株(全体)を分けることで、株立ちとなる植物では株分けが行え、多くの植物がこの方法で殖やせます。
根をつけたままで殖やすので、確実な方法といえますが、根を傷めるので、煩繁には行えず、多少なりとも傷んだ根の部分につながった葉の部分に影響は出ます。
株分けをした後のことも考えて、できれば植物の生育期にすることをおすすめします。
また、ストレリチアなどの根の太い植物は株分けと同時に植え替えも行い、一回り大きな鉢に植え替えることをおすすめします。

環状剥皮法(かんじょうはくひほう)

とり木のひとつの方法で、枝や幹の一部の樹皮と形成層を環状に剥いで、発根を促す方法。

寒冷紗(かんれいしゃ)

ビニロンやポリエステルなどの糸で織った園芸用資材。水や光を通すので管理は容易。

休眠(きゅうみん)

植物には、その植物が生育に適した温度や湿度があります。その条件が適さない時期に生育を一時的に停止することで、冬の間によくみられます。

切り戻し(きりもどし)

大きくなった植物の仕立て直しのひとつで、伸びすぎた枝や傷んだ枝を切り取って、植物の大きさを小さくすることです。あたたかい時期の生育期に適しています。

茎挿し(くきざし)

挿し木の方法のひとつで、茎や枝を切り取り、その一部を挿し穂とするやり方です。

光合成(こうごうせい)

葉緑素をもつ植物が、日光を利用して、大気中から吸収した二酸化炭素と根っこから吸収した水を原料として、糖類などの有機物を合成すること。

子株(こかぶ)

おおもとになる親株の根際や横に這う茎などから発根してできる新しい株のこと。

腰水(こしみず)

観葉植物や鉢花などの下部を別の容器にためた水に浸して、鉢の底から水を吸収させる方法で、上部に咲いているお花などを傷めずにお水をやることができます。
また、夏場の暑い時期の植物の蒸れを防ぐこともできます。

挿し木(さしき)

植物を殖やすやり方のひとつで、茎や枝の一部を切り取って土の中に挿して、発根させるやり方です。
植え替え時に切り取った枝葉を利用することもでき、また大きく伸びすぎた株を更新させることも可能です。
挿し木によって、大きな株からミニ観葉を作ることもでき、いろいろな楽しみ方ができます。
挿し木には、頂芽挿し、葉挿し、茎挿しなどがあります。

挿し床(さしどこ)

挿し木をする場所のこと。

挿し穂(さしほ)

挿し木をするときに、もとの株から切り取った枝や茎のこと。

遮光(しゃこう)

植物に直射日光が当たらないように、なんらかの方法で光を遮り、光を弱めること。
レースのカーテンや寒冷紗などを利用します。。

剪定(せんてい)

植物の樹形を整えることを目的に、枝や葉を切り取ること。

そぎ上げ法(そぎあげほう)

とり木の方法のひとつで、枝や茎の一部分に切り込みを深く入れ、その部分から発根させて切り取る方法のこと。

取り木(とりき)

挿し木では活着が悪いもの、あるいは早く観賞できる株にしたいとき、また大きく育ちすぎた木を小さく戻すときに有効な植物の殖やしです。
取り木には、幹の表皮を環状にはぎ取り、水ごけを巻いて発根を促す「環状剥皮法」と幹の下から上に向かって幹の太さの2~3分の1の切り込みを入れ、切り口に水ごけを挟み込んで発根を促す、「そぎ上げ法」があります。
「環状剥皮法」は高木になるインドゴムノキのように木質化がはっきりした種類に適し、「そぎ上げ法」は、ドラセナのように皮部と木部がはっきりしない種類に適します。

頂芽挿し(ちょうめざし)

挿し木をする際に、茎や枝の先端の部分を挿し穂として挿す方法のこと。

根詰まり(ねづまり)

鉢植えの植物で、根が育ち、鉢の中いっぱいになってしまうこと。
そうなると、通気性、水はけなども悪くなり、酸素が根に供給されにくくなるので植物が衰弱してきます。
ストレリチア・オーガスタやレギネなどの植物は根の発達が早いので、何年かに一度は植え替えをおすすめします。

根鉢(ねばち)

鉢からとりだされた根と根のまわりについた土の部分をいう。

根伏せ(ねぶせ)

挿し木の方法のひとつで、挿し穂として根を使うもの。
親株の根を一部切り取って、挿し木と同じ要領で切り取った根を土に埋めて発根させるやり方。

ハイドロカルチャー(はいどろかるちゃー)

土の代わりに発砲煉石を植込み材にして、器の底に5分の1ほどの深さまで水をためて植物を育てる方法。

葉挿し(はざし)

挿し木の方法のひとつで、挿し穂として1枚の葉を使うもの。

鉢上げ(はちあげ)

挿し木などで挿した苗をはじめて鉢に移植すること。

葉水(はみず)

葉についたほこりを落としたり、害虫の予防のため、霧吹きやジョウロなどで葉に水を与えること。
これをすることにより、ハダニを予防し、空中湿度を高める効果があります。

実生(みしょう)

種をまいて殖やした苗のこと。

水あげ(みずあげ)

挿し木や挿し芽をするときに、枝や茎から切り取った挿し穂を挿す前に、水に浸してその切り口のところから水を吸わせること。

元肥(もとごえ)

植物を植え付けるときに、あらかじめ土に施しておく肥料のこと。

園芸用語、専門用語

園芸品種(えんげいひんしゅ)

人為的な植物の交配などによって作られた品種のうち、園芸としての利用を目的とした植物のこと。

花序(かじょ)

花が付いている茎全体のこと。もしくは茎についた花の並び方のこと。

活着(かっちゃく)

挿し木などをした植物が、根づいて成長すること。

株立ち(かぶだち)

植物の茎や枝が、地面の際のところから生えている植物のこと。
市販されているものではトネリコなどの植物で多く見られます。

気根(きこん)

地上の茎から伸びて、空気中に露出した根のこと。モンステラによくみられます。

下葉(したば)

植物の下のほう(いわゆる地面に近いほう)についている葉のこと。
観葉植物も含めて多くの植物は枝先に養分を集中させて成長していくので、その分、下葉のほうの葉は枯れていきます。

蒸散(じょうさん)

植物が自らもっている水分を葉っぱから水蒸気として排出すること。

節(せつ)

茎の部分で葉のつく部分のこと。

節間(せつかん)

節と節の間のこと。

前年枝(ぜんねんし)

前の年にのびた枝のこと。

耐陰性(たいいんせい)

本来は日向を好む植物が日陰に耐えて生育する性質。
観葉植物はジャングルに生育していたものが多く、植物が密集した環境で育っているので、直射日光が当たらなくても比較的耐陰性があるので、室内で育てることができます。

多肉植物(たにくしょくぶつ)

サンセベリアやサボテンなどのように、茎や葉や根が肉厚でその中に水分を蓄えられるようになっている植物。
乾燥に強い性質を持っています。

短日植物(たんじつしょくぶつ)

一日の日照時間が、ある一定の時間よりも短くなってくると花芽を分化させ、開花する植物のこと。

地生植物(ちせいしょくぶつ)

一般的にみられる、地面に生える植物のこと。

着生(ちゃくせい)

岩場や他の植物の茎や枝に自らの根を根付かせて生育する植物の性質のこと。
ラン科の植物に多くみられます。

着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)

樹木の幹や岩などに気根を出して付着し、生活している植物。
ランの仲間に多くみられます。

つる性植物(つるせいしょくぶつ)

茎が細くて自立できず、他のものに支えられて生育するもの。
ポトスやアイビーがこれにあたります。

追肥(ついひ)

植物に与えた肥料がなくなってきた際に、肥料成分を補うために施す肥料のこと。
生育期に適しています。

徒長(とちょう)

植物の茎や枝が極端に長くのびてしまう現象のこと。
光線不足や肥料が多すぎる場合、起こることが多い。

花芽(はなめ)

成長して花を咲かせる芽のこと。

斑(ふ)

葉の表面にあらわれた白や黄色の斑点、縞模様のこと。
カポックなどの植物でよく見かけます。

ヘゴ柱(へごばしら)

シタ植物のヘゴの木からつくられた園芸資材。
ポトスやモンステラ、マングーカズラの支柱として、ツルをはわせて利用されたりしています。

苞(ほう)

花序や花の下部にあって、花芽を包み保護するために変形した葉っぱのこと。
苞が集まって花のように見える部分を花苞(かほう)といいます。
アナナス類の花はこの花苞が美しく色づき、観賞用として親しまれています。
アンスリウムやスパティフィラムなどの大きな花びらに見える部分も苞で仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれています。

朴物(ぼくもの)

観葉植物などで、太い幹を土に挿して、発根、発芽させて仕立てたもののこと。
ゴムの木、パキラなどでこの形のものが流通しています。

葉腋(ようえき)

茎に葉がつく部分。

葉柄(ようへい)

葉の基部で、枝や茎と葉身との間の細くなった部分。

幼葉(ようよう)

生育途中で、まだ育ちきっていない葉のこと。

ランナー(らんなー)

茎のひとつの形で、株の地表付近からでて地面を這うように伸び、株から少し離れたところで根と芽を出し、子株をつける。オリズルランなどで見られます。

矮性(わいせい)

通常の大きさより全体的に小さい状態で成長する性質のこと。