昔は季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると言われていました。その邪気を払うため豆をまき、その習慣が一年の無病息災を願う行事となりました。
柊の葉の棘が鬼の目を刺すと考えられていたことから、節分には玄関先に魔除けとして柊の小枝と焼いた鰯の頭を置きます。
「太巻き寿司」は、七福神に因んだ7種類の具が使用されることが多く、節分に食べると縁起が良いとされています。「福を巻き込む」という意味もあります。(諸説あり)
ちらし寿司は、海老や豆・レンコンなど縁起の良い食材がたくさん使われているので、雛祭りの定番メニューとなっています。
2枚貝は対になっている貝殻でないとぴったりと合わないため、仲の良い夫婦の象徴とされ、一生一人の人と幸せになれるようにとの願いが込められています。
古くは桜の花びらを浸した酒と飲み邪気払いをしていましたが、それが変化して現在の白酒となりました。
古代中国で「粽(ちまき)」は忠誠心の象徴とされていたため、子供にも忠義の人であってほしいという願いを込めて食べられています。
神事に欠かせない餅を、冬になっても落葉せず、新芽が出たら落葉するため、家督が絶えないことの象徴とされる柏の葉で包みお供えします。