信楽焼

信楽焼とは、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる日本六古窯のひとつ。釉薬を使わない土味を生かした素朴な風合いと、ぬくもりある表情が特徴です。白い小石の混じった土肌や、肌色の地に焼成時にできる炎色(ひいろ)の焦げ目は、温かみ溢れる日本の「侘び寂び」の趣を感じさせます。

土の風合い、大胆な配色

佳風(かふう)シリーズは、信楽ならではの土の風合いが感じられます。

信楽焼の中でも特徴的な深みのあるグリーンの釉薬が使われています。

内側にも釉薬が配色されているので、お茶碗にご飯をよそった際も、華やかさがあります。渋さや味のある色合いですが、ころんとした可愛らしい形状のカジュアルな仕上がりなので、日常使いにもおすすめです。

すっきりとしたフォルム、
美しい岩石の土肌

粗い土の風合いを生かした、すり鉢状の御影茶碗シリーズ。

すっきりとしたシンプルなフォルムに、美しい岩石の土肌が映えます。

側面の土肌と、内側の艶感の対比も楽しめます。手に持つと伝わる温かみで、炊き立てのご飯もおいしく感じる、こだわりの逸品です。

益子焼

栃木県芳賀郡益子町周辺で作られている益子焼。陶土としての益子の土は、粗めで砂っぽいのが特徴とされており、その独特な質感が特徴的です。益子の土のぼってり感と、その土と反応した、白濁した釉薬や深みのある色の仕上がりは、陶器らしい素朴で力強い味わいになっています。

落ち着いた淡い釉薬、
どこか感じる懐かしさ

落ち着いた淡い釉薬が魅力の薄霞シリーズ。

益子焼特有のぽってりとした質感と、フチの波打つ形状が手に馴染みます。

フチの仕上げが「ゴス」と「サビ」で異なっていますが、同じ色の釉薬をベースに使用しているので、お茶碗や湯呑み、プレートを色違いで合わせるものおすすめ。益子特集の、ひとつひとつの風合いを楽しみながら、お料理に合わせてセレクトするのも楽しいですね。