たとえば煮物。

南部鉄器は厚みがあり

たくさんの熱を蓄えます。

その熱を鍋全体からふんわりと

食材に伝えるので、

芯までしっかりと火が通り

いつもよりふっくらと仕上がります。

次に焼きもの。

肉の旨味は凝縮され、

噛みしめるごとに肉のコクが感じられます。

野菜はそれぞれの持つ本来の甘みが増し、

これはこんな味だったのか･･･

と驚くほど味が洗練されます。

熱がじっくりと伝わるので、

肉・野菜以外の、たとえば玉子焼きなども

焦げつくことなく

ふっくらと焼きあがります。

手軽な炒めものも劇的に変わります。

調理の手順・食材はいつもと一緒のはずなのに、

香ばしい匂い、

角のとれたやさしい味わい、

シャキッとした食感。

いつもとはまるで違います。

揚げものを絶品に仕上げるコツは、

油の温度を一定に保つこと。

南部鉄器は食材を入れても

油の温度を一定に保ちます。

そのため衣などから水分がしっかり飛び、

カラッと揚がり、

冷めてからでも

サクッとした食感を残します。

無水鍋としても使える南部鉄器、

栄養も旨味も逃さないから

食材からあふれ出る出汁・エキス、

それだけで十分な味に。

普通の鍋にはもう戻れません。

お米を炊くとき、

鍋全体から熱を加えるのは、

かまど炊きと一緒です。

中で対流が起きムラなく仕上げるので、

お米の美味しいところを目一杯引き出します。

見た目にも美味しいおこげも楽しめます。

現代人に不足しがちな鉄分。

南部鉄器で鉄分を摂取する方法は、

お湯を沸かす、料理をする。

たったそれだけ。

南部鉄器から溶け出す鉄分は、

身体に吸収されやすい二価鉄(ヘム鉄)。

効率よく鉄分の補給が可能です。

特に煮込み料理やスープとの相性は抜群で、

煮込み時間が長いほど、

鉄分の溶出量は多くなります。

そして、塩分が入ることにより、

一段と効率よく塩分が溶け出ます。

朝のお味噌汁を作る鍋を

南部鉄器に替えるだけでも

貧血予防/改善に効果があります。

「貧血」と言うと、

シニアの方や女性に目が行きがちですが、

実は小さなお子さまの

鉄分不足も心配してあげてください。

鉄分は脳などの中枢神経の発達に必要な栄養素です。

ミルクを溶かすお湯を

南部鉄器で沸かしたものに替えて頂くだけでも、

お子様の鉄分補給の助けになります。

離乳食を作る時のお鍋としても最適です。

通常鉄分は、男性で10mg/女性は12mgが

一日の必要量と言われています。

女性は男性の1.2倍の鉄分を摂らねばなりません。

さらに妊娠すると前期には15mg、

後期になると20mg必要となります。

女性に貧血の方が多いのも頷けます。

最幸の瞬間のために妊婦さんへ、

夏は沸かしたお湯で麦茶を、

冬はあったか鍋料理で。

南部鉄器のフォルムはシンプルそのもの。

限りなく無駄をなくし、

なめらかに仕上げた曲線美は、

日本独特の美意識である

わび・さびをも感じさせるほど。

料理をしてそのままテーブルに出しても、

その場に溶け込みます。

場を壊さず、だけど存在感はある。

それが南部鉄器の魅力のひとつです。

いろいろな道具で雑多になりがちなキッチン。

いつもなら出しっ放しだと

見栄えが悪くなりがちです。

でも南部鉄器なら

キッチンに出しておいても、

まるで最初からそこにあった

キッチンインテリアのように馴染みます。

温故知新。

そんな言葉が似合うのもまた事実。

伝統を守って行くだけではなく、

新しいものに挑戦していく。

それが今の南部鉄器。

カラーポットはヨーロッパをはじめ、

世界中で人気です。

綺麗な色のインテリアもあります。

かわいい小物は、

そこにあるだけで気分は上向きに。

南部鉄器は、

「100年使えるものづくり」を掲げ

日々つくられています。

現代の調理器具から見たら

群を抜く製品寿命です。

使う人や場所・シーン、料理によって

いろいろな顔を覗かせる南部鉄器。

これはよく「南部鉄器を育てる」

という言葉で表現されます。

だから、この世に一つとして

同じ顔の南部鉄器は存在しません。

自分(たち)だけの南部鉄器に育ってゆく、

その過程も楽しんでいける。

それもまた南部鉄器だらかこそです。

親から子へ。そして子から孫へ。

何世代もの歴史と想いが込められ、

受け継いでいける南部鉄器。

「自分で三世代目」というお声も頂くほど。

使っている内に出るサビ。

それどころか鉄分補給という面では、

プラスに働きます。

表面積が圧倒的に増え、

料理中の鉄分溶出が多くなるからです。

南部鉄器のサビは無害。

これは大人も子供も乳幼児も同じです。

乳児のミルク・離乳食、幼児のごはん・汁もの、

すべて安心してお使い頂けます。

効率よく鉄分の補給が可能です。

それでもどうしてもサビが気になるときは、

タワシなどですり落とし、

まんべんなく油を引いたら

炒めものをして下さい。

油が馴染みサビが気にならなくなります。

南部鉄器は重い。

それは食べる人の「おいしい！」を一番に考え、

重厚に作られているから。

軽量な鍋にはない堅牢さが、

南部鉄器の良さでもあります。

キッチンでもアウトドアでも、

この重さは長所になります。

コンロの上でどっしりと安定し、調理をサポート。

ずれてしまって熱ムラが出来てしまうこともありません。

水分を飛ばすための「振る」作業、

南部鉄器では必要ありません。

食材を入れても

温度が下がりにくいので、

箸やヘラなどでササッと混ぜるだけで、

余分な水分は飛んでいってしまいます。

テフロンなどのコーティングがされていなくても、

焦げ付きません。

玉子焼きも綺麗に焼くことが出来ます。

それは、作られたときに映し出された、

砂型の目のおかげ。

そこに油が入り込み、

さらに温められた空気が入り込むことによって

焦げ付きから守ってくれます。

それでも調味料やタレによって、

こびりつきが起きることはあります。

その場合には

人肌より熱めのお湯に15分浸けたあと、

少しこすってあげれば

簡単にするりと剥がれ落ちます。

南部鉄器を使ってみたいけど、初めてで不安･･･

そんな方にこそ愉しく使って頂きたい。

そんな想いで作りました。

調理器具お買い上げの方に、もれなく１部お届けします。

※急須・インテリアなど非調理器具には付属しません。

南部鉄器を使うすべての方に

笑顔になって欲しい。

私たちは心からそう願っています。

>> 詳細はこちら

南部鉄器にメーカー保証はありません。

しかし、扱いに慣れるまでの間に、

不慮の事故による破損が起きています。

せめて当店とご縁のあった方には、

「せっかく手に入れたのに･･･」

なんていう悲しい思いをしてもらいたくなくて、

当店独自に保証制度を設けました。

もちろん保証料は無料です。

さらに今なら、

レビューを書いて頂くと、

通常1年の保証が+1年となります。

南部鉄器をもっと身近に、

もっと安心してお使い頂けます。

南部鉄器だからといって

特別なことは必要ありません。

用意するのはタワシだけ。

洗剤も必要ありません。

人肌程度のお湯で流しながら

タワシで擦っていきます。

汚れ方によって数回繰り返しても大丈夫です。

水気をよく切ったら、

加熱して水分を飛ばしておしまい。

たったこれだけ。

余計な手間はかかりません。

南部鉄器の始まりは江戸時代。

南部盛岡藩に召し抱えられた鋳物師は

当初茶釜や湯釜をつくり

その技術を高めていましたが、

煎茶法(茶葉をお湯で煮出して抽出する方法)が

広まり始め、土瓶が台頭してきます。

鋳物師たちは知恵を振り絞り、

これまでの湯釜に口とツルをつけたものを生み出しました。

これが南部鉄瓶(南部鉄器)のはじまりです。

その後、明治・大正・昭和と経て、

現代でもなじみ深い、フライパンや鉄鍋などの

日用品も作られるようになりました。

時代の流れから、つくるものは変わっていきますが、

その技術は脈々と受け継がれ、

伝統×研鑽×革新

を繰り返しながら変化にも柔軟に対応し、

その心は今も息づいています。

お客様から頂いたレビューを

そのまま掲載しています。