その お教室は、親子で参加していただいて、歯磨きのやり方や、虫歯の基礎知識、また歯磨き粉を手作りするものなのですが。その教室に小倉さんがお子さんをつれて参加してくださって、お子さんと歯磨き粉を作ったりと体験をしてくださったんですね。

それからしばらくして、ランチをご一緒したあと、お電話をいただいて、「先生、歯磨き粉を作りたいんです！」ってお電話をいただいたのがきっかけかしらね？

習慣づけって大事なんですよね。それもあって、自分で作ったものって使ってみたくなるじゃないですか、だから教室では歯磨き粉の手作りもやったんですよ。たしかアロマのオイルをつかった歯磨き粉をつくったんですよね。

そうよね。
小さいころの歯磨きの習慣づけは親御さんの意識がとても必要なんです。親御さんの中には、永久歯に生え変わるから乳歯が虫歯になっても関係ないのではないかと思っていらっしゃる方もいらっしゃるんですよ。

普段の食生活も大事、日頃の食生活やおやつについて、何にどのくらいのお砂糖、もしくはお砂糖に該当するものが含まれているかも認識してみるといいですね。

みなさんがびっくりされることの一つとして、体に良いと思って与えていた野菜ジュースにはお砂糖が沢山はいっていて意外に思われるという方が結構います。

あと、なにより注意しなくてはいけないのは、だらだら食べ物を食べるのを許してしまうことですね。これは虫歯になり易くなってしまいます。

やはり成分にこだわりました。小さいお子さんが初めて使う歯磨き粉ですからね。歯磨き粉を購入される際あまり成分などを気にして購入される方っていないと思いますが、より口内に優しいものを追及したいという思いがありましたね。

材料・原料のほかこだわった点としては、味ですかね。私のクリニックの小さい患者さんたちにも好きなお味を聞いたりして、市場調査をしたりなどしました。

子供は苦みがちょっとあったりすると、嫌がって使ってくれなくなってしまうので、工夫をしたりしました。

最終的には、子供向けにはちょっと珍しい「ぶどうヨーグルト味」になりました。

パッケージも、できるだけ親しみやすいのがいいなというのと、オリジナルのキャラクターをつくりたいねという希望があって、最終的にこのカバさんになりました。

色も、男の子でも女の子でも、使ってもらえる、かわいい色を模索したチョイスなんですよ。

スタートからだいぶ時間がかかりましたが（笑）その分、こだわった成分とパッケージに満足です。

ほんとね（笑）
開発時にはお子さんと一緒に会議室にきてもらったりして、会議に参加してもらったんだよね。デザインも選んでもらったり。

いまはコロナという難しい状況の中で、健康によりいっそう気をつけたいと思われていると思います。その中で、お子さんの歯が生えてはじめてつかっていただく商品として、体に良いもの、納得して長く使っていただける商品になってもらいたいとつくりました。

使ってよかったなと思ってもらって、お友達にもすすめてもらえるような、素敵なファーストチョイスとして選んでいただきたいたいです。